平成24年10月2日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

資料提供

(1)吉本興業株式会社と包括的連携に関する協定を締結しました

(2)コナン市民共同発電所について ~初号機の設置場所と規模が決まりました~

(3)宮中歌会始詠進歌選者「歌人 河野裕子 ~父母を歌う~展」

(4)好きなコナンや名探偵コナンに出てほしいキャラを選ぼう

(5)湖南市いじめ対策マニュアル

(6)市の行事予定(10月3日~11月7日)

発表内容

司会

 これから平成24年10月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

 昨日の台風17号は、市内に大きな被害はもたらしませんでしたが、一番気になっているところは、三雲地先の荒川です。先の台風5号のときにも増水してあふれそうになったため、夜中に市役所の職員が出て土のうを積んだのですが、今回も一昨日の早朝から地元の皆さんが改めて土のうを積んでいただきました。流域治水ということですので市や地域の皆さんはそれぞれ対策に汗を流しているのですが、河川そのものについては県が管理者ですので、浚渫だけでなく護岸工事など抜本的な対応をしていただかなければ非常に困ると思っています。

さて、昨日、大阪の吉本興業本社にまいりまして、包括的連携協定を結んでまいりました。この協定は、吉本興業の提供する笑いを通して相互の連携と協働による活動を推進することで、いつでも笑顔や笑い声をもてる社会と地域の持続的発展に資するために、心のインフラづくりを実現しようとするものです。具体的には、自治体の抱える健康や教育、子育て、高齢者、障がい者、環境、観光、まちづくりなど、さまざまな課題を、吉本興業と本市が相互に情報や意見の交換を行いながらその解決に向けて緊密に連携協力をしていくという基本協定となっております。昨日は吉本興業の吉野代表取締役会長から、吉本と湖南市ががっちりとタッグを組むイメージだというお話をいただいておりまして、従来のように出来上がった施策を吉本興業が請け負うということから、地域課題の解決に向けて施策の組み立てというところから一緒に取り組んでいくということで、吉本興業としては初めての取り組みになるそうです。これまでは道路や橋、鉄道などハードインフラの整備が求められてきましたが、湖南市においてはほぼ整備が終わりましたのと、東日本大震災以降、人と人とのつながり、人間関係のインフラ整備が喫緊の課題となりましたことから、こうした包括的連携協定の締結に至ったものであり、地域おこし協力隊などともコラボしながら、この取り組みがうまくいきますと、ポスト東日本大震災の全国の自治体に提供できるモデル事業をたくさん生み出していくことができるのではないかと期待しております。

また、いよいよ未来の地域社会のあり方を提示する市民共同発電所について、初号機の設置場所と規模が決まったということです。地域資源の活用と域内循環で地域の力を高めていく緑の分権改革の3本のプロジェクトの1つである市民共同発電所が市民の出資を募り始めたということは、大きな第一歩であると思います。

いじめをなくそうサミットのあと、最終的に精査しておりました「湖南市いじめ対策マニュアル」につきましては、教育長からお話があると思います。

そして、先月26日にJR西日本京都支社に湖南市として単独で甲西駅行き違い線の整備や駅のバリアフリー化などについて要望を行いまして、とりわけバリアフリー化については法改正もありましたので一緒に取り組んで行きましょうということで、今後前向きに進めていくことで意思を統一してきたところです。

