平成29年2月20日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項および資料提供

(1)平成29年3月湖南市議会定例会提出案件について

(2)平成28年度うちなる国際化フォーラムの開催について

(3)行事予定(2月20日~4月4日)

発表内容

司会

 これから平成29年3月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

 今月は議会3月定例会を27日に招集いたしますので、3月度の定例記者会見を前倒して本日開かせていただきました。
 3月定例会には条例の制定改廃や予算など32議案を提案してまいります。
 条例案件については新規制定が2件、改正が10件、廃止が2件です。
 主なものについては、議案第2号「湖南市再生可能エネルギー発電設備管理基金条例の制定について」は、滋賀県公共施設再生可能エネルギー等導入事業補助金を活用して設置する発電設備について、余剰電力を電力会社に売電した収入を別会計で管理するという条件がありますので、当該補助金を含めてこうした場合に会計管理を明確化するための基金を設置するための条例制定となっております。
 議案第3号「湖南市事務分掌条例等の一部を改正する条例の制定について」は、平成29年度の執行体制を構築するのに際し、政策調整部、総務部および市民環境部を整理統合し、あらたに総合政策部と総務部の事務分掌を定めますとともに、地方公営企業法に基づく上下水道事業者の管理者の権限に属する事務処理を組織について整理したものです。このことによりまして、2部を削減し、組織上簡素化を行うものです。
 議案第8号「湖南市地域福祉基金条例を廃止する条例の制定について」は、消費税率改定により社会保障に対する安定的な財源化が確保されたため、福祉事業の推進に充ててきた当該基金を廃止するものです。
 議案第11号「湖南市学童保育所設置条例の一部を改正する条例の制定について」は、新年度以降、石部学童保育所の入所児童数が増加することから施設を増設することとし、所在地を条例上に明記するものです。
 議案第14号「湖南市農産物加工施設条例を廃止する条例の制定について」は、これまで湖南市の農産物加工を行ってきた当該施設が施設、設備・機械ともに老朽化してきたことと、昨年11月に市民産業交流促進施設「ここぴあ」をオープンさせましたことから、所期の目的を達成したとして廃止するものです。

