令和5年度第1回湖南市介護保険運営協議会議事録
第1回湖南市介護保険運営協議会議事録
令和5年8月10日(木曜日)午後1時30分~午後3時
湖南市保健センター 1階 多目的室
出席者
委員10名出席(欠席2名)
事務局7名
配布資料
・次第
・令和4年度介護保険特別会計決算について 資料1
・令和5年度地域包括支援事業計画について 資料2
・第8期湖南市高齢福祉計画・介護保険事業計画の評価・検証について 資料3
・第9期湖南市高齢福祉計画・介護保険事業計画の策定について 資料4
・物価高騰対策支援について 資料5
・ご意見シート
1.開会
●課長
定刻となりました。ただいまから令和5年度第1回湖南市介護保険運営協議会を開催させていただきます。開会にあたりまして部長よりご挨拶を申し上げます。
●部長
皆さんこんにちは。健康福祉部長の橋本でございます。平素は本市の健康福祉行政に格別のご理解、ご協力を賜っておりますことを厚く御礼申し上げますとともに、ご多忙のところ本日の協議会にご出席賜りましたことを重ねて御礼申し上げます。
一つ話題として、本市におきましては次年度から独立した各中学校区での地域包括支援センターの設置を目指して、昨年度支所を開設いたしました。現在、次年度に向けて準備を進めている所でございますが、かねてからセンターの設置場所、具体的には公共施設内に設置すべきではないか、というご意見もいただいておりましたことから、設置場所についても地域包括支援センターの役割を効果的に果たせる観点で検討を進めているところでございます。また今般、基本指針の案の中で重層的支援について、相談窓口の機能を地域包括支援センターが担うことへの期待も示されておりますし、現実的にも妥当であるかなという観点で、そういった役割も付加していく方向で検討を進めているところでございます。
本日は、昨年度の決算や今期の介護保険事業計画の進捗、また次期計画策定に向けたアンケート調査結果の概要、計画策定までのスケジュールなどを議題としております。委員の皆様におかれましては、ぜひ忌憚のないご意見を頂戴しますようお願い申し上げまして、開会に当たってのご挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
●課長
―資料確認および会議成立の報告―
(以降、会長が進行)
2.会長あいさつ
●会長
会長の○○です。2019年12月末に新型コロナが始まりまして、3年間が過ぎ、今年の5月8日に日本でも季節性インフルエンザ並みということで、規制が緩和されました。ただ、その後は毎週のように定点観測においても一週間当たりの患者数が微増傾向を続けている、またお盆で急速に拡大するのではないかという懸念もあります。高齢者の方が罹りますと、死亡される方が若い世代と比べて多い病気ですので、気を緩めることができない、軽い風邪で済ませないという面もあります。私も含めて高齢に近い方が多いので、十分健康に気を付けて、委員としての活動を任期の終わりまでまっとうできるよう、健康管理に配慮して湖南市の高齢者の介護福祉が滞りなく忠実の物となるようにご意見いただければ幸いです。
今回は、第8期の介護保険事業計画の最終年度となります令和5年度の計画および令和4年度介護保険特別会計決算、第9期介護保険事業計画について協議をしてまいりたいと思います。委員の皆様の忌憚のない意見を運営協議会として発信したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
では、次第に基づきまして議事を進めます。まず次第3番の報告事項を事務局より説明をお願いします。
3.報告事項
●事務局
前回の令和4年度第2回介護保険運営協議会において、委員の皆様より質問いただきました内容について回答させていただきます。
質問は2点あり、介護給付費準備基金積立金の残高と令和5年度の基金繰入金の見込みについてです。関連性がありますので合わせて回答いたします。積立金の残高については令和5年3月31日時点で216,251,163円になります。介護給付費準備基金積立金とは、計画期間内に急激な給付費の増加等に対応できるよう、計画期間内の余剰金を積み立てているものです。続きまして、令和5年度の基金繰入については、第8期計画中の給付費と保険料について、令和5年度は給付費が保険料を上回ることを想定しており、基金からの繰り入れを考えておりますが、令和3年度、令和4年度のサービス費の給付実績は計画値よりも抑えられていることから令和5年度につきましても、現時点では基金からの繰り入れは不要と考えております。
