平成29年度第2回湖南市上下水道運営審議会 会議概要

更新日:2019年07月01日

日時

平成30年3月16日(金曜日) 午後1時30分から午後3時30分まで

場所

湖南市共同福祉施設 2階 大ホール

出席者

12名 欠席者 3名 事務局6名

議事

  1. 湖南市上下水道運営審議会会議の公開について
  2. 平成28年度上下水道事業会計の決算について
  3. 平成29年度水道事業の実施状況について
  4. 平成29年度下水道事業の実施状況について
  5. 上下水道料金の収納状況と未収金対策について
  6. 下水道ストックマネジメント基本計画の概要について
  7. その他

会議内容

事務局

 みなさんこんにちは。本日は、公私何かとお忙しいところ、また、雨で足元の悪い中、ご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。
それでは定刻前ではございますが、皆さんお揃いでございますので、ただ今から、平成29年度 第2回 湖南市上下水道運営審議会を開催させていただきます。
 審議会に先立ちまして、市民憲章の唱和を行いますので、ご起立のうえご協力をお願いいたします。(市民憲章唱和)
 それでは改めまして、ただ今から、平成29年度第2回湖南市上下水道運営審議会を開催させていただきます。初めに、審議会の開会にあたりまして、当審議会の会長からご挨拶をいただきます。

会長

 皆さまこんにちは。雨の中、年度末お忙しい中、また地元の代表として卒業式出席の後ご苦労様です。そして企業の方は3月決算、次年度予算時期に何かとお疲れ様です。今日は非常に冷え込みまさに三寒四温の時期、春に向かっているのを感じる今日この頃でございます。昨年7月第1回には、アセットマネジメントなどの審議をいただきました。今回は上下水道運営審議会会議の公開についてということで決議事項がございます。また上下水道事業会計の決算の説明、今後の未収金の対策など盛りだくさんの中、皆さんのご協力をもってこの審議会を運営していきたいと思いますので何卒よろしくお願いします。

事務局

 ありがとうございました。続きまして、上下水道事業所長が挨拶をいたします。

所長

 委員の皆さまこんにちは。
 本日は、本年度第2回目の上下水道運営審議会を開催させていただきましたところ、委員の皆さまには年度末何かとお忙しい中、ご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。
 また早いもので、平成29年度も残りわずかとなりました。
 そして委員の皆さまには、今年度末をもって2年の任期を迎えられることになり、この4月には、上下水道運営審議会も統合から早2期目を迎えることになります。
 委員の皆さまにはこの2年間、下水道事業への地方公営企業法の適用をはじめ、未収金対策等の諸課題につきまして、慎重に審議をいただき、また貴重なご意見をいただきまして、誠にありがとうございました。
 おかげさまで、平成28年度、企業会計移行初年度の下水道会計も黒字決算で締めさせていただくことができ、また景気の回復も堅調なことから、今後も上下水道料金の増収が見込まれているところでございます。
 本日は、その決算をはじめ、事業の実施状況や未収金対策の他に、今後の下水道施設の維持管理に必要となるストックマネジメント基本計画の概要について説明させていただきたいと考えております。
 限られた時間ではございますが、どうか忌憚のないご意見を賜りますようお願いを申し上げまして冒頭のご挨拶とさせていただきます。 皆さま本日は、よろしくお願いいたします。

事務局

 次に本日の審議会でございますが、委員総数15名のうち、12名の方が出席されておりますので、審議会規程第6条第3項の規定によりまして、会議が成立していることを報告させていただきます。
 次に会議資料でございますが、今回は、事前に資料を送付させていただいておりますので、その資料でお願いします。なお、資料をお忘れの方は、事務局まで申し出てください。
それでは、早速ですが議事に入らせていただきます。
 これよりは審議会規程第6条第2項の規定によりまして、会長に議事の進行をお願いします。

会長

 それでは、議事に入ります。議事1.「湖南市上下水道運営審議会会議の公開について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

 ありがとうございました。何か質問はございませんか。

委員

 以前から付属機関設置条例はあったのですか。

事務局

 はい。

委員

 会議の傍聴規程についても以前からありましたか。

事務局

 傍聴規程は今回はじめてです。上下水道運営審議会の傍聴規程として取り扱いをさせていただきます。

委員

 4ページからは運営審議会用の規程ですか。

事務局

 いいえ、12ページからの運営審議会の傍聴規程を定めて初めて運用していくものです。

委員

 6ページ.7ページの附属機関等に関する基本指針というのは以前からあったのですか。また傍聴を認めますというのはあったのですか。

事務局

 はい。

委員

 上下水道運営審議会はこれに該当していなかったのですか。

事務局

 いえ、該当していましたが、6ページの第7を見ていただきますと、ここに書いてありますように「附属機関の長が会議に諮って公開または非公開を決定する」とありますので、議案として出させていただいて、ここで承認されれば12ページの傍聴規程に沿って会議を公開していこうとするものです。

