第6回湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画策定委員会

更新日:2021年02月25日

湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画第6回策定委員会 議事録

 

令和3年2月9日(火曜日)

午後1時30分~3時

湖南市保健センター2階大会議室

 

出席者:16名、事務局:8名

 

配布資料

・次第

・第8期湖南市高齢者福祉計画介護保険事業計画概要版案

・第8期湖南市高齢者福祉計画介護保険事業計画案

・第5回策定委員会ご意見シートとりまとめ

 

1.あいさつ

  • 事務局

第6回湖南市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画策定委員会を開催します。本日は当初の日程から変更させていただき申し訳ございませんでした。委員の皆様には大変お忙しい中にもかかわらず、ご都合をつけて出席を賜り誠にありがとうございます。

開会にあたり健康福祉部長より挨拶を申し上げます。

 

  • 健康福祉部長

―あいさつ―

 

  • 事務局

湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定委員会設置要綱第5条第3項において、会議は委員の半数以上が出席しないと開くことができないとなっております。本日は全委員18名のうち現在16名の委員に出席いただいており、本会議が成立していることを報告いたします。

―資料確認―

以降の会議の進行は要綱第5条第2項に基づき会長によろしくお願いします。

 

2.協議事項 第8期湖南市高齢者福祉計画介護保険事業計画案について

  • 会長

皆様こんにちは。第6回の策定委員会です。7月から委員会を始めて、3月議会に計画案を提出されることをお伺いしました。ほぼ計画案が出来上がってきたと思いますが、話を進めます。それでは会議を始めます。

事務局より、前回のご意見シートの説明やパブリックコメントの報告をお願いします。

―事務局より説明―

 

  • 委員

介護保険料は月額保険料のカッコ内の数字だけでいいのではないでしょうか。他の数字は書く必要はないのではないでしょうか。

概要版は全市民のご家庭に配布されるのでしょうか。

 

  • 会長

概要版はどのくらい配られますか。

 

  • 事務局

全市民には至りません。送らせていただくことは可能ですが全市民には届かない見込みです。回覧でご覧いただくか、区回覧でご覧いただくことになります。

保険料は第1段階では3,055円が大事なのではなく、実際に徴収させていただく金額をわかりやすく説明できるように載せるほうが良いです。素案もそのように載せていますので、素案の保険料のページと同じく実際の保険料が目立つ、あるいは概要版はわかりにくいところですので省けるかどうか検討し対応いたします。

 

  • 委員

一般市民で第1段階から第3段階の方はカッコ内の数字でいいわけですから、必要ないと思います。

できれば、概要版はこれ位のページ数ですから市民のご家庭に配布する努力をなんとかできないでしょうか。また、高齢者の福祉ということで、これから基本理念で最も大事なことは地域共生社会という文言です。地域共生社会というのを2ページの一番上に書いていますが、もっとPR的に拡大して、これからの取り組みとして地域で福祉を考える、地域で共生していくことを国からも求められていると思うので、もっと強調するといいのではないでしょうか。

 

  • 会長

ありがとうございます。地域共生社会は大事なことですが、一般の市民さんは馴染みがないことなので、知っていただく必要があるということですね。保険料についても2段書きで記載してあるほうがわかりやすいでしょうか。そういうご意見があるということで、よろしくお願いします。予算の関係もあるでしょうし、どういう形で、高齢者福祉計画ですので高齢者だけに配るとか、お金があればみんなに配れるでしょうか。予算の都合もあるでしょうが、地域の皆さんに配っていただくようにということです。

 

  • 事務局

概要版の印刷部数等は既に委託業者と契約済みなので、業者と調整しできる範囲内で対応します。

 

  • 委員

7ページに日常生活支援総合事業があります。前にも質問しましたが、総合事業は結構大事な内容ではないでしょうか。素案にも総合事業についてPRするとか、一般市民へ周知を図りたいという文言があったと思います。総合事業はもう少し簡潔に加えていただくといいのではないでしょうか。ぜひそうしていただきたいです。朝日新聞に総合事業について載っていて記事を残しています。要支援、介護のほうへ変わっても本人の希望で介護が受けられると、そういうふうに載っていました。そのレベルの人たちが非常に安心感を得られる内容ではないかと理解しています。いかがでしょうか。

