平成20年4月9日定例記者会見
このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。
市長会見事項 要旨
湖南市小学校社会科副読本の改訂について
目的
湖南市では小学校の社会科副読本として平成18年4月に「わたしたちの湖南市」を作成しています。小学3年生を対象に配布しており、社会科の授業に活用していますが、市のシステムなど社会の変化に伴い現状と合致しない、資料が古いなど改訂の必要が生じてきました。
子どもたちには常に新しい資料で勉強してもらいたいという願いから、今回の改訂に至ったものです。
資料
- 湖南市自治基本条例シンポジウムについて
- 日時 4月19日(土曜日) 午前10時から(午前9時30分受付開始)
- 場所 市民学習交流センター(サンヒルズ甲西)本館 湖南市西峰町1番地1
- 市の行事および市長等の予定(4月10日から5月8日)
- 広報こなん4月号
発表内容
司会
これから4月の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。
市長
道路特定財源が削減され、滋賀県の財政構造改革が動き出し、市民生活に大きな影響が出る年度がいよいよ始まりました。わが国はいつからこんなに対話のできない人の集まりになってしまったのかと、先行きが不安に感じられます。
そうはいいながらも、一日もゆるがせにできないのが行政でありまして、湖南市としても通年編成で4回目、合併後半年の暫定予算を含めますと都合5回目の予算が動き出す年度初めとなっております。
本日の定例記者会見での話題提供は、わずかですが1件です。現在、湖南市の子どもたちは、まちの様子を知るために、社会科の時間に「私たちの湖南市」という副読本で勉強しています。対象は小学校3、4年生ですが、簡単に湖南市を概観できる内容となっています。
この副読本は、合併後すぐに作ったものですが、最近のまちの移り変わりや時代の流れから、数値データや写真資料などを新しくするために、改訂第二版を作成したものです。新しい小学校3年生から配布される予定です。
特に、新しい工場での仕事の紹介や、地域防災について考える部分を増やしたり、平成18年に市の総合計画が策定されたりしたことから、「これからの湖南市」という項目を新たにつくり、将来に向けて子どもたちが地域を大切にしながら生きていくきっかけになるように工夫がされています。また、第一版では単に外国の町との交流を一般論で捉えていたものを、具体的に「湖」を手がかりにして示したり、交通の様子については、2月23日に開通した新名神高速道路が書き加えられるとともに、第一版を作成していた平成16年当時には滋賀県が建設に邁進していた新幹線新駅について「栗東市に、新しい新幹線の駅をつくる計画があるそうだよ」と紹介されていた記述は、時代の流れから今回削除されています。
工場新設、地域防災、総合計画、外国人施策、新名神高速道路、新幹線新駅問題と、全般的には合併から3年半の間で、環境やまちが変わったところが中心の改訂であると理解をしております。
司会
以上、市長より説明をさせていただきました。各担当のほうから補足説明をよろしくお願いします。
教育部部長
今回、副読本につきましては2,000部印刷させていただきました。特に3年生と4年生の2か年に学習していただく副読本でございます。現在、3年生の小学生の人数が559名、来年度新3年生になるのが618名、再来年度559名ということで、合計約1,800名となり、この副読本を3年間使っていくために今回2,000部を印刷させていただきました。
実質的には今日から使っていただくということでございます。
学校教育課担当者
すでにお話がありましたが、前回は平成18年4月1日に発行させていただきました。実際、編集作業にあたりましたのは平成17年の前半でした。資料も湖南市も随分変わってまいりましたので、その辺りの資料また写真データを新しくしていこうということからこの作業に取り組んできました。
特に改訂した部分は、「スーパーマーケットではたらく人」という項目では、スーパーマーケットとの協議の中でいろいろな不具合が出てきましたので、そのあたりを修正させていただきました。
また、工場につきましては、今までびんを作る工場とお風呂や便器を作る工場を掲載しておりましたが、市内の小学生たちが主に見学しているところということで、新しくお菓子を作っている工場を加えさせていただきました。
そして、安心して暮らせるまちにということで、防災関連の施設がたくさんできておりますので、詳しく入れさせていただきました。
また、上水道につきましては、これまで上水道管理センターという施設を中心に取り上げておりましたが、管理センターは稼動しておりますけども実際にそこに職員が常駐しておられる訳ではないということで、その辺を若干修正させていただきました。
それから、一番メインとなったのが「これからの湖南市」という部分です。湖南市が子どもたちにとってこれからどうなるのか、またどうなって欲しいのか、どんなまちにしたいのかいうことから、湖南市を大切にし、また、湖南市に愛着を持って今後生活していってくれる、そういう子どもたちの育成をめざしてこの項目を作り上げていきました。
そして、できるだけ新しい情報をということで、新名神高速道路についてできる範囲で追加していきました。さらに、湖が取り持つ交流ということで、世界の国々との交流について取り上げていこうということから、グラフ等の数値のデータや、写真データ資料など、できるだけ新しいものを掲載していきました。
司会
ただ今、副読本の改訂に関しての説明をさせていただきました。
そのほか、資料提供でございますが、4月19日に、湖南市基本条例シンポジウムを市民学習交流センターで開催させていただきます。
では、ただ今から質問等ございましたらお受けいたします。どうぞよろしくお願いします。
記者より質問
社会科副読本の製作費について
Q:(記者)
この副読本の製作費はどれくらいですか。
A:(教育部部長)
109万円でございます。改訂のため、前回の印刷データがありましたので安く出来上がりました。
司会
ほかにございませんか。
出張におけるグリーン車の利用について
Q:(記者)
市長の出張時にグリーン車を利用することについて大津市の条例で認められたことを市長も新聞でご覧になったと思いますが、2月議会ではもめたというような報道もありました。財源難だからおかしいのではないかという意見もありますが、市長個人としてはどのようにお考えですか。
A:(市長)
普段から普通車の指定席に乗っているのであまり気にはなりません。
Q:(記者)
その必要性を感じられないのですか。
A:(市長)
個人的にはもう今までから慣れているので、そんなに気にはなりません。
司会
では、ご質問が無いようでございますので、これで記者会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。今年一年間よろしくお願いいたします。
更新日:2019年07月01日