第2回湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画策定委員会

更新日:2020年12月08日

湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画第2回策定委員会議事録

令和2年8月25日(火曜日)午後1時半~午後3時半

湖南市保健センター 2階 大会議室

出席者

委員16人、事務局

 

配布資料

・次第

・湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画第1回策定委員会ご意見シートとりまとめ回答

・資料1 湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画基本理念等の設定について

・資料2 第7期湖南市高齢者福祉計画介護保険事業計画~基本施策の取組状況~

 

1.あいさつ

●事務局

湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画第2回策定委員会を開催いたします。皆様、本日はお忙しい中ご出席賜りありがとうございます。

●事務局(部長)

こんにちは。新型コロナウイルス感染症では毎日感染者が報告されており、本市では現在11例となっております。皆様には、新しい生活様式のもと、様々な対応により市民の健康を守っていただきありがとうございます。

本日は、第2回目の策定委員会を開催いたします。前回は新型コロナウイルス感染症の本部会議があり、途中退席をしてしまい申し訳ございませんでした。本日は、次期計画の基本理念、基本目標、施策、部会の設置についてご提案いたします。皆様の活発なご意見をよろしくお願いいたします。

―会議成立の報告及び、資料確認―

 

2.協議事項

(1)湖南市高齢者福祉計画介護保険事業計画の基本理念・基本目標等の設定について

―議事(1)に先立ち、「湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画第1回策定委員会

ご意見シートとりまとめ」を説明―

―資料1について説明―

●委員

基本理念、基本目標、施策が提示されていますが、この委員会では計画の大きな枠組みを議論し決定するのでしょうか。または、参考として提示されている第7期計画の内容について意見交換するのでしょうか。

●事務局

計画の基本理念等を一から組み立てることもございますが、高齢者福祉計画及び介護保険事業計画は第6期以降、地域包括ケアシステムの構築を念頭にした計画としても位置付けられており、第8期計画においてもその根幹は変わりません。そのため、基本理念等を一から組み立てるより、第7期計画までの取組もブラッシュアップを図りたいと考えており、この資料についてはその方向性をお示しいたしました。また、次期計画でも4つの中学校区域を日常生活圏域として設定し、圏域ごとに介護保険事業の整備を検討しております。ただし、策定委員会において全てを決定するのではなく、策定の進め方は後の議題で説明いたします。

●会長

計画の基本理念等を新しく作るのではないというご説明です。第7期計画を基に、新型コロナウイルス感染症のことなどを加えていくお考えであり、そのことについて皆様と議論したいというご説明だったと思います。

 

(2)第7期計画の基本施策の取り組み状況について

―資料2について説明―

●委員

基本施策1「生きがいづくりと社会参加活動の促進」について、通いの場やサロン活動の拡充は定型的なことを評価せざるをえないことは理解できますが、私の関係のネットワークで昨年度調査をしたところ、湖南市内でも定型ではなく柔らかい形で地域らしいサロン、名称は色々ありますが、下田や北山台等で回数も多くありませんがサロン的なものをされています。例えば石部では事業所のスペースを利用してご近所のお年寄りを集めて百歳体操を実施し、その後お茶を飲みながらおしゃべりをしています。また、有志の方が始めた、ひきこもりの方の支援等の活動を湖南市内の活動として紹介させていただきました。柔軟な形で取り組まれている例がいくつかありますので、評価しにくいかもしれませんが、それらも踏まえて評価してもらいたいですし、計画書で紹介していただきたいと思います。

●委員

事業には予算があると思いますが、サロン活動への補助はありますか。

●事務局

安心応援ハウス事業というものがあり、運営費の補助金を交付しております。あまり多くありませんが一定のしばりの中で行っていただける団体には最大年額10万円を補助しております。評価の対象である安心応援ハウス事業では、昨年度は29団体、最大10万円の支援を行いました。

●委員

事業には全て予算や補助があるのでしょうか。

●事務局

柔らかなサロンということでご紹介いただいた活動について、安心応援ハウス事業の趣旨に沿うように取り組んでいただければ補助の対象になります。補助の要請がないと動けませんが、ご要望があればご相談に応じます。

●委員

全ての事業に補助の可能性があるということですね。

●委員

各基本施策の重点項目のうち基本施策9の「介護保険制度の正しい理解の促進」が唯一A評価で、他の重点項目はB評価です。国の基本指針ではPDCAサイクルの推進が記載されており、基本施策7-3「地域包括支援センター業務の継続的な評価・点検」がA評価ですが、何かご紹介いただける取組はございますか。

●事務局

介護保険事業は介護保険運営協議会、地域包括支援センターの事業は地域包括支援センター運営協議会で、年度末または年度初めに事業の評価を行い報告しております。協議会の皆様のご意見を踏まえて次年度の取組をどう展開するかということを各担当課に持ち帰り、改善、実施、評価、報告するという流れでございます。

●委員

事業評価をしているからA評価なのでしょうか。

●事務局

一定PDCAサイクルを回しているのでA評価としました。

●委員

計画に対する達成状況だと思いますが、事業評価をしたので100%達成しA評価としたということでしょうか。計画を立てて実行して報告をしたからA評価ということですが、こんなことを実施してうまくいったという内容を聞きたいです。

