平成19年7月3日定例記者会見
このページは、市長定例記者会見の内容を政策秘書課でまとめたものです。
市長会見事項 要旨
(1)滋賀大学と湖南市との協力に関する協定調印式の開催
内容
湖南市と滋賀大学の相互発展を目指し、文化・産業の振興や地域の活性化などに関する事業を協力して行う包括協力協定を締結いたします。
日時
平成19年7月13日(金曜日) 午後3時から
場所
湖南市役所 東庁舎 3階大会議室
(2)里山しょうらい公園開園式
内容
湖南市が旧石部町時代の平成14年より整備を進めておりました里山しょうらい公園(柿ヶ沢公園)の開園式を挙行いたします。
日時
平成19年7月8日(日曜日) 午前10時から
場所
里山しょうらい公園
湖南市石部西二丁目18
(3)藍染絞り染めTシャツ・のれん応募作品展示について
内容
江戸時代に京都からその技術が伝わった正藍染は、今もなお湖南市下田地域で藍の栽培から織りまでを一貫して行っております。この藍染を活用し一般のかたがたにTシャツとのれんに染色体験していただきました。今回審査させていただいたその作品を展示させていただきます。
日時
平成19年7月12日(土曜日)から26日(木曜日)
場所
湖南市伝統工芸会館本館
湖南市岩根1656 電話番号 0748-72-7444
(4)第3回湖南市夏まつりについて
テーマ
「満天きらめく湖南の輪」 みんなで参加『ふるさと』まちづくり
日時
平成19年8月4日(土曜日)
場所
湖南市夏見 野洲川親水公園芝生広場
主な内容
- 模擬店
- 江州音頭総踊り
- 花火大会(スターマイン9基を含む2500発)他
資料
- 市の行事および市長等の予定
- 広報こなん7月号
発表内容
司会
これから7月の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。
市長
本日の話題提供は4件です。
まずは、滋賀大学と湖南市との協力に関する協定調印式の開催についてであります。
湖南市と滋賀大学とが協力し合うことで、相互に発展することを目指しまして、文化・産業の振興や地域の活性化などに関する事業を共同して行うための、包括的な協力協定を7月13日に締結することとしております。
こうした協定については、滋賀大学との間ですでに大津市、彦根市、長浜市、米原市、高島市、安土町、愛荘町が締結しております。
これまでも、湖南市といたしましては、教育面において、特別支援教育や図書館教育、地域運営学校など先駆的な取り組みに関して、滋賀大学教育学部との連携を進めてまいりましたが、協定締結後は、これを市政各般に拡大していくこととしております。
つぎに、里山しょうらい公園の開園式についてであります。この里山しょうらい公園は、石部西地先に開設されます都市計画公園でありまして、全体事業費2億8,940万円、芝生広場2,485平方メートルをはじめ、アスレチック遊具やカブト虫の形をした複合遊具、さらには健康広場に健康遊具や健康歩道を備えるなど、非常に落ち着いた憩いの場として完成いたしました。
この公園整備に関しましては、計画策定段階から市民の皆さんの意見を取り入れながら、公園の名称も市民公募、完成後の管理も地域でお願いするという、徹底した市民参加のモデルとなるものであると考えます。後方の松籟山や手前の1級河川宮川などに囲まれた豊かな自然を活かしながら、地域のふれあいの場となりますとともに、市民の皆さんの健康増進に寄与することを期待しております。
なお、開園式につきましては、7月8日(日曜日)午前10時から午後3時にかけまして、地元石部西区自治会が主体的に取り組んでいただくかたちで開催されます。安全祈願祭のあと、10時30分からテープカットや消防三色放水、記念植樹やスタンプラリーなど多彩な開園式として挙行される予定とされております。午後からは、健康遊具の紹介指導やグランドゴルフ大会などが催されることとなっています。前日の7日(土曜日)には前夜祭として午後8時から七夕天体観望会やカブト虫の放虫も計画されております。
3点目として、藍染絞り染めTシャツ・のれん応募作品展示についてです。湖南市の下田地域で江戸時代に始まった正藍染は、今も藍の栽培から染色、織りまでが一貫して行われている伝統工芸品ですが、先月、湖南市観光物産協会の主催で市民などから染色体験と作品募集を行いました。
事前にTシャツやのれんを自由に絞り、体験当日に下田の「紺喜染色」において染色をしましたが、その後、レークウェーブ賞やブルーアート賞などと審査した作品を、今回展示することとしております。