●会長
ありがとうございました。令和3年、4年とコロナの影響も大きいのか、サービスの給付も増えなかったということで、令和5年度の基金の繰り入れは無くても良いだろうということですね。また、繰り入れなかったお金については令和6年に繰り越されていくのですか。
●事務局
はい、基金に残る形になります。
●会長
以上の報告事項について、委員の方々の意見はいかがでしょうか。
―意見無し―
それでは、協議事項に移りたいと思います。
4.協議事項
(1)令和4年度介護保険特別会計決算について
●会長
令和4年度介護保険特別会計決算について、事務局より説明をお願いします。特別会計は非常に範囲が広いので、まずは介護保険の滞納状況について説明をお願いします。
●事務局
―資料1について説明―
●会長
ありがとうございました。湖南市も65歳以上人口が増加していること、特別会計の令和5年度への繰越額が129,381,398円で64,691,000円を基金に積み立てられること、保険料も全体的に滞納率が高いことはないということ、催告不可の人数も全体から見るとそこまで多くはないという認識でよろしいですか。
●事務局
はい、未納者へは督促状を送付する等していますが、前回会議でも意見のありました高い保険料段階の未納者への対応については、手紙等による対応だけでなく他課も交えて市として対応していきたいと考えています。
●会長
ありがとうございます。委員の皆様の質問、意見はいかがでしょうか。
●委員
基金積立金については、今年度予算では繰入はしないということ、令和5年9月30日付けの基金残高は、227,925,163円となるということかと思われます。これから新たに計画を策定されていくかと思いますが、基金をどれだけ保険料に充てていけるのかを考えていくうえで、令和5年度末で繰り入れが必要となるのか、或いは積立ができるのかについて、今後の見込みが分かれば教えていただきたい。
●事務局
令和5年9月末現在の基金残高予定額については、これからの補正予算対応になりますが、令和5年3月末時点の基金残高に、前年の繰越金の二分の一相当額を積み立てて、令和4年度に国・県等から受け入れた交付金の清算に充てる分については、基金から取り崩すこととしており、その結果が令和5年9月末現在の基金残高予定額となっております。
●委員
それでは、令和5年度末の基金残高は現時点では分からないということで、これぐらいは積み立てられるであるとか、取り崩さないといけないとか、今では分からないということでよろしいですか。
●事務局
はい、分からないということになります。
●委員
もう1点、財源構成について、今の計画の中では財政調整交付金は0であったと思います。令和4年度の歳入の決算もありませんので0だと思います。今後も0の見込みであるかどうか分かりますか。
●事務局
今年度については0に決定しております。今後については未定となっております。
●会長
他の委員の方々、質問、意見はよろしいですか。
―意見無し―
●事務局
それでは、続きまして介護認定状況について説明いたします。
―資料1の介護認定状況について説明―
●会長
事務局からの説明によると、介護サービス事業は少なくなっていくものはあまりなく、新規認定の方は、もう少し早く介護予防サービス等を使っていただければ重い認定にならなかったのではないかとの見解もありました。
委員の皆様の質問、意見はいかがでしょうか。
―意見無し―
それでは、次の協議事項に移ります。
(2)令和5年度地域包括支援事業計画について
●会長
令和5年度地域包括支援事業計画について、事務局より説明をお願いします。
●事務局
―資料2について説明―
●会長
ありがとうございました。理念としては、高齢者がずっと住み慣れた地域で安心して最後まで暮らせるまちということで、市として介護福祉の充実を図り、予防事業等を行っているということでございました。事業計画ですので委員の皆様の忌憚のない意見を伺いたいと思います。予算の増減はあるかと思いますが、活動の意味、充実といった部分を含めて意見をいただけるとありがたい。
●委員
認知症の総合支援事業ですが、今年度は職員が1人減ったということですが、認知症基本法も成立して、これから認知症対応の役割が大きくなっていくかと思うのですが、大丈夫ですか。大変なことかと思うのですが。
●事務局