 

  • 委員

私たちの事業所では総合事業を提供しています。もちろん説明を加えてわかりやすくなるほうが地域の方にもいいですが、事業自体が少ないので懸念しています。総合事業の内容を理解していただく点ではわかりやすく載せることはいいことですが、受け皿として厳しいところもあります。

 

  • 委員

基本施策4に避難所について書かれています。計画では、福祉避難所に対しては良いですが、一般の避難所に対しても言われていると思います。その点はいかがでしょうか。例えば、介護予防、フレイル予防に配慮した避難所環境の整備は福祉避難所だけでなく一般の避難所でも同じです。それを一体誰が実施するのかという点もまだ決められていない状況ですね。それに対して「こうします」と書いていいものでしょうか。一般の避難所は、あえて文言から外すほうが誤解を招かなくていいのではないでしょうか。

 

  • 会長

いかがでしょうか。一般的な避難所ではなく、高齢者や弱者の避難所に関することだけ載せてはどうかというご意見です。

 

  • 事務局

避難所が立ち上がった時は、市が避難所を立ち上げさせていただくかもしれませんが、何日か経つと区やまちづくり協議会へお願いしていくことが多くなると思いますが、そうなった段階では市の保健師や医療職が巡回することを考えています。そういう時に体操の時間や、立ち上がって背伸びをするような時間等もやっていこうと考えています。避難所だけにお任せするのではなく専門職の巡回も考えており、皆さんが健康状態を維持しながら避難生活を少しでも快適に過ごしていただきたいです。

 

  • 委員

レイアウトについてです。1ページの最初は黄色の字が見にくいです。太字にしたりアンダーラインを引いて目立たせようとしていますが見にくいです。

 

  • 会長

見やすくしてください。

文章がたくさんあり、全戸配布で(住民は概要版を)見るでしょうか。今年度自治会の役員をしていますが、ハザードマップが配られ「皆さん見たことがありますか」と聞くと「あまり見たことがない」とおっしゃいます。配って見てもらうには、黒い文字が多いと「うーん」と思ってしまうような文字が多い気がします。概要版のサマリーが必要ですので、もう少し簡略化しないと、極端なことを言うと黄色の文字だけ抜き出して「詳しくは市役所にあります」とか「ホームページを見てください」と書かれてはどうでしょうか。見づらい、読むのが大変です。

 

  • 事務局

言葉が、文字が多過ぎるのはご指摘の通りのため精査し、文字の色も高齢者にわかりやすくします。

 

  • 会長

概要版はいつ完成でしょうか。

 

  • 事務局

間に合えば素案も概要版案も3月中頃の市議会の委員会で出します。

 

  • 会長

概要版も新しくできれば委員にも配って周知してください。てにをはのこと等、ご意見シートに書いて事務局へご提出ください。

 

  • 委員

カラー刷りを考えていますか。

 

  • 事務局

カラー刷りです。

 

  • 委員

カラーは高いです。概要版は2色刷りで目的を達成できます。費用面の削減を考えるといいです。カラーはもったいないです。目的を達するには何に取り組むかを言いたいわけですね。それさえ理解してもらえればカラー刷りはもったいないです。

 

  • 会長

市の予算があると思います。

 

  • 事務局

相談し、とれる方法として何があるか、契約ではカラー刷りで何部ということになっているので、関係機関と対応を検討します。

 

  • 委員

それだけの予算をみるなら単色刷りでたくさんの方に配る方法もありますので、考えるといいです。カラー刷りにしたからといって皆は見ません。正直に言ってもったいないです。

 

  • 事務局

カラーは原案としていただき、印刷の対応ができるか検討します。

 

  • 会長

今日で最後です。素案や概要版についてご意見がなければ全体を通してでも結構です。4月から第8期、3年したら第9期が始まります。それに向けてでも結構です。

 

