第17回湖南市景観審議会議事録

更新日:2024年02月07日

開催日時

令和5年10月3日 午前10時から正午

開催場所

共同福祉施設(サンライフ甲西)2階 大ホール

出席者

委員10名

事務局5名

審議事項

(1)大津湖南都市計画用途地域の変更(市街化編入)および都市公園廃止・変更に伴う屋外広告物許可地域の変更について

報告事項

  1. 湖南市屋外広告物条例の改正について
  2. 滋賀の眺望景観ビューポイントについて
  3. 石部駅北側駅前広場整備について
  4. 景観法届出及び屋外広告物許可申請状況について(令和4年度)

配布資料

【資料1】委員名簿(PDFファイル:186.5KB)

【資料2】屋外広告物規制地域の変更について(PDFファイル:2.5MB)

【資料3】湖南市屋外広告物条例新旧対照表(PDFファイル:737.6KB)

【資料4】広報こなん10月号

【資料5】石部駅北側駅前広場整備について(PDFファイル:1.4MB)

【資料6】景観法届出件数及び屋外広告物許可申請件数等(令和4年度実績)(PDFファイル:186KB)

1.開会

資料確認

会長あいさつ

2.委員紹介

自己紹介

3.審議事項

議事進行:会長

審議事項1大津湖南都市計画用途地域の変更(市街化編入)および都市公園廃止・変更に伴う屋外広告物許可地域の変更について資料に沿って事務局説明

会長

三雲公園の都市計画区域決定のところですが、こちらにずれが生じていた経緯を教えてください。

事務局

昭和48年の12月28日に、区域区分の線引きが行われて市街化区域に指定され、三雲公園は、同年に住宅地の造成がされました。決定自体はほぼ同時ではあったんですが、公園整備が後から行われ、決定区域と合わない状態で作らました。

