平成23年6月1日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

(1)平成23年6月湖南市議会定例会 提出案件概要について

承認4件と議案4件

  • 専決処分の承認 4件
  • 条例の改正 1件
  • 補正予算 1件
  • 市道路線の認定 1件
  • 市道路線の変更 1件

(2)「滋賀県湖南市・鳥取県北栄町友好交流」の提携・日程の決定について

趣旨・目的

 湖南市と北栄町とが相互に持続的な交流を進めているなか、先般、北栄町の訪問団が当市を訪れていた際に、友好交流の提携およびその日程が7月2日に決まりました。今後、湖南市では、『名探偵コナン』のまちづくりをはじめとして、先進的な取り組みを行っている北栄町との交流をさらに深めて、互いの地域の活性化を図っていく予定です。

概要

 先般、北栄町から副町長、町議会議長ら10名の訪問団を迎え入れていましたが、今年3月に湖南市長一行の北栄町訪問時に基本合意していた友好交流提携について、協議の結果、「滋賀県湖南市・鳥取県北栄町友好交流提携」を7月2日に交わすことが決まりました。また、個別事項である「災害時相互応援協定締結」についても、早いうちに締結していくことで最終調整に入ることが決まりました。友好交流提携の日程については、既に進めている湖南市区長会研修会が近く7月2日に北栄町の訪問を予定していたことから、その日程に合わせて市長・市議会議長らが同町を訪問、両首長と議会議長とが「友好交流提携」に調印する予定です。

実施日

提携予定日

平成23年7月2日(土曜日)

予定場所

鳥取県北栄町

(3)「湖南市工場用地等情報提供事業」について

趣旨・目的

 企業の誘致の推進は、産業構造の多角化及び高度化を推進するとともに市民の雇用機会の創出及び拡大に繋がります。そこで、市内の空き工場、遊休地、空き店舗などの情報を、所有者等から市に登録していただき立地検討企業の方々に広く紹介します。また、立地希望者の情報を市に登録していただき所有者等に紹介します。

内容

 湖南市内の工場等の用に供する土地及び建物に関する情報や市内に立地を希望する企業に関する情報を台帳に登録し、登録情報を台帳閲覧・湖南市公式ホームページ掲載の方法で適切に提供し、マッチングを進めます。市内への企業立地を進めることで地域経済の発展と雇用促進につなげることを目的とします。

  1. 立地に関して都市計画法、建築基準法、消防法その他の法令又は本市の条例、規則、要綱等の規制又は基準に抵触するもの。
  2. 湖南市総合計画、湖南市都市計画マスタープラン等の本市のまちづくりの方針に合致しないもの。
  3. 登録の申込みの内容に虚偽の記載があるものなど、市長がこの事業の対象とすることが不適当と認めるものは登録の対象としません。

なお、市は情報の提供はおこないますが、交渉及び契約等については関与しないものとします。

資料提供

(1)市の行事予定(6月2日~7月4日)

(2)広報こなん6月号

添付資料

発表内容

司会

 これから平成23年6月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

 先月29日に滋賀県肢体不自由児者大会に出席しておりましたが、マスコミは、みなさん「こにゃん市長」の初公務のほうに行ってしまい、とても残念でございました。
 そこで、まずは、今話題となっておりますメガソーラーについて触れてまいりたいと思います。どこの市長さんの定例記者会見でもお話をしているようですので、会見事項にはありませんが、ぎん市長の人気に対抗するべく、少しだけ目立つ話題を提供いたします。
 メガソーラー構想に知事さんが乗り気のようで、草津市長さんは矢橋の帰帆島を候補地として具体的に挙げられたとお聞きしております。また、東近江市長さんや日野町さんは具体的な候補地を挙げずに前向きの姿勢を示されたと伺いました。そこで、本市としても定例記者会見で聞かれるのではないかと、担当に検討を命じておきました。

本市にはわが国有数の内陸型工業団地である湖南工業団地がありますので、電力の地産地消をめざす値打ちはございます。また、関西電力の高圧鉄塔が林立し、高圧電線が市内を縦横に走っておりますので、発電設備と変電・送電設備の接続には容易な土地柄なのではないかと考えております。そうした観点から、市内にメガソーラーの適地を求めることは可能であるという結論を得ました。

 名神高速道路や国道1号バイパスなどからよく見えることによるPR効果も大きいことから、市内地域経済の活性化に貢献するビジネスとして確立するのであれば、今後、本市としてメガソーラーの誘致を検討してまいりたいと考えております。

それでは、会見事項についての説明をいたします。

(1)平成23年6月湖南市議会定例会提出案件

まずは、明日招集をいたします市議会6月定例会へ提出する案件ですが、専決処分4件と議案4件となります。専決処分は震災関係の条例改正と補正予算、それに法改正を受けた国民健康保険関係の条例改正が2件です。議案は防災無線をデジタル化したのでアナログ局を廃止する条例と補正予算、それに市道関係が2件となっています。

