サステナビリティ・リンク・ボンドの購入について

更新日:2022年05月17日

滋賀県が発行する「サステナビリティ・リンク・ボンド」への投資表明(SDGsへの貢献)について

湖南市は、このたび、滋賀県が発行する地方債である第1回サステナビリティ・リンク・ボンド※1公募公債(以下「本債券」という)への投資を行うことを決定したことを表明します。

 

本市は令和2年(2020年)7月、内閣総理大臣から「SDGs未来都市」の選定を受け、官民連携の自然エネルギーの導入プロジェクトの実施、地域内経済環境の創出、多様な主体との連携により地域の活力を創出し、未来を創造するさりげない支えあいのまちづくりの実現をめざしています。

 

令和2年8月には、湖南市ゼロカーボンシティ宣言(令和32年(2050年)までに市内のCO2排出量実質ゼロをめざす宣言)を、令和3年1月には、「SDGs日本モデル宣言」に本市も賛同し、企業・団体、学校・研究機関、住民などとの官民連携を深め、地方から持続可能な開発目標(SDGs)※2を推進し地方創生をめざす、日本の「SDGsモデル」の世界への発信を進めているところです。

 

本債券は、「サステナビリティリンクボンド原則 (2020年版)」に適合していることを、第三者機関である株式会社日本格付研究所から外部評価を受けているものです。

 

本債券において滋賀県は、具体的な数値目標として「滋賀県庁にて、2030年度に2014年度比で温室効果ガス排出量50%削減」を設定しており、これは「滋賀県CO2ネットゼロ社会づくり推進計画」の中期目標を上回る数値目標となっています。

 

本市では、定期預金や有価証券で基金※3の資金運用を行っており、本債券への投資を通じ、確実かつ効率的な運用収益の確保だけでなく、併せて温室効果ガス排出量削減を推進する滋賀県の環境施策への取り組みを支援することで、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献していきます。

 

【本債券の概要】

名称   滋賀県第1回サステナビリティ・リンク・ボンド公募公債

年限   10年満期償還

本市購入額 1億円(発行額 50億円)

発行日 令和4年(2022年)5月12日

利率 0.314%

 

※1サステナビリティ・リンク・ボンド

あらかじめ定められたサステナビリティ/ESG(環境、社会、ガバメント)の目標の達成条件に応じて財務的・構造的に変化する可能性のある債券のことで、発行体があらかじめ定めた重要な評価指標とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)によって評価され、発行体にSPT達成に向けた動機付けを与える債券で、資金の使い道は限定されていません。同じESG債でもあらかじめ資金の使い道を環境課題に限定されたグリーンボンドや社会課題に限定されたソーシャルボンドとは異なります。ESG債は、世界の投資額の4割近くを占めており、今後も債券として注目されています。

 

※2SDGs

2015年9月の国連持続可能な開発サミットにて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が掲げる、加盟各国が2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットのこと。

 

※3基金

市の条例の定めるところにより特定目的のために財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するために設けている資金などのこと。地方自治法において、条例で定める目的に応じ、確実かつ効率的に運用しなければならないとされています。

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