詳細な理由はわかりません。

会長

今になって土地を動かすということで発覚してますので、これからもこういうことはあり得るということですか。

事務局

届出が出てきたときに、ずれているなというのはあります。これは、当時の地形を見て地図上に線を引いたのでこういった結果が生まれたのではないかなと思われます。

ですので、これからもこういうのが出てくる可能性はあると思っております。

会長

こちらは利益が関係してくるので注意していただきたいです。

委員

これはありえないことと思いますが、今後はしっかり対応していただきたいです。

事務局

ずれを見つけ次第、修正をかけていくべきものだと思っております。

委員

当時はずれが生じるような形でやっていたけれども、今のレベルではこのようなことが起こらないようになっているということですかね。

高松公園が廃止されたということですが、その後開発が行われているとか動きはありますか。景観としては大きく変わると思うのですが何かあれば聞かせてください。

事務局

高松公園に関しましては、もともと市民グラウンドということで、長らく住民の皆様のスポーツの場所として利用いただいておりました。

今回、施設の老朽化等で更新ができないので、公園の用途を外し、工業団地の中ですので工業地として売却の方向で検討しているところです。

売却につきましては、現在ホームページで募集しておりまして、これから工業地として活性化をしていく計画をしております。

会長

屋外広告物条例の規制地域を決められたのはいつでしたか。

事務局

平成28年に湖南市屋外広告物条例を制定しました。もともと滋賀県の条例がございまして、それを踏襲する形で規制地域を分けております。

会長

この審議案件ですが、承認いただくのでよろしいですか。挙手をお願いします。

全員揃って賛成ですので、本件は承認されました。

皆様ありがとうございました。

会長

報告事項について事務局からお願いします。

事務局

報告事項1の湖南市屋外広告物条例について事務局から説明。

報告事項2滋賀の眺望景観ビューポイントについて事務局から説明。

会長

30選ということで選ばれたということは大変嬉しいことです。湖南三山全体で選ばれたということではないですね。

事務局

湖南三山ではなく常楽寺で選ばれました。

会長

これは投票か何かですか。

事務局

100を超える景観ビューポイントの中から選ばれた30選で、各市町で募集を行って一般投票で決まったということです。

会長

次は、石部駅北側駅前広場整備について事務局から説明をお願いします。

事務局

石部駅北側駅前広場整備について事務局から説明。

会長

駅舎も新しくなるのですか。

事務局

市とJRとで協定を結ばせていただきまして、石部駅舎と自由通路の改良を行っています。

会長

では、ロータリーのキャノピー等は別の業者が行っているのですか。

事務局

こちらはこれからですが、市で別で発注します。

会長

広場はこういう計画で進んでいますという報告ですね。

皆さん何かご意見ありますか。

委員

石部駅の利用者は何人くらいですか。

事務局

乗降客数は1日3,000人です。

委員

その数字が多いのか少ないのかはわかりませんが、これから人口減少の中でこのような大きなものを作る必要性があるのか見直す勇気をもって進めて頂きたいと思います。

会長

景観審議会でこの建物のことが審議されたことありますか。

むしろこういうものこそ景観審議会にかけていただきたい。JRなので難しいのは分かっていますが、少しは活用していただきたいです。

結果だけ報告されても、我々が飾りになってしまいます。駅は大勢の人が交流する場所ですから、特に大事だと思います。それから、駅の印象っていうのは観光にもつながります。

委員

2020年7月15日の朝日新聞に外観は旅籠を模したものとあってすでにこの時に外観が決まっていた。景観審議会の会議録を観ましたが、石部駅に関する協議はありません。手原駅や草津駅といった東海道周辺の駅はシビックプライドになっているんです。だからすごく大事です。市民をまきこんでいくことが大事です。石部駅の老朽化は私も使っていたからよくわかります。エレベーターもエスカレーターもないので障がい者に対して人権的な問題です。そういったことも併せてこの審議会で協議してもらわないことには、何の役にも立てない。それはおかしいと思います。

委員

こちらはデザイン含め、決定事項でしょうか。私たちが協議できることはあるのでしょうか。

事務局

すみません。決定事項です。

会長

公共建築なので顔になりますから、みんなで力を入れてやっていくのが大事です。景観というものは、住んでいる人の生活そのものが現れてくるものですから、市民がそれで見られてしまうわけです。先ほどシビックプライドという言葉がありましたが、誇りたいわけですから、みんなで愛着の湧くものを作っていきたいと思います。

委員

こちらは都市計画審議会で議論はされてたんでしょうか。

会長

都市計画審議会で出ていれば、タイミングを計って景観審議会にも諮って連携する。他市もそのようにしています。

委員

米原駅では、観光客が見た時に、駐車場と車ばかりで、この町に暮らす人の喜びがこの駅の顔からは見えない。という感想がありました。残念でした。通勤という暮らしがあるのでしかたないんですけど。乗る人、降りる人、迎えにくる人、待つ人が毎日見て触れる中で、心を形成していくようなこともあると思いますので、今後はこういう話は景観審議会で議論されるべきだと思います。

それから、モビリティそのものが自動車から空飛ぶ車と言われていますので、長いスパンで時代の変化を見据えた議論が必要になると思っています。

委員

湖南市の都市計画審議会ですが、景観審議会で協議されたものを協議するとなっています。湖南市が13億円出して、JRが1億円しか出してないんですから、もっと口出してもらわないといけない。

委員

景観ビューポイントについてもっと市民の意見を取り入れてもらいたいです。

事務局

こちらにつきましては、市から推薦したものではなく、県民の皆さんで選ばれたものです。

委員

石部駅に戻りますが、パースを見て地域の玄関口として石部を象徴するようなものになっているのかと思いました。南側についても同じようになると想像しているのですが、今の方が歴史的なものを感じます。景観を重視したということですので、どのあたりを重視されたのか説明していただきたいです。

事務局

今回は北側広場について資料をつけておりますが、北側は工場用地で、もともと改札やロータリーもありません。東海道側は昔ながらの風景を保った駅前広場となっております。菩提寺周辺の住民は石部駅を利用しているのに、南側を回らないと改札に入れない。今回念願の自由通路ができるので、生活の利便性が上がります。景観は、工場があるので、近代的なデザインにしたと聞いております。南側も再整備します。こちらは昔ながらの東海道の風景を保った計画をしております。決定しており進行している事業ですが、ご理解いただければと思います。

