令和6年能登半島地震に係る被災地支援について

更新日:2024年04月01日

1月に起きた能登半島地震に伴い湖南市から職員派遣を行いました。被災地でのこれまでの活動を報告します。

石川県能美市 下水管渠被害調査 職員2人派遣

1月14日(日曜日)から18日(木曜日)

滋賀県などが行った1次調査において被害が認められた下水管渠の2次調査を、専門業者とともに下水管やマンホール内をテレビカメラ調査などで行いました。下水管には大きな被害はみられませんでしたが、通常自然に流れるであろう箇所の管がたわんでおり滞水しているところも見受けられました。

石川県穴水町 応急給水業務 職員2人派遣

2月12日(月曜日振替休日)から20日(火曜日)

公益社団法人日本水道協会からの支援要請に基づき、湖南市は石川県穴水町にて給水車による支援活動を7日間に渡って行いました。主に指定避難所となった小学校施設での給水活動に従事し、施設や被災者支援を行う自衛隊への給水活動を行いました。
発災後2か月近くが経過し、復旧支援活動により水道本管の修繕も進み、現地活動中にも町内の各施設で仮設水道が設置されるなど、着実に復旧が進められていました。
小学校の受水槽に給水する様子

小学校の受水槽に給水する様子

石川県能登町 避難所運営支援業務(3か所) 職員6人派遣

3月1日(金曜日)から7日(木曜日)

滋賀県内の自治体職員とともに、避難所である3か所の小中学校で運営支援にあたり、避難所と能登町との調整、地域の代表者とのミーティング、食事の準備、避難者の健康管理、トイレの水の補給や清掃、支援物資の補充調達などを行いました。
避難所には、家が全壊している人、水が出ないなどインフラが復旧せず物理的に家に住めない人、不安から滞在されている人などが避難しており、発災当時と比べると人数は減り若い人や子どもは少なく高齢者が多い状況でした。
また、ある避難所では居住空間の割当てについて地域間で話し合いが進められていました。
パックごはんを温めている様子

パックごはんを温めている様子

石川県能登町 公費解体等申請受付業務 職員3人派遣

3月8日(金曜日)から14日(木曜日)

地震で被害を受けた家屋などは本来所有者の責任で処理されるものですが、今回の能登半島地震では、被害を受けた家屋などで生活環境保全上の支障の除去や二次災害防止を図るため、申請に基づき行政が所有者に代わって解体・撤去する「公費解体」の申請が行われ、湖南市からも受付業務の支援にあたりました。
制度が利用できるかどうかの相談や書類の説明を含め、1日50件ほどの対応となりました。この制度では建物の一部だけを残すことはできないため、中には思い入れのある建物を制度を使って解体するか悩まれる姿もありました。

今後も滋賀県などからの派遣要請により職員派遣を行う予定をしています。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 危機管理・防災課

電話番号:0748-71-2311

ファックス:0748-72-2000

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