令和6年1月9日定例記者会見

更新日:2024年01月24日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)『第4回 滋賀湖南市十二坊トレイルラン&ウォーク』参加者募集中!

(2)~湖南市の自然と歴史遺産をどう活かすか~丁野朗氏講演会

(3)弥平とうがらし激旨スタンプラリー開催中

【発表内容】

司会:皆さんこんにちは。時間となりましたので、ただ今より、令和6年1月の市長定例記者会見を始めさせていただきます。初めに市長の方からご挨拶申し上げます。

 

市長:皆さんご苦労さまでございます。1月1日に地震がありまして、皆さん思ってはるように、初めは軽く報道されてたんですが、とんでもない話になりました。それと、その後の進み具合が非常にイライラするほど遅れております。いろいろ大変な現場だと思いますけど、後でまたご質問あるかもわかりませんが、湖南市としても、できるだけ協力させてもらうということでございます。滋賀県は、今回は、心を一つにして、能登町に行くということになっておりますが、なかなか、そこにたどり着くまでの道筋が非常に大変でございますが、皆それぞれ苦労しながら、協力させてもらっております。後で質問がありましたら、担当の方からお答えさせていただきます。始めさせていただきます。

 

司会:それでは、まず本日資料提供、3件予定しております。初めに第4回滋賀湖南市十二坊トレイルラン&ウォークについて。2件目は湖南市の自然と歴史遺産をどう生かすか。3件目、弥平とうがらし激旨スタンプラリーについて、以上の資料提供ございます。担当より説明申し上げます。

 

商工観光労政課長:おはようございます。ただいま司会が申しました3点につきましてそれぞれトレイルラン実行委員会と、湖南市観光協会の方が参られておりますので、そちらの方から説明をさせていただきます。

 

トレイルラン実行委員会:失礼いたします。今回このような時間をいただきましてありがとうございます。2024年の4月21日、第4回の十二坊トレイルラン&ウォークを開催させていただきます。昨年の5月から1ヶ月前倒しの開催とさせていただいております。これは比叡山のトレイルランと日程が重なってしまいますので、1ヶ月早くさせていただいております。現在69名のラン参加者と、19名のウォーク参加者という形でまだまだこれからも募集をかけておりますのでよろしくお願いいたします。また宣伝もあわせてよろしくお願いいたします。

 

湖南市観光協会:2点目といたしまして市民向け報告会と丁野朗さんの講演会ということで、湖南市の観光推進プロジェクト。これは一言で言いますと湖南市の観光をどう考えるかということで、昨年の7月からプロジェクトを組んで、7回のプロジェクト会議、それから講演会、そしてモニターツアーを実施してきました。最終報告会ということで今度の土曜日13日に報告会とそれから丁野朗さんの講演会をさせていただきます。ぜひまた記者の方にも来ていただき取材をお願いしたいと思います。この件は以上です。

続きまして3点目弥平とうがらし激旨スタンプラリーです。これはもう今年で5回目になるんですけども、湖南市の伝統野菜でもあります弥平とうがらしを使ったメニューを、湖南市内の飲食店さんに提供していただこうと。またそのメニューを食べ歩いていただいて、スタンプを集めて抽選で景品が当たるというものです。今年度は全部で16店舗を飲食店と小売店も含めまして16店舗に参画いただいてます。1月31日まで実施しておりますので、あともう少し1ヶ月弱ありますけども、また報道をしていただけたらありがたいと思います。今日試食していただくものをお持ちしてます。「やまじょう」さんが作られました弥平とうがらし入りのお漬物を皆さんがたのお手元にお届けさせていただきますので、よろしければ、試食をお願いいたします。以上です。

 

司会:以上3点の資料提供について説明がありました。この件につきまして、何かご質問等ございましたら挙手にてよろしくお願いいたします。

 

記者A:丁野さんの講演会っていうのは、要するに講演会やりますということで、事前にお知らせをして欲しいというような意図ですか。

 

湖南市観光協会事務局:はい。一応先週にこの件につきましてはお知らせさせていただいてるんですけども、市民向け報告会とそれから丁野さんの講演会にご参加をいただきたいというお願いでございます。

 

司会:他にご質問よろしいでしょうか。はい。どうぞ。

 