委員

 わかりました。

事務局

 補足説明をさせていただきます。7ページの5に「会議の傍聴は、法令に定めのあるものを除き、原則として次の要領により行うものとする」とあります。これが設置機関の傍聴の要領です。公開するということに決まればこれでは詳細な事項が定まっていませんので、今回12ページの上下水道運営審議会の詳細な傍聴規程としてあげさせていただきました。

委員

 環境の審議委員に所属していましたが、その委員会では早くから会議の傍聴を定めるという流れだったと思います。

事務局

 2年前にこの「附属機関等に関する基本指針」ができ、その際に上下水道運営審議会の傍聴規程を作ってほしいとの件がありましたが、その時には委員の改選の時でまだ会長、副会長も決まっておらず、次の任期から傍聴規程を定めて運用していくこととしていました。

委員

 1ページ~2にわたっていろんな委員会がありますが、傍聴規程はほとんどが定まっていますか。

事務局

 会議の公開ということで、傍聴ではなくてホームページの公開などで会議の資料など概要を伝えさせてはいただいていますが、規程を定めているところは2・3の委員会かと聞いています。原則、審議会等の長がその会議に諮りそこで決定するとなっていますので、当審議会でも傍聴規程を作成させていただいて承認されれば、次回の審議会からは傍聴いただけることになります。

委員

 12ページの第1条には当審議会名がありますが、上下水道運営審議会に限らず他の審議会でもこの第1条を除けば共通する内容ですね。

事務局

 はいそうです。7ページの5で「法令に定めのあるものを除き…」の「法令に定めのあるもの」が12ページでの審議会の規程になりますが、それを定めていない場合は7ページの5の「原則として次の要領により行う」の(1)~(3)になり、これだけでは詳細なことが載っていないため12ページで詳細に定めるということです。規程作成の際にも、議会の傍聴の内容も参考にさせていただいているので、ほとんど同じ内容で作らせていただいています。

会長

 それでは、他に質問や意見がないようですので、議事1「湖南市上下水道運営審議会会議の公開について」承認することとしてよろしいですか。

委員

 はい。

会長

 質問や意見がないようですので、議事1「湖南市上下水道運営審議会会議の公開について」承認することといたします。次回の会議から公開となりますのでよろしくお願いします。次に進みます。
議事2.平成28年度上下水道事業会計の決算について説明をお願いします。

事務局

会長

 ありがとうございました。何か質問はございませんか。

委員

 資料2-1の1ページの収入の決算額1,517,998,442円は2ページの損益計算書での営業収益とどこの部分と一致しますか。

事務局

 1ページの決算額は税込表示で2ページの損益計算書は税抜き表示です。1ページと2ページで一致するところがないのですが、水道の収益でいくと、2ページの営業収益の合計1,252,334,376円に税を加えた額が、1ページの営業収益決算額でその差額が消費税として備考欄にあげています。ほとんどが水道料金ということで料金の8%が税です。税については事業体の利益にはなりません。1億2,000万円に対して9,600万円の税抜きの利益だったということです。また1ページの決算状況については一般会計と同様に税込表示で、損益計算書については税抜き表示で、事業体としての本当の利益である損益を出させていただいており、議会にも報告しています。
 基本的に収益的予算は水道料金を主とした事業活動に対して、資本的予算は建設改良等の投資財政活動になりますので必ず収支の差額はマイナスになり、そのマイナスを損益勘定の収益的予算から減価償却費や資産減耗費を費用化して補填していますが、これは現金の支出は伴わない支出で実際にはお金の動きはありません。
 水道の4ページで、当年度末残高として未処分利益剰余金が出ていますが、議会の承認を得て処分をするということで、減債積立とか利益積立や建設改良積立金に積み立てていき、それをまた資本的収支差額の補填財源に使うという形になります。

委員

 下水道は額が小さく、積み立てにまわさないということですか。

事務局

 下水道事業では額も小さいですし、繰入金を一般会計からいただいているのですが、約7億円を繰入基準額として予算要求している中で、毎年6億5,000万円程度しかいただいていませんので、30年度の予算を3月議会で承認いただくのですが、今の試算でいくと平成30年度は赤字決算になる見込みです。一般会計も苦しく、なかなか十分なお金をいただくことが出来ませんので7ページの内部留保資金7,900万円を使わなければならないという状況です。また、基本的に収益的収支の赤字は損益勘定留保資金で一旦補填することになり、その分を次の年に復活という形で損益勘定留保資金に返す訳ですが、返すお金が補填していただいたお金より少ないと欠損金が出ます。平成29年度はなんとか黒字決算になる見込みですが、平成28年度の補填後の内部留保資金は7,900万円から4千万円程度減少し、次の30年度では4千万円程度の赤字が予測されております。

