令和5年度ウツクシマツ情報局第1号

更新日:2023年08月23日

「ウツクシマツ情報局」は国の天然記念物「平松のウツクシマツ自生地」に関する情報を掲載しています。

第7号の内容は「自生地見学(水戸小学校)」と「薬剤地上散布」についてです。

〇ウツクシマツ自生地に水戸小学校3年生の子どもたちが見学に来ました

6月7日(水曜日)に水戸小学校の3年生の子どもたちが平松のウツクシマツ自生地の見学に来ました。

最初に自生地前で職員からウツクシマツ自生地について説明があり、その中でウツクシマツが減った理由を子どもたちに聞いたところ、「台風で倒れた」「木材利用のために切った」「戦争でなくなった」などユニークな発想の答えがあり、その後職員から多くのウツクシマツは松枯れ被害により減少したことを伝え、松枯れ被害対策をしていることを伝えました。

その後自生地内に入り、自生地内を見学しました。自生地内のウツクシマツの大きさに驚くとともに、自生地内のさまざまな自然と触れあいました。

子どもたちからはまた自生地に家族と来ていいのか、というありがたい言葉もあり、是非来てくださいと伝えました。子どもたちの今日の体験が家族の方へも伝わり、ウツクシマツ自生地保全の機運が高まるとありがたく思います。

 

〇5月24日(水曜日)と6月15日(木曜日)に平松のウツクシマツ自生地内に病虫害対策として薬剤散布を実施しました。

ウツクシマツが枯れる原因となるマツノザイセンチュウを持っているマツノマダラカミキリを防除するために、スミパインという薬剤を、マツノマダラカミキリの成虫が飛び始める時期(例年6月~7月ごろまで)までに散布することで、ウツクシマツを松枯れ被害から守る対策をしています。

スミパインの防除効果は3週間程度とされていることから、3週間程度間隔を空けて2回薬剤を散布しています。

松枯れ対策をしていても、松枯れ被害をなくすことは困難ですが、少しでもウツクシマツが枯死することを防ぐために今後も継続して保全活動を実施します。

この記事に関するお問い合わせ先

環境経済部 農林振興課 林業係

電話番号:0748-69-5603

ファックス:0748-72-7964

メールフォームでのお問い合わせ