記者B:おいしい漬物ありがとうございます。弥平とうがらしって収穫のピークとかっていうのは、いつだったりするんでしょうか。

 

湖南市観光協会事務局:収穫のピークは大体秋です。8月から9月10月ぐらいまでが収穫の時期になります。

 

記者B:市内の生産量とかわかりますか。

 

湖南市観光協会事務局:年々増えてはいるんですけどもちょっと数字は把握しておりません。

 

司会:他にご質問ございませんでしょうか。よろしいでしょうか。それでは資料提供につきまして、以上をもって終わらせていただきたいと思います。説明いただいてました職員等の方は退席をお願いいたします。それでは引き続きまして、これより記者様の方から質問を承っていきたいと思います。何かご質問等ございましたら。

 

記者C:生田市長にお伺いします。生田市長はですね先月12月に甲賀消防の問題を調査してた第三者委員会から、警防課職員の業務区別についてまとめた中間報告書を受け取った際に、この調査報告書をしっかりと拝読し、結果を真摯に受けとめ、現段階でしなければならないこと、できることへの対処に厳正に取り組んでいくと述べておられました。あれから報告書をしっかりと読まれたと思うのですが、その上で、管理者として、現段階でどのような対応をしようとお考えでしょうか。

 

市長:聞かはるかなと思ってました。今日何聞かはるかなあと思ってたんですけども、まずそこから入らはるかなと思っていました。報告書は何回も何回も読みました。結論としてはね12月26日に中間報告でしょ。これから年度末にかけて、この調査委員会がまたいろいろ会議をやっていただいて、今回の問題のすべて、調査されると思います。まだこの報告は中間報告でありまして、ワクチンを打ちませんというふうに言わはった職員に対する人のことですかね今の中間報告は。この他にも指摘受けてることはあるわけで、全体が出てくるのにはまだ時間がかかると思います。で、後まだ汗かいていただいて、無理言うて、このメンバーの皆さんがたにも、さらに、検討していただくということが一つ。ほんまは最終答申が出て初めて、私として、岩永市長と、あるいはまた、ここに携わった者たちと相談しながら、協議し、最終的な結論を出していく。いうことになるかと思いますが。ご質問の話を戻しますと、報告書は読みました。しかしながら中間報告ですので、最終的な答申が出た段階で考えるという形をとろうと思ってます。この段階では、ここまでね。出そうなんです。出そうですが、公式の発言としてここまでで止めておきます。

 

記者C:この間の12月の時には、現段階でしなければならないことができることに対処、厳正に取り組んでいくって述べておられたんですが、最終報告が出るまでは何もしないということなんでしょうか。

 

市長:しないとは言っていない。ちょっと待ってね。広域行政組合だけではなくて、甲賀市湖南市も含めた検討。もちろん岩永副管理者と相談しながらですが進めるという形であります。

 

記者C:先ほど最終報告書の話があったんですけど、これは年明けにハラスメント調査などもして出すということであって、この警防課職員の業務区別の調査についてはすでに終えていて、その結論がこの中間報告書なわけですよね。その報告書では、元職員の権利救済を検討すべき。と繰り返し書かれてますけれども、管理者としてはこれについて、もうすぐに取り組もうというお考えはないのでしょうか。

 

市長:ちょっとだけしゃべっていい。何を言いたいか言うたら、その後3年経って、今コロナ流行ってますわね。インフルエンザも流行ってます。しかしながら、誰もあの時のように元に戻せとは言いませんわね。学習しましたね。コロナの全体像は見えませんけれども。オミクロン株から株変わっても、誰も騒ぎませんわね。我々も学習しました。今だから言えること。あの当時やったらわからなかったけれども今だったら言えること。今の価値観をもって判断することが果たして全部正しいのかどうかいうことも加味して考えたときに、今おっしゃったように、コロナのワクチンを辞退された職員に対しての結論が出てるとおっしゃいましたが、出てますか。出てると思っておられますか。

 

記者C:この警防課職員の事案に関する結論はこの中間報告書では出てないとお考えなんですか。

 

市長:いや、出てると思って記事書かれてますか、書かれましたか。

 

記者C:何で、そもそもこの中間報告書を出したのかっていうことになりますよね。

 