委員

 その理由は。

事務局

 下水道は急速に整備を進めてきたため、現在の起債元利償還金が予算の半分以上を占めています。このため30年度は元利償還金のピークを迎えることになり、約15億円の償還金が必要になります。それ以降は徐々に減っていきますが、その減少に応じて、一般会計からの繰入金も減るかと思いますので、しばらくは苦しい状況が続くということです。そして最終的にはその赤字を補填しないと経営がまわらないことになりますので、その際には水道事業会計からの借り入れ等で凌いでいきたいと考えております。

委員

 15億がピークですか。ピーク後減りますか。修理にまた起債をしなければいけないのでは。

事務局

 はい、15億がピークで、毎年2~3千万円ずつ減りますが、その後は更新が控えております。下水道の事業着手から38年が経過しておりますが、法定耐用年数が50年ということで、あと10年後に最初の更新が出てきますので、それまでにお金を貯めていく必要があるということになります。

委員

 貯めるお金が無ければまた起債をしなければいけないということですか。

事務局

 そうですね。今の段階で元金償還金のピークは30年度、起債の残高は21年の184億円がピークで、そこから起債残高は徐々に減少してきております。その下がる要因は、毎年5億円程度の起債を借りていますが、元利償還金の15億円のうち元金だけで11億円返しており、その差額の分だけ残高が減少しているということです。消費税が無ければ消費税資本的収支調整額は出てこないのですが、これが入ってから企業会計は複雑になりました。

委員

 下水道事業会計が黒字決算になるように、一般会計へ予算を要求しているのですか。

事務局

 はい、一般会計繰出金があり、その基準額を示させていただき予算を要求させていただいていますが、毎年その要求額より4,000万円か5,000万円を下回る額を今までいただいていますので、その分が蓄積されてきたということです。

委員

 今回利益が出ているというのは。

事務局

 これは、前年度特別会計からの引継金6,900万円がありましたのでその分で利益が出てきたということです。

委員

 引継金6,900万円があったけれどそのうちの3,000万円を使ったということですか。

事務局

 いえ、残りは8ページの7,900万円です。
 また黒字決算根拠としては、毎年湖南中部流域浄化センターに汚水処理費を負担しておりますが、5年に一度精算される湖南中部処理区第7期経営計画期間内剰余金返還金が資料2-2の2ページの5特別利益の項目の4,296万円でした。その計画期間の最終年度が平成27年度で5年目にあたり、平成28年度の剰余金の清算により当年度の収入となりました。そして、先ほどの前年度特別会計からの引継金6,900万円を含め、平成28年度は黒字になったということです。

委員

 流域からの返還金とは。

事務局

 湖南中部処理区で経営計画を立てられて、各市町からの汚水処理水量に対して処理をするために5年間でどれほどの経費がかかるかを出されて、算定されたものを汚水処理単価として市町から汚水処理負担金をとっておられます。そして計画期間の5年経過後に各市町からの負担金収入と湖南中部流域浄化センターで処理費に充てる費用と維持管理費を含めた経費に差額が出れば、それを剰余金として市町へ返還金されるということです。

会長

 議事3.平成29年度水道事業の実施状況について説明をお願いします。

事務局

会長

 ありがとうございました。何か質問はございませんか。

委員

 すべて入札ですか。だいたい予定価格に対してどのくらいの率で落札されていますか。

事務局

 すべて入札です。ばらつきがありますが、83%~90%の間で落札されています。95%は無いです。予定価格は入札の事前に、最低制限価格は事後に公開しています。

委員

 資料3の2ページの2.の工事名で、雨山高区の「高」の文字は「工」ではないのですか。

事務局

 石部の雨山には高さの関係で同じところに高区・中区・低区と3種類の配水池があり、それを区分するために「高」の字をあてています。また水道事業では以前から石綿管の更新を進めておりまして、14.の水戸町老朽配水管布設替工事が完了すれば、湖南市のすべての石綿管が更新される予定です。