  • 委員

31ページに高齢化率は「75歳以上の人口がそれ以上の速さで増加し、その比率は令和2年は10.7%」と書かれていますが17.7%ですね。75歳以上の人口比率はグラフでは17.7%なので、10.7%は間違いですね。また、令和22年に18.4%と書かれていますが、24.6%の間違いですね。9ページの要介護等認定者数、認定率の推移のグラフは間違いです。32ページに同じものがありますが、令和元年度の認定率14.4%が15.0%となっています。実績は平成27年から令和元年のグラフはデータの取り込みが間違っていると思います。37ページのグラフが正しいと思います。

 

  • 事務局

ありがとうございます。確認し、修正いたします。

 

  • 委員

基本的に湖南市の基本理念が書かれ、各委員からご意見が出ました。地域共生や災害、助け合い等、基本的な考え方がしっかり受け継がれ安心しています。

総合事業は、本来はシルバー人材センターやデイサービスも含め、地域の任意の団体のようなもう少し柔らかい団体が総合事業に乗り出して欲しい思いです。現実には介護施設事業者が担っています。介護保険事業者としては地域と一緒に助け合い、支え合い、地域をつくっていく視点が、どうしても経営や人材が不足しているのでやむをえませんが、私の法人も含めやや懸念されると感じています。もうひと踏ん張りする必要があります。

 

  • 委員

概要版の地域包括ケアシステムの図はもう少し大きい図にしてください。見にくいです。一般市民が見ると自分はどこに相談しに行けばいいか、この図から入ると思うので一般の人が見やすいように大きく、1ページにするとわかりやすいです。

 

  • 委員

しっかりまとめていただきました。パブリックコメントがかなりたくさん出ていると思いました。パブリックコメントからの修正はなかなかないことで、市民の皆さんが関心を持って見られています。12月議会で市長から「パブリックコメントはガス抜き」との答弁もあったそうですが、それとは違う湖南市民であると思いました。そういう意見があったと市長に伝えてください。パブリックコメントをしっかり見ていただき、内容を修正する状況にきていること、非常に関心を持っていただいています。市民をばかにするような発言をやめて欲しいとお願いします。

 

  • 委員

初めてこういう場に参席し本当に今までも見たこともないような市役所の内容や、市役所に行っても受け付け業務以外は見たことがなかったので、このように保険料が決まるとか、色々サロン等を考えていただいていたことを、文章では知らせているのでしょうが私たちの目に触れることはなかったので、すごいことを勉強させてもらっていると毎回感じています。一番興味を持ったのは地域のことです。地域の住民が、なかなか高齢者が集まって、この時期なのでなかなか集まる時はありませんが、できればたくさんの高齢者が集えればありがたいですが、家の中にいたら特に高齢者のひとり暮らしの方は外に出ることがないので、誰とも話さない、移動もしない、テレビがお友達というところがたくさんあるので、そういうところをどのように引き出せるかご指導いただけるとありがたいです。ありがとうございました。

  • 会長

高齢者がこういう時代でも集える場を提供していただければということです。

 

  • 委員

認知症対応型共同生活介護では介護保険の負担割合1割の方でも毎月16、17万円、2割の方では20万円近くを支払って生活しています。申し込み者は結構いますが、いざ空室ができて入っていただけるかお話をさせていただいたら「もう少し家でがんばる」と、デイサービスやショートステイを使って家でがんばる方が結構います。入居につながるのは、昔は軽度認知症の方が多かったが今は要介護3・4の方が非常に多く、認知症のケアも若干特養化している感じです。もう少しグループホームらしい生活を送れる体制づくりが必要です。ご家族からすればかなりの負担があり、「家でがんばる」とおっしゃることが非常に多いと実感します。その中で地域で支え合うことが非常に大事ですし、家から外にすぐに出てしまう環境になっていて隣の方と話をすることも非常に少ないので、これからは地域にもっと目を向けてできることは協力したいです。介護職員の力はもちろん、地域の力は非常に大きいので考えていくべきです。

 

