ソーラーシェアリングを活用した農福連携事業
趣旨・目的
湖南市では、平成28年に官民連携による自治体新電力会社「こなんウルトラパワー株式会社」を設立し、公共施設や市内企業等に電力供給を実施しています。また、「湖南市地域自然エネルギー基本条例」や「湖南市地域自然エネルギー地域活性化戦略プラン」に基づきながら、地域の資源を活用し、再生可能エネルギー事業や省エネルギー事業にも取り組んでいます。
今回、こなんウルトラパワーが滋賀県の補助事業(平成31年度滋賀県エネルギー活用型地域活性化プロジェクト支援事業)を活用し、ソーラーシェアリングによる太陽光発電20kWの設置を行いました。
太陽光発電の下では、市内福祉事業者等で組織する「こなんイモ・夢づくり協議会」によるサツマイモの空中栽培を行い、六次産業化やイモエネルギーの検討等に取り組みます。
このように、自治体地域新電力会社が地域の福祉事業者等の団体の事業に関わり、地域の資源を活用した社会参画機会の創出を推進します。
ソーラーシェアリングとは
ソーラーシェアリング
農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備等の発電設備を設置し、農業と発電事業を同時に行うことです。
写真のように太陽光パネルを一定の間隔をあけて設置することで、作物に必要な日射を確保し、1つの土地で農業と発電事業を両立することができます。
令和2年6月5日(金曜日)にサツマイモの苗を植え付けました。パネルの隙間から降り注ぐ太陽光を浴び、成長していきます。
期待される効果
【環境的側面】
- 再生可能エネルギーによる発電により、環境への負荷が少ない低炭素社会の構築に貢献します。
【経済的側面】
- 発電事業と小売電気事業の両面から電力の地産地消を実現し、地域経済循環の拡大に貢献します。
【社会的側面】
- 発電事業で安定的な収入源を確保することにより、農業の拡大および六次産業化を図り、雇用の創出を担います。
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更新日:2024年01月12日