平成22年11月30日定例記者会見
このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。
市長会見事項 要旨
(1)平成22年12月湖南市議会定例会 提出案件の概要
議案23件
- 条例の制定 4件(改正2件)
- 補正予算 5件
- 契約 1件
- 指定管理者の指定 9件
- 市道路線の認定・変更 2件
- 訴えの提起 1件
- 規約の変更 1件
資料提供
(1)第3回湖南市健康マラソン大会について
趣旨・目的
健康づくりのきっかけづくりとして、誰もが気軽に楽しめるマラソンコースを設定し、
小さな子どもから高齢者の方にも参加いただける大会開催を目的とする。
日時
12月5日(日曜日) 小雨決行
開会式:午前9時30分 スタート:午前10時
場所
湖南市野洲川親水公園
内容
- 2キロメートル…ファミリー対象
- 3キロメートル…小学生以上対象
- 5キロメートル…中学生以上対象
- 7キロメートル…高校生以上対象
(2)第6回市民駅伝競走大会について
趣旨・目的
この大会を通じて、本市の生涯スポーツの振興と
参加チーム相互の親睦交流に資することを目的とする。
日時
1月16日(日曜日) 小雨決行
開会式:午前9時30分 スタート:午前10時
場所
湖南市野洲川親水公園
内容
小学校の部(全長5.2キロメートル、4区間)
中学校・事業所・一般の各部(全長13キロメートル、5区間)
添付資料
第3回湖南市健康マラソン大会 (PDFファイル: 127.0KB)
第6回湖南市民駅伝競走大会 (PDFファイル: 278.6KB)
12月議会定例会提出案件 (PDFファイル: 442.4KB)
12月議会定例会日程および議員提出案件 (PDFファイル: 290.0KB)
発表内容
司会
これから平成22年12月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。
市長
今朝は、議会臨時会を開催いたしまして、給与条例の一部改正および補正予算を提案し、お認めをいただきました。一般会計補正予算第4号につきましては、去る26日に成立いたしました国の補正予算に計上されております子宮頸がんなどの3ワクチン接種に関する費用無料化の予算が計上されております。
- 予防事業、医師等委託、ヒブワクチン予防接種委託(4,086千円)
- 肺炎球菌ワクチン予防接種委託(5,108千円)
- 子宮頸がん予防ワクチン接種委託(6,040千円)
また、10月21日に市内で発生した多胎児家庭における乳児ゆさぶり死事故を受けまして、多胎児が3歳に達するまでの家庭に対して、ホームヘルパー派遣による家事や育児の援助を委託事業として実施するための新規予算を計上いたしました。市といたしましては、これまでも出生前のママパパ教室から新生児訪問や各乳幼児健診、要支援家庭援助事業、多胎児家庭の集いなど幅広く育児支援を展開してまいりましたが、今回の事故を踏まえまして、多胎児家庭についてはさらに支援を重ねるべく各種事業を検討しておりまして、今回の予算計上がその第一弾となります。
- 児童福祉推進事業、育児支援事業委託、多胎児家庭育児支援事業委託(960千円)
ところで、明日(12月1日)、民生委員児童委員の一斉改選が行われます。民生委員は「社会奉仕の精神をもつて、常に住民の立場に立つて相談に応じ、及び必要な援助を行い、もつて社会福祉の増進に努めるものとする」と定められておりまして、「常に、人格識見の向上と、その職務を行う上に必要な知識及び技術の修得」を求められております。災害時の要援護者の支援や児童虐待の防止、障がい者の自立支援など、高齢者福祉、児童福祉および障がい者福祉活動に自主的に奉仕性をもって取り組んでいただいている非常勤特別職の地方公務員となっております。しかし、近年、民生委員に期待される役割が増えるとともに、個人情報の壁にはばまれ、そのなり手が少なくなってきていることが問題となっております。本市においても、定数114人全員に就任を承諾いただくまでかなりの苦労がありました。特に今回は、いわゆる高齢者の行方不明問題が必要以上にマスコミでクローズアップされたため、ハードルが上がったことも影響しております。