  • 委員

この場で色々な立場からのご意見をうかがう機会を得て勉強させていただきました。デイサービスでも15、16年の間にご家族の状況も変わっていることをひしひしと感じます。認知症の方ではデイサービスを利用する家族も増えていて、施設が通いの事業としてできることを違った視点で考える機会を得ました。ありがとうございました。

 

  • 委員

私は介護事業所の職員であり、どちらかというと介護を提供する立場の考え方が染み付いています。色々な方のご意見が聞けてすごく勉強になりましたし、私共もこれから運営していく中で参考にしたいと感じました。計画を立てていく中でしっかりと理解して私共がすべきことを行い、次につながるようにしていきます。第1期から進めてきたことが受け継がれており、今回参加させていただき、第8期計画もそうですが、さらに湖南市が地域で高齢者を支えていけるように取り組んでいきたいです。微力ですが協力できることは一緒にしていきたいです。これからもよろしくお願いします、ありがとうございました。

 

  • 委員

いつも大変お世話になりありがとうございます。地域支えあい推進員を去年の春から新たに設置し、皆さんの健康意識を高めるように、できるだけ介護状態にならず元気になれるようにがんばっています。今後もよろしくお願いします。ありがとうございました。

 

  • 委員

最初はこの会議自体が全然何を言っているかわかりませんでした。徐々に資料を見てわかってきました。これからもぜひこういう会に役立つよう努力します。よろしくお願いします。

 

  • 委員

この計画には夢と言いますか将来に向けてこういうふうになりたいという一つの夢が描かれています。それが果たしてすぐに実現できるかというとそうではなく、計画の中で夢をきっちり盛り込んでいただきありがたいです。夢の実現に向かって一生懸命がんばっていただきたいですし、我々もがんばります。

 

  • 委員

委員会に初めて参加し、この場ではなかなか言えませんでしたが、部会に参加しお伝えしたことをある程度反映していただきました。今回は第8期で次回の計画は2025年問題に当たり、その前の時期として地域共生やまちづくりにおいても踏ん張りどころの計画です。包括支援体制整備事業では社会福祉協議会の役割も大きいです。皆さんからご協力やご指導をいただいて社会福祉協議会もがんばります。よろしくお願いします。

 

  • 委員

1週間前に資料をいただくので見て、細かい計算も自分なりにやってみて、だんだんと内容がわかってきます。介護保険料はどうしてこうなるのか、低所得者に納得がいき、高所得者に納得がいくところを自分で計算してみるとおもしろいです。また、給付総額の中身も見える化システムでやると思いますが、見える化システムの計算の仕組みを知りたいです。根拠を知りたいのは私の性格ですが、そういうことで質問しました。一つひとつ中身を見るとよくわかります。来年、再来年も民生委員の会長から言われているので皆さんとお会いすると思います。

 

  • 委員

保険料が上がるのは高齢化が進んで仕方ないですが、一生懸命会議をしていると私たちはどういう時にどこへ行ったらと内容がある程度わかりますが、一般市民の方はどれくらいわかっているでしょうか。内容的には相当できていると思うので、わかってもらえたら、いくら高齢化が進んでも介護度はそんなに上がらないのではないでしょうか。宣伝がしっかりできれば介護保険料も上がらないのではないでしょうか。

 

  • 事務局

介護保険料が前回より上がるということで皆さんに議論していただきました。上がりますが、見方によって悪いことばかりではありません。住民にすれば今回をきっかけになぜ上がったのかと、仕組みを考えると高齢者が健康に長く過ごしていただければ結果的に上り幅は今後抑えられることを第9期に向けて市からも広報していきますし、委員の皆様にもご協力していただければいいと思います。

 

  • 会長

ありがとうございました。どうもご苦労さまでした。

 

3.その他

  • 事務局

本日の会議でご質問等ある場合はご意見シートに記入いただいて事務局へお寄せください。委員の皆様には長時間にわたるご議論ありがとうございました。

 

  • 健康福祉部次長

―あいさつ―

―閉会―

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部 地域包括ケア推進局 高齢福祉課 高齢介護係

電話番号:0748-71-2356

ファックス:0748-72-1481

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