ウツクシマツ情報局第7号

更新日:2023年02月22日

「ウツクシマツ情報局」は国の天然記念物「平松のウツクシマツ自生地」に関する情報を掲載しています。

第7号の内容は「ウツクシマツ自生地全域の落ち葉かき」と「ウツクシマツ自生地内の腐葉土除去」についてです。

〇ウツクシマツ自生地全域の落ち葉かきをしました


落ち葉を堆積したままにすると、落ち葉が土の栄養となり、自生地内に腐葉土として堆積することになることから、ウツクシマツ自生地の全域に溜まった落ち葉を1月に集め、自生地外へ搬出しました。

マツは腐葉土層のような栄養がある場所では生長しにくく、地表が見えるような痩地で生長するので、落ち葉が落ち切った冬に地面の落ち葉を回収し、出来る限り土地の栄養にならないようにしています。

 

〇ウツクシマツ自生地の一部で腐葉土を取りました

ウツクシマツ自生地は、落ち葉などが栄養となって腐葉土層が厚くなったことで痩地を好むマツが生育しにくい状況となっています。
そのため、一部の区画に限定して堆積した腐葉土を除去しました。堆積した腐葉土層は10センチメートル以上あり、腐葉土層を相当取らないと地表が見えないほどです。

マツが生長しやすい環境にするためにはこの腐葉土層をすべて除去したほうがいいのですが、自生地内にマツの根が張り巡っており、根を傷つけないように慎重に作業をする必要があり、また、一度に広い範囲で腐葉土を取ると自生地の環境が大きく変化し、地表が流されやすくなることで、土砂災害が起こる可能性が懸念されることから、場所を区切って実施しました。

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