委員

景観眺望ビューポイントですが100箇所以上の景観ポイントがありました。私も県民として投票しました。石部駅ですが、車寄せ、乗降口くらいなら今からでも変更できるのではないかと思いますが、発注は終わっていますか。

事務局

済んでいます。

会長

石部駅のロータリーに関しては発注するところとのことです。

ぱっと見た時の印象ですが、真ん中の緑地帯が寂しい。例えば、大きなけやきがあればそれだけでシンボルになる。木が育っていくところをみんなで見ていく。何か石部駅に来たなとか、帰ってきたなというようなものが欲しいです。

委員

北側はどこから入れるようになるんでしょうか。

踏切を渡らないで行けるようになるんですか。

事務局

そうです。市道石原線、旧国道の点滅信号のところから北側に回れるようになります。

委員

眺望という意味では、東海道側は江戸の方を背にして立った時に、この先に三上山が見える、その時に両側に連続性のある家が並んでいます。そうすると視線を先へ先へと誘う景観になると思います。国道側はまさに物流の動脈のひとつとなっているような、ここもまた自動車や工場などがあり、未来の街道景観となって育っていくようなものになればと思います。そういう観点から、北側は未来の街道景観へと繋がる駅、南側はこれまでの歴史街道の面影が感じられる駅で、両面が生きている駅にしていくことが石部の姿ではないのかなと思いました。そういうものが石部駅で表現されれば非常に面白いのかなと思いました。

委員

駐車場は10台ほどの大きさでしょうか。

事務局

今のパースより狭くなるかもしれません。自転車の利用予測をした結果、北側からの自転車の利用者が多く、もっと駐輪場のスペースを取らなければなりません。

会長

車のスペースが減るのは仕方ないのではないでしょうか。駐輪場が増えるのは良いことだと思います。

では、最後の報告事項を事務局からお願いします。

事務局

景観法届出及び屋外広告物許可申請状況について事務局から説明。

会長

1件の中に個数がいくつもあるということですか。件数と個数は別ですか。

事務局

1件の申請の中にある壁面広告物や野立て広告物といった敷地内にある広告物すべてが個数となっております。

会長

継続とはどういう意味ですか。大きさや形が変わらないでそのままの内容で出されたということですか。

事務局

最長3年で広告物によって許可の期間を設けています。許可期間を終えたのちには、また継続申請をしていただく流れとなっております。

委員

申請等がない放置されていて問題となっているような広告物はありますか。そういった広告物はどのように把握していますか。

事務局

違反広告物と呼んでおりますが、市内にもあることは把握しております。市の条例ができる前からあるような、かなり古い看板はもう基準に適合できないものもあります。撤去費用もかかることから、猶予措置を設けているものもあります。9月1日から10日を屋外横行物クリーンキャンペーンと題して、県内一斉に違反広告物を取り締まるような取り組みをしております。市では国道1号と県道4号周辺を職員でチェックしました。違反広告物は9件あり、事業者に連絡させていただきました。

会長

広告物の違反を発見するのも大事ですが、近年強い災害がきますので、安全性の部分で非常に大事な取組みだと思います。安全面のチェックもしていますか。

事務局

条例上は一定以上の大きさの看板等は資格を持った管理者を配置することを義務付けていますので、管理者が安全を確認することが前提となっています。更新時には安全点検をしてもらって更新しているという流れです。

委員

過去に国道沿いの大きな看板が審議会で問題になったことがありますが、大きな企業ではコンプライアンス等が大切になります。今後はどのように対応されますか。

事務局

条例を改正しまして、大きな看板でも県条例の時代に問題なく申請されているものについは許可するようになっております。

委員

石部駅は景観についてどうしようもないのであれば、案内看板等で街道を歩いていきたいなという仕掛けをしてほしいと思います。

会長

散策マップとかの企画がありましたら、景観審議会でも諮ることをお願いします。

本日は全体として景観審議会を盛り立てて欲しいというものです。景観行政としてはよくやられているので、もっとよくするために利用してほしいということです。

事務局

たくさんの意見ありがとうございました。景観行政を進める上でもっと審議会に諮っていくため、我々の意識も変えていかなければと思いました。

次長閉会のあいさつ

閉会

この記事に関するお問い合わせ先

都市建設部 都市政策課 都市計画係

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