平成26年度 第1回環境審議会会議録

更新日:2020年02月07日

平成26度 第1回「湖南市環境審議会」概要記録書

日時

平成26年9月26日(金曜日) 午後2時から4時

開催場所

湖南市役所東庁舎3階大会議室

出席委員

成瀬、藤井、野呂、池田、田邉、井上、三大寺、高畑、上西、村井、
寺嶋、青山(委員12名)

欠席委員

鈴木、本田、北村、廣井(委員4名)

行政事務局

谷畑市長、安井課長(都市政策課)、東峰参事(農林振興課)、
池本主幹(地域エネルギー課)(4名)

事務局

前田部長、西村課長、山岡主幹、市川主査、渡辺専門員(5名)

1.開会 (事務局)

市民環境部生活環境課課長 司会・進行
成瀬会長あいさつ
谷畑市長あいさつ

2.環境審議会 委員及び事務局の自己紹介

審議会委員自己紹介
事務局自己紹介

3.議題の審議 (成瀬議長)

「湖南市環境審議会規則第3条2項に基づき本日の出席委員は12名、委任状提出委員は3名で、過半数以上の出席があり本日の審議会が成立している」と宣言。
湖南市環境審議会規則第3条に基づき会長が議長となり、議題の審議にうつる。

平成25年度取組状況および平成26年度取組計画について

農林振興課より重点プロジェクトについて説明

会議内容

審議会委員意見 藤井委員

資料の中身や3月までの内容は委員は事前に把握しています。基本計画を作成するにあたってどういうことが進んでいるのか、何が問題なのか、そういったことの説明をお願いします。審議の時間の都合もありますので、よろしくお願いします。

審議会委員意見 成瀬議長

これから11の重点プロジェクトについて報告を頂きますので、もう少し要領よく説明をお願いします。

審議会委員意見 野呂委員

一項目ごとに意見を聞いていただく方が質問もしやすくなりますのでよろしくお願いします。
耕作放棄地について、行政としてどう把握されているのか、どう対策をされているのか教えていただきたい。
子供たちの体験学習ですが、中学生に耕作放棄地を利用して農作業体験をさせてほしいと思います。

審議会委員意見 藤井委員

土とのふれあいプロジェクトについて、湖南市らしさの方向性を考えてみました。湖南市といえば福祉のまちですので、それと耕作放棄地を結び付けられないか、生きる力を作るというか、生まれてから死ぬまでまさに福祉
農業という形で土に触ることが生きる力になるという、このまちだからできる、湖南市だからできるという方向で考える必要があるのではないかと考えます。

審議会委員意見 寺嶋委員

小学生の頃から大阪で育ってきましたが、時々湖南市に帰ってきて土を触ったり山に入ったりがとても楽しくて、すごく勉強になりましたので、今の子供たちにもそういう体験をさせてあげることが大切だと思います。

審議会委員意見 上西委員

平成28年に物産館が完成しますので、遊休地を利用して野菜等を栽培していただき、物産館と連携して利益を上げられるような方法を考えてほしいと思います。
あと、若者が農業に関心を持たない、携わらないというところがあるので、もっと利点をアピールして若者を取り込んでほしいと思います。

事務局対応 農林振興課

現在湖南市において遊休農地というものは山間地や湿田を除いてほぼないと認識しています。また、ふれあい農園や体験農園で使っている農地は生産性の高い農地でありますので、遊休農地の活用方法としては、今はまだ有効な方法が見つかっていません。今後は若者が農業に携わろうと思えるような魅力のある農業環境を市として作っていきたいと考えています。

審議会委員意見 寺嶋委員

里山プロジェクトについてですが、ずっと里山でボランティアをしておりますが、力仕事がたくさんあって女性だけではなかなか作業が進みませんので、ぜひ若い方に関心を持ってもらいたいと思います。
あと、薪ストーブが普及していけば里山がきれいになっていくと思ってます。

審議会委員意見 藤井委員

焼け石に水だと仰いましたが、焼け石に水を打破していくのが政策作りだと思いますので、一緒に頑張っていきたいと思います。薪ストーブの話ですが、滋賀県ではかなり増えてきていますが、湖南市では公共施設、個人のお宅でどれくらい設置されていますか。
寺嶋さんはとても長い間ボランティアをされていますが、関心のある方や汗をかくことが好きな学生はたくさんおられるので是非タイアップしていけば湖南市の里山の姿が見えてくるのかなと思います。