市長:中間報告は中間報告でしょ。中間報告じゃないですか。一連のこの間のハラスメントと言われてる問題が、全部は検討されてないでしょ結論。言うてる意味わかりますか。ものすごく核心をついたことを聞いてます私は。わかりますか。

 

記者C:質問に直接答え端的に答えていただけるように。

 

市長:いやいや大事なことなので。記事を書かはる時にね、どれだけの奥行きがあるかいうことなんです。若干踏み込んで申しました。ですので中間報告は中間報告であります。最終的な結論はまだ出てませんので。ここが出てから。もちろんずっと検討してますよ。ここに関わってた最大の責任者としての責任は感じてます。ごめんなさい。皆さんの記事には深さはない。これだけ言うときます。

 

記者C:追加質問です。この中間報告書で、この警防課職員への対応に関して、本部の対応について、違法で不当、不適切な対応だった。というふうに書かれていますし、元職員の権利救済を検討すべきだというふうに書かれてるんですが、そこは組合として元職員に謝罪をしようとは考えていないんでしょうか。

 

市長:あのね、個人的なことを申しますとね。病院の現場においても、ワクチンの接種を辞退しますと言われた方がおられました。その人に関しては、理由も聞きました。なるほどなあと思った理由の人に関しては、話して、こちらの考えも言うて、できる限り打ってくれということは言いました。しかしながら、やはり辞退しますというふうに言われた方に対して、何回かは話しましたが、さらに追っかけてということはいたしませんでしたし、それも選択肢の一つやというふうに思って受け入れました。その人が特定できるような方法は、医療の現場においても取らしませんでした。個人の権利ですよ。しかしながら、ワクチンを優先的にしてもらったという現場であります。当時は高島の消防の次に甲賀の消防が打ち始めたということになったかなと思ってます。それをね、言い方悪いけども、ワクチンの効果がどれだけあるかということに対してね。世間においては、学問的にもですよ。委員のおひとりが言うように、きちっと確立された話ではなかった時期です。ワクチンを接種することが、予防にも繋がるっていうニュアンスもあったし、重症化を防ぐという意味もあったと。これが、話しだった。ただしね、我々は、ワクチン接種したときに、それぞれの体にどれぐらい抗体ができてるかいうことを見ました。皆さんがたには報告してませんが、我々の現場において、どれだけワクチンの免疫抗体ができてるかいうことを見てました。これも合わせて、やってました。そしたら、集団免疫は得られませんでした。集団免疫っていうのは、大体6割5分から7割5分ぐらいの免疫抗体の人たちにできないと、集団免疫社会、社会的な免疫とは言えません。そこまではどうしてもワクチンの接種だけに2回やっても3回やっても到達しませんでした。だから用心しましょうという形をずっと言い続けました。そういう経過をたどって、だんだんワクチンの効果、それからコロナの正体がわかってきたときに、またワクチンを接種することによって、コロナウイルスも非常に賢いですから、変異してきます。その中でいろいろお互いが、勉強しながらわかってきたこともありますが、最初からわかりませんでした。ですから、あの時はワクチンしかなかった時期でありました。現場においては、コロナになった者の責任を追及されました。マスコミもそうでしたよね。クラスター発生した現場に責任があるようなこと言われましたけど。それだけが原因じゃなかったですよね。差別を生みました。皆さんがたの報道によって、差別とは言わんかもわからんけども区別はされました。国も、果たしてこのコロナの扱い方があってたのかどうかということに対する反省はまだ出てません。えらい学者さんたちもまだ総括出てませんわね。この中間報告は中間報告でありまして、まだ最終的な結論が出てない段階では、私としては、この辺の話で留めておきたいと思います。

大分変わります。大分変わります。もう今やコロナとコロナ以外の人と、もう分けてやってませんよ。

 

記者C:ちょっと生田さんのですね今のご発言ご回答では、あの時はワクチンしかなかった時期だとかですね、いろんなことをさ、おっしゃられてって、つまり何かこの中間報告書の内容には不満があるっていうことなんでしょうか。

 

市長:そんなん言うてません。中間報告でしょ。まだ。

 