認知症の総合事業につきましては、今年度は正規職員が対応しており、他の事業の人件費で賄っておりますので、認知症の事業には計上しておりません。認知症総合支援事業については、認知症カフェという形で認知症対応型デイサービスに委託させていただいており、カフェ開催だけでなく認知症のことを地域で知っていただくことへの活動をしていただいております。また、支所にも地域支援推進員を配置しており、今年度は、地域支援推進員さんとの連絡会に、支所も参加しまして、情報交換をしています。また、認知症の啓発もとても大事ということは地域でも思われており、地域のケアマネジャーさんが、地域に出て地域の方々と話をされていますが、その一つとして、認知症対応型デイサービスが「どんなことをしているのだろう」「知らないな」という意見を地域で受けたということで、啓発にも取り組んでいるということも聞かせていただいたところです。そういった地道な活動もしていくということと、ただ施策としても、市として全体として考えていかなければというところで、来年度は支所もセンター化して、より連携を進めながら施策を推進していきたいと思っています。至らないところ等もあるかと思いますので、ぜひご意見いただけたらありがたいです。
●会長
よろしいですか。
●委員
はい。
●会長
認知症事業に関連してですが、認知症サポーターには何人程度登録されてますか。また、認知症サポーター養成講座は何回か受けるものですか。分かる範囲でお願いします。
●事務局
令和3年度のサポーター養成講座の受講者は103人で、開催は5回となっています。令和4年度の受講者は119人で、開催は3回となっており、令和4年度はコロナ化により実施回数等は少し少なくなっている状況です。
認知症に関して、企業の方にも認知症サポーター養成講座の案内をさせていただいており、昨年は企業向けに4回実施することができました。また、認知症サポーター養成講座を受けていただいたお店企業に対しては、認知症サポーターのいるお店ということで認定しており、昨年度は14箇所増やすことができております。ただ、まだまだ啓発は必要であり、若年層に対しての啓発もしていく必要があると考えております。
●会長
ありがとうございます。
介護保険の認定においても介護度が重くなる理由に認知症があり、要支援になるか要介護になるかであったり、また、認知症が軽度であっても見守りが必要であったり、目が離せなかったりということで、そういうことを考えると認知症サポーターを増やすことは大変有効だと思います。ぜひ回数も1回でも増やしてくださればありがたいと思います。
他の委員の皆様いかがですか。
●委員
認知症サポーターの養成のあり方について、第9期計画の方に介護人材の確保っていう部分もあるかと思いますが、介護人材が増えない一つの要因としては、将来介護の仕事に就きたいと思う子どもがいないことが、大きな原因になっているのかなと思います。
要因としては子どもの頃から、介護に触れることが非常に少なくて、将来介護の仕事に就きたいと思う子どもがいないのかなと感じます。
今回は認知症サポーターの養成を、企業さんとかでやっておられるのかなと思いますが、
例えば、小学校中学校なんかでやってみて、介護に触れる機会を子どもたちに持っていただくのも良いのではないかと思います。オレンジリングなんかは、子どもたちが喜ぶ一つのアイテムなのかなと思います。家庭でも核家族化が進んでおり、高齢者と触れ合う機会も減っていると思いますので、小中学校に向かって情報発信していただいて、子どもたちの活力も使いながら地域を支える形を作っていただけるとありがたいかなと思っています。
●事務局
ありがとうございます。
おっしゃっていただいた通り、若年層の子どもさんへの啓発も必要ということで、今年度厚労省から、学校関係の方にも認知症の正しい理解をしていただくための協力をといった内容の通知が来ているところです。これを受けて、学校教育課、校長会の方に、ご協力をお願いできないかと動いているところです。
●事務局
少し補足説明させていただきます。
昨年度、甲西高校さんの授業の一環で、介護についての職業説明の機会があり、その際に合わせて認知症サポーター養成を受けていただくというような形で行かせていただきました。ただ、このように単発のイベントとしてではなくて、先ほども言っていただいたように体系的に継続してやっていけるような形ができればと考えています。
また、介護保険事業者協議会さんが、石部高校さんと協定を結んでいただいておりまして、石部高校さんで介護の研修をしていただく等、事業所協議会さんにも協力いただいているといったところです。そういったいろいろな形を活用しながら進めていきたいと思っております。
●会長