審議会委員意見 池田委員

山林というものは植栽してから50年から70年が経たないと形にならないが、その期間整備をしていこうと思うと、人力では限界があるので機械化等も含めて施策を講じてほしいと思います。単発ではなくて長期的な視野で進めてほしいと思います。

審議会委員意見 野呂委員

東寺の裏の阿星山があるんですが、スギとヒノキだけの人工林の山は崩れているところが多い。雑木林はほとんどない。放置されいる山林が多いので湖南市が率先して整備していけばいいのではないか。大学生や若い人で興味をもっている人はいるから、そういった人材を活用していけばいいのではないでしょうか。

審議会委員意見 成瀬議長

薪ストーブの普及率について把握されていれば回答をお願いします。

事務局対応 農林振興課

申し訳ありませんが、公共施設では設置しているところはありません。個人のお宅で何件あるかも把握していません。

審議会委員意見 成瀬議長

是非状況把握してください。市民の意識を把握して行政としてプロジェクトを進めていってください。

都市政策課より重点プロジェクトについて説明

審議会委員意見 成瀬議長

たくさんの資料を添付していただき、頑張っておられるなという感じだなと思います。
時間の関係もありますが皆様のご質問、ご意見をよろしくお願いします。

審議会委員意見 上西委員

野洲川の環境ですが、イノシシが住んでいるような状況で、また森林化が進んで危険な個所が多いんですが、また今後は昔のような安全に野洲川に親しんで入れるような環境にしていただきたいなと思います。
あと、東海道の街並みなんですが新しいお家がどんどん建ってきてますが、条例等を作って古き良き町並みを残していければいいのかなと思ってます。

審議会委員意見 寺嶋委員

私が住んでいる岩根地先は山の麓なんですが、この前災害が起こった広島県と同じ風化花崗岩で出来ていますのですごく不安があります。また、避難所は河川に近いところに設定されていますので、どこに逃げればいいのかなという不安もあります。

審議会委員意見 藤井委員

ワークショップを通して様々な意見を取り入れておられて大変すばらしいなと思って伺ってました。
三雲学区の景観まちづくりワークショップの中で、住民主体で実践したくなるまちづくりプロジェクトを考えようというものを受けて、次の年度に都市政策の中で反映していくという図がすでに見えているのか、そのあたりのことをお聞きしたいと思います。電柱をなくすというものもありますが、ワークショップの中で出た意見が確実に市の施策に反映されるとなるともっともっと市民の参加率も上がると思いますので、そのあたりのこともお聞きしたいと思います。

審議会委員意見 野呂委員

東海道から電柱をなくすプロジェクトについてですが、とても良いことだと思うんですが、実際はかなり費用もかかると思いますし、関西電力等との協議も必要だと思いますがそれについて少しお聞きしたいと思います。

事務局対応 都市政策課

まず野洲川の整備についての現状と課題ですが、かなり土砂の堆積や流木もありますし景観の説明会の中ででも様々なご意見を頂いております。
また防災面や安全面についても課題があると思ってます。
そんな中で、まず野洲川を重点地区として指定し、整備の問題や環境問題については管理者であり事業者である滋賀県の方に働き掛けていきたいと思っております。
旧東海道の街並みにつきましては、景観計画での位置付けや条例化が必要だと思います。また、特に旧東海道につきましてはお住まいになってる地元住民さんとの合意形成が一番大事だと思っておりますので、今後引き続き三雲まちづくり協議会と協議しながら進めていきたいと思っております。
岩根地区の安全対策につきましては、ご指摘いただきましたように課題があると思います。優先順位としては当然安全対策、防災対策の次に景観計画だと思っておりますので、まずは安全面についての検討が必要だと考えています。
ワークショップの取り組みですが、今後の取り組みにつきましては地元まちづくり協議会と連携してどのような方向で進めていくのか協議していきたいと思います。ただ、既に進めていただいているプロジェクトも何点かございまして、例えば空き家・空き地活用プロジェクトについては三雲のまちづくり協議会が活動の一つとして取り組みを始めていただいているようなケースもございます。
無電柱化の件ですが、国で審議が始まっています。現在は市の方で費用負担の必要がありますが、法律化されれば国の方での事業といった位置付けになってくるかと思います。ただ、現在進めている新規事業につきましては国の審議とは関係なく考慮しながら進めていきたいと思っております。

