令和5年度ウツクシマツ情報局第3号
「ウツクシマツ情報局」は国の天然記念物「平松のウツクシマツ自生地」に関する情報を掲載しています。
令和5年度第3号の内容は「菩提寺学校児童のウツクシマツ自生地見学」と「ウツクシマツ自生地内の草刈り」についてです。
〇ウツクシマツ自生地に菩提寺小学校3年生の子どもたちが見学に来ました
10月6日(金曜日)に菩提寺小学校の3年生の子どもたちが平松のウツクシマツ自生地の見学に来ました。
最初に自生地前で職員からウツクシマツ自生地について説明があり、その後自生地内に入りウツクシマツなど自生地内を見学しました。
子どもたちはウツクシマツに実際に触れ、特にウツクシマツの樹皮に興味を持ち、地面に落ちた樹皮を集めていました。
ウツクシマツ自生地はウツクシマツを含めたくさんの自然があるので、このような自然とのふれあいを通じて、子どもたちにウツクシマツ自生地により興味を持ってもらえればと思います。
〇ウツクシマツ自生地内の下草を刈りました
7月下旬から8月にかけて1度、9月下旬から10月にかけて1度の計2回、平松のウツクシマツ自生地内で伸びていた下草を刈りました。今年は気温が高い日が続いたためなのか、下草が良く伸びたため、時期を少し遅くして実施しました。
マツの成長には水分と日光が必要です。下草が伸びるとウツクシマツの若木ではなく、長い下草に日光が当たるため、ウツクシマツの生長に悪影響を与えます。
また、ウツクシマツの若木自体も下草に隠れてしまい、下草刈りの際に誤伐する可能性があります。この誤伐を避けるために、あらかじめ若木に目印をつけて、ウツクシマツの若木がある場所を分かりやすくして誤伐を防いでいます。
今後のウツクシマツ自生地の再生のためには次の世代のウツクシマツの若木が成長することが必須ですので、今後もウツクシマツ自生地内の環境整備を進めます。
更新日:2024年01月10日