ありがとうございました。他にご意見ありませんか。
●委員
任意事業のところですが、計画書の任意事業の中には、グループホームの家賃補助事業であったり、家族介護の事業であったり、介護給付費用適正化事業であったりとかが書かれているわけですが、そのあたりの事業はどのような状況なのか、追加で説明をお願いします。
●事務局
ありがとうございます。
グループホームの家賃補助事業については継続して実施しております。家族介護事業については、各社と連携のうえ今年度実施しておりまして、次年度からは地域包括支援センターが主体でしていくという予定になっております。
●会長
よろしいですか。
●委員
はい。
●会長
他にご意見ありませんか。
●委員
地域包括支援センターの運営のことについてです。事業費が4400万となっていますが、その内訳をお聞かせいただけたらと思います。単純にこれは4支所ありますけれども、支所の委託費という意味合いなのか、何か他の事業も含まれているのかをご説明いただければと思います。
●事務局
ありがとうございます。
こちら地域包括支援センターの運営事業費については、ほぼ委託させていただいている、3支所の委託費が主に占めているというところになります。ほぼ人件費が占めているというところになります。
●委員
ありがとうございました。3支所の委託ということで単純に、割る3するような感じですか。そうすると大体1500万ぐらいになりますが、先ほどのご説明の中で、専門職2人配置しなさいということがあって、それではちょっとなかなか業務が回らないということで、1.6人分増やすという説明があったと思います。そうなると、この1.6人分っていうのが全部どのぐらいの額を昨年度の事業費決算から増やしているのか、予算から増やしているのか分からないのですが。今後どういう形で進められるのでしょうか。
●事務局
今の包括支援センターの委託費の1.6人分という数字ですが、これは3支所の昨年1年間の様々な相談状況を踏まえた中で、必要に応じて支所ごとに委託費の増額をさせていただきました、そのトータルが3支所で1.6人分の人件費の増ということです。その増額予算については850万円となります。
●委員
それは1支所あたりでということですか。
●事務局
3支所です。
●委員
わかりました。それは、委託内容、契約条件が変わったということですか。
2人専門職を配置しなさいっていうことじゃなく、プラス1名、計3.6人分という感じでしょうか。それぐらいの配置をしなさいという内容になってるということですか。
●事務局
支所の状況に合わせて、案内をさせていただきましたので、それに合わせて増員体制をとっていただくということになっています。
●委員
委託内容が変わったってことですか。2人専門職を配置しなさいっていう委託だった思いますが、そこから1.6人増となると、それなりに増員しなさいということになると思うのですが、そういう委託の内容に変わったのかどうかっていうことと、実際にはその人がつかないと、その事業運営が厳しいのはそのままじゃないかとも思います。
●事務局
1.6人分というのは、委託している3支所トータルで1.6人分という形になります。訪問の相談等も多いため、2人配置されている職員が外に出てしまい不在になることもありますので、電話対応だったりがどうしても不備になってしまって、住民さんからもなかなか繋がらないというご意見もあったりしました。
実際には兼務であっても、2人以上となるように、配置をしてくださいというお願いをしています。業務内容として、これがプラスされたとか、新たにしてもらうことが増えたというわけではないですが、相談が増えてきており、地域の方々から上がってくる声に対応することが増えてきたものですから、委託をしている事業内容が滞らないようにということで、契約の金額を変更させていただいて、対応していただいているという形になります。
●委員
わかりました。
●会長
他にご意見ありませんか。
―意見無し―
なければ、次の協議事項に移りたいと思います。
(3)令和5年度「小規模多機能型居宅介護」事業者の公募について
●会長
それでは、協議事項4-(3)について、事務局から説明をお願いします。
●事務局
―協議事項4-(3)について説明―
●会長
協議事項4-(3)令和5年度小規模多機能型居宅介護事業者の公募についてということで、日枝中学校区で公募されたということですよね。
●事務局
はい、日枝中学校区で公募させていただいた資料になります。今年度4月から市のホームページ方で公募開始いたしまして、6月の1日から9日までを受付期間としておりましたが、応募事業者はない状況で終わりました。
