平成20年8月6日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

(1)平成20年度事業仕分け・地域事業組成の実施について

内容

 事業仕分けとは地方自治体が行っている事業の必要性や事業主体が適しているかを第三者が評価し自治体の仕事がそもそもどうあるべきかを洗い出す試みで、平成19年度に引き続き実施する。
今回の事業仕分け作業は、昨年度実施した経験を踏まえ、今年度から試行実施する「統合型経営マネジメントシステム」による事務事業評価から抽出した事業として、より「目的」や「対象」を的確に把握した上での「妥当性」、「有効性」、「効率性」の視点から取り組むこととする。

日時

8月31日(日曜日) 午前9時から

場所

湖南市共同福祉施設(サンライフ甲西)

対象事業数

31事業

(2)岩根学区総合防災訓練について

趣旨

湖南市内において初めて小学校区内の自治会が一つとなった岩根まちづくり協議会が、地域安全ステーション整備モデル事業の指定を受けて、岩根学区市民のだれもが安心安全に暮らせるよう、災害に対する知識・救助法・救出法に関する知識を学び、資機材を使用した訓練を実施することにより、災害に強い地域づくりをめざす。

日時

8月24日(日曜日) 午前9時から午前11時30分

場所

第一次避難場所

各区内(6区)避難場所

第二次避難および訓練場所

岩根小学校運動場

参加人数

約200人

主催

岩根まちづくり協議会

共催

朝国区、岩根東口区、岩根東区、岩根西区、岩根花園区、正福寺区

(3)第14回日本シニアソフトボール滋賀・湖南大会および第13回日本ハイシニアソフトボール滋賀・湖南大会の開催について

内容

シニアソフト(60歳以上)54チーム、ハイシニアソフト(67歳以上)8チームが文部科学大臣賞を目指して熱戦を繰り広げる。

日時

シニアソフト

8月30日(土曜日)から9月1日(月曜日)

ハイシニアソフト

8月31日(日曜日)から9月1日(月曜日)

場所

野洲川親水公園グランド(主会場および開・閉会式会場)他 市内4会場

資料提供

(1)湖南市平和祈念事業

寿福 滋写真展「杉原 千畝と命のビザ シベリアを越えて」

日時

8月9日(土曜日)から24日(日曜日)

 <関連事業>寿福 滋さんによる展示説明会

日時

8月10日(日曜日)・16日(土曜日)いずれも午後2時~3時

資料提供

発表内容

司会

 これから8月の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

 今日は広島に原子爆弾が投下されてから63年目にあたります。いまだ世界では核廃絶が実現せず、また戦争や紛争が絶えないことが残念でなりません。

 さて、本日の定例記者会見での話題提供は3件です。

(1)平成20年度事業仕分け・地域事業組成の実施について

 まず、昨年度に引き続き、今年度も事業仕分けを実施します。実施日時は8月31日(日曜日)の午前9時からで、すべての課から1事業を抽出し、合計31事業について「そもそも」から検討する第三者評価を行うこととします。

 今年度からは「統合型経営マネジメントシステム」を試行的に導入しましたので、このシステムによる事務事業評価の中から事業仕分けの対象事業を抽出して、目的や対象を的確に把握した上で、外部委員や市民委員などが4班に分かれて妥当性や有効性、効率性などの視点から評価を行います。傍聴は自由です。

(2)岩根学区総合防災訓練について

 次に、岩根学区総合防災訓練が8月24日(日曜日)午前9時から11時30分の間に実施されます。これは、小学校区単位の自治を展開するために昨年6月に設立されました「岩根まちづくり協議会」が主催するもので、学区内の6つの区が共催となっています。当日の総合防災訓練には約200名が参加し、第1次避難として各区の避難場所に集結した後、第2次避難場所である岩根小学校運動場に移動、ハシゴ車やタンク車、救急車などを動員した本格的な訓練が実施されます。訓練ではハシゴ車による救出やトリアージの実施、さらには重傷者の搬送のために滋賀県防災ヘリが飛来します。

 この訓練は、「地域安全ステーション整備モデル事業」を活用して実施されるもので、消防団、PTA、民生委員、老人クラブ、日赤奉仕団、ふじん会、青少年育成会議など地域のさまざまな主体が参加されます。ちなみに、まちづくり協議会については、今年6月に2か所目の「菩提寺まちづくり協議会」が設立され、以後も準備が整った学区から順番に設立されていく予定となっています。

(3)第14回日本シニアソフトボール滋賀・湖南大会、第13回日本ハイシニアソフトボール滋賀・湖南大会について

 最後に、毎年開催されておりますシニアソフトの全国大会が、60歳以上のシニアについては8月30日(土曜日)から9月1日(月曜日)まで54チームが、67歳以上のハイシニアについては8月31日(日曜日)から9月1日(月曜日)まで8チームが参加して開催されます。なお、シニアについては、昨年度から文部科学大臣賞が設けられました。

司会

 以上、市長より説明をさせていただきました。では、担当から補足があればお願いします。

総務課長

 さきほど市長が申し上げました事業仕分けでございますが、8月31日(日曜日)に予定しております。今年は統合型経営マネジメントシステムの事務事業評価の一環ということで、外部の委員さん、また市民の中から選ばせていただいた委員さんのご意見をちょうだいしたいと思います。特に、コスト削減ももちろんでございますが、サービス向上という面からも外部のかたのご意見、市民の目線でのご意見をちょうだいしたいと考えております。傍聴は自由です。昨年も非常に多くの市民のかたにご参加、傍聴をいただきました。報道機関のかたにもぜひ当日お越しいただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