●事務局

地域ケア会議では、生活圏域で地域課題を出すには個別の課題を集約し検討しないと、地域に課題を持っていくことが難しく、平成29年度と30年度は取り組みができませんでした。平成29年度、30年度、令和元年度では支援困難な事例や比較的軽度の利用者の自立に向けて支援ができないかということで、個別地域ケア会議に専門の先生が入っていただき検討・助言をするという自立支援型の地域ケア会議を開催し、福祉用具や訪問介護等、短期入所のサービスについて例外的な利用が必要な方にはその必要性を検討する会議を持ち、個別の課題を検討いたしました。生活圏域ごとに課題が少しずつ異なることや地域の特性も見えましたので、令和元年度は生活圏域において各町単位の地域ケア会議を開催し、途中新型コロナウイルス感染症の影響で開催できませんでしたが、地域の関係機関の方々とお話をさせていただきました。この事業は随時、個別ケア会議から生活圏域の地域ケア会議へと進めていく予定でPDCAサイクルを回していくことを考えております。

●委員

おそらく、地域包括ケアセンターがうまく回っているのでA評価なのだと思います。数字に表れることではないので評価の難しい点ではありますね。

●委員

A評価が達成で、B評価は達成できていないということだと思いますが、大半の結果が未達成な点が非常におそろしく感じました。評価の見方は、例えば新型コロナウイルス感染症の影響で達成できなかったのであれば、評価としてはできることはやったが他の外因でできなかったり、目標値を変更したりということがあると思うので、それに対してできたかどうかを評価するとわかりやすいと思いますが、評価の仕方がわかりません。例えば新型コロナウイルス感染症のため達成できなかったのでB評価、それとは関係がなく達成できなかったのでB評価、または達成時期に到達しておらず80%の進捗率なのでB評価ということが考えられます。進捗率であれば評価のタイミングにおける予定の進捗率が80%で、実際に80であればA評価になると思います。評価の仕方が曖昧なので見方によっては非常に心配な評価になっていると感じました。次回以降になると思いますが、評価の仕方もご検討ください。

●委員

国全体や世界でも新型コロナウイルス感染症の影響でGDPの目標値がぐんと下がっていますので、ただいまのご意見を参考にご検討ください。

●委員

住民主体の支援やシルバー人材センターとの連携のことですが、計画策定の時点で難しいと思われていたと思います。国が想定する訪問型サービスB、通所型サービスBの利用者像は湖南市の住民に照らすと、まだまだやることがたくさんあり地域で役割があるような方が住民主体による支援を受けるという状況ではないでしょうか。生活支援コーディネーター事業がまだまだ進まない中、一足飛びにこのようなサービスを実施するのは時期尚早と言いますか、段階を踏む必要があると思います。地域の人にごみ出しを頼むにしても、そこに至るまでの地域づくりから始めなければいけませんし、短期的にできるものと時間をかけて達成していくものと区別して評価してもいいのではないでしょうか。

●事務局

1期ごとの評価ということでは、第7期計画の書き方は課題が多すぎて取り組みもできないジレンマの数年間でした。本日のご意見を踏まえてステップアップする取組を第8期計画ではご提案したいと考えています。

●委員

事業は国から提示されるのでしょうか。盛り込まなくてもいい取組もあるのでしょうか。

●事務局

必ず盛り込まなければいけないものと、そうでないものがございます。

●委員

市で取り組むことが難しい事業は外してはどうでしょうか。30数個も事業があると目を配れませんし、重複するものありますので、第8期計画ではもう少し精査されてもいいのではないでしょうか。

●委員

事業7-1「地域包括センターの体制整備」について、第8期計画の方向性として国の設置基準を満たすような人員配置が必要ということですが、現在は1人減っているのでしょうか。人員が確保されていないということですね。

●事務局

何人に1人をイメージした人員配置があり、その「何人に1人」という点が国が示すよりも多くなっています。保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーの三職種の配置は基準を満たしていますが、概ね何人に対して1人配置してくださいという点で人員が不足しています。例えば50人に1人というところが、70人に1人というように基準をオーバーしてしまっています。

●委員

現場から忙しいとクレームは出ていますか。

●事務局

皆精いっぱい頑張っていらっしゃいます。やらなければいけないことはわかりつつも、そこまで手が出せない結果がA評価にならない背景にはございます。国の交付金の指標に合わせると人員が足りていない現状です。

●委員

ぜひ人員が足りていないことを市長に対して相談に行っていただければと思います。

●委員

法人からの出向は今後もあるのでしょうか

●事務局

現時点では今後のことは難しい状況ですので、第8期計画はどうしていくかを協議いたします。

●委員

施策8の「居宅サービスの充実」の課題に「被保険者1人あたり給付月額から見ると全国、県よりも全体的に低くなっています」とありますが、ケアマネジャーの仕事をしていると、認定を受けていて必要があっても利用に拒否があると言いますか、人の世話になりたくないという考えの方がおり、とことん悪くなってから利用されるなど、「予防」の考えがあまりないようです。

●委員

啓発や気軽に利用できるよう窓口で相談に対応していただくことが必要だと思います。

●委員

サロン的な取組が各地区進んでいますが、老人クラブの役割や担うことはここに出ていないのでしょうか。どこの地区もぎりぎりで、老人クラブの会員が少なくなっている中、これから計画を策定していくにあたり、現状の分析は計画の中に入っているのでしょうか。老人クラブの役割は非常に大きいですが、じり貧状態であることも確かです。今後どうするかは別にしても、状況がわかれば教えてください。

●委員

現行計画には老人クラブのことが文章としては書かれていますが、もっと大きく書いてもらえるといいと思います。

●委員

前回も老人クラブでは組織率や加入率のお話があったと思います。

 

(3)部会の設置について

―資料3について説明―

 

3.その他

次回委員会の開催予定の連絡(10月27日13時半~)

 

―閉会―

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 地域包括ケア推進局 高齢福祉課 高齢介護係

電話番号:0748-71-2356

ファックス:0748-72-1481

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