そうしたなか、11月9日に開かれました市長会と県との行政懇談会の席上、退任される民生委員児童委員に今回から知事が感謝状を出さない方針に変わったことを指摘し、これだけ地域福祉や自治が問題となっているときに、地区指定をして指揮監督権を持つ知事が誠意を失うべきではないのではないかと申し上げましたが、結果的に変わることはありませんでした。2期6年以上勤めた委員には厚生労働大臣の感謝状が贈られますが、1期3年で知事が感謝状を出すようにしておくとそこで辞めてしまうから、もっと継続してもらうために知事の感謝状は出さないというのが表向きの理由とされております。しかし、知事の感謝状がほしいからやっているのだろうという発想は、頑張っていただいている民生委員児童委員の皆さんに大変失礼な役人的考え方ですし、おそらく行政改革で削減されたのだろうと思いますが、余りにも人の心というものを軽んじているようにみえてとても悲しく思えてまいります。
本市では知事が感謝状を出されていた1期3年までに満たない方に対して、これまで市長から感謝状を贈らせていただいておりましたが、本日退任されます方以降につきましては、心からの感謝の意を込めまして、知事が本来感謝すべきであったはずの皆さまにも、僭越ながら市長から感謝状を贈らせていただきたいと思っております。
明日の退任者感謝状贈呈に際してこのことに触れざるを得ないのはとても不本意ですし、3年前にもちょうど民生委員児童委員連絡協議会に対する補助金を県が一方的に削減したことに対して市は削減しなかったということを折から話題にせざるを得ませんでしたが、このところの地域福祉に対する県の真剣度が推し量れなくなってきているのはとても残念に思え、75歳以上の把握や虐待家庭の援助などへの知事から民生委員児童委員への指揮監督がかけ声倒れにならないか、危惧しているところでございます。
(1)平成22年12月湖南市議会定例会提出案件の概要
そこで、会見事項ですが、本日は大きく1件でして、来る12月2日に招集いたします湖南市議会12月定例会に提出する予定の案件について、その概要をご説明いたします。
まず、条例に関しては、制定条例が2件、改正条例が2件となっております。治山事業分担金徴収条例は治山事業の受益者から費用の一部を分担金として徴収するための条例を、地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例は建築基準法の規定に基づいて適正な都市機能と健全な都市環境を確保するための建築物の制限を定めるための条例をそれぞれ制定するものです。また、国民健康保険税条例の一部改正については、平成21年度決算で赤字となりました国保財政に関して、合併以来実質的に据え置いてきた国保税率を平成22年度から計画的な改訂に取り組んできた2回目の条例改正となります。さらに、市文化ホール条例の一部改正については、石部文化ホールのロビーの使い勝手をよくするための条例改正です。
補正予算に関しましては、一般会計のほか、3つの特別会計、そして水道事業会計の計5件となっております。そのうち一般会計補正予算(第5号)は、固定資産税の大幅な減収や生活保護費・障がい福祉サービス費等の増加などに対応したものです。そのほか、水戸小学校の屋内運動場耐震補強・大規模改造工事の変更契約の締結、市内学童保育所にかかる指定管理者の指定が9件、市道路線の認定、変更、市営住宅明け渡しなどの訴えの提起および甲賀広域行政組合規約変更と、全部で合計23議案を提案することとしております。
司会
それでは担当のほうから平成22年12月湖南市議会定例会提出案件概要について説明をお願いします。
総務課長
それでは12月2日から17日までの湖南市議会定例会の提出案件につきましては、議案23件でございます。提出案件概要書により説明させていただきます。(添付資料:湖南市議会定例会)
司会
12月議会定例会の会議日程と一般質問事項の一覧はお手元に配付させていただいておりますのでよろしくお願いします。
司会
つづきまして、資料提供でございますが、まず初めに「第3回湖南市健康マラソン大会について」でございますが、12月5日で開会式が午前9時30分からスタートは午前10時からでございます。場所は湖南市野洲川親水公園で2キロ、3キロ、5キロ、7キロコースとなっております。
2番目の「第6回市民駅伝競走大会について」でございますが、翌年の1月16日で開会式が午前9時30分からスタートは午前10時からになります、場所は湖南市野洲川親水公園で内容は小学校の部と中学校、事業所、一般の各部となっております。
本日の会見事項は以上となっております。それでは質問等を承りたいと思います。
記者
