第20回湖南市人権教育研究大会を開催しました

更新日:2025年03月31日

大会テーマ:心をつなぎだれもが輝くまちに

第20回湖南市人権教育研究大会ちらし

2025年3月8日(土曜日) 、甲西文化ホールにおいて、第20回湖南市人権教育研究大会を開催し、約300人の参加がありました。本大会は、日本国憲法に保障された基本的人権を尊重し、社会に目を向け具体的に行動できる人づくりをめざし、差別のない明るく住みよいまちづくりに資するため開催しています。大会の内容は次のとおりです。

実践発表

甲西北中学校区発表

〇学校の発表

・甲西北中学校区

「一人ひとりの持ち味をいかし自分も他人も大切にできる集団づくり」と題し、甲西北中学校区での人権の取り組みについて発表していただきました。甲西北中学校区では、間違ったことも言える教室の空気感を大切にしており、対話により自分の考えを深める子どもの姿を目標とされています。大会当日は、それぞれの学校・園での実践の紹介、連携を意識した取組について発表いただきました

 

映画『破戒』上映

島崎藤村の小説が原作の映画『破戒』は被差別部落出身の主人公の悩み、葛藤を描いた作品で、2022年に全国水平社100年を記念して公開されました。2024年度は旧甲賀郡寺庄村(現在の甲賀市甲南町)の嚴浄寺で滋賀県水平社の創立大会が開かれてから、100年の記念の年です。自らの権利擁護と、部落差別撤廃のため、被差別部落の人たちが立ち上がり、水平社宣言をしたその日から、100年以上が経った今も部落差別とその構造は消えることなく存在しています。この作品を通して、部落差別問題について改めて考えていただくとともに、身の回りで起きている様々な人権問題にも関心を持っていただきたいという思いで上映を行いました。

 

参加者からの感想(一部抜粋)

大会に参加された人からの感想を抜粋して紹介します。

・各学校・園でのそれぞれの取組が工夫されていてよかったです。

・小学校の先生の話がわかりやすかった。映画も感動しました。

・映画上映はあっという間の2時間でした。改めて考えさせられました。

・多くの人に見てほしい題材の映画を、この機会に上映するのはとてもよかったと思います。

・今日この場にこないと出会わない映画でした。とても感動しました。差別のない、人を傷つけない社会がいつかきますように。

・ロビーに展示されていた子どもたちの作品がよかったです。

 

人権は、人が人として尊重され、自由で幸福に生きていくための大切な権利です。

湖南市では、市民一人ひとりが人権感覚を高め、お互いを認め合う人権尊重のまちづくりの実現に向けて、さまざまな取組を実施していますので、ぜひご参加ください。

この記事に関するお問い合わせ先

総務部 人権擁護課 人権啓発係

電話番号:0748-71-2322

ファックス:0748-72-3788

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