平成30年度第1回湖南市上下水道運営審議会 会議概要

更新日:2019年07月08日

日時

平成30年7月5日(木曜日) 午後1時30分から午後3時30分まで

場所

湖南市役所 東庁舎 4階 第4委員会室

出席者

13名 欠席者 2名 事務局 7名

議事

  1. 上下水道事業会計について
  2. 水道事業会計の現状と平成30年度予算について
  3. 下水道事業会計の現状と平成30年度予算について
  4. 水道事業の概要と平成30年度事業について
  5. 下水道事業の概要と平成30年度事業について
  6. その他

会議内容

事務局

 皆さんこんにちは、本日は月初めで公私何かとお忙しいところ、また梅雨時期で足元の悪い中、ご出席をいただきまして誠にありがとうございます。私、本日の会議の進行をさせていただきます上下水道課長の奥村と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは定刻となりましたので、ただ今から、平成30年度 第1回 湖南市上下水道運営審議会を開催させていただきます。なお、この会議につきましては、公開となりますのでよろしくお願いします。

会議に先立ちまして、市民憲章の唱和を行いますので、ご起立のうえ、ご協力をお願いします。

私が前文を朗読し、その後、一つと申しますので、続けて唱和をお願いします。

(省略)

それでは改めまして、ただ今から、平成30年度第1回 湖南市上下水道運営審議会を開催させていただきます。

初めに、審議会の開会にあたりまして、上下水道事業所長の石部がご挨拶を申し上げます。

所長

 委員の皆さまこんにちは。私、上下水道事業所長の石部と申します。

 本日は、新たな審議委員さまをお迎えし、本年度第1回目の上下水道運営審議会を開催させていただきましたところ、委員の皆さまには公私何かとご多用の中、ご出席を賜り誠にありがとうございます。

 また日頃は、市行政全般にわたり、格別のご理解とお力添えを賜っておりますことを、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

 さて、皆さまもご承知のように、上下水道は、市民生活に欠くことの出来ない重要な社会資本でございまして、上水道は、安心安全な水を安定的に供給することを使命として、また、下水道については、市民の快適な生活環境の改善と河川等公共用水域の水質保全を目的として、これまで両事業の推進と、経営の健全化に努めてきたところでございます。

 このような中、本市では、平成28年4月の下水道事業への地方公営企業法の適用を契機に、上下水道事業の更なる統合を進めることとしており、これまで個別に発注していた委託業務の一本化を図るとともに、上下水道料金の取り扱いに関するサービスの向上を図るため、「湖南市上下水道料金センター」を設置し、収納窓口の明確化と徴収業務の一元化を進めております。

 そして、このような状況に併せて、本市の上下水道事業に関する諮問機関として設置をされました、当「湖南市上下水道運営審議会」も統合から早2期目を迎えることになります。

 このことから、委員の皆さまには、上下水道それぞれの個別事案はもとより、上下水道工事や料金徴収など、連携・連動する業務についてもしっかりと説明させていただきたいと考えております。

 本日は限られた時間ではございますが、どうか忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げまして、冒頭のご挨拶とさせていただきます。

 皆さま、本日はよろしくお願いいたします。

事務局

 それでは、本日は第1回目でございますので、最初に委員の皆様から自己紹介をお願いしたいと思います。皆さま、お手元次第の裏面1頁に委員名簿を付けておりますので、それをご覧ください。

 委員名簿により順次自己紹介
 続きまして、事務局から、順次自己紹介をさせていただきます。

 事務局自己紹介
 15名の委員の皆様につきましては、これから2年間、審議会委員として、どうぞよろしくお願いします。

 次に本日の審議会でございますが、委員総数15名の内13名の方が出席されておりますので、お手元次第の2頁にあります、湖南市上下水道運営審議会規程第6条第3項の規定によりまして、会議が成立していることを報告させていただきます。

 次に審議会規程第5条第1項の規定によりまして、役員の選出をお願いしたいと思います。
 第5条第1項には、「審議会に会長及び副会長を置き、委員の互選によりこれを定める」としております。ここで皆様にお諮りをさせていただきたいと思います。会長及び副会長の選出につきまして、どのような形で選出させていただいたら良いか、ご意見をお願いしたいと思います。