会長

 議事4.平成29年度下水道事業の実施状況について説明をお願いします。

事務局

会長

 ありがとうございました。何か質問はございませんか。

委員

 下水道事業には国庫補助金が出るのに対し、水道事業には補助金は無いのですか。

事務局

 水道はほぼ100%整備ができておりますし、また実際に水道管を更新しようとすると基幹管路となる大きな管に対しては補助があるのですが、下水道事業とは補助の体系が違いまして、今のところ面整備をしているところは補助の対象にはならないということです。

委員

 下水道もほぼ100%整備ができているのですか。普及率は。

事務局

 下水道は現在も整備を進めておりまして、今年度末で97.4%の普及率を見込んでいます。
水道はどの市町もほぼ100%整備されておりますが、下水道は未整備のところもございますので、補助金をいただきながら整備を進めております。

会長

 他、ございますか。では休憩に入ります。14時37分~14時45分 休憩

会長

 それでは、再開します。
 議事5.平成29年度上下水道料金の収納状況と未収金対策について説明をお願いします。

事務局

会長

 ありがとうございました。何か質問はございませんか。

委員

 水道料金の現年度分の収納率と下水道使用料の現年度分の収納率は同じようなのに過年度分は10%ほどの違いは何ですか。水道と下水道の水量は連動しているのですね。

事務局

 水道も下水道も企業会計で発生主義であり、その時に発生した料金がそのまま決算額となります。また打ち切り決算になっていますので、3月末までに銀行で確認できなかった3月末の口座振替分が4月に入ってきます。本来でしたら下水道会計はもともと特別会計でしたので出納閉鎖期間があり、5月までに入った分を決算としていました。そのため未収金は少なかったのですが、平成28年度以降は企業会計になり、打ち切り決算により水道と同じような収納率となりました。もともとは下水道の過年度収納率は10数%でした。3月末までの入金分が4月に入ることで、未収金も多いけれども徴収する過年度分も増えているということです。
 また、水道と下水道の使用量は連動しています。水道料金と下水道使用料には、各々滞納整理の手順があり、水道料金には滞納者へ督促状を発行、催告状発送、給水停止との手順ですが、給水停止を予告してその後、滞納額の半額を納めないと水が止められるシステムになっています。まず、水道を確保したいということで水道料金は納めて頂きますが、下水道使用料は給水停止のように下水道への排水を止める事が出来ないため、分納誓約書を結んでいただいたとしても下水道使用料は後回しになり未収金が多くなり、過年度分の収納率に差が出てくることになります。ちなみに水道・下水道の両方を滞納されている方が多いですが、その内訳としては、圧倒的に下水道使用料を滞納している方が多く、滞納額も多いという状況です。

委員

 どうなれば債権放棄なのですか。

事務局

 水道料金には私法上の債権である私債権、下水道使用料には公法上の債権である公債権という債権管理の方法や時効の取扱いの違いがあります。水道料金は、以前までは差し押さえのできる税金や下水道使用料などのような公債権としての取り扱いで、自動的に5年がたてば時効が消滅することから滞納整理等で差し押さえが出来たのですが、平成16年から消滅時効が2年で個人との契約という私債権の取り扱いとなり、その時効についても、こちらが放棄するか、債権者の方が時効を援用(債権者が自己利益のために時効完成を主張すること)されるかどちらかでないと債権が消滅しないことになり、さらに債権を差し押さえしようとすると訴訟を起こさねばならない形となります。また、湖南市の債権管理条例第7条債権放棄の規定に基づく1号から6号までの債権放棄内訳があります。例えば1号は、「債務者が著しい生活困窮状態(生活保護法の適用を受け、又はこれに準じる状態をいう。)にあり、資力の回復が困難で、当該債権について弁済することができる見込みがないと認められるとき」とあり、5号には「債務者が失踪、所在不明その他これに準じる事情があり、徴収見込みがないとき」とありますので、この条例の各規定に基づいて債権放棄の手続きを進めております。

委員

 水道は、一般的には、訴訟を起こしてまでも債権の差し押さえはしないということですか。

事務局

 下水道は公債権なので、督促状の後、催告状を発行し、滞納整理で銀行預金の差し押さえ等は出来ますが、水道は私債権ですので訴訟を起こさない限り差し押さえ等が出来ませんが、その訴訟費用が債権額と比較して大きい場合は、「債権金額が少額で、取立てに要する費用に満たないと認められるとき。」という条例の規定を用いて債権放棄をしています。

委員

 水道を止めたら生命にかかわるとの条件はありますか。

事務局

 以前はそのようなことを言われておりましたが、今はコンビニでもどこでも水は購入できますので、そのようなことは考慮しておりません。また、下水道は下水道使用料も受益者負担金も5年経てば自動的に不納欠損という形で債権を落とすことはできるのですが、水道はそれができないので、債権管理条例に照らして債権放棄の手続きをしていくということとなります。また破産された方は裁判所から通知がきますので、条例に基づき手続きが出来ますが、経済的な理由ということで、生活困窮の状態を判断するのが一番難しいです。それについては、福祉担当と連携して精査判断しております。

