ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種について

更新日:2026年04月01日

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症について

子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんで、近年20~30代の若い女性で増加しています。このがんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発生すると考えられています。

HPVの子宮頸部への感染はほとんどが性的接触によるものです。このウイルスに感染すること自体は特別なことではなく、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。

感染しても、ほとんどの人は自然にウイルスが消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。日本では、毎年約1万人以上の女性が子宮頸がんになり、毎年、約3,000人の女性が亡くなっています。死に至らなくても、ごく初期のがんを除いて子宮摘出となる可能性があり、妊娠や出産への影響や、排尿障害等の後遺症により、日常生活に支障をきたすこともあります。

子宮頸がんの予防について

HPVに感染した後、どのような人が子宮頸がんを発症しやすいかということはわからないため、子宮頸がんを発症する可能性は誰にでもあります。そこで、子宮頸がんで苦しまないために、できることが2つあります。

ひとつは、ワクチン接種によるHPVの感染を防ぐことです。

もうひとつは、20歳になったら子宮頸がん検診を受けてがんを早く発見し治療することです。

子宮頸がん検診の詳細については以下のページをご確認ください。

HPVワクチンの効果

HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。

現在、定期接種で受けられるワクチンは、HPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

HPVワクチン(シルガード9)について詳しく知りたい人は以下のリンクから厚生労働省のホームページ「9価HPVワクチン(シルガード9)について」をご覧ください。

HPVワクチンにより、子宮頸がんの前がん病変(がんになる手前の状態)を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。

ただし、ワクチン接種を受けた場合でも、免疫が不十分である場合や、ワクチンに含まれる型以外の型による子宮頸がんになる可能性もあり得るため、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

※HPVワクチンは、平成25(2013)年6月から、積極的な勧奨を一時的に差し控えていましたが、令和3(2021)年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされ、令和4(2022)年4月から、他の定期接種と同様に、個別の勧奨を行っています。

定期接種の対象者

接種日当日に湖南市に住民票があり、小学校6年生から高校1年生相当の女子(平成22年4月2日生から平成27年4月1日生まで)。

※定期接種対象者以外は任意接種となり、有料となります。

 

積極的勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した人への接種機会の提供(キャッチアップ接種)制度は令和6年度で終了しました。また、ワクチン供給不足による条件付き期間延長についても令和7年度で終了しました。

接種に必要なもの

・母子健康手帳または、過去の接種履歴が確認できるもの。

いずれもお持ちでない方は健康政策課までお問い合わせください。

標準的な接種スケジュール

HPVワクチンの接種スケジュールは1回目接種時の年齢により異なります。合計2回または3回接種します。いずれの場合も、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。

15歳未満で接種を開始する場合、6か月の間隔をおいて計2回接種を行います。

15歳以上で接種を開始する場合、2か月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種を行う、計3回接種です。

子宮頸がん予防ワクチンの接種スケジュール

厚生労働省ホームページ:「9価ヒトパピローマウイルス(シルガード9)について」より

※1:1回目と2回目の接種は少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。

注意

1か月以上の間隔をおいた日とは、翌月の同日を指します。

翌月に同日が存在しない場合は、その翌日(1日)となります。

5か月以上の間隔をおいた日も同様の考え方です。

実施医療機関

実施医療機関一覧

医療機関名

所在地

電話番号

こうせい駅前診療所

71-3222

野村産婦人科

柑子袋

72-6633

のむら小児科

石部中央

77-8228

石部診療所

石部東

77-4100

小川診療所

石部東

77-8082

下田クリニック

下田

75-8688

水戸診療所

西峰町

75-0180

公立甲賀病院

甲賀市

62-0234

※市外の病院で接種する場合はこちらをご確認してください。

16歳未満のお子さんが本人のみで受診する場合

●13歳以上の場合、本人のみで受診することができます。

・「予診票」と「保護者の同意書」が必要です。

・「予診票」は健康政策課の窓口もしくは市内医療機関で入手できます。

・「保護者の同意書」は健康政策課の窓口もしくは市内医療機関又は下記のURLからダウンロードできます。

・同意書に記載の予防接種を受けるに当たっての説明を熟読したうえ、了承された場合は、「予診票」と「保護者の同意書」に保護者の署名をしてください。

・接種日当日に、保護者の署名がある「予診票」と「保護者の同意書」を、接種する医療機関に持参してください。

・「予診票」と「保護者の同意書」は1人1回の接種に対し、各1枚が必要となります。

・16歳以上のお子さんは同意書は必要ありません。保護者の署名欄には本人が署名してください

●13歳未満のお子さんは親権者等の同伴が必要です。

親権者等の同伴ができない場合、委任を受けた方が同伴することができますが、その場合、下記からダウンロードできる委任状が必要となりますのでご注意ください。

HPVワクチンのリスク

多くの方に、接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。

筋肉注射という方法の注射で、インフルエンザの予防接種と比べて、痛みが強いと感じる方もいます。

まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。

接種後に重篤な症状として報告があったのは、ワクチンを受けた人1万人あたり2人です。

接種後に気になる症状が出た場合

接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を行った医療機関の医師に相談してください。

ワクチンは合計2回または3回接種しますが、接種した際に気になる症状が現れた場合は、それ以降の接種をやめることができます。

また、当該予防接種後に広範な疼痛又は運動障害を中心とする多様な症状を呈する患者に対して、より身近な地域において適切な診療を提供するため、都道府県単位で医療機関を選定し、協力医療機関、地域の医療機関、厚生労働科学研究事業研究班の所属医療機関等が連携する診療体制が整備されています。

滋賀県では滋賀医科大学医学部附属病院を協力医療機関に指定されています。

その他、HPVワクチンに係る相談先、Q&Aなどは、下記の厚生労働省のホームページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 地域包括ケア推進局 健康政策課〔保健センター〕

電話番号:0748-72-4008

ファックス:0748-72-1481

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