 いかがでしょうか。

委員

事務局一任

事務局

ただいま事務局一任とのご意見をいただきましたが、ご異議ございませんか。

委員

異議なし

事務局

異議なしとのご意見をいただきましたので、役員の選出について、事務局より提案させていただきたいと思います。

上下水道運営審議会委員といたしまして、これまでの実績と経験等をふまえまして、会長に湖南市管工事業協同組合の山中委員、副会長には湖南市工業会の内林委員にお願いしたいと思いますが、皆さんよろしいでしょうか。

委員

異議なし

事務局

異議なしとのご意見をいただきましたので、会長に山中委員、副会長に内林委員、どうぞよろしくお願いします。

会長席と副会長席にご移動をお願いします。

それでは改めまして、山中会長から就任のご挨拶をお願いしたいと思います。

会長

みなさんこんにちは。只今、ご紹介に預かりました山中です。誠に不慣れではございますが、このような大役をお受けいたしましたこと、どうか皆さんのご協力により、よろしくお願いしたいと思います。本日より2年間ではございますが、色々な難しい面が多々出てくるとは思いますが、分からないところは事務局の方へその都度聞いていただければと思います。

この上下水道というのは、先だっても大阪の地震の時もライフラインとしては非常に大変な役割を担っておりますので、それを踏まえてこれからの運営審議会にご参加していただきたいと思います。よろしくお願いします。

事務局

ありがとうございました。それでは、次に本日の会議資料でございますが、事前に資料を配布させていただいております。配付しました資料は資料1から資料5までありますのでご確認をお願いします。資料が足らない方やお忘れの方は、事務局まで申し出てください。よろしいでしょうか。

それでは議事に入らせていただきます。これよりは2頁の審議会規程第6条第2項の規程によりまして、山中会長に議事の進行をお願いしたいと思います。

山中会長、よろしくお願いいたします。

会長

みなさんこんにちは。審議会規程第6条第2項の規程により、議長になりました山中です。

議事が円滑に進行しますように委員のみなさんのご協力をお願いします。

それでは、議事に入ります。

議事1 「上下水道事業会計について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。何か質問はございませんか。

会長

それではないようですので、次に進ませていただきます。

議事2「水道事業会計の現状と平成30年度予算について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。

委員

企業債というのがありますが、企業債というのはどういう形で発行されていて、どなたが購入されているのでしょうか。

会長

ただ今の質問、意見に対して事務局から回答をお願いします。

事務局

企業債については、公的資金として政府資金(財政融資資金)や地方公共団体金融機構から借り入れる資金と、民間資金として市中銀行等から借り入れる資金の二つに大別され、水道事業の運営資金に充てられます。借入の配分等については、国が定める地方債計画に基づいて借り入れを行っています。

委員

ありがとうございました。現在、湖南市でも起債残高が大きくなっていると思いますが、万が一、経営が破綻した場合はどうなるのですか。

事務局

水道事業も下水道事業も公営企業ということで、独立採算で行っている事業でございます。

その中で、毎年企業債を借りながら事業を進めているわけですが、当然借り入れた企業債は返していく必要があります。その財源を確保する中でどうしても資金不足になる場合は、更に借り入れをして事業を継続していくような形で計画させていただいています。

ただ、今のところ水道事業については、これから施設の更新が始まりますので資金を調達していく必要がありますが、内部留保資金というのがありますので、それを使いながら借入額を調整し、経営破綻にならないように事業運営を行っていきたいと考えております。

会長

他に質問や意見はございませんか。

委員

企業債残高が28年度と29年度で2億円程度違うのは、そこで何か事業があったのですか。

事務局

先ほども申し上げましたが、企業債を借りて水道施設の更新を進めさせていただいております。年間、4億円から5億円のお金を借り入れています。その中で、起債残高が増えるということは、毎年の償還がその半分の額を償還していますので、その差額が残高として積み上がっているという状況でございます。

委員

利息はどれくらいなのですか。

事務局

6頁、7頁に水道事業の企業債の償還が円グラフで表示しております。1億6238万2千円と書いてありますが、これが、30年度の元金の償還にかかる分です。

借り入れは、5頁にありますが、4億7180万円となっています。つまり、この差額が、毎年残高として残っていく形です。利息については、4頁に支払利息という項目があり、4600万円が30年度の支払利息になります。

