令和6年9月湖南市議会定例会閉会あいさつ

更新日:2025年06月06日

令和6年9月20日

 

令和6年9月定例会の閉会に際し、一言ごあいさつを申し上げます。

議員の皆様には、去る8月28日から長期間、慎重なご審議をいただき、条例の改正や令和6年度補正予算、令和5年度決算、人事案件等提出いたしました議案の多くをお認めいただきましたことにお礼申し上げます。

令和2年11月に市長に就任させていただき、もうすぐ4年となります。皆様の協力を得て市行政に努めてまいりました。中学生の医療費の無料化や中学校の給食費の無償化、地域包括支援センターの各中学校区への設置等、市民生活にかかわる施策を進めてこられたことは、市議会の皆様のご理解とご協力があってのことと感じ入っており、ここに改めてお礼申し上げます。一方で、小規模多機能自治の推進、庁舎問題等残された課題も山積しております。

4年間を振り返りますと、コロナウイルス感染症への対応においては、感染拡大や重症化を防ぎ、市民生活の安定を取り戻すため、大変気を配ってまいりました。新型コロナウイルスへの対応で差別、人権問題にも発展し、果たして本当にこのような対応で良かったのか、冷静に考える余裕が、社会が落ち着きつつある今、少し持つことができております。

時代はあるゆる面で厳しい状況を迎えており、何事にもスピード感を持って物事を決めていかなければなりません。しかし判断するにあたり、今の考え方や、やり方がすべて正しいのか冷静に考えるべき時でもあります。

小さな島国である日本でのみ考え行動するのではなく、広い視野でもって考え行動するべきであります。

社会はSNSが発達し、どこにいても最新のニュースを得ることができ、それに対する自由な考え方を発言できる良い時代となりました。しかし、自分の名を伏せ、物事の一端しか見ずに、自由に発せられるメッセージが、どのような影響を及ぼすのか考えることなく、好きなことを発言される傾向が最近強く見受けられます。これらのメッセージは得てして強い表現となり、これについていけないもの、明確に否定する根拠をもたないものは、黙って追随するしかないのでしょうか。

私どもは、「法」を絶対に守らなければなりません。よく理解しております。しかし、それとともに守るべきものが、いつの世にもあります。私はそう考え生きております。

先程申し上げましたとおり、残された課題も山積しており、これらをどのように解決していくべきか、私の任期はもう少しだけございますので熟慮したいと考えております。

特に今年転倒し、今年転倒し骨折してから皆様にご迷惑をかけ助けていただいております。申し訳ありません。次の方にお願いして引っ込むのが筋でありますが熟慮しております。

むすびにあたり、議員の皆様をはじめ市民の皆様のご健康とご多幸、そしてますますのご活躍をお祈りいたしまして、9月定例会の閉会に際しましてのお礼のごあいさつといたします。

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