平成18年4月12日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を政策秘書課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

1.「わたしたちの湖南市」(社会科副読本)

湖南市内の小学校3・4年生の児童用に編纂された社会科副読本。
小学校の社会科や総合的な学習において、湖南市内の地域の様子や人々の暮らしなどを子どもたちが学習するための資料として、「湖南市」としては初めてまとめられたもの。

  • 作成部数など A4版150頁 カラー 1,900部
  • 経費 120万円
  • 配布対象 市内小学校3年生

2.「平成17年度 湖南市キャリア教育の推進に向けて」

昨年度に市内の甲西中学校が行った「湖っ子生き方発見ウィーク(職場体験)」に関する実践報告書。5日間の「職場体験」における取り組みに関して、アンケートや感想などを中心に考察し、成果や課題についてまとめたもの。
平成17年度から、湖南市「生き方発見ウィーク」実行委員会を立ち上げて、市内の中学校において職場体験を推進。

  • 作成部数など A4版15頁 墨1色 150部
  • 経費 5万円
  • 配布対象 市内事業所

実行委員会の構成

  • 湖南市工業会
  • 湖南市商工会 
  • 湖南工業団地協会
  • 青少年育成会議
  • JA甲賀郡
  • 社会福祉協議会
  • 市PTA連絡協議会
  • 市内中学校長など
資料

発表内容

市長

 おはようございます。後で教育委員会から2つ話題提供させていただきます。平成18年度は「湖南市まちづくり元年」ということで、事業がかなり目白押しで動いていくと思います。事故などのないように気を引き締めて、ひとつずつ進めてまいりたいと思います。各報道の皆様にもいろいろとご協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

教育長

 それでは、教育委員会から2つ話題提供させていただきます。ひとつは「わたしたちの湖南市」という副読本でございます。今までは旧の石部町、甲西町で使っていたものがありましたが、資料も古くなり、合併して湖南市となりましたので、新しい資料も入れて作りました。今の子どもたちの学びは、書いてあることをそのつど知るということも大事ですが、自分たちで調べていくという観点で作られているところが特色になっております。そして、湖南市の先人が築いてきた歴史を知らないといけないということで、そういうことも含めて入れさせていただきました。また、工場などにご協力をいただいた内容も入れさせていただきました。小学校の3年生に配布し、学んでいくことになります。

 もうひとつは、湖南市のキャリア教育の推進でございますけれども、昨年5日間の職場体験学習を甲西中学校において行いました。そのまとめということで、「平成17年度湖南市キャリア教育の推進に向けて」という冊子を作りました。今年度は市内の全中学校に広げて、5日間の職場体験をすることになっております。以上でございます。詳しいことは指導主事が来ておりますので、答えさせていただきます。

指導主事

 まずはじめに、過日は特別支援教育についてのハンドブックをご紹介いただきありがとうございました。北は北海道から南は九州、沖縄まで、全国各地から本当にたくさんの問い合わせが来ております。また、こういうかたちで湖南市から発信できることが増えればいいなと思います。

 それでは、いま、教育長が話をしました2つについて、少し補足説明をさせていただきます。ひとつは「わたしたちの湖南市」という社会科の副読本になっております。これは湖南市内の小学校3、4年生の児童を対象に社会科とか総合的な学習で使っていただくために作ったものです。湖南市内の地域の様子とか人々の暮らしなどについて、資料として作成しております。特徴は、専門的なところが作ったものではなく、市内の先生がたを中心に1年間かけていろんな資料を集めて作っていただいたことです。子どもたちの視点に立って、どういうふうにしてこのまちの歴史や地理、文化を学んでいくかということについて、考えながら作られたものです。特にアピールさせていただきたいのは、120ページに「山をみどりに」という箇所がありますが、かつては岩根小学校の近くにある「岩根山」は、はげ山でした。昔、奈良や京都に寺や家を建てるために木々を全部切られて、1本もない状態になったのです。それを、122ページに書いてありますように、龍池藤兵衛をはじめとする先人の努力によって、徐々に植樹をされて、そして現在の緑を取り戻していかれました。125ページには現在の岩根山の様子があります。このような取り組みを学ぶことが、環境問題の視点を子どもたちに養うことにつながっていくと考えます。本冊子は、今後の子どもたちの学びのなかで、ふるさとのよさを発見し、ふるさとを愛する人に成長してほしい、そんな願いから作ったものです。

 もうひとつは、「平成17年度湖南市キャリア教育の推進に向けて」というものです。これは、昨年度、市内の甲西中学校の生徒が5日間のキャリア教育を進めた内容をまとめたものです。湖南市内では従来から、小学校では「お店屋さんごっこ」や「工場見学」、中学校でも2日間くらいの職場体験を進めていたのですが、本格的に5日間の職場体験というのは昨年度からになります。その様子をいろいろまとめてみたわけです。湖南市では、特にキャリア教育に関しては、「キャリア教育実行委員会」を立ち上げて、工業会、商工会、工業団地協会、青少年育成会議、社会福祉協議会などの関係機関と連携しながら進めています。5日間の職場体験は、各事業所、地域のかたがたにご協力いただきながら今年度から市内の全中学校で行ってまいります。

記者より質問

「わたしたちの湖南市」について

Q:

 合併前に石部、甲西それぞれにあったものと全然内容は違うものなのですか。

A:

 引き継いだものもありますし、新しく資料を加えたものもあります。古い資料は差し替えたりもしました。

Q:

 藤兵衛さんのお話は初めてですか。

A:

 それについては、少し書き添えている箇所があったようですが、詳しくは載っていませんでした。
この話は菩提寺北小学校が「あすなろ物語」というミュージカルにして、毎年1回発表しています。

Q:

 すでに授業で使っているのですか。

A:

 新学期が始まりまして、クラス替えなどをしている段階で、まだ新しく授業を展開している状況ではありません。今週ぐらいから始めているところもあると思います。

Q:

発行は湖南市ですか。教育委員会ですか。

A:

教育委員会の発行です。

Q:

副教材なのですか。副読本なのですか。

A:

副読本です。

Q:

合併されたことを意識して作られたのですか。

A:

そうです。合併してこういう形で作ったところは初めてだと思います。旧町のところでできているのはいくつかありますが。

Q:

県内の自治体でですか。

A:

はい。

Q:

一般の人がほしいと言っても売らないのですか。

A:

はい。図書館に閲覧用として置きます。

Q:

作成に当たられたのは先生がたとおっしゃいましたが、作成委員会か何かを作られたのですか。

A:

そうです。裏表紙に載っています。各学校から2人くらいずつ出てもらっています。

この記事に関するお問い合わせ先

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