会長

他に質問や意見はございませんか。

これ以上、質問や意見がないようですので次に進みます。

議事3 「下水道事業会計の現状と平成30年度予算について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。ただ今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら挙手をお願いします。

事務局

補足になりますが、下水道につきましては、企業債の元金の償還額より毎年借り入れる額が小さいために残高が減っていきます。水道とは全く逆の形になります。

委員

下水道の整備率はどのくらいありますか。

事務局

29年度末で97.4%です。これは人口普及率で、湖南市の行政人口に対する下水道の供用整備が出来ているところの人口で表した割合です。97.4%の人が下水道を使える区域に住んでおられるということになります。

会長

その他、意見、質問等はございませんか。

これ以上、質問やご意見がないようですので、ここで10分間休憩します。

〈 休憩 〉

会長

それでは再開します。

議事4「水道事業の概要と平成30年度事業について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。

会長

それでは、ご意見、ご質問がないようですので次に進みます。

議事5「下水道事業の概要と平成30年度事業について」、事務局より説明をお願いします。

事務局

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。

委員

ただ今、水道事業と下水道事業の30年度の事業計画の説明をお聞きしたのですが、年度の計画は誰が決めるのですか。

事務局

年次計画を持っていますので、それを基に次年度の予算を含めて計画を上げさせていただいて事業を進めるという形になっています。

委員

これから、劣化とかで管が危ないというような箇所はたくさんあるのですか。

事務局

基本的には、ポンプ場から圧送という形で汚水を送っていますので、圧送先で硫化水素が発生することになります。下流についてはコンクリート管であれば内面がボロボロになってきますので、それを再構築する形で中にもう一つ管を作って更生していく工事であります。

マンホールについても同じです。マンホールの壁のコンクリートがボロボロになりますので、そこに新しいボード状のものを張り付けて腐食を防ぐという対策を進めております。

委員

道路等のインフラがこれから危なくなってくると良く聞く話ですが、水道、下水道ともに同じことだと思いますが、それに伴って人口が少なくなってくると使用料低下でまた料金の値上げもあると思いますが、それらに対する見通しはどうでしょうか。

事務局

見通しにつきましては、経営戦略というのがあり、その事業が10年間どのような財政収支をたどるかという予測を立てて計画をさせていただいております。水道事業につきましては、これから更新事業が増えてきますので、それに対する投資が必要だということで料金改定も検討しなければならないと考えておりますが、今の段階では、上下水道とも料金を改定しなくても、事業を継続していけるものと考えております。

それとインフラですが、水道施設の大部分が道路と同じく老朽化が進んでおりますので、これから更新に対するお金がかなりかかってくると予測されますが、下水道につきましては、昭和54年から事業着手させていただいて、概ね40年少しが経過していますが、下水道管の耐用年数が50年なので、一旦は落ち着いた形で後は維持管理が必要です。下水道については、今は多額の借金を返済していますが、その後は元利償還金が減ってきますので経営は安定していくと見込んでおります。水道については、40年経過している施設もかなりありますので、今年度に施設の更新計画を立てさせていただいて、それに基づいて順次計画的に更新を進めていきたいと考えております。

会長

その他、質問意見はございませんか。

委員

先般、大阪で地震があり、枚方では断水が長く続いていましたが、湖南市でも管の老朽化された部分を今まで更新されていると思いますが、震度5、6程度の地震が起こった場合、断水が想定されるのはどれくらいの範囲ですか。

事務局

難しいですが、湖南市でも耐震化ということではないですが、耐衝撃性の硬質塩化ビニール管を平成8年くらいから更新時に使っており、現在までに約50%程度入れ替わっていますので、かなり漏水等も減ってきております。ただ、実際にあの程度の地震が湖南市内で起きた場合にどれくらいの被害になるかというのは分からない状況ではありますが、古い管にはそれなりの損傷が発生する可能性はあると考えられます。

委員

石部の中央区あたりで、水道の圧が弱いという話を聞きます。水道事業者と話をしていると管が古いから弱いと聞きます。また、少し大きな設備に水道を通すとどうしても水圧が下がってしまうという話をよく聞きます。これはどういうことでしょうか。