 次に、平成28年度補正予算案件については、議案第15号から議案第20号までの一般会計、特別会計、事業会計を合わせて6件となっております。年度末ですのでほぼ執行残を係数整理しているものですが、特徴的なところといたしましては、議案第15号資料「平成28年度一般会計補正予算(第6号)説明資料」をご覧いただきますと、139ページの十二坊温泉ゆらら活性化事業につきまして、地域再生計画に基づき地方創生拠点整備交付金を利用して岩盤浴施設や体験施設などを整備して、市民の健康増進と交流促進、地域文化の進行を図ろうとするもので、1億2500万円の増額となっております。
 次に、契約変更が1件ですが、議案第21号では「(仮称)市道吉永山手線道路新設工事」で3900万円余りの増額となっております。これは、天井川でもある大沙川を潜る道路の建設であり、地下水位の関係や土地利用の関係から工法を変更したことによるものです。
 次に、平成29年度当初予算案件については、議案第22号から議案第29号までの一般会計、特別会計、事業会計を合わせて8件となっております。
 一般会計当初予算案は総額219億8000万円で平成28年度対比7億3000万円、3.2%の減となっております。詳細につきましては予算編成方針を参照いただきたいと思いますが、やはりこれからは総合戦略を着実に進めていくという観点から、総合戦略推進枠を設けまして働く場の創出、人への投資そしてまちづくりというそれぞれのパッケージについて予算を重点配分しております。それから、きらめき湖南枠を継続するということで、そういった総合戦略を進めるうえで地域の力というものも非常に大事ですので、新たな地域力創造推進経費ということで、これまでまちづくり協議会に対してつかみで予算枠を持ってまいりましたけれども、これからは具体的なメニューを提示して、そのメニューの中で予算を組んでいただくという形の交付金を創設してまいります。またセーフティ湖南推進ということで、防災に関しましてはこれまでも力を入れてまいりましたけれども、引き続き取り組んでいくということとともに、心のインフラ作りということで吉本との包括連携協定に基づき笑いを通じた人と人とのインフラ作りを進めていきます。次に、行政改革の着実な実施ということで、経常収支比率を改善していくということが一つの主要命題となっておりまして、そういった方向性とともに行政改革を実行していくという予算枠をつけております。また、投資的事業につきましては計画性を持ち、多少後に倒しながら財政に負担がかからないような形にさせていただいております。こういった方針の中で組んでまいりましたけれども、一般会計219億8000万円と4つの特別会計あわせて97億4200万円余り、そして3つの企業会計で編成させていただいております。
 当初予算につきまして、歳入の増加要因は市税が0.8%増、個人市民税は横ばいで法人市民税が微減ながらも固定資産税が増という形で見込ませていただいています。税以外につきましても交付税や補助金がらみでの増減がございます。一方支出につきましては、別添の平成29年度一般会計当初予算主要事業説明資料に11本の主要事業を特出しさせていただいています。
 1のローカルベンチャー事業は、これまで地域おこし協力隊という形で都市部から移住・定住者を募集してきましたが、それとは別にもう一度この地域の資源や課題を整理して、それをもとに実現可能性の高いプロジェクトを構築しながら都会の方から起業をしたいという若者について募集しながら起業・定着・定住というところまで持っていく事業をスタートさせたいと考えております。この起業家に対する支援やアドバイス、素材につきましてはノウハウを持つ全国組織に委託していければと考えています。概念図もありますが、これまでのように単に移住してきていただくということではなく、中間支援団体であるこにゃん支えあいプロジェクトからさらに一歩進めて専門家に入っていただきながら起業にまでつなげていってその目標を「新しく産業を興していく」というところまで進められればと考えています。
 2のLED照明導入事業につきましては、湖南市地域新エネルギー地域活性化戦略プランによりまして、公共施設の率先導入プロジェクトということでLEDの照明を一斉に換えていきたいと考えております。これについてはリース料を計上しておりますけれども、これにより電力使用量とCO2の排出削減に貢献しようとするものであります。
 3の病児保育事業ということであります。平成27年度から子ども子育て支援事業の新制度がスタートしましたけれども、その中でもずっと地元においては課題とされておりました、お仕事を持っておられる親御さんが、お子さんが病気になったときに預けるところがないということでやむを得ず仕事を休まなければならないような状況も続いてまいりましたので、来年度は市内2カ所で医療施設に併設した病児保育を進めてまいりたいと考えています。
 4の健康ポイント事業でございます。国民健康保険特別会計とも連動しておりまして、健康こなん21計画・食育推進計画に基づきまして、それぞれの市民が健康な生活を自ら維持していただくためのインセンティブを付与しようとするものであります。自主申告にはなりますけれども、それぞれが健康推進に関する取り組みをしていただいたところでポイントを付与しながら、最終的にはそのポイントに対するインセンティブをお示ししていこうとするものであります。
 5の地方特定道路新設改良事業は、図や表にお示ししている道路を新設・改良していくものであります。
 6の三雲駅周辺整備事業につきましては、現在三雲駅の橋上化を進めていますけれども、新年度にオープンいたします自由通路とともに駅舎がオープンしますので、その周辺整備を進めてまいりたいと思っております。緑地や歩道の整備、そして 土地の購入とあわせまして、三雲駅と甲西駅前の駐輪場につきましても整備していきたいと考えています。
