第19回湖南市人権教育研究大会を開催しました
大会テーマ:心をつなぎだれもが輝くまちに
2024年1月20日(土曜日) 、甲西文化ホールにおいて、第19回湖南市人権教育研究大会を開催し、約250人の参加がありました。本大会は、日本国憲法に保障された基本的人権を尊重し、社会に目を向け具体的に行動できる人づくりをめざし、差別のない明るく住みよいまちづくりに資するため開催しています。大会の内容は次のとおりです。
実践発表
〇学校の発表
・日枝中学校区
日枝中学校区では、「『聴く』力を育もう!」を共通実践のキーワードとしてさまざまな取組をされています。日枝中学校区には外国にルーツのある子どもたちが多く、学校・園での集団生活において、多様な文化に慣れ親しみ、共感し合う空気感が大切にされています。大会当日は、それぞれの学校・園での実践の紹介、連携を意識した取組について発表いただきました。
〇地域の発表
・おひさまっこ
おひさまっこは、子どもたちが友達と外で元気に遊ぶことで、すくすくと成長して欲しいという願いを込めて活動されています。活動は子どもの外遊びからスタートし、現在は不登校の親子の支援や講演会の開催などに取り組まれています。大会当日は、具体的な活動内容やこれからの展望などについて発表いただきました。
講演:「『私』から始める『私たち』の多様性社会」三木幸美さん
三木さんは、フィリピンと日本のダブルとして、大阪の被差別部落で生まれ、無戸籍・無国籍児から8歳で「日本人」になられました。大学生の頃から外国にルーツをもつ子ども・若者と関わりはじめ、2016年度から、とよなか国際交流協会の職員として活躍されています。大会当日は、自身の経験を通して、多様性社会・多文化共生や部落差別問題についてわかりやすく話してくださいました。
参加者からの感想(一部抜粋)
大会に参加された人からの感想を抜粋して紹介します。
・このような人権に関わる学習の場は、今後も継続してほしいと思います。
・今まで色々な人権研修会に参加しましたが、今回の講演は一番良かったです。
・実践発表と講演で、自分の体験をふまえて発表されていて心に響きました。
・毎年参加していますが、いろいろなテーマの講演が聞けて嬉しいです。
また、グラフにあるように、大会全体を通しての評価は、
「大変良かった」「良かった」を合計すると98%と大変好評でした。
人権は、人が人として尊重され、自由で幸福に生きていくための大切な権利です。
湖南市では、市民一人ひとりが人権感覚を高め、お互いを認め合う人権尊重のまちづくりの実現に向けて、さまざまな取組を実施していますので、ぜひご参加ください。
更新日:2024年02月16日