自宅を売っても住み続けられる? リースバックは慎重に検討して!

更新日:2023年08月10日

  • 自宅を不動産業者に売却して代金を受け取り、同時に賃貸借契約を結んで、その後は家賃を払いながら同じ家に住み続ける「リースバック」という不動産取引があります。
  • リースバックで結んだ賃貸借契約においては、期間が定められる場合が多く、ずっと住み続けられる保証がありません。家賃が相場より高額に設定されてしまうことや、契約更新時に家賃が値上げされることもあります。

事例

  • 4年前、所有していたマンションを売って、そのまま賃貸でそこに住み続けられる契約をした。売却金額は1千万円で、家賃の月額は9万5千円。当時の月収は、夫と私の年金で25万以上あったが、しばらくして夫が亡くなり、年金が減って家賃の支払いが遅れるようになった。本日集金人がやってきて催促された。事情を話すと「払わないなら出て行ってもらう」と言われた。

アドバイス

  • 自宅の売却はクーリング・オフができず、契約が成立してしまうと無条件で解除できません。メリットだけでなくデメリットや仕組みもよく理解して慎重に考えましょう。

 

  • 住み慣れた自宅に住み続けながら一括の資金を受け取ることができる方法としては、「リースバック」「金融機関からの融資」「通常の売却を選んで、契約締結後、決済・引渡時期を事業者と調整する方法」などがあります。ライフプランに合わせて比較・検討することが重要です。

この記事に関するお問い合わせ先

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