 7の農業振興等拠点施設整備事業です。11月に市民産業交流促進施設ここぴあをオープンしましたけれども、その西側の農地を含めまして未来公園コナンとして農業振興に資する施設を整備していきたいという構想であります。そこに一つは魅力を発信するための施設、とりわけ食でありますとか地域の情報を発信していくための農家レストランでありますとか、高齢者や地域の皆さんが新たに農業に参入していただくための実習施設のようなものもここに設けていきたいと思います。イメージ図を参考いただければと思いますがこの地にこのような農業公園を整備していきたいと考えているところであります。
 8の石部小学校グラウンド芝生化事業ということでございます。石部小学校につきましては昨年度校舎の改築を行いまして、今年度行っているグラウンドやプールの整備がまもなく完了しますので、来年度は市内の小学校で初めてグラウンドの芝生化に取りかかっていきたいと考えています。街のなかにある小学校ですので舞い上がる砂ぼこりが近隣に影響を与えていることと児童が転んだ時にけがすることを防止するということや裸足で走り回れるという利点もあり来年度に取り組んでまいります。
 9の小学校空調機器整備事業について、遅ればせながらではありますが今年度市内4中学校の空調設備ができましたので、来年度以降につきましては計画的に小学校の空調整備に取りかかっていこうとするものであります。
 10の甲西中学校施設整備事業であります。現在校舎棟の改築工事が進んでいます。来年度につきましては引き続き工事を行うとともに、現校舎棟の解体や外構工事を行っていく予定であります。
 最後に11の地方創生推進交付金活用事業ということでありまして、総合戦略に基づいて事業を構築しております。一つが3つの産業振興における好循環作りということでありまして、農福連携を中心とした第1次産業の6次産業化を加味した農業の活性化が一点であります。二点目は人材確保を中心とした本市の中核をなします第2次産業の支援を行っていきたいと思っております。また観光を中心とした第3次産業にも観光客を増やし滞在時間を増やし消費を増加させるという観点から支援策を設けていきたいと考えております。これらを含めまして更にまち全体の取り組みということで、まちづくり協議会を中心とした地域活性化に取り組んでいきたいと考えています。最終ページに今申しました4つの観点から整理をさせていただいております。
 一つ目の観光分野におきましてはハイキングコースの整備でありますとか空き店舗データと支援をマッチさせていく、またシティプロモーションをするためのアドバイスやアプリを開発しながら仮想現実ARのようなものも入れていきたいと考えています。引き続きアールブリュットも推進していきます。
 二つ目の分野でありますが農福連携ということであります。まずシルバー健康農業塾ということで、団塊世代を中心として組織をリタイヤされた高齢者に畑に出て土と植物とたわむれる喜びを知っていただきたいということで、高齢者を対象にした野菜作りの塾を設けていきたいと思っております。次に本年度開催しております市民農業塾を一歩進めまして、具体的に作付けから収穫までの一連の実践編の市民農業塾を進めてまいります。さらには先ほど申しましたみらい公園湖南などを活用しながら新規就農者に農地を貸し付ける事業、また畑の先生ということでアドバイスする人を派遣する事業を行い、さらには障がい者の就農についてサポートする事業も展開していきます。そして特産品のマーケティングについて専門家から個別に指導いただく事業や産学官連携となっておりますが大学等と連携をして特産品を開発したり6次産業化についてアドバイスをいただくというものでございます。最後のところが地域自然エネルギー活用事業ということでイモ発電の取り組みであります。これらを含めまして農業と福祉の連携を考えていきたいと思っております。
 三つ目がまちづくりということでありまして、先ほど申しましたまちづくり協議会に見える化した新型交付金を提示してまいりたいということと人材の育成、そして次世代の参画まちづくり提案事業ということで若者による政策コンテストということを行いながら、地域に対する愛着や様々なアイデアを醸成していきたいと考えております。
 最後の人材確保につきましては滋賀県との連携という形の地方創生事業になってまいります。今年度に引き続きまして若者や障がい者の合同就職面接や人材育成の支援ということで今話題になっていますワークライフバランスについてのセミナーを開催していきたいと考えております。
 主要な事業についてはそういった形で考えているところでありますけれども、財政調整基金につきましては今年度、目標を少し下回るような形になりますが予算編成方針では標準財政規模の10%程度確保としておりますので、概ねカバーできるのではないかと思っております。また市債につきましてはやはり臨時財政対策債がふえてきているという観点がございますので、こういったところについては国の課題になってくると思います。新年度については市債の発行額は減少しております。これら一般会計と特別会計、企業会計をあわせて議会にお諮りしたいと考えてます。
 そして議案第30号は旧慣使用権の廃止、議案第31号は湖南市第三次地域福祉計画の策定、議案第32号は市道路線の認定で、これら32議案を議会に提案させていただきます。3月定例会については予算議会でありますので、先ほど開催された議員全員協議会で慎重な審議をお願いしたいということと、執行部より丁寧な説明をさせていただいてまいりました。以上です。

