平成28年8月29日定例記者会見
このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。
市長会見事項および資料提供
(1)平成28年9月湖南市議会定例会提出案件
(2)湖南市役所JK課プロジェクト始動!!について
(3)平成28年度湖南市総合防災訓練の実施について
(4)不審者侵入対応訓練について
(5)地域おこし協力隊員委嘱式の実施について
(6)ふれあいチャリティコンサートの開催について
(7)行事予定(8月29日~10月4日)
発表内容
司会
これから平成28年9月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。
市長
本日の会見事項は2件ありますが、2件目の湖南市JK課プロジェクトについては後ほどお話しいたします。そこで、8月31日に招集をいたしました平成28年9月湖南市議会定例会へ執行部から提出する案件についてご説明をいたします。
議案といたしましては30件でして、条例の制定1件、条例改正3件、平成28年度補正予算が7件、平成27年度決算認定が9件、人事案件が8件、指定管理者の指定が1件、一部事務組合の規約変更が1件です。
まず、条例制定については議案第56号「湖南市みらい公園湖南条例の制定について」です。これは、イオンタウン湖南の敷地西端に整備を進めております市民産業交流促進施設「ここぴあ」を含めまして、その西隣にかけて農業をはじめとする市内産業の未来を創造するための施設として「みらい公園湖南」を設置するための根拠条例でございます。
次に、条例改正ですが、議案第57号「湖南市職員特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、公職選挙法等の一部改正に伴い共通投票所制度が創設されたことから所要の改正を行うものです。議案第58号「湖南市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」は、地域医療介護総合確保法による介護保険法改正により、定員18人以下の小規模通所介護事業所が地域密着型サービスに移行したことに伴い新たに基準を設けるために所要の改正を行うものです。議案第59号「湖南市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、琵琶湖流域下水道の公共下水道事業計画の見直しに伴い、下水道計画処理人口や計画処理能力について所要の改正を行うものです。
議案第60号から66号までは平成28年度各会計補正予算案ですが、その主なものは平成27年度決算確定に伴うものです。そのうち、議案第60号「平成28年度一般会計補正予算(第4号)」においては、地域におけるLED照明導入促進事業に798万6千円、カーボン・マネジメント強化事業に988万8千円、市のオリジナル婚姻届や婚姻記念証・出生記念証に23万1千円、障がい者グループホーム等整備事業費補助金を165万円増、滋賀県内で初めて創設する骨髄移植ドナー支援事業助成金に14万円、旧学校給食センター解体工事に6288万9千円など、歳入歳出にそれぞれ1億3195万4千円を追加するものです。また、議案第64号「平成28年度介護保険特別会計補正予算(第2号)」においては、行方不明を防止するために高齢者に身につけてもらう「見守りタグ」関連で6万5千円を新規に計上しております。
議案第67号から75号までは平成27年度決算の認定ですが、議案第67号「平成27年度湖南市一般会計歳入歳出決算の認定について」では、歳入総額209億3992万7794円、歳出総額204億7958万733円となり、歳入歳出差引額は4億6034万7061円となり、そのうち平成28年度への繰越事業に充当すべき一般財源1億2195万7000円を差し引くと、実質収支は3億3839万61円となり、この中から歳計剰余金処分として2億5000万円を財政調整基金へ積み立てることとしています。
議案第76号と77号は教育委員会委員の任命同意、議案第78号から80号は公平委員会委員の選任同意、議案第81号から83号は固定資産評価審査委員会委員の選任同意です。
議案第84号は指定管理者の指定で、湖南市市民産業交流促進施設「ここぴあ」の指定管理者を甲賀農業協同組合に指定するものです。
議案第85号「滋賀県市町村交通災害共済組合規約の変更について」は、規約改正について関係地方公共団体との協議を行うことについて議会の議決を求めるものです。
司会
(2)「湖南市JK課プロジェクト始動!!」につきましては、準備等に少しお時間をいただきたいと思いますので、まず資料提供について担当課から説明をさせていただき、今の市長会見事項を含めてご質問をいただきたいと思います。資料提供の(1)「平成28年度湖南市総合防災訓練の実施」について、危機管理局管理監より説明させていただきます。
危機管理局管理監
『平成28年度湖南市総合防災訓練の実施』について説明