今後につきましては、今年度中の事業実施は困難であると考えておりますが、来年度以降も含めて、協議の受け付け等は継続させていただいております。
●会長
ありがとうございました。公募事業者がなかったというご報告でございますが、これに関しまして、委員の方々からご意見ありませんか。
―意見無し―
特になければ、次の協議事項に移りたいと思います。
(4)第8期湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の評価・検証について
(5)第9期湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定について
●会長
それでは、協議事項4-(4)について、事務局から説明をお願いします。
●事務局
失礼します資料3と資料4を一緒に説明させていただけたらと思います。
―資料3、資料4について説明―
●会長
ありがとうございました。何か意見等がありましたらお願いしたいと思います。
約1割の事業がコロナのために、実施できなかったということですが、コロナの法令上の取扱いは緩くなりましたので、今後は前年度のようなことはないと思いますが、いかがでしょうか。
検証についても一部はできなかったということですが、見直しが必要ではないかとかそういうこともありませんか。
第9期計画のほうも、今月骨子案の話し合いがある課と思いますが、ますます高齢化率が高まっており、自助努力も大切ですが公助、或いは共助という観点からも、行政の力が問われるということは否めないかと思います。
事業者の方もいらっしゃいますので、ここはもうちょっと考えて欲しいとか、ご意見ございましたらお願いします。
●委員
基本目標3の自分に合った介護サービスを適切に利用できるまちの中に、共生型サービスの提供ができなかったという評価がありますが、誰ができなかったということでしょうか。事業者ができなかったということか市としてできなかったということか、その辺を教えてください。
●事務局
総合的な認知症ケアの体制づくりのことでよかったですか。
●委員
はい。基本目標3の共生型サービスの提供ができなかった。という部分です。
●事務局
はい、共生型サービスの提供につきましては、障がい福祉および介護保険担当課が連携し、障がい者と高齢者が同一の事業所でサービスを受けることができる共生型サービス事業所の設置に向けて、事業所等に制度の周知等を図ることを事業の目標として挙げております。
湖南市では1つの事業所にしていただいておりますが、他の事業所にも広げていくということについて、これは高齢福祉課だけでなくて障がい関係の部署との連携等が必要になってくるかと思いますが、そういったところが市として不足していたという評価をさせていただいております。
●委員
ありがとうございます。
第9期計画の中にも共生型というワードが出てきてないように思いますが、滋賀県内でもがほとんど広まってないような気がします。
先日、三雲養護学校の支援フォーラムで当事者、家族さんから困りごと等を話されてまして、会場では200人ぐらいの前で保護者さんが話される内容等からも、共生型サービスって本当に必要なんじゃないかと感じています。実際に儲かるような事業ではないとは思いますが、地域のニーズとしては、特に障がい児さん、障がい者の方に対してはすごくニーズが高いという印象を受けております。
昨年、一昨年と2年ほど滋賀県の方でも行政型普及事業という形で、滋賀県老人福祉施設協議会が委託を受けて事業をしてきましたが、今年度から事業も打ち切りになりまして、実際に共生型サービスを広げていく場がない状況になっています。うちもびわこ学園さんのバックアップをしながら、普及活動をしていきたいと思ってはいますが、もし市としてバックアップしていただけるということであれば、一緒にやっていきたいなと思います。
●事務局
ありがとうございます。障がいと高齢の部分でスムーズな移行を目指して取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
●会長
ありがとうございました。
●委員
A委員にお伺いしたいのですが、共生型サービスは共生型サービスとして良いと思いますが、実際に高齢分野の事業所、事業者が共生型サービスに取り組んだときに、実際のところ、障がいのある方々がサービスを利用しに行かれると思われるかどうか意見を伺いたいです。
●A委員