司会

 ありがとうございます。それでは続きまして資料提供として「平成28年度うちなる国際化フォーラムの開催」について、人権擁護課長より説明させていただきます。

人権擁護課長

 『平成28年度うちなる国際化フォーラムの開催』について説明

司会

 ありがとうございます。それではただいまの市長会見事項および資料提供についてご質問をお受けしたいと思います。よろしくお願いいたします。

記者

 最も重点を置いたのは総合戦略推進枠ですか。

市長

 そうです。総合戦略推進枠はこれを優先的に予算配分させていただきながら、国全体の課題もありますが、地域の課題を解決することが国の課題を解決することにつながると考えておりますので、ここに重点化をさせていただきました。

記者

 主要事業の1から10の項目と11の項目は違うものですか。

市長

 連携しているものはかなりありますが、重なってはいないです。

記者

 LED照明の事業ですが、どのくらいの規模になるんですか。

地域エネルギー課長

 道路灯や防犯灯、公園灯、施設の屋外照明といった市有の外灯が合計3,802灯あり、そのうち未更新の2,180灯のうち1,157灯をLED灯に交換していきたいと考えています。これにより市有外灯全体の73%がLED化されることになります。主に防犯灯を更新していきます。

記者

 健康ポイント事業について、他市町で類似の取り組みはあるんでしょうか。

健康福祉部長

 県内におきましては草津市、愛荘町が取り組んでいます。

記者

 いろんな運動のメニューがありますが、ちゃんと運動したという認定は誰が行うんですか。また記念品はどういったものですか。

健康福祉部長

 参加される方の自己申告になります。記念品はこなん商品券ですが、その他市内の特産品や企業さんとコラボした商品も考えていこうと思っております。

記者

 例えば自転車一日30分なら何ポイントになるのですか。

市長

 担当の方で考えているのはウォーキング20分で1ポイントとか、自転車30分で1ポイントとか毎日取り組んでいただけることです。

記者

 毎日続けてる人なら2ヶ月で500円の商品券になりますね。でも自己申告ならやっていないのにやったと言う人も出てくるかと思いますが、そのあたりはどのようにお考えですか。

市長

 あくまでもこれは意識付けですので、本人がやっていないのにやったと申告する可能性もあることはあるとは思いますが、むしろ自らが意欲を持って取り組んでいただくというところに着目している事業であります。

記者

 お金と同じような商品券じゃなくて物にすればいいという意見もありそうですが他市も商品券ですよね。

健康福祉部長

 愛荘町さんは確認していませんが、草津市さんは商品券です。

記者

 1日にもらえるポイントの上限はあるんですか。

市長

 基本的に1日1ポイントで担当は考えています。草津市さんもそうですが、個人で目標を立ててそれを実現するという2週間から1カ月続けてできる目標を立てましょうということで、運動をする動機づけの要素が強い取り組みです。

記者

 一般会計3.2%減となっているのはどういった要因ですか。

市長

 大きなところは借換債が大きな事業が新年度はないということと、大きな公共工事が減となっていることにより総額が落ちたということであります。

記者

 東庁舎の整備計画について新年度予算ではどのような扱いになっていますか。

市長

 今年度の事業について最終的にまとまっていませんので、これを29年度に繰り越す予定をしています。

記者

 総合戦略推進枠について、地域としての課題にはどんなものがありますか。

市長

 総合戦略を作るに際しまして、その前に人口ビジョンを作っております。湖南市の人口構成においては自然増ではあるけれども社会減であるという現状になっておりますので、流出の防止と流入の増加ということを図っていくことが大事だと思っております。そういった観点から地域の魅力を高めるということを中心にこの総合戦略推進枠の内容になっておりますし、また地域にある潜在力を活用するという観点から、高齢者、女性、障がいをお持ちの方などそういった方々にも参加いただきながら、若者においても参加をいただきながらまちづくりができるような、人づくり、生きがいづくり、つながりづくりができるような形での戦略枠というふうになっております。

記者

 学校関係で空調はこの4校で終わりですか。

市長

 今、小学校で空調が整備されていないのが8校あります。ですので2か年かけて整備します。

記者

 芝生化は他の学校に広めますか。

市長

 現在石部小学校の建て替えに伴って、現在グラウンドの造成工事をしています。芝生にするためにはスプリンクラーなども必要になってきますので、工事中というタイミングを見て始めるものであります。今後は教育委員会内で議論いただきながら市長部局と協議していく形になるかなと思います。