司会

 それでは、詳細について担当から説明します。

企画調整課参事

 吉本興業株式会社と包括的連携に関する協定を締結しましたについて説明

地域エネルギー課管理監

 コナン市民共同発電所について ~初号機の設置場所と規模が決まりました~について説明

図書館主幹

 宮中歌会始詠進歌選者「歌人 河野裕子 ~父母を歌う~展」について説明

新しい公共推進課長

 好きなコナンや名探偵コナンに出てほしいキャラを選ぼうについて説明

教育長

 湖南市いじめ対策マニュアルについて説明

司会

 何か質問はありますか。

記者

 名探偵コナンの関係で明治大学との関係は。

新しい公共推進課長

 明治大学にマンガ寺子屋クラブがある関係です。

記者

 マンガでこういったコラボは初めてのことですか。

新しい公共推進課長

 昨年も同様のイベントを行っています。

記者

 昨年の参加実績はどのくらいあったのですか。

新しい公共推進課長

 後ほど用意します。

記者

 チェックリスト55には、いじめが起こる前の学校づくり、子どものサインも入っているのですか。

教育長

 これには入っていません。子どものサイン見逃していませんか、と次のページの生徒指導をいかした授業は、参考資料として付けているものです。これは守山市教育委員会が作成したもので、内容が実態に即したものであり、子どもの事前のサインとして一緒に付けております。

記者

 55のチェックリストで、ここは踏み込んだ内容だ、というのは何ですか。特に工夫したというところは何ですか。

教育長

 いじめをなくそうサミットや関係機関との連携、SSWの派遣などです。

記者

 各市でこのようなチェックリストを作成されていると思うのですが、湖南市のオリジナルというのはどこなんでしょうか。

学校教育課長

 特徴としては、積極的なRGH運動の展開と道徳教育の推進を、という項目をつくっております。RGH教育というのは、本市が学校教育の指針としており、読書、あいさつ、人間関係づくり、これらに取り組んで来たわけですが、更に積極的に進めることによっていじめを無くしていこうというは他の市町には無いことです。それと道徳教育に力を入れておりますので、そういった観点も大事にしたいと考えています。

記者

 このマニュアルができて具体的に学校の先生達の作業が変化した、ということはありますか。

学校教育課長

 配ったばかりで、これからの点検作業になりますので、今すぐの反応はありません。

記者

 特段、新たな義務づけはあるのですか。

学校教育課長

 起こったら複数対応など、更に早期対応できるように校園長会、教頭会などで徹底しています。

教育長

 策定の段階で各学校からの意見を反映してつくっている。また定例教員委員会においても審議いただき策定しました。

記者

 すべての先生に配布したのですか。

教育長

 小、中、幼の先生に配布しました。

記者

 今、何人くらいおられるのですか。

学校教育課長

 約300人くらいです。

記者

 他の市町とくらべて特色的なものはRGHでいいのでしょうか。

学校教育課長

 例えば、誰もがわかる授業の創造を、というのを入れているところと入れていないところがあります。湖南市は、言語力向上をめざす授業、学校図書館の機能を活用した授業に取り組んでいるというのも特色です。

記者

 複数対応はいかがですか。

学校教育課長

 複数対応はどこも同じだと思います。

市長

 複数対応を再度、徹底した、ということです。

教育長

 保護者に意見を聞き確認するまでに既にチームとして対応するという、より具体的な内容となっています。

記者

 傍観者となっている児童生徒もいじめを助長する、これの対策も入っていますが、これはめずらしいじゃないのですか。

学校教育課長

 文部科学省の通達などには入っています。

市長

 背景から申し上げますと、湖南市は特別支援教育を全国に先駆けてやっておりますので、個別の子ども達をしっかりとチームで見ていくということは以前から取り組んでおり、そういった中からそれぞれが当事者とならない、そういった取り組みをこのマニュアルに書き込んでいます。他のマニュアルの良いところを取り、現場の声をしっかりと聞きつくってきた、教育委員会の事務局だけでつくって流した、というのとはまったく違ったやり方です。教育委員さんに議論をいただき中身を代えていただき、教育委員会が形骸化しているということではまったくないと報告を受けております。本市においては、市長部局と教育委員会が密接に連携していますので、内容は教育委員会だけのことしか書いていませんが、それぞれ個別の案件を聞いている中で、そこにSSWを投入したらとかアドバイスを、子どもさん、先生自体も潰れたら困りますので、そういったところもしっかりとサポートしていけるように体制を取っています。このマニュアルにある市長部局もまじえてというところは他とは違うと思います。