記者C:真意がよくわからない。なんでそんな今そんな話をされるのか。あの時はワクチンしかなかった時期でねとかそんなこと中間報告書と、何ていうんですかね、書かれている内容ではないですし、何かその不満だというふうにしか思えない。

 

市長:違います。あくまでも中間報告です。

 

記者C:今その優先接種のお話が出たのでちょっとお伺いしたいんですけれども。この報告書も指摘しているように、甲賀消防本部ではそもそも4月の初めに、当該ワクチンは現在国内流通量が少なく、希少なものとなっていることから、体調不良など特段の理由がない限り、必ず接種するようにという消防長名の通知が各所属長に出ていて、この通知はそもそも接種は任意であるという法規定に違反していて、不適切であると考えられると委員長が指摘していましたが、こうした通知が出ていたことは、当時管理者として承知されていましたか、しておられたんですね。本部はこういう方針でたことは管理者として了承していたということでしょうか。

 

市長:知ってますよ。国からの通達が出てるのは知っていますよ。

 

記者C:国からの調達じゃなくて本部から出していた消防長名で各所属長に出した通知のことです。

 

市長:知っています。それも知っております。あのね法律とかね、通達とかねいっぱいその指示命令あるでしょう。重みも。曖昧でしたでしょう。通達という形で縛りますやん。国もね。

 

記者C:今の関連で、この通知は、そもそも接種は任意であるっていうことからかけ離れてるということなんですけどそんな問題は感じなかったですかね。

 

市長:通知は通知でしょう。通知という形で指示は出てくるでしょう。いろんなことあってね国からは。

 

記者C:じゃなくって、消防本部が出してる通知のことで問題だとは当時思ってなかったのですか。国の通知に則ってると。

 

市長:則ってますやん。それまでにね消防庁から出てますやん。もう一回言いますので聞いてください。中間報告じゃなしに、全部の報告が出るかどうか。不満あると言うてるのではありませんよ。最終的な報告書の中に。私が望んでる奥行きが出るかどうか。さらに言うなら皆さん方の記事に奥行きがあるかどうかということを見させてもらってます。この奥行きがあるかどうかいうことが非常に大事です。

 

記者C:今の中間報告書に奥行きがないと思われてるんだったらそのように仰っていただけますか。

 

市長:中間報告は中間報告でしょ。もう一つお願いしときます。皆さんがたが書かれる記事にもさらに奥行きを求めております。

 

記者C:どのような奥行きですか。

 

市長:それは自分で調査してください。

 

記者C:お話にならないと。

 

市長:話にならないと、そこで独り言言われるのであれば私もお返しします。話にならん。

 

記者A:能登地震の話を聞きたいんですが、甲賀消防の話が出たので先にそこから行こうと思います。中間報告出まして、市長も精読されたと。何度も読まれたというふうにおっしゃってました。私も、当日の委員長会見の時に、ざっと読んで少なくとも当時の社会情勢に対しての言及がないのは、かなり大きな話かなというのが1点あったのと、弁護士の関与に絡んで、はっきりその時に言いましたが、今でも思ってますけど、委員の弁護士さん、滋賀弁護士会の副会長さんだったかな、が20年前の弁護士会長に対して忖度をしたような感じにも見えます。その後ですね。いろいろあるんですけど。精読しましたが、特にですね、今回の結論を出すにあたっては、前提として不当不適当っていうのはそういうことかなとは思うんですけれども、それはそれで置いといて。その根拠が大事かと思ってます。その根拠の一つが、2月16日の厚労省通達になってます。探して読みました。この厚労省通達なんですけど。医療従事者の接種順位が上位に位置付けられる医療従事者の範囲について、という文章で、医療体制のワクチン接種の医療体制の構築に関わる文章です。構築しなきゃならないので、さっさと打ってくださいというようなざっくり言えばそういう話なんですけれども。当該のを指摘してる。業務従事の条件にならないという文章なんですが、その文章の中の注釈の中の、しかも括弧書きでしかないと。ていうのは、なかなか根拠として薄弱じゃなかろうかという気がするんですね。市長は公正公平に審議していただいたということを、当日おっしゃっておられましたが、こう見ていくとですね、これも含めて、あんまり公正公平のように、感じられないような気がするんですけれども、その辺のところの感想とかっていかがでしょうか。

 