(2)「滋賀県湖南市・鳥取県北栄町友好交流」の提携・日程の決定について

次に、「名探偵コナン」を仲人に交流を深めてきた鳥取県北栄町との「友好交流提携」について、先日の北栄町訪問団の受け入れを受けて、今度は湖南市から市長、市議会議長が北栄町を訪問し、7月2日に同地で北栄町長、同町議会議長との間で調印を行うこととなりました。当日は、湖南市区長会も北栄町で現地研修会を行っておりますので、調印に立ち会うことになることから、今後の民間レベルでの交流拡大も期待されます。

(3)「湖南市工場用地等情報提供事業」について

3点目として、湖南市内の工場用地等に関する情報提供事業を始めます。市内の遊休土地・建物と市内立地を希望する企業情報を台帳登録し、マッチングを進めることとしております。企業立地促進で地域経済の発展と雇用促進を狙います。

 なお、昨日の夕方に担当課から企画をねじ込まれたために、本日の記者会見には資料が間に合っておりませんが、市民のより一層の健康増進を図るために、市長が特定健診・特定保健指導についての“広告塔”になれということになってしまいました。
 具体的には、6月6日に特定健診を受診いたしまして、おそらく「メタボだ」という診断が下る予定ですので、その後の半年間、せっせと「健康貯金教室」に取り組むべく「キックオフ宣言」をさせていただこうと考えております。詳細は、また明日資料提供をさせていただくことになると思いますが、“脱原発”ならぬ“脱メタボ”ということで、情報隠しをせずに、ホームページ上でデータを丸裸にされてしまうようです。

 ひとりで取り組んでいると挫折するかもしれませんので、多くの市民の皆さんにも一緒に取り組んでいただければうれしく思います。

司会

 それでは担当から説明をお願いします。

総務課長

 詳しい内容につきましては、お手元の資料を確認いただきたいと思います。専決処分の承認につきましては4件で、湖南市職員の給与に関する条例の一部改正、湖南市国民健康保険税条例の一部改正、湖南市国民健康保険条例の一部改正、平成23年度湖南市一般会計補正予算が専決承認であります。その他、提案につきましては湖南市防災行政無線局条例の一部改正、平成23年度湖南市一般会計補正予算、市道の路線の認定ならびに変更それぞれ2路線づつです。以上、承認4件、議案4件が6月市議会に上程させていただく予定でございます。

司会

 それでは2番目の事項について担当から説明をお願いします。

企画・まちづくり課長

 先ほど市長からも話しがありましたが、先日のMIOの試合の時に記者の皆さんには、こにゃん市長初公務の取材をいただき誠にありがとうございました。友好提携の件につきましては、4月の定例記者会見において基本合意ができた旨の発表をしましたが、先日、5月26日、27日に北栄町から訪問団を受入れ、この度、友好交流提携の日程が決まったということで報告させていただきます。ご承知いただいていますとおり北栄町におきましては「名探偵コナン」のまちづくりや先進的な取り組みなどが学べるということで互いの利点になると考えております。また災害時の相互応援協定につきましても早期の内に締結するという方向です。
 今回は、湖南市区長会の研修で北栄町に訪問させていただいて40数名の区長さんとともにその場で調印をしたいと考えております。区長さん達、市民の集まりの代表の方々が立ち会うということで市民、町民の交流人口の増加にも繋がると考えております。詳細については資料を確認ください。個別に質問などある場合は、お問い合わせください。以上でございます。

司会

 それでは3番目の事項について担当から説明をお願いします。

企画・まちづくり課長

 工業用地等の情報提供ということで、これにつきましては企業誘致の関係であり、企画の方で担当しております。詳細につきましては担当の方から説明いたします。

企画・まちづくり課長補佐

 この事業につきましては、市内にある工業用地で、空き工場、遊休地、空き倉庫や空き店舗の所有者から市に登録いただき、立地を希望する事業者に情報を市から提供するという事業です。所有者が市のホームページ上でも公開してもかまわないということであれば公開を行い、広く周知し地域経済の発展と雇用促進につなげていきたいと考えております。なお、この事業は情報提供するのみで、交渉や契約については市は関知しないこととしておりその責任は負わないこととしております。
 資料に図示しておりますが、まず所有者からの申請がありましたら湖南市に登録していただきます。次に工場用地等登録台帳を作成し登録を行います。台帳から立地希望者へ情報を提供させていただき直接交渉をしていただくこととなります。また、所有者の承諾を得られた場合、市のホームページに掲載して不特定多数の第3者に閲覧できるようにします。それによる問い合わせがあれば情報を提供して直接交渉をしていただくという形になっております。
 また逆に、希望立地者から湖南市に進出したいという申請があった場合、湖南市が情報を預かり記載台帳に載せるというもので、記載台帳に基づき所有者に連絡し、直接交渉していただくというものです。この事業の背景は、湖南市には湖南工業団地などがありますが、工業団地内での遊休土地が現在ないということと、震災における企業のリスク分散に伴う関東から関西への動きに併せて問い合わせが増えており、いかに土地を見つけ出すか、いかにマッチングさせていくのかが課題であることからです。このようなことからこのシステムを5月1日より運用しております。以上でございます。