記者

 これは生徒も見るのですか。

教育長

 これは教員のみです。

記者

 言っていることは同じでも書き方が違うというところはあるのですか。

学校教育課長

 (5)のチェックの1つめ、(6)の下から2つめなどです。

記者

 市長選挙のこと聞いてもよろしいですか。対抗馬がおしゃってますリーダーシップの関係で、県との関係で今後どのように考えておられますか。

市長

 県とは何の問題も無いと思っております。現在、県と市町の役割分担が不明確なところがありますので、そこを調整をするということは至極当然の話です。それがその県と市の摩擦のように取られることは、少し残念だと思っています。当然、自治体が違うので、その間に調整行為というのは必ず出てきますから、個性のある首長がたくさんいますので、本来なら事務方で調整できることも政治レベルに上がってきてしまってるというのが今の実情だと思っています。市長会長としてギャップを埋めることについては水面下でかなり努力はさせていただいておりますので、私が市長会長になってからは大きな課題というのはあまり表に出てきていないと思います。
治水安全度マップの公開については、不利益を被るところ、自治体の方々が少し心配をされていることもありますが、そこはきちんと県が丁寧に対話をしていただければいいのだろうと思っております。ことさらに争いを持ち込むということは私は反対です。きわめて対話の場を持つことは大事だと思っております。対話というのはもともとお互いが違う位置にいるということですから全体主義国家なら全部が一色でいいのですが、お互いの利益を最大限にするために努力しているわけですから、その間で調整を取られるということですから、普通のことだと思います。

記者

 もう一点。これも対抗馬の方がおしゃってることですが、西庁舎、特に教育委員会をこっちに一緒にしたい、といことをおしゃってましたが、市長は西庁舎の活用を含め、教育委員会のあり方を含めどのようにお考えでしょうか。

市長

 私は合併前に旧石部町長といろいろな議論をさせていただきながら、旧石部町、旧甲西町の建物がありますから、その中で役割分担、機能分担していくということが良いのではないかということで合意しているということを理解しています。ですから現在、ここに教育委員会を持ってこようとしても物理的に不可能ですので、行政改革の大綱の中でも示しているように西庁舎を教育会館というような形で教育委員会また市内の教育の中心地という形で当面機能していくということが適当ではないかと思っています。

記者

 教育会館と呼んでいいのですか。

市長

 いや、まだそこまでは。行政改革大綱の中にそのように書き込まれていますので。

記者

 今、現状はそうなっているのでしょうか。

市長

 そうですね。

記者

 そのまま機能させていく、といことですか。

市長

 その対抗馬とされる方が教育委員会を一つにされるというのは具体的にどういった手段をもってされるつもりなのか、よく分かりません。

記者

 市長は現状維持でいい、といことですか。

市長

 現状、動かせるだけの物理的な余裕は無いと思います。また、地域の感情もありますので、私は、石部地先を島流しの地先だと思っておりませんので、しっかりと市長部局と教育委員会との間の人事交流を図り、当然、教育長とも毎朝、話しながら課題の整理をしておりますので、そういった差別的な発言をされるのはいかがなものかと思います。

記者

 その島流しって何ですか。教育委員会に異動することを島流しって言うのですか。

市長

 と、いうことを言われたんじゃないんですか。

司会

 本日の市長の話題提供、資料提供についての質問はありますか。

記者

 市民共同発電所の件ですが、出資するお金の規模はいくらくらいですか。

地域エネルギー課管理監

 規模までは聞いておりません。実際の募集は10月の中旬頃ですので社団法人の方に問い合わせください。

記者

 今から設置するんですよね、パネルは。

地域エネルギー課管理監

 出資を募集してから事業着手です。

記者

 出資者の限定はないのですか。

地域エネルギー課管理監

 ありません。

記者

 全国どなたでもかまわないということですか。

地域エネルギー課管理監

 はい。

司会

 よろしいでしょうか。他に質問はありますか。特になければこれで終了します。次回の定例記者会見については、11月7日(水曜日)午前9時15分からこの会場でさせていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

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