市長:いやあの、それぞれのメンバーが、頑張っていただいたというふうに思います。顧問弁護士さんに対する忖度があったのかどうかということですが、他のそれぞれ意見を言うておられるメンバーに対するいろんな配慮もあったんかなという思いは、それぞれの思いの中にあるんやし、同じ職業やってても、年代によって違うしね。医者の世界に生きてる私から見たら、私は私なりの思いがあるし、現場にいてたし。また、委員のメンバーに入ってるドクターともまた違った考えもあるし。今だからいえることもあるし、あの時は国中が、非常にパンデミックだったという言い方されますが、何がどうなるかわからんという非常な状況の中で、組織としてどう業務体制を守っていこうかという思いもあったというふうに思います。それが非常に科学的、学問的でない部分は、今にして思ったときにあるかもわかりません。通達もね見てください。強制はしませんよと言いながら、文章としては、やっぱり優先されるということはそれなりの厳しい現場であるということを考えたときには、無理やりとは言えませんけれども、やっぱり考慮の一つやったと思います。思います。それでもあかんて言わんはんのやったら、それは他の職員から他の同僚からはわからんようにするという配慮はすべきやったと思います。その点については反省しなきゃならんところあると思います。それは思います。だから、すいません、いろいろ言いすぎました。反省してますし、最終的な答申をいただいた段階で考えます。考えます。それまで待ってください。まだ中間報告であります。すみません。

 

記者A:いろんな疑問については、いずれある会合で委員長にぶつけようかと思ってるんですけど、もう一つだけ。同じ話で、この厚労省通達なんですけれども、甲賀消防の本部に届いてない通達らしいんですよ。その届いてない通達を持ってこう書いてあるからあかんやろうっていうのは、あまりこのフェアじゃないんではなかろうかという気がするんですけれども、どのように思われますか。

 

市長:私ね、極端なこと言うて悪いけどね。記事にするよなみなさんね。自衛隊、それから警察。そこまで厳しいとは言わんけども消防が担ってる責任と重さから言うたら、医療の現場と同じ。むしろ逆に言うたら医療の現場よりも非常にリスクをさらに背負っている現場だと思ってます。そういうものたちを守りながら、なおかつ社会の、秩序を守ろうとするならば、我々の医療のところと同じ扱いをすべきだと思ってますし。そのために、ワクチンの優先順位も医療と同じ現場で早めてくれ早めてくれって言われてた理由もあります。難しいなあと思いながら、そうですね。いわゆる記者が言われるように通達も医療の現場のものとはちゃいますわね。それはわかりますよね。私は医療の現場と同じように扱います。逆に言うと、医療の現場よりもさらにリスクを背負ってます。そう思っています。それしかないわ。今は。とにかく中間報告やから、もうちょっと3月までもうちょっと待ってくれへんやろか。

 

記者A:甲賀消防の話は終わらせてもらいまして、能登地震なんですけれども1週間経ちまして、なお、被害が増えてるというか行方不明がかなり増えて、ちょっと驚いてます。僕も最初は震度7なので、それは大変なことは想像するのですが、被害状況が明らかになり拡大していってるっていうのにちょっと驚いてます。それはそれとして湖南市としてですね向こうの行政の方にもいろんな支援をしてくんだろうと思うんですけれども、どういったメニューで考えてらっしゃるのかということを伺えればと思います。

 

市長:東日本大震災の時は、滋賀県内の支援はばらけてましたね。支援、応援するところもね。今回はそういうことではなく、統一していこうなという話となりました。しかし現状道路網も被害が大きく行けない。心苦しいが。陸の孤島になってるようでね。あの道路の状況で支援が難しいのであれば、思い切った選択も必要かなと感じる。もう1週間以上経ったしね。今朝の庁内会議でも言うたけど、支援する側はやっぱりもうちょっと気合い入れなあかんし、もうちょっとスピードアップしなきゃならんところあるし。この時間がもったいないなあと思っている。しかしながら、それでも過疎のところもあるし、道も道やし。思い切って被災地の中に、避難所作るんじゃなしに、ちょっと離れたところに避難所作るとか、あるいは第2次の避難所。福祉的な絡みのところに関しては、若干離れたところでもやって、そこを引き受けるという形をとるべきだろうな。ホテルを使い、あるいは介護施設使い、あとは助けてからでいいんと違うかな考えるのは、だからまずはちょっと遠方になったから言うて、あかんとか言わないで、例えば南海トラフの段取りとしては、滋賀県は後方の支援の位置付けですよ。和歌山の人たちが滋賀県に避難してくるという設定でやってますよ。だからそういう設定でいかなかったらさ、避難所思い切らなあかんちゃうかな。そろそろと思ってます。だから現場には入るのもそうです。一旦現場から離すいうのも必要じゃないかなという段階に入ってるというふうに思ってます。