生涯学習課長

 日本シニアソフトボール滋賀湖南大会につきましては、湖南市で開催されて6年目となります。今年はシニアが54チーム、ハイシニアが8チームということで、10コートで競技を開催されます。よろしくお願いします。

司会

 以上、説明をさせていただきました。
では、ただ今から質問等ございましたらお受けいたします。どうぞよろしくお願いします。
話題提供いたしました事項以外でもけっこうです。

記者より質問

岩根小学校改築の入札にかかる今後の動きについて

Q:(記者)

 岩根小学校の入札の件ですが、2回にわたって不調に終わってしまったということですが。

A:(副市長)

 ご承知のように1回目の入札が建築の本体工事の参加業者が総辞退となりましたので、電気設備・建築設備についてそれぞれ入札を行わないということで、同じようなかたちで2回も過ぎてしまいました。

一番大きな直接的な原因は物価高騰によるものと考えられていますが、2回同じことになってしまいましたので、湖南市としてはさっそく色々な分析をしながら協議を進めている最中です。次にどうしていくかという大きな方向性としては、物価の高騰がいつまでどのように続いていくのかということが定かでない状況のなかで、建築工事をどのように考えていくのかというところの分析と、研究と議論をしたいと思っています。

岩根小学校は現在国庫補助金をちょうだいしていますので、特に結論が急がれるわけですが、それ以外に計画の推進でありますとか、設計の進捗でありますとかそういった作業も別の建築工事で事業が進められています。いわゆるコンサルの部分で計画が進んでいるものもあります。それらは基本的には国庫補助金でありますとか、合併特例債でありますとか、依存財源が伴っているものが大半でございますので、交付先に意思表示をしていくということが通常の日程として必要でありますので、その部分を踏まえまして建築事業をどうしていくのかと、どのように考えていくのかということも含めて整理をしたいと思っております。

今申し上げましたような依存財源もありますので、いつまでも結論を出さずに時間をかけているわけにもいきません。時間的には急いだなかで、なおかつしっかりとした議論をしていきたいと思っております。岩根小学校につきましては、1回目の入札が適正な入札ができなかったからには1日も早く再入札をすべきという姿勢ですべての作業を行ってまいりましたが、2回目も同様のかたちとなりましたので、いま長々と申し上げましたが、そういった全体のものの考え方のなかで建築事業をどうしていくのかということを考えていきたいと思っています。

それと関連するわけですが、6月議会で市の方針として公表をしていることがございます。特に学校を中心としました公共施設の耐震対策工事は優先してやっていきますということを正式に表明しております。また市立水戸小学校につきましては、平成22年の4月学期から教室の不足が見込まれています。増築工事をしなければならないわけですが、教室不足を放置しておくわけにはいきませんので、22年4月に間に合わすべく、増築工事をしていきますということも公表しておりますので、その実施に向けての考え方もしっかり整理したうえでの約束を果たしていきたいと思います。それらをトータル的にできるだけ早い時期に結論を出していきたいというふうに思っております。

Q:(記者)

 今のところは具体的にいつまでにこうしようというのはまだ検討中ということですか。

A:(副市長)

 とにかく急いでいるということで、すでに今週の月曜日に第1回目の議論をいたしました。今申し上げたような話を、今日の午後、議会の全員協議会で申し上げる予定をしております。

A:(教育部長)

 今回の工事につきましては、いまも副市長からお話がございましたように補助対象事業でございますので、いわゆる公にされております建設物価などを参考にして単価の見直しをさせていただきたいと思います。

昨今の状況、実勢価格が1日1日高騰しているということでございますので、設計を組み直すと後追い後追いというかたちになります。これの繰り返しになりますし、総合的に今後どうしていくのかについて、全庁的に協議しているところでございます。当然ながら子どもたちを1日も早く安心安全な施設に、ということで、1日も早く取りかかっていきたいのですが、入札については不十分な結果でございましたので、全庁的に今後どうしていくべきか検討しているということでございます。

A:(副市長)

 どうしていこうかという難しい具体的な中身として、一番インパクトがあるのが建築確認に相当な日数を要するということ、それから今申しましたように、国・県との依存財源は「来年しますからお願いします」で、「そうか」と簡単に採択というわけにはいかないという、手続きにも年度を単位としたスケジュールが必要です。そういうかみ合わせのなかでどうするかということを考えていきたいということでございますので、方向性を定めていく作業はけっこう難しい内容になっていくかと思います。

どういった場で議論していくかということですが、工事の契約審査会の場を活用して議論をしておりますが、今申しましたような位置付けであり、市としてどうするのかという結論になりますので、最終は市の庁議の位置付けをしております政策会議で正式に決めていきたいというように思っています。同じようなことを今日の全員協議会で報告する予定です。

司会

 本日の会見事項は以上でございます。資料提供のほうですが、湖南市平和祈念事業 寿福 滋写真展「杉原 千畝と命のビザ シベリアを越えて」の関係と、市の行事表、広報こなん8月号をお手元に配布させていただいております。写真展の場所は甲西図書館でございます。

では、ほかに質問が無いようでございますので、これで記者会見を終わらせていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 秘書広報課 秘書係

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