平成30年2月度定例記者会見【市長会見事項要旨】

更新日:2019年07月01日

 昨年の衆議院議員総選挙において、甲賀市の開票作業で不正があったという報道が大きくされております。
 報道されている限りの内容からは、酌量の余地はありませんし、民主政治の根幹を破壊する重大な犯罪行為であると考えられます。数百票もの票が不明であれば、いったん開票作業を止めて再確認することが当然ですが、それをしなかったばかりか隠ぺいしたということですので、何をかいわんやです。
 しかし、同情の余地があるとすれば、開票の現場には、あまりにも即日開票のプレッシャーが強いということです。今回はもともと市議会議員選挙が予定されていたところに国政選挙と最高裁判所裁判官国民審査が乗っかり、さらには台風21号警戒という錯綜したなかでの事務処理でした。
 だからといって不正を正当化するということではなく、不正をせざるを得なくなった背景を考えてみれば、どうしても即日開票をしなければならないものなのか、開票のスピードをあおって競争させてきた者は誰だったのか、そうしたところまで指摘しなければ、同様の不正に手を染める誘惑に耐えられなくなる公務員が今後も生じないとも限りませんし、国において適切に制度を見直されることを期待します。

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