司会

 以上、3点について説明いたしましたが、何か質問はありますか。

記者

 まずはメガソーラーの誘致を検討ということですが、これは誘致をめざして進めていくということなのか、検討の意味の説明をお願いします。

市長

 今現在、県が誘致に名乗りを上げているということですので、県からの情報提供が必要であると思っております。県の方では近々に担当者の会議を開きたいということですので、どのような条件で進めていくか、明らかになってくるのではないかと考えております。ですから先ほども申しましたとおり、受変電の設備も市内にあり、条件が合えば誘致も考えられるということで検討を進めていくということです。

記者

 草津市の場合は矢橋ということで県有地ですが、湖南市の場合には土地はどのようにお考えですか。

市長

 いくつかは考えてはいますが私有地や国有地などの可能性も考えてはおりますが、条件的なものが見えてこないかぎり土地を見つけていくということも困難であります。できるだけ受変電に有利であり、かつ、PR効果の高い土地を選定できればと先方とのマッチングに繋がると考えております。

記者

 私は、太陽光発電についてはまだまだ発展途上で、とても原発の代替エネルギーにはならないと考えており、先ほどのPR効果とか、それに付随する地域のメリットと代替エネルギーとは別に考えていかなければならない問題と思いますが、市長としてはこの地域にどんなメリットがあるとお考えですか。

市長

 地域経済を活性化するビジネスとして成り立つのであれば誘致していきたいと考えております。ソフトバンクさんが構想の打ち上げをされましが、詳細についてはオープンになっていませんので、その当たりを見極めていきたいと考えております。

記者

 固定資産税や補助金など条件がどのようになるのかということでしょうか。

 

市長

 そういうことですね。ソフトバンクさんが名乗りを上げておられますが、それに限るものでもないと考えております。広く検討していく、ということになると思います。当然、メリット、デメリットを見極めて、他市、他町はそこまで考えておられるかどうかわかりませんが、湖南市としては、メリット、デメリットはしっかりと打ち出して判断していきたいと考えています。

記者

 そういう意味で検討ということでしょうか。

市長

 そういうことですね。

記者

 そう高圧電線や高圧鉄塔は、湖南市内には多いのでしょうか。密度が濃いということでしょうか。

市長

 変電施設が3箇所あり、湖南工業団地もあり電力の消費も多いということです。

記者

 補正予算の特徴についてお聞かせください。

財政監

 第1号については専決したものですが、湖南市の職員が被災地に支援に行っておりその関係の経費です。人件費を含めて約430万円ほどです。補正予算第2号については、震災関係で今後の財政状況が見えにくい部分がありますので、できるだけ補正予算はおこなわない方針で、どうしても必要な予算のみに留めました。避難者を受け入れするための市営住宅の修繕が314万円、国の施策が後から出てきました女性特有のガン検診の補助金などの539万円を組んでおります。こにゃん市長の商標登録関係の経費に110万円をみております。草津線複線化の関係で甲西駅バリアフリー化の委託費200万円を計上しています。

記者

 震災の避難者受け入れの状況はどうですか。

危機管理統括監

 本日現在の状況ですが、被災地から湖南市に避難されている方は、5世帯16人です。その内、市営住宅は4世帯、民間住宅は1世帯です。こちらで仕事をされているのは1世帯です。高齢者世帯も含まれますが4世帯については仕事が無いという状況です。市営住宅の9ヶ月の家賃の減免、上下水道使用料の6ヶ月の減免、コミュニティバスの乗車券の配布をおこなっております。また医療費については全国的な取り組みの中で無料ということとなっております。湖南市で募集しています緊急雇用の周知をさせていただいている状況です。先日、1世帯が緊急雇用に応募されたのですが、県外に転出されるということで、一旦、申込はされたのですが断わられた家族がありました。

司会

 他に何かありますか。

市長

 こにゃん市役所さん、どうですか。

湖南市観光物産協会事務局長

 キャラクター絵の募集を市内の小中学校に依頼し、約780点の応募あり、先日、20点に選考していただき、それを明日から6日までネット上に掲載して投票を受付する予定です。それをもとに着ぐるみを作りたいと考えております。また、こにゃん市議会選挙については12日の告示の予定で、15日から19日まで投票を予定しています。立候補する猫については9日に動物保護管理センターにお願いしております。

市長

 明日からキャラクター投票を行うということと、12日から市議会議員選挙という2点です。

司会

 よろしいでしょうか。次回の定例記者会見については7月4日(月曜日)午前11時からこの会場でさせていただきます。北栄町の提携の結果を報告させていただけると思います。それでは記者会見を閉じさせていただきます。ありがとうございました。

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