審議会委員意見 成瀬議長

ありがとうございました。
発言にもありましたが、防災についてですが、これだけ温暖化等の影響での異常気象が続いてまいりますとすさまじい集中豪雨等もですが、従来の認識を変えていかないといけないと思います。景観計画の中ででも安全を最優先でという話もありましたが、これからの環境問題や景観の関係を進めるにあたっては防災の視点も必ず考慮していかないといけないなと感じました。

地域エネルギー課より重点プロジェクトについて説明

審議会委員意見 藤井委員

湖南市といえば自然エネルギーで全国で名をはせていらっしゃいますが、最近、原子力発電が前面に出てくる動きの中で九州電力が再生可能エネルギーの中断なんていう話もありますが、滋賀県の中では湖南市はトップランナーですから、今後の展望をぜひお聞きしたいと思います。
守山市でも市民共同発電所が四号機まで出来て今は五号機に挑戦していますので、アピールの仕方等を学びたいと思っています。
あと、二号機までに湖南市民がどのくらい参加されているのか、三号機に向けて今まで出資した人たちが議論しながら他の市民に働きかけるような機会を持っているのか、そこが大事だなとも思っておりまして、そんなところもお聞きしたいと思います。

審議会委員意見 上西委員

初号機、二号機が完成して、また現在三号機というところなんですが、湖南市には四つの中学校区、九つの小学校区がありますので、その地区ごとで進めていただくのも効果的なのかなと思っております。みなさんの身近にあるともっとたくさんの市民の方が目を向けて応援してくださるような気もしますので、ぜひそんな方法を考えていただきたいと思います。

審議会委員意見 野呂委員

市にゴミ焼却所があると思いますが、そこでは毎日焼却してたくさんのエネルギーがあると思いますが、それを発電に利用するようなプランはありますか。

事務局対応 地域エネルギー課

藤井委員のご意見にもありましたが、FITが下がってもやはり地域の発電所いう意味でも太陽光発電を進めていかないといけないなと思っております。
またPRの仕方としては関係者の方に出席してもらって話をしていただいたり、市のイベントの中でもPRしたり、市民共同発電所についての勉強会を開催しております。
防災の面では、今年度一つの区で太陽光パネルを設置したいという要望もお聞きしておりますので、これをきっかけにたくさんの地域で進めていきたいと思っています。
ゴミ焼却所の件ですが、甲賀広域行政組合の方で独自に進めておられるとお聞きしています。市民共同発電所の出資者数につきましては、初号機については県外の方も含めて70名弱、二号機については27社の企業と市民の方80名程度の方に出資頂きました。

審議会委員意見 藤井委員

市民発電所の地域商品券を使える店舗は何か所くらいありますか。
東近江市でも地域商品券がありますが、423件に増えました。使える場所が増える、地域にお金が落ちる仕組みが大切だと思います。

事務局対応 地域エネルギー課

湖南市でも関係各所と連携して使える場所を増やしていきたいと考えています。

生活環境課より重点プロジェクトについて説明

審議会委員意見 藤井委員

雨水利用については防災の観点からも非常に重要でありますので、市庁舎だけではなくて是非市民の方へ設置する方向で広げていっていただきたいと思います。
廃食油につきましては練り石けんの話がありましたが、地域エネルギー課はバイオマスということでしたが、とも連携して進めていただきたいと思います。環境学習のツールとしてはいいとは思いますが。石けん運動の話は40年近くになりますが古くて新しい事でありまして、もう一度原点にも立ち返りながら川との関係、環境との繋がりを考えながら進めていただきたいと思います。

事務局対応 生活環境課

地域エネルギー課とは常に連携し、総合的に進めていきたいと思います。また廃食油の量に関しましてはリサイクルプラザで把握しておりますので、報告できる準備をしておきます。

審議会委員意見 藤井委員

全国的には事業系はかなり回収できていますが、家庭系はなかなか回収できていないので、湖南市ではゴミとして捨てないという取り組みになっていけばいいなと思います。

生活環境課より平成25年度環境保全活動について報告

審議会委員意見 成瀬会長

ありがとうございました。
議事としては以上となります。議事の円滑な進行にご協力いただきありがとうございました。それでは進行を司会に返します。

4.閉会 (事務局)

前田市民環境部長あいさつ

この記事に関するお問い合わせ先

環境経済部 環境政策課 環境保全・クリーンタウン推進係

電話番号:0748-71-2326

ファックス:0748-72-2201

メールフォームでのお問い合わせ