 

危機管理局次長:今のご質問の補足的なところですが、今、市長申しましたように、関西広域連合のカウンターパート方式で、滋賀県は石川県の能登町を支援するということになってございます。湖南市の支援体制でございますが、湖南市は1月4日から応急給水業務として、支援をするということで日本水道協会の滋賀県支部からの要請を受けて一次派遣として準備をしておりましたが、先ほどからのお話、現地の道路事情と、給水支援に入れない状況によって、今待機状態で支援のための出動要請を待っているという状況で、準備はできておりますが、給水支援の派遣隊を今編成して、向こうの依頼待ちというところでございます。あとの支援の関係でございますが、物的支援については滋賀県の市長会が調整されておりまして、湖南市から物資をどれだけ出せるかというような、今調査と調整中でございます。それはまだ未実施ということでございます。これから後被災建築物の応急危険度判定業務。これについても、今どれだけの職員が出せるかというところの調査段階でございます。それと被災宅地の危険度鑑定業務。これについても派遣可能職員の調査依頼が来ているという段階でございます。あと考えられますのは、避難所の運営業務であるとか家屋被害認定調査。罹災証明の発行業務こういったものが、今後県、また市長会を通じて要請が来るものということで、今各部局においても、その可能性調査というところで調整をしているところでございます。大きくは以上でございます。

 

司会:ほかにご質問ございませんでしょうか。

 

記者C:他に質問ないようなのでちょっとお尋ねしたいんですが、生田市長に。先ほどの警防課職員の事案について、2022年の12月の消防本部の幹部職員達による内部調査では、本部の対応に問題はなかったと結論づけていました。今回の第三者委員会では全く違う結論が出たわけですが、これについてはどうお考えでしょうか。

 

市長:内部調査は内部調査だと思う。先ほど言いました。中間報告であります。最終的には全体の報告書いただけるかなというのを待ってから発言したいと思っています。ですから内部調査の問題点含めて、自分なりに考えをまとめようと思ってますし、自分なりに調査してますよ。自分なりに調査してますよ、10何項目あります。自分なりにそれなりに把握して、発言しております。

 

記者C:内部調査の会議録を見てみますと、元職員にコロナ患者の救急搬送を複数回させていたことに関して、本部側は本人から移送業務に従事させてくださいと申告があったためという説明をしていますし、昨年6月の本部での記者会見の際にも、本人の強い要望があったと説明しているんですが、今回の第三者委員会の報告書では、元職員は自分から従事したいとは言っていないと証言しています。それなのに本部がこのような説明を内部調査や記者会見でしてたというのは問題ではないかと思うんですが、つまり虚偽の説明をしていた職員主張とは全く違う虚偽の説明をしてたってことになるので、問題ではないかって思うんですが、そこのところがどうお考えなのかお聞かせください。

 

市長:くい違うなとは思ってますよ。くい違うな。割と報告書の中見ても、感情的な部分が非常にあるなと思っていまして、表現の仕方も表現の仕方やな。それに対する受けとめ方は受けとめ方やなあと思っておりますので。その辺も全部合わせて、自分なりに調べられるとこも調べて、最終結論は付けようと思う。

 

記者C:なるほど内部調査の正当性についてももう一度検証すべきだというお考えであるということですかね。

 

市長:あなた以上に私調べてますよ、言うときます。

 

記者C:どんなふうに調べてらっしゃるんですか。

 

市長:それは違う。これは自分でやってみてください。

 

記者C:すいません管理者としてどういうふうに調査されてるんですかという質問です。

 

市長:この話はここらへんにしとかへん。私は私なりの調べ方で調べております。

 