司会
続きまして(2)の「不審者侵入対応訓練」について、危機管理・防災課長より説明させていただきます。
危機管理・防災課長
『不審者侵入対応訓練』について説明。
司会
続きまして(3)の「地域おこし協力隊員委嘱式の実施」について、および(4)の「ふれあいチャリティコンサートの開催」について地域創生推進課長より説明させていただきます。
地域創生推進課長
『地域おこし協力隊員委嘱式の実施』、『ふれあいチャリティコンサートの開催』について説明。
司会
ありがとうございます。広報こなん8月号、その他行事予定をお手元に配布させていただいています。これらを含めましてご質問をお受けしたいと思います。
記者
教育委員の選任について二人おられますけど、任期はいつからいつまででしょうか。
政策調整部長
今回改選になりますお二人ですが、11月18日からの4年になります。
記者
補正予算の中で、LED照明導入促進事業とカーボンマネジメント事業に簡単に内容を説明していただけますか。
財政課長
LED照明導入促進事業につきましては、二酸化炭素排出抑制の補助金をいただきまして、公共施設の適切な照明環境を確保するための導入を検討する事業でございます。またカーボンマネジメント事業につきましては、市の施設の温室効果ガス排出量等を調査分析しまして、今後のエネルギー対策を検討するために実施するものでございます。
記者
県下初の骨髄移植ドナー支援事業について、14万円ということですがどんな内容ですか。
財政課長
骨髄提供等を行った者に対して、骨髄移植ドナー支援事業助成金として14万円計上させていただいていますのは、骨髄提供を行った方に対しまして、身体的および経済的負担の軽減ということで助成制度を創設するために予算化させていただいています。
市長
この件につきましては6月定例会で一般質問がありましたので、対応させていただきました。
記者
全国ではあるかもしれませんが県内では他に事例はないということですか。
市長
県内ではありません。
記者
この金額は2万円の7日間の一人分ということは一週間分ということでしょうか。
財政課長
一週間分ということで計上させていただいております。
記者
介護保険特別会計補正予算で見守りタグというのがあるんですけども、どんなものですか。
財政課長
これは高齢者の不明対策ということで、警備保障会社が実施している事業なんですけれども衣服や靴等に付けていただいて、各市内の協力機関に受信機の設置をしていただくことによりまして行方不明になられた方が通過された等の確認をするというシステムです。
記者
行方不明者は増えてるんでしょうか。
市長
そうですね。今年に入ってからも数件出ております。
記者
タグにチップか何かが入ってるんですか。
市長
受信機をつけていただいたところをタグが通過することにより記録されます。受信機をつけていただくところの電気代をお支払することも必要かなと思っています。
記者
市が見守りタグを提供するということではないんですか。
市長
タグ自体は各ご家庭でご用意いただき、その周りの環境整備をしていくということです。
司会者
他にご質問はありますか。無ければ(2)のJKプロジェクト始動について、司会を政策調整部に移させていただきます。準備を行いますので、このままでお待ちください。
政策調整部次長
ただいまより、湖南市役所JK課プロジェクト発足記者発表をおこないます。まず始めに、記者発表に際しまして、記者の皆様に、大きく3点の取材協力事項があります。彼女たちは高校生(未成年)であり、特に、プライバシーの保護、個人が特定できるようなことにならないように配慮したいと考えています。また、彼女たちの保護者とJK課活動をおこなううえでの約束事ですので、どうぞよろしくお願いします。まず、学校名と個人名、フルネームはJK課の活動のなかでは公表しません。氏名は、ファーストネームのみの平仮名表記とします。次に、メンバー一人だけを写真にとるのは極力ご遠慮ください。個別で写真またはアップ写真ではなく、できるかぎり全員が写るようにお願いします。最後に、個別で一人だけに取材することはご遠慮ください。質問などは、全員がいる時におこなっていただきますようお願いします。以上が、取材協力事項です。このことに関しまして何か質問等ございますか。
記者
学校名そのものでなくても、例えば市内の高校に通うとか市内在住とかいう書き方は可能なんでしょうか。
政策調整部次長
市内の高校に在学や市内在住という表現で結構です。
記者
プライバシー保護なんですけれども、鯖江市役所でもこういう方法なんですか。
政策調整部次長
鯖江市さんの方法を同じように取り入れさせていただいております。
記者
フルネームでは載せないということですか。
政策調整部次長
そうです。
市長
どうしてもネット上で特定されてしまうと、プライバシーに関して難しくなるということがありますので、そこのところだけご協力いただけますとありがたいと思います。
記者