作品の展示場所は、岩根地先の湖南市伝統工芸会館で、今月12日(木曜日)から26日(木曜日)の間です。
最後に、第3回湖南市夏まつりについてです。今年のテーマは「満天きらめく湖南の輪」 みんなで参加『ふるさと』まちづくりで、8月4日(土曜日)に夏見地先の野洲川親水公園芝生広場で開催をすることとしております。多文化共生のまちづくりを進めており、江州音頭だけではなく、サンバダンスも予定されております。締めくくりは大花火大会ということになります。
以上でございます。
司会
以上4件につきまして、市長より説明をさせていただきました。担当から補足説明があればお願いします
市長公室長
私のほうからひとつだけ、滋賀大学の協定調印式について、13日の金曜日に午後3時からこの場所で実施をしたいと思います。なお当日は記者さんも中に入っていただける段取りとしておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
司会
ありがとうございます。他はよろしいですか。それでは2番目の資料提供ですが市の行事および市長等の予定について7月4日から7月31日分を置かせていただいております。また広報こなん7月号を配布させていただきました。
それではただいまから質疑等に移らせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
記者より質問
滋賀大学と湖南市との協力に関する協定について
Q:(記者)
滋賀大学との協定は他の地域で行われているものと基本的には同じものですか。
A:(市長公室長)
今現在教育長がお越しですのでまたご説明いただきますが、教育委員会の方で現在滋賀大学と事業を共同で進めさせていただいておりまして、それを確保しながら今後いろいろな方面へ進められればなと思っています。教育委員会関係以外はまだこれといってありませんが今後の課題としていろんなまちづくりにご協力いただければと思っています。
A:(教育長)
8月に外国人の教育でたくさん水戸小学校にいますので、滋賀大の学生さんに何人か来て頂いて泊り込みで実際の指導に当たっていただいたり、子どもたちに対応していただきたいと思っています。滋賀大も教職をとるかたにいろんな現場がありますので実地に研修してもらう一環として行われます。
Q:(記者)
8月に市内で外国人のことで行われるんですか。
A:(教育長)
市内の水戸小学校に52名の外国人の児童がおり、また特別支援教育については三雲小学校に発達支援センターを併設しており、県内の教員が滋賀大の大学院で半年単位で研修に出ていただく場合に研修先として三雲小の「ことばの教室」に来ていただいています。また滋賀大だけではなくて京都教育大学の学生さんも三雲小に研修に来られております。
Q:(記者)
湖南市が他に協定を結んでいる大学はありますか。
A:(市長公室長)
今回が初めてです。市内に大学がありませんので。
湖南市夏まつりについて
Q:(記者)
夏まつりの外国人の参画は毎年のことですか。
A:(市長)
毎年のように参加はあります。
A:(商工観光課長)
まつりに参加される外国人も多くなっております。ゴミ箱にも今までは日本語で表示していましたが、4か国語の表示をしています。またうちわにも去年もそうですが4か国語で夏まつりの表現をしています。
Q:(記者)
江州音頭コンテストへの出演は無料ですか。
A:(商工観光課長)
参加料は無料です。賞金は1等6万円から参加賞まであります。
新幹線栗東新駅問題について
Q:(記者)
「広報こなん」に新幹線栗東新駅に関する連載を始めた意味は。
A:(市長)
新駅問題については知事をはじめ、みんなが当事者意識を欠いているんじゃないかという問題意識からです。嘉田知事は、おそらく時間切れを狙っておられるんだと思いますが、単に工事を止めただけで、1年も経って何一つ解決していません。私が問いかけた1年前の疑問に何も答えられていません。つまりは、止めたのはよいが、止めた後のビジョンがなかったということでしょう。
これまで、滋賀県は新幹線新駅をつくる理由をうまく説明しきれませんでした。その結果が先の知事選だったと思います。同じように、今度はつくらないための理由を県民にまったく説明できていません。しかもきわめて不透明で一方的な「大本営発表」の垂れ流しの中で、損害賠償を含む問題の全体スキームは県民のほとんど誰も見られていませんし、見られない状況に意図的におかれ続けてきたうち、少なくとも湖南市民にだけは真実を知っておいてもらい、民主的判断のよすがとしてもらおうと考えたわけです。