記者C:それではちょっと違う質問させていただきたいんですけれども、この報告書何回も読んだと、冒頭でおっしゃられていましたが、この報告書を読んでますと、この元職員の思いとして「今回の扱いについて、ワクチンを打たないと、このような目に遭うと、全職員に知らしめているものと受けとめ、皆にワクチンを打つしかないと思われてしまうのではないかと思いすごく申し訳なかった。」ていうのも書かれてますし、その「決裁権や人事権を持つ者の意向に反していることで、どんなひどい目に遭うかわからない。自分だけでなく、周囲にどのような被害が及ぶかという強い恐怖感を与えていた。」というふうにも書かれていまして、すごく元職員が上層部を恐れているっていうのが読み取れますし、通常の組織であれば、ここまでの恐怖を職員が感じるものなのかなっていう疑問があるんですが、そのあたり組織のトップである管理者としてはどう思われましたか。

 

市長:先ほどちらっと言いましたね。事実関係の記載と感情的な部分の記載というのは、混ざってますね。今度の報告書の中にはね。かなりの部分で混ざってますね。冷静に受けとめてます。

 

記者C:冷静に受けとめておられる。あと管理者はこの元警防課職員の退職理由について、当時本部からどのように説明を受けていたんでしょうか。

 

市長:退職に関しては、ごめんなさいよ。提出された事実だけ。経過報告だけは見ましたよ。退職理由としては、一身上の都合というような形ではなかったと思います。内容についての話もあったかと思います。

 

記者C:それは業務区別を受けていて、それが辛かったっていうことも。

 

市長:含まれていない。

 

記者C:管理者としてはこういう扱いを受けたことを知らなかったということでよかったんでしょうか。

 

市長:別のところ、別のところというのはどこかなという思いはありましたし、報告を受けました。

 

記者C:別のところで勤務してたと。

 

司会:よろしいですか。他、ご質問、他の記者さんもご質問ございましたら。

 

記者B:すいません先ほど記者Cさんのご回答の中で、事実関係の記載と感情的な記載がかなりの部分で混ざっている冷静に受けとめているといったご発言がありましたけれども。それっていうのはその第三者委員会の報告書が一部その事実ではないのではないかというふうに思ってらっしゃるということでしょうか。

 

市長:いいえ。受けとめ方やと思いますよ。それぞれのね。事実とかは関係ないです。どういうふうに思ったかっていうこと。事実とかではなく。その人の思い。

 

記者B:事実でない部分があるとは思ってないと。

 

市長:思ってない。それをどういうふうに受けとめたかというのは人によって違うしね。受けとめ方。

 

記者B:受けとめ方として市長としては感情的な記載だなと思ったっていう受けとめだったということですか。わかりました。

 

司会:ご質問よろしいでしょうか。

 

記者C:なければいいですかね。先ほどの市長のご発言の中に他の同僚にわからないように配慮すべきだった。その点について反省すべき点があると思うっておっしゃられてたんですが、その他の業務区別に関しては当時の状況考えたら、妥当であったというようなお考えでいらっしゃっるんですか。反省すべき点を何か一つしか挙げておられなかったので、他の報告書で指摘された点についてはどう思われてるのかということを。

 

市長:受けとめ方っていうのはいろいろあると思うんですが。ワクチンを打つ人も守らなきゃならない。打たない人も守らなきゃならない。そこにおいて守るという意味から言うならば、差はつけるべきじゃないと思います。ただし、打たないという人は、ワクチンを打った人以上に自分自身が気つけなきゃならんという自覚が必要ですよね。それはやっぱり、職場に対してもあるいは家族に対しても同じ注意は必要だと思います。それが外からわかるようにすべき職場ではない、守るという意味から言うならね。そこまではわかります。

 

記者C:つまり業務区別については、当時どのような対応すべきだったと思われてるんですか。

 

市長:わからん。限られた中において、スタッフと、物理的な空間をどういうふうに考えたらよかったのかってことは、自分なりに、もう一回考え直そうと思ってるひとつです。

 

記者C:なるほど。委員長は会見の中で業務区別は必要なかったと、同じように、業務が必要なかったというふうな見解述べてましたが、管理者としてはそうは思っていない。

 

市長:やり方でしょ。

 