鯖江市で問題になったとかそういう前例はありますか。
市長
鯖江市から始まったやり方なので、本市も同じような方法でやらせていただいております。
記者
例えば代表の方の名前だけでも教えていただくことは可能でしょうか。あと、この後の記者会見で写真撮影があると思いますが、個別写真でなく全体写真でも紙面になれば、近所の人などから個人を特定できてしまうこともあるかと思います。それでもよろしいでしょうか。
政策調整部次長
写真につきましては特定の人が大きく写ることがなく、全体が写ってるという感じでお願いできればと思います。
記者
少なくとも記者会見の集合写真を使うということであればかまわないということですか
政策調整部次長
それはかまわないです。あと、代表者のお名前などにつきましても、事前に保護者のお願いする時点で学校名やフルネームは出さないという条件でご応募いただいておりますので、ご了承いただきたいと思います。皆さん他によろしいでしょうか。それでは、JK課メンバーに入場してもらいます。
(JK課メンバー入場)
政策調整部次長
湖南市役所JK課プロジェクト発足に際しまして、湖南市長よりご挨拶申し上げます。
市長
本日、ここに湖南市役所JK課プロジェクトを発足することといたしました。この記者発表に先駆けまして、10時50分より市長室でJK課課員の委嘱状をお渡しさせていただいております。どのメンバーも個性があり、湖南市のまちづくりに意欲のある人たちばかりです。市としましても、全庁的に彼女たちを全力サポートしていきたいと考えています。これから、地方創生ということですので、今までと同じ発想ではまちづくりを語っていくことはできないと思っておりまして、大人の常識や価値観に捉われない女子高校生ならではの感性や、新しい視点による、なんか楽しくて面白くて元気の出るようなまちづくりを展開するヒントを探していければと思っています。先ほどの委嘱式の時にも彼女たちにそのようにお願いさせていただきました。彼女たちの活動が、地域や学校や企業を巻き込んでいって、まちづくりの起爆剤となって、湖南市全体に対して大きな変化をもたらしていいただけること、そしてこの活動を通じて彼女たちが大きく成長していただければありがたいなと思っています。以上、冒頭にあたってのあいさつとさせていただきます。
政策調整部次長
ありがとうございました。それでは、湖南市役所JK課プロジェクトの概要について、地域創生推進課長よりご説明させていただきます。
地域創生推進課長
『湖南市役所JK課プロジェクト』の概要について説明。
政策調整部次長
それでは、次に今回委嘱されましたJK課メンバーひとりひとりから、これからやりたいまちづくりや抱負などをお願いします。
(メンバーから抱負など発表)
政策調整部次長
ありがとうございました。それでは記者の皆様、ご質問などございましたらお願いします。
記者
このプロジェクトに参加しようと思ったきっかけや動機を教えてください。
JK課員
先生に勧められてJK課に興味を持ち参加しようと思いました。
JK課員
私は市外在住なんですけれども、学校の近くの地域のことについてちゃんと知りたいと思って参加しました。
記者
JK課でこういうことがしたいなとかアイデアなど具体的なことがあったら教えてください。
JK課員
まちのために活動して、みんなが楽しめる企画を立てて実行していきたいと考えています。
JK課員
湖南市を有名にできるようなオリジナルの食べ物とかを作りたいです。
JK課員
若者たちが参加して、ごみ拾いなどができたらいいなと思っています。
JK課員
若い人もお年寄りも、楽しく参加できるイベントを企画したいです。
記者
市役所にお聞きします。市内の高校に声掛けをしたということですが、いつのことですか。
地域創生推進課長
6月頃に市内の高校に2校にお声かけをさせていただいて、学校を通じて募集していただいたというような状況です。
記者
11人は何年生ですか。
地域創生推進課長
2年生が9人、1年生が2人です。
記者
企画とかそういったものを話し合うスケジュールなどは決まってますか。
地域創生推進課長
学校によりまして行事とかいろいろありますので、基本的には週1回、放課後に東庁舎に寄っていただきましてミーティングや打ち合わせ、企画のプランニングをしていただいているという状況です。まず、三雲学区まちづくり協議会が11月に予定されています「みちくさコンパス」にあわせて、JK課として何かできればいいなと企画を進めているところです。
記者
とりあえずJK課の第1弾の企画としてはそこを目指しているということですね。また、福井県鯖江市との横の連携はどうですか。
地域創生推進課長
福井県鯖江市が2年前にJK課を立ち上げておられます。若者目線のまちづくりということで成果を上げられている事例もありますので、若い女性の流出が人口減の一番の原因である湖南市も、ぜひとも若い女性目線で「かわいい・おしゃれ・かっこいい・楽しい」といった形容詞の出てくるようなまちづくりができないかなということでスタートさせていただいたところであります。具体的な連携の予定は今のところありませんが、先日全国高校生サミットが鯖江市であったときに、うちのJK課員も参加させていただいたところであります。
