平成24年11月28日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

資料提供

(1)湖南市議会定例会提出案件概要について

(2)市の行事予定(11月29日~1月11日)

発表内容

司会

 これから平成24年12月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

 明後日から市議会12月定例会を招集いたしましたので、少し前倒しての12月度の定例記者会見となります。

本日の案件はその12月定例会に提出する議案でありまして、一般会計の補正予算が2件ございます。1件は衆議院議員総選挙に伴う諸経費を計上した補正予算第3号で、16日に専決処分をしましたので、この承認を求めるものです。もう1件は補正予算第4号で、大きなものといたしましては、石部小学校の改築に向けて合併前からの懸案となっておりました大型重機の進入道路の用地確保のめどがつきましたことから関連経費を市道十禅寺2号線事業家に伴う用地取得および工事費として6千万円余りを計上いたしましたほか、幼稚園と保育園の一元化を視野に入れ、現在計画中の学校給食センターの規模を拡大するための用地取得費として1千4百万円余り、野洲川にかかる甲西中央橋の橋脚補強などに2千万円弱などを計上しております。

また、昨日締結をいたしました滋賀県市長会災害相互応援協定の締結について、7月1日から施行されました本市の議会基本条例第10条第3号により、他の自治体との協定の締結は議会の議決を要することとなりましたことから、初めてのケースとして、専決処分を行ったうえで承認を求めることとしております。

そのほか、条例の制定改正が8件、指定管理者の指定が18件など、合計43件を提案いたしますほか、先ほど開かれました議会運営委員会に追加提案として副市長人事の同意案件と指定管理者指定案件1件をそれぞれ追加提案したい旨をお願いいたしました。

副市長については、7月26日に西田 一夫前副市長が体調不良により辞職をして以降、空席状態が続いておりました。滋賀県市長会の会長をしておりますと副市長会の会長も会長市で引き受けることが慣例となっているようでありますし、市内においても市長までの間にワンクッションが必要だという声もうかがいながら、現在、総合政策統括監として市の各部局の事務を全体として統括し、指揮監督している谷口繁弥氏を選任し、任命するにあたり議会の同意を求めるものでございます。

総務課長

 湖南市議会定例会提出案件概要について説明

司会

 何か質問はありますか。

記者

 副市長人事の追加提案はいつの予定ですか。

市長

 30日です。

総務部長

 今、議会運営委員会が開催されていて、その中で30日に提案して即日に議決をいただく予定です。議案などの資料が準備できしだいみなさんにお渡しさせていただきます。

記者

 それに伴って職員の人事異動はあるのですか。

市長

 考えていません。

記者

 学校給食センターの場所はどこでしたか。

市長

 夏見です。

記者

 昨日の嘉田知事の件について、コメントをお願いします。

市長

 昨日、知事の記者会見のテレビを県内のほかの市長のみなさんと見ていました。市長会災害応援協定を締結していたからです。政治というものは空虚な言葉遊びではなく、人々の生活が成り立つように粛々として行われるものでなければならないと思います。脱だとか卒だとか仰っていましたが、隣で共同記者会見に臨んでいた飯田哲也代表代行も言葉遊びの政治はよくないと仰っていました。

また、今朝からのテレビを見ていてもまともに受け答えもできずに痛々しく感じました。これまでの6年間の滋賀県政が、まさしく言葉遊びの空虚な政治に終始されたため、地に足の着いた自分の言葉でお話ができないのではないかと思います。琵琶湖を政治のおもちゃにしてほしくないです。これまで琵琶湖を守ってきた先人に対しても、子や孫に対しても申し訳が立たないからです。テレビを見ながら、ちょっと琵琶湖が嫌いになっている自分に悲しさを感じました。

昨日、県庁をうろうろしましたが、職員はどうしてよいのかわからない様子でした。「この組織のマネジメント、しっかりやりましょうよ」という本音も聞こえてくるほど、滋賀県庁の意思決定は空洞化しています。オール野党化するであろう県議会からは辞職勧告決議案が出される可能性もあるでしょうし、議会調整ができない案件が前に進まず、県民生活に悪影響が出てくるものと考えられますが、そうした先を読む眼はお持ちではなかったのでしょうか。42万票という県民の意思の重みは、140万県民の生活をしっかり支えてほしいということであり、国政にちょっかいをだすための票ではなかったはずだと思っているのは、報道に出てこないネット上の意見を見ていてもよくわかります。県民に何も説明せずに県政を片手間にする。そこに42万票のおごりがなかったか。単なる小沢隠しに滋賀県が犠牲にされることには強い憤りを感じます。今回の烏合野合の騒ぎは、民主党を除籍された議員ばかりが政党名を変えて集まり、党の表紙を変える「政党ローンダリング」「議員洗浄」という印象しか受けません。政党助成金も国民の税金から合法的にかき集めることができますし、選挙互助会という指摘もあながち間違っていないと思います。

今朝の朝日新聞には新幹線新駅問題を取り上げていただきましたが、問題はそれだけにとどまりません。大戸川問題の後始末はどうなっているのか、高等学校再編問題についても決められないまま子どもたちの進路を迷わせて来ましたし、大飯原発の再稼動問題についても一旦は容認をするなど一貫していません。マニフェストに書いていた乳幼児医療費無料化もできず、重度心身障がい児者の特別加算問題も唐突に出しながら解決に向けて取りまとめもできず、いずれも市長会と先鋭な対立だけを引き起こして、県政全体の停滞を引き起こしてこられました。市長会長としてはきわめて残念なことだと思っています。しかし、県民の皆さんの生活は基礎自治体である市町がきちんと担っているので、県が機能低下してもなんとか過ごしてこられたことだけは確かです。

しかし、今の政治家に「恥」を知る人がいなくなったことを憂います。こんなに醜い離合集散を毎日見せられて、次の世代の子どもや孫が政治に携わりたいと思うわけがありません。

記者

 県政の停滞という部分ではいかがですか。

市長

 県から出てくる政策にまったく熟度がない状況です。またその合意を取り付けるということができていない状況です。

記者

 これからどうなると思われますか。

市長

 県議会とは対立するでしょうし、市長会としても厳しく見させていただきます。

記者

 首長というのは大変なお仕事だと思うのですが、更に党の顔が加わるとなると。

市長

 24時間365日、我々首長は住民の生活を支えるために緊張感を持って臨んでいますので、党首が兼任できるほどの仕事しかしてこられなかったのかな、と思います。しっかりと知事職をお辞めになって国政に臨まれるのならかまいませんが、知事に残るということは選挙後も自らの立場を確保して安全な位置にありながら、国政に口をはさむことは極めて評論家的な行動かと思います。

記者

 市長は、維新についてどう思っておられるのですか。

市長

 特に感想はありません。

記者

 市長応援要請とかは無いのですか。

市長

 ありません。

司会者

 12月市議会定例会の日程については、現在、並行して議会運営委員会が進行していますので、それが終わりしだい、午後にでも記者のみなさまにはお知らせしたいと思っております。

記者

 大津市で条例が見送りになりましたが感想はいかがですか。条例は子ども達の主体性を求めていったところが議論となったと聞いています。湖南市のいじめサミットを同じものと思いますが。

教育長

 子ども達の主体性については、先日の青少年育成大会などの取り組みを進めており、条例ということではなく実質的なところで取り組みを進めていきたいと思っています。

記者

 次回の定例記者会見については、1月11日(金曜日)午前11時からこの会場でさせていただきます。

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