記者C:よくわかんないです。あのやり方でしょっていうのは。

 

市長:ワクチンを打たない人を守るという意味から言うたら、その現場において配慮すべきところはあると思いますよ。

 

記者C:では業務区別の意味はあったとか業務区別が不適切とは思えないっていうことなんでしょうか。

 

市長:その職場においてね。微妙なとこでねえ。通知を回す必要ないで。それは思いますよ。お互い仲間、同じ現場に働いてるものとしての仲間としての、やっぱり思いやりと見守りと保護はお互いに必要ですよ。そこの温かみがあったかどうかやね。

 

記者C:ここ読んでどう思われましたか。温かみはありましたか。

 

市長:厳しさと温かみは矛盾しないと思ってますよ。

 

記者C:つまり温かみはあったってことですか。

 

市長:この話はもうこの辺で終わらへんか。

 

司会:よろしいですか。

 

記者C:大事なところだから聞いているんであって、ちょっと司会の方考えていただけますか。ちょっと関連なんですが、これまで本部が実施してた内部調査では、本部内でのハラスメントの訴えは1件もなかったというふうに本部から聞いてます。今回の第三者委員会のアンケートでは、非常にたくさんのハラスメントの訴えがあると委員長が話しておりました。それに関してはどうお考えですか。今回、第三者委員会が実施してるアンケートで、非常にたくさんのハラスメントの情報が寄せられていると。

 

市長:それはこれから出てくるでしょう。取り扱う話と取り扱わない話が出てくるでしょ。私がこれはと思うのもあるし、委員会がこれはもう違うというのもあるでしょう。全貌が出てからでいいんじゃないですか。

 

記者C:なるほど。ただこれまで声をあげにくい環境であったのではないかということが考えられるわけなんですけど、第三者委員会が提案しているようにこの外部の相談機関、窓口の設置を急ぎたいとか、もう早急に設置したいとかそういった思いはないんでしょうか。

 

市長:あのね、外に第三者委員会を作るという話ですよね。外のメンバーで。あそこの文章は、それぞれの現場において、それぞれの仕事場において、第三者委員会作ってると。

 

記者C:職員が抱えてる問題を相談しやすくするために、組合からは完全に独立した外部の相談機関、相談窓口の設置を提案してます。この中間報告書で市長が何度も読みになられたという。

 

市長:それも、3月までに結論付けます。

 

記者C:何か現段階でできることをやっていくっておっしゃってたから、3月またずしてできることって何を考えてらっしゃるのかなって思ったんですけど。

 

市長公室長:そこについてはまだ管理者の方には、あくまで事務局サイドとして考えてるのが今言われるように、両市に最終的に相談窓口を作る可能性もあるとか、そういったことの検討については進めなあかんということは、正副管理者に伝えていこうと思ってます。それは現段階では検討していく一つの手法やというふうには考えてます。それと、ずっとこれ一問一答でやりとりされてるんですけどね。最終的に、これ中間報告ですし、委員長の方もこの前の会見で、社会情勢とか、そういうところがまだ、入ってへんっていう部分と、さらに検証が必要な部分もあるっておっしゃってるんで、そういうものも含め、基本的には不適切というところは変わらないとしても、最終の答申の中で、今回の件についても、もう少し整理をして入れると言っておられますんで、最終的に記者がおっしゃってるような話は、全部答申が出る段階で当然甲賀広域行政組合として記者会見という形はとらなあかんと思うんですよ、見解としてですから、今の段階でやけども、今の段階で一つ一つ細かいところを、どうやって言われても。わかりますよね。

 

市長:もうこれね、今日は言わんとこと思ったこといっぱい言いましたよ。言いましたよ。言いましたよ。でも、中間報告の中においてはやっぱり出しきれてない部分。私が思ってる部分はまだ、まだ、まだまだやと思ってます。それは皆さんが調べてください。最終的には、私が思ってるとこぐらいは奥行きのある記事をお書きいただきたい。それだけお願いします。

 

司会:それでは時間の方も参りましたので、よろしいでしょうか。すいません。以上で、市長定例記者会見の方終わらせていただきたいと思います。次回につきましては2月の6日火曜日、11時に予定しておりますので、またよろしくお願いいたします。