事務局

基本的に水圧は一定に保つような形で計画をしておりますが、皆さんが一斉に水を使われるとどうしても水圧が弱くなります。ただ、それを考慮して水圧を高めますと水道管が割れやすくなりますので、その辺を調整しながら整備を進めております。

委員

水道管を替える計画が着々と進んでいるのですか。

事務局

計画的に順次更新させていただいております。本市の場合、旧甲西町では下水道の整備に併せて水道管を更新しておりますが、旧石部町では下水道の整備に併せて水道管を更新できていないので、古い住宅団地等では度々漏水が発生している所もありますので、そのような場所から優先的に更新をしていくような計画を作っております。

委員

県道113号線(宝来坂)では、度々水漏れがありますが、交通量も多いですが老朽化が原因ですか。

事務局

あの辺りは、昔の石綿管がまだ残っていましたので、それを2年前に更新させていただいております。漏水という話もあるのですが確認をさせていただいたところ湧水であるとのことでしたので、順次年数を考慮しながら更新計画に入れていきたいと考えております。

委員

この前、下田の墓地管理組合で水道が漏水しましたが、表に噴出していなかったので、位置が分からなかったのですが、こういう場合に漏水個所を見つける方法はありますか。

事務局

漏水探知機というものがありまして、水の流れる音等で位置を特定することができる機械なのですが、それが使える場所であれば上下水道課に相談していただければと思います。

下田の墓地は修繕が完了していると聞いておりますが。

委員

完了はしていますが、それまでの累積の金額が膨大なものでしたので、漏水箇所がなかなか見つからなかったもので。

それと、下水道に未接続の家庭があるかと思いますが、何か指導等はされておりますか。

事務局

先程、資料5の4頁の下に水洗化率(93.9%)が表示しておりますが、これは下水道が使える区域で接続されている割合です。つまり6%の方が接続されていないという状況になります。平成22年当時は90%だったのですが、平成23年度から下水道の水洗化の普及促進業務ということで、管工事協同組合などに委託させていただいて毎年啓発に回っていただいています。その結果、現在の率まで上がってきております。勿論、回ったところがすぐ翌年に接続していただける訳ではないですが、その後の接続状況を検証したうえで再度啓発を行うなどしております。

委員

前にも汚水が垂れ流しになっていて、環境的な問題もあり困っているところもあります。

事務局

臭いがする等聞きますので、市としても指導はさせていただきますが、地元の中でも区長さん等を通じて啓発いただけるとありがたいです。

会長

他に質問や意見はございませんか。

それでは、質問やご意見がないようですので次に進みます。

議事6 「その他」、事務局より説明をお願いします。

事務局

今年度の運営審議会の予定でございますが、次回は11月中旬に委員研修として、野洲市にあります滋賀県企業庁の吉川浄水場の視察研修を計画しております。

そして来年の3月には、第2回目の審議会を開催させていただく予定でございますので、併せてよろしくお願いいたします。 事務局からは以上でございます。

会長

ありがとうございました。只今の事務局の説明でご質問やご意見がございましたら挙手をお願いします。

質問やご意見がないようですが、全体を通して、ご質問やご意見がございましたら、挙手をお願いします。

それではないようですので、以上で議事は全て終了しました。みなさんのご協力により議事進行が円滑に進みましたことに厚く感謝いたします。これをもちまして、議長を退任いたします。

ありがとうございました。

事務局

山中会長、円滑な議事の進行、ありがとうございました。

皆さん本日は長時間ご審議をいただき、誠にありがとうございました。それでは本日の審議会の終わりにあたりまして、内林副会長からご挨拶をお願いしたいと思います。

副会長

皆様、長時間に渡り慎重な審議をありがとうございました。忌憚のない意見も出まして良かったと思っております。本日は、上下水道の公営企業会計方式と上下水道の会計それと事業の説明をいただき見やすい資料で良かったと思っております。私が思いましたことは、計画給水人口と計画一日最大給水量で、一人あたりにすると438リットル使っているのかと知りました。それが多いのか少ないのかは分かりませんが、こういう数字が出ているとのことでした。

また、私たち一般市民からすると、金額が億単位で出てきましたので驚いていますが、これからも分からないことは質問していただいて、運営審議会を進めていきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。

事務局

以上をもちまして、審議会を閉会します。ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道事業所 上下水道課 水道庶務係

電話番号:0748-71-2351

ファックス:0748-72-2332

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