臨時会のゆさぶり死に伴う予算の新たな計上についてですが、具体的な内容について教えていただきたい。
総務部長
多胎児家庭育児支援事業ということで96万円を計上いたしまして、多胎児の家庭に訪問させていただきまして相談を受けたりする事業です。多胎児が3歳に達するまでの家庭に対しまして、ホームヘルパーを派遣いたしまして家事、育児援助を行います。対象世帯は21世帯です。
記者
21世帯が対象と言うことですがいつの時点での数字ですか。
総務部長
今日の時点になります。
記者
この4人で21世帯を分担して訪問するということですか。
総務部長
その通りでございます。
記者
この事業はいつからですか。年内からですか。
総務部長
本日に議決をいただきましたので、これから作業にかかります。臨時議会にかけて少しでも早く対応できるようにしました。
市長
12月議会ですと会期末の17日に議決されることになりますが、今日臨時会がありましたので、補正予算を取り出しまして早い目に議決をいただきました。
記者
ホームヘルパーは市内から募集されるのですか。
総務部長
公募する予定です。
記者
12月定例会の議案第79号の一般会計補正予算の歳出で社会教育施設管理運営事業が計上されていますが、具体的に教えてください。
教育長
甲西文化ホールの照明設備の改修工事でございます。
記者
議案第75号の湖南市治山事業分担金徴収条例の制定についてですが、災害等の発生もしくは発生のおそれのある地域に対しての受益者からの一部負担金を徴収すると言うことですが、これは市内で言いますとかなりありますよね。市民にかなりの負担になるのではないですか、何億という事業では国、県の負担もあると思いますが残りを市なりが負担するということになると思いますが。
市長
実際には大きな工事につきましては、今までから当然治山事業なり砂防事業で行っておりますので、そう言った面での負担ではなくて、もう少し小さな少し裏庭の崖が崩れたとか市民全体にかぶせるには少し規模が小さすぎるものについて、やはり個別にご負担をいただかなければいけないケースもでてきますので、そう言った場合に備えた条例ということになります。
記者
規模の小さなというのは額が決まっているのですか。最大いくらまでとか。
市長
国、県の補助がありますのでそれに合わせて、割合というものが決められると思います。
総務課長
国・県の補助金などから引いた残りの経費についてご負担いただくことになります。
記者
今までは個人で負担いただくことはなかったのですか。
市長
今まではそのようなかたちで公費を投入してこなかったということです。
副市長
個人の裏山まで行政が立ち入ってやると言うことがなかったのです。
市長
私有地が対象です。一部支援しようとするものです。
副市長
かたちとしては、個人がするのではなくて市が負担金をいただいて工事をするということになります。
記者
議案第76号の湖南市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の制定についてですが、これは建築物の制限ですね。例えば何メートル以上とかの制限があるのですか。
総務課長
そういった建物自体に対する調整です。
記者
例えば京都市内でもありますように、色とか高さとかの制限地区でしょうか。
副市長
当該計画区域の隣接に市街化区域の北山台がありまして、高さなどの制限は北山台の用途規制と同じ計画で進めるものであります。
記者
これまではなかったのですか。
副市長
地区計画の指定によって進めることになります。
記者
議案第77号の湖南市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定ですが、これはいくらぐらいからいくらに値上げになりますか。
総務部長
一人あたり、約14パーセントの値上げとなり、概ね一人あたり1000円弱の値上がりです。
記者
議会日程の中に追加議案上程とありますが内容はわかりますか。
総務課長
追加提案は3件ありまして、市営住宅東寺団地他建替工事の契約の締結と、人権擁護委員さんが3月31日をもって任期満了となるため追加で承諾をいただきましたので最終日に2人を推薦いただくことになります。
司会
よろしいでしょうか。次回の定例記者会見は1月6日(木曜日)午前11時から開催いたしますのでよろしくお願いします。それでは記者会見を閉じさせていただきます。ありがとうございました。
更新日:2019年07月01日