市長
先ほど説明させていただいたのは、横連携ではなく横展開です。鯖江市がこのJK課プロジェクトを始めたときには、他で取り組んでいるという事例が全くない状況でした。ですから鯖江市もこの取り組みを市内だけで収めておくわけではなく、全国に同じような取り組みができて、先ほど言いましたように「かわいい・おしゃれ・かっこいい」というようなまちづくりができているところと連携を取っていきたいということが将来的な目標の一つであろうかと思いますので、そういったところとつながっていくというのが一つあると思います。ですから、この湖南市の取り組みは鯖江市の取り組みの横展開でありJK課全国2例目ということになります。
記者
すみません。ものすごく基本的な質問なんですが、JKって何の略ですか。
市長
「女子高生」という意味です。
地域創生推進課長
JKは広く女子高生を指す意味として使われていますが、本人たちは「自分たちで考える課」という意味でも使っています。
記者
湖南市の正式な課ではないということですが、どういう位置づけですか。
地域創生推進課長
課員たちは職員ではありませんので、いわゆるプロジェクト名として認識いただきたいと思います。
記者
現在は週1回程度集まるということですが、毎週何曜日とかあるんですか。
地域創生推進課長
いろいろな都合で2グループに分かれてますが、水曜日と金曜日に集っていただいています。
記者
市内2校に声掛けをしたとのことですが、両方から応募はあったんですか。
地域創生推進課長
両校から来ていただいています。
記者
応募があった人全員が通っているということですか。
地域創生推進課長
手を挙げていただいた方すべてに来ていただいています。
記者
課長とかリーダーはいるんですか。
地域創生推進課長
今はいませんがこれからミーティングを重ねることで、そういう存在も出てくるかなと思います。
記者
地域創生推進課がサポートするということになるんですか。
地域創生推進課長
サポートは湖南市全体で、彼女たちからのいろんな部署に向けたいろんなアイデアに対して行います。地域創生推進課は窓口役です。
記者
鯖江市の取り組みで参考にされることはありますか。
地域創生推進課長
鯖江市ではコスプレでのごみ拾いなどをされていまして、マラソン大会のサポーターなど参考にしていきたいと思っています。
市長
基本的に鯖江市では「ゆるくやっていこう」ということをコンセプトにしていまして、何月何日までにこれをしなければならないとかこういった結論を出さなければならないということではなくて、大人の常識や考え方からはかけ離れて、自分たちでやりたいことを議論してそれを市役所がサポートしていくといった感じです。ガチガチに固めたわけではなく、これからいろんな展開をしていくプロジェクトです。
記者
任期は今年度いっぱいということですか。
地域創生推進課長
基本的には年度ごとですが、高校に在学中は続けてしていただけると考えています。
記者
湖南市で若い女性の流出が人口減の一番の理由だということですが、それについての数字などはありますか。
地域創生推進課長
数字はございます。後ほど資料をお持ちします。
記者
この発表があった後に市内に住んでる人で、新たにしてみたいという方がおられたら、まだ受け付けてるんでしょうか。
地域創生推進課長
今回は市内の高校に声をかけさせていただいたんですが、この活動を知って参加したいという方がおられましたらどんどん入っていただきたいと思います。随時受け付けていると言っていただいて結構です。
記者
皆さんにお伺いしたいんですが、活動に自分の特技を生かしたいという方はおられますか。
JK課員
私は写真を撮るのが好きなので、写真を生かしていきたいと思います。
JK課員
私はイラストを描くのが好きなので、それをまちづくりに生かしていきたいと思います。
JK課員
ツイッターやインスタグラムなどSNSが好きなので、情報発信をしていけたらいいなと思います。
記者
将来は男子も募集することもあるんでしょうか。
地域創生推進課長
「湖南市わかもん委員会」というのが18歳から35歳の範囲で活動しているんですが、その中に男子高校生もすでに入っていただいています。今回女子高生にターゲットを当てたのは、女性が減っているという課題に対応するため「わかもん委員会」から別の組織ということで立上げさせていただきました。わかもん委員会に入っていただいている男子高校生の声も市役所に届くようにはなっています。
政策調整部次長
他に質問はよろしいでしょうか。それでは写真撮影をおこないます。アップを撮影せず、全体を撮影していただきますようお願いします。
(写真撮影)
政策調整部次長
これをもちまして、湖南市役所JK課プロジェクト発足記者発表を終わります。
更新日:2019年07月01日