共生型の話題、課題を提起していただきましてありがとうございます。まだまだ普及していない事業ではあると思いますが、障がい福祉の方で今最も課題として挙げているのは、先ほどお話もありました養護学校から卒業される方で、障がいが重度の方、この重度の中にも、いろんなタイプの方がいらっしゃって、身体的な機能に重度な障がいをお持ちの方もいらっしゃれば、いわゆる行動障がいと言われる方、自閉症などの行動面のケアが常に必要な方とか、急に飛び出してしまわれる方とか、様々なタイプの方がいらっしゃいます。その中で、共生型サービスにぜひお願いしたいニーズとしては、主には身体的ケアの必要な方、車椅子で介護が必要な方とか、医療的ケアが必要な方とか、そういった方々の受け入れ先として、ぜひ介護施設の機能というか、特徴というか、そういうところを生かしていただきながら、受け入れていただくということは、とても重要なことかなと思っています。
身体障がい者の方の一つの通い先、日中活動の場の選択肢として増やしていくことは、とても有効なことかなと思いますので、ぜひ市としてバックアップしていただけると障がい分野としても大変ありがたいです。課題提起いただきましてありがとうございました。
●会長
ありがとうございました。他に何かありますか。
―意見無し―
以上で協議事項は終了となります。
5.その他
物価高騰対策支援について
●会長
続いて、5.その他について事務局から説明をお願いします。
●事務局
―資料5について説明―
●会長
ありがとうございました。昨年度の決算額1,700万円から200万円ほどアップをして、事業者の方々により手厚く支援したいという心意気だと思います。ぜひ事業者の方は、ご利用くださると良いかと思います。ガソリンもリッター180円になろうかというなかで、こういった支援は必要だと思います。
時間も押しておりますが、全体を通しまして、委員の方々から質問、コメントがあればいただきたいと思います。特にないですか。
―意見無し―
6.副会長あいさつ
●会長
それでは、最後に副会長からひとことお願いしたいと思います。
●副会長
皆さん今日はありがとうございました。
普段は権利擁護支援という、縦割りの制度のはざまの支援をしているものですから、先日初めて出会った高齢者の方から、あなた方はできないことばかりをこれまで言ってきたと、
どこに相談してもあれはできない、これはできないといつも言われる。できることを提案してくれと、ごもっともな話を聞かせていただきまして、これから一緒にできることを考えていきましょうという話でその時は終わりました。
できないことは見えやすいのですが、何とか皆さんの知恵を絞って、自分の業務も含めて少しでもできることを増やしていけるような支援ができたらいいなと思っていますし、皆さんもそれぞれの立場でできることをみんなで協力しながらやっていければいいなと、今日の会議でも思いましたので、お話させていただきました。
今日はありがとうございました。
7.閉会
●会長
副会長、ありがとうございました。
以上で、本日の湖南市介護保険運営協議会の協議事項は全て終わりましたので、事務局に戻したいと思います。事務局の方お願いいたします。
●課長
会長、ありがとうございました。また皆様方には長時間にわたりましてご意見いただきまして誠にありがとうございました。
本日は運営協議会、前年度の決算、それから今年度の事業計画、並びに並行して今進めております介護保険事業計画のことについてご説明をさせていただきました。
本日いただきました様々なご意見は事務局でしっかり受けとめさせていただき、引き続き今後の介護保険の運営に活かしていきたいと思います。
次回の運営協議会につきましては、年度末の開催となります。よろしくお願いいたします。
それではこれをもちまして本日の運営協議会を終了させていただきます。
―閉会―
資料1 令和4年度介護保険特別会計決算について (PDFファイル: 435.7KB)
資料2 令和5年度地域支援事業計画について (PDFファイル: 96.0KB)
資料3 第8期湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の評価・検証について (PDFファイル: 166.5KB)
資料4 第9期湖南市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定について (PDFファイル: 259.2KB)
資料5 物価高騰対策支援について (PDFファイル: 54.1KB)
更新日:2024年08月27日