委員

 滞納整理を土曜、日曜訪問と資料にはありますが、職員さんが行かれるのですか。

事務局

 滞納整理業務を委託しておりますので、委託業者に行っていただいています。差し押さえとなると時間もかかりますので、まずは順次滞納整理にまわっていただき、その中でどうしてもという方は、水道の場合は給水停止の「水道を止めますよ」の手続きに入り、それの解除で滞納額の半分をいただくことになりますが、水道を優先されることで下水道使用料の滞納額が減らないという状況にあります。

事務局

 それでは、議事6下水道ストックマネジメント基本計画の概要について説明をお願いします。

事務局

会長

 ありがとうございました。何か質問はございませんか。

委員

 このような形は全国的にスタンダードな形なのですか。

事務局

 今後の補助の要件となってきますので、このような計画をもって適正な管理をしていない市町は交付金事業の対象としないというのが、今後の国の方針になります。

委員

 下水道法に基づき展開しているということですか。

事務局

 今後の補助要件として国で義務化されました。そのためには、このような計画を作らないとできないので、作る費用の調査点検についても補助し、それに基づいてする事業については交付金の対象にしますという流れです。

委員

 近隣の市町に比べて湖南市の下水道の優れた点、誇れるものはないですか。

事務局

 下水の処理管理は、湖南中部浄化センターで11市町が処理されています。昔の下水道が整備された頃は、浄化センターに近い所から順番に幹線が上がってきて、それに沿った形で市町の下水道も整備されてきていますので、特色というと、下水道というのは自然流化で流すのが原則となっていますので、どうしても地形で高低差がある場合には、低い所から上に上げなければならなくなります。それをできるだけ合理的にしていこうとするのがポンプ場で、ポンプ場に一旦汚水を集めそれを流域の幹線に送っていくという形ですが、どうしても部分的に低い所があって、そこへ行くために下水道管を深い位置に入れるのにはかなりコストがかかりますので、一部低い所には、その地域だけの汚水を集めて幹線に送るマンホールポンプが市内に41カ所あります。当然維持管理の経費はかかりますので、できる限りそういったマンホールポンプを付けなくても済むような計画をしていきたいのですが、どうしても地形の高低差があると自然流化で流せない部分がでてきますので合理的に進めようとするとポンプに頼らなければならないということです。

委員

 腐食環境の管は他の市に比べ多いですか。

事務局

 まだこれからの点検次第ですが、箇所数としてはそんなに多くはないと思っています。
圧送管と言いまして、どうしてもポンプ場から圧力をかけて送る場合に管の中が真空になってしまいます。そうなると硫化水素が発生しやすい環境になり、圧送先のマンホールから下流がどうしても硫化水素で腐食される状況となります。甲西北汚水幹線も圧送管掃出し口から下流の部分が腐食環境にありますので、それについて長寿命化計画をたてて平成23年度から改築更新事業により整備を進めているところです。

会長

 それでは、議事7その他はありますか。

事務局

 議事7「その他について」(事務局説明)

会長

 では、全体を通して何かありますか。

委員

 別に無いです。

会長

 それでは、平成29年度第2回湖南市上下水道運営審議会の議事が全て終わりましたので、これで終了したいと思います。委員の皆さんのご協力により議事進行が円滑に進みました事を厚く感謝申し上げます。ありがとうございました。

事務局

 本日は、長時間にわたり慎重にご審議をいただき、誠にありがとうございました。それでは、本日の審議会の終わりにあたりまして、副会長からご挨拶をお願いしたいと思います。

副会長

 本日は年度末何かとお忙しい中ご出席いただきましてありがとうございました。本日提案させていただいた議事1項目から7項目まで、特に1項目での情報公開をし、次年度からは傍聴を設けるということで委員の方がどれほど残っていただけるかわかりませんが、今までと違った緊張感での審議会をやらねばと思っています。もし、次年度も審議会の委員としてなっていただければ、ご審議のご協力をお願いしたいと思っている次第です。2年間委員としてご活躍いただきありがとうございました。これでこの会議は終了したいと思います。

事務局

 それでは以上を持ちまして、審議会を閉じさせていただきます。
皆さん、ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道事業所 上下水道課 水道庶務係

電話番号:0748-71-2351

ファックス:0748-72-2332

メールフォームでのお問い合わせ