記者

 予算全体での市長の意気込みや思いをお聞かせ願えますか。

市長

 先ほども申しましたけれども、地方創生を進めていくという観点から、地域の潜在力が発揮できるような形で予算を組ませていただいたところです。まちをしっかりと整理していくことも大事ですが、人も育てながら仕事を創り出していくというような形での良い循環につないでいければという思いで編成をさせていただきました。ですから、次の時代にしっかりとつないでいけるような予算になっていると考えております。

記者

 新規事業の中で県内初のものはありますか。

市長

 一般会計主要事業の中で、建設経済部の木造住宅耐震改修事業がございます。 単純な住宅リフォームの補助制度は県内各地で行われていますが、木造住宅の耐震改修についてリフォームをする際に補助をするという取り組みは県内初と考えています。継続とありますが取り組み方を少し変えまして、市内の事業所を使うことで経済循環に資するような補助をしていくものであります。また、介護保険特別会計において百歳大学は栗東市に次いで2例目、湖南市健康カラオケ教室委託は県内初です。高齢者の介護予防、健康づくりという観点から百歳大学と健康カラオケ教室ということで高齢者の皆さんにいつまでも生き生きと生き甲斐をもって生活をしていただこうという取り組みをパッケージのような形で提供させていただきます。また、ローカルベンチャー事業というのは国内でも数カ所で始まったばかりで県内初です。他に若者を中心にまちづくり提案をするという次世代参画まちづくり提案事業も県下初です。

記者

 若者によるまちづくり提案事業というのはどういったものですか。

市長

 市の歳入歳出全体を見ながら若者の視点から事業の考案、企画のブラッシュアップも含めて歳入に至るまで考えて提案いただくということになっていまして、若者のグループによるコンペのような形で切磋琢磨をしていただいてこの地域により良い事業の提案をいただければと思っています。

記者

 健康カラオケは予算としてどれくらいですか。

総務部長

 健康カラオケの事業費は約313万円です。

記者

 県内初ですが他県はありますか。

市長

 長野県松本市で取り組んでおられます。

記者

 全国で何番目ですか。

市長

 そこまでは押さえていませんが県内では初めてです。

記者

 対象はどういった方になりますか。

市長

 対象はおおむね65歳以上の湖南市民ですが、その他健康カラオケ教室という講座に受講していただくことが望ましい方が対象となると考えております。

記者

 特に男性女性で規定があるとかはありますか。

市長

 特にありませんが出てきていただきたいのは男性で、男女わけるかどうかということについては新年度になってから考えたいと思います。とりわけ今の高齢者の中で自宅に引きこもりがちな方は男性が多くなっていますので、そういった方が会社を辞められた後こういった場に引き続き出てきていただくことが大事だと思っていますので、そういった男性を中心に展開することも重要な視点かと思っています。

記者

 男性が引きこもっている方が多いというようなデータはありますか。

市長

 そこまでのデータはありませんが、日常的に地域に接しておりますといつも感じている点であります。

記者

 主に男性に出てきてもらいたいというのは、出てきてもらってどうなってもらいたいということですか。

市長

 市内で数カ所、健康カラオケ教室の会場を設定しますので、そこに出てきてもらってカラオケを歌ってもらうこともありますが、例えば口腔の運動であるとか 体の筋力の運動であるとかそういった形で体力も向上していただきたいと思いますし、カラオケを歌うということで認知症予防にもつなげていければと考えております。

記者

 地域のつながりということもありますか。

市長

 それもあります。そこに出てきていただくことで、会社組織で縦の中で生活をしてきた方たちが地域に再デビューをしていただくきっかけになればと思っています。やはり人とつながるということがなくなりますと認知であるとか寝たきり、介護ということにつながりやすくなってきますので、つながり作りとあわせて認知症予防、介護予防ということを進めていければと考えております。

記者

 新年度の市債の発行額と前年度比はどうですか。

総務部長

 28億7090万円です。前年度より7億円ほど減っており、予算書ベースでいくと20.2%の減となります。

司会

 他にご質問はありますか。なければこれで平成29年3月度市長定例記者会見を終わります。

この記事に関するお問い合わせ先

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