嘉田知事のこれまでの言動を見せていただくと、どうも役人の書く答弁どおりの対応から一歩も外に出ていないように見えますし、政治家として判断を先延ばしにしておられる様子は社会保険庁問題と似ている感じがします。問題を先送りにした結果、その先に生まれる「県民の痛み」を想像していただきたいと思います。
先日の京都新聞で阿部圭宏さんがきちんとリーダーシップを発揮すべきと発言しておられましたが、正面から議論すべきこの問題で、一旦事業を止めるだけでなく、議論まで凍結してしまっては、リーダーシップを発揮しようがありません。ぜひともリーダーシップを発揮していただいて、早急に促進協議会の正副会長会議や総会を開催して事態を収拾するべき義務が、会長である嘉田知事にはあることをなんとかご理解いただき、会長の責務を放棄されないように望みたいと思います。ですから嘉田県政の課題といたしましては、この方向性、新幹線問題に限ったことではありませんが、きちんと県民に説明するということ、それとともにリーダーシップを発揮する、そして責任を明確に問う、ということが必要なのではないでしょうか。
特に県と市町の仕事の仕分けが非常にあいまいになりつつあると思っていますし、市町の現場の中に嘉田知事が入ってこられて、「あれもします、これもします」と言われるということは市町の現場が非常に混乱しますので、県が出来る範囲というものを明確に理解いただかなければならないと思っています。
Q:(記者)
知事が地権者との話し合いで「市の地域振興策を支援する」と言っておられますが、最終的に地域振興策を考える責任は知事にはどれくらいあるとお考えですか。
A:(市長)
少なくとも7割くらいはあると思います。というのも新駅問題について県が関与してきた度合いから考えれば、それがゼロだという主張はおそらく受け入れられないと思いますし、他の県営事業や県が市町の協力を仰ぎながら進める事業についても不安をあおることになるので、やはり今までと同じだけの責任は当然ついて回るということはご理解いただかなければならないと思います。嘉田知事は國松前知事の責任は全て負うとおっしゃっているんですが、実際きちんと負っていただかなければならないと思います。
Q:(記者)
区画整理などの損害賠償についての責任は知事にはどれくらいあるとお考えですか。
A:(市長)
損害賠償請求になりますと法的な問題ですので、政治的な責任の分担とは変わってくるだろうと思います。ですから法的に責任はどれくらいかと明確になると思います。
Q:(記者)
少なくとも知事の責任はゼロではないということですか。
A:(市長)
ゼロではないというよりはおそらくかなり大きな責任を負っているはずだと思います。それはこれまで県が新幹線新駅に関わってきた経過を見れば一目瞭然であります。ですからそういった意味において知事としてまた協議会の会長として早急に正副会長会議ないしは今年度総会を開催いただきたいと思っております。
Q:(記者)
正副会長会議や総会の日程は具体的に決まっているんですか。
A:(市長)
会議の日程等は選挙にもてあそばれてきたという感想を持っております。平成16年10月に合併に伴って3つの市の選挙があるからといって当初1年先延ばしになったということがあり、また知事選があるからといって先延ばしになり、そして栗東市長選があるからといって延び、統一地方選があるからといって延び、また参議院選挙があるからといって延び、一体どこまで延ばして10月末を迎えられるのかということだろうと思います。これは批判ではなく、注意喚起ですのでよろしくデスクにお伝えいただきますようお願いします。
その他
Q:(記者)
参院選の投票日が延びたことによる市内の行事への影響は。
A:(総務部長)
参議院選挙が1週間先延ばしになって29日に何かイベントが重なってないかということですが、消防団の全団訓練が日にちを変えられないということでかぶったのと、時期的に自治会等で夏祭りが行われるということでその関係で投票所が1箇所使えないところが出てきておりますがそれ以外は特にありません。
Q:(記者)
広報の新幹線特集は何回ぐらいの予定ですか。
A:(市長公室長)
今のところ4回ぐらいを予定しております。来月も1ページをいただけるとのことですので、編集者と協議をしていますが、歴史的な経緯をきちっと抑えて今まで県がいかに必要としてきたか等を記載し、最終的には市の意見も載せていきたいと思います。
司会
あとございませんでしたら、次回の定例記者会見でございますが、8月10日午前11時からこの会場で予定させていただいておりますのでどうぞよろしくお願いします。それでは定例記者会見を終わらせていただきます。
更新日:2019年07月01日