平成20年11月21日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

(1)平成20年12月湖南市議会定例会提出案件の概要について

議案16件

  • 条例の制定 7件(新規2件、改正5件)
  • 補正予算 5件
  • 契約 1件
  • 市道路線の認定・変更 2件
  • その他 1件

詳細は別紙のとおり

資料提供

(1)ORIGAMIによる日系移民の生活と文化展

日時

12月6日(土曜日)から21日(日曜日)

場所

甲西図書館

資料提供

発表内容

司会

 これから12月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

 12月議会が11月25日からということで、定例記者会見が少し早まり、本日とさせていただきました。本日は12月定例会の提出案件について説明させていただきます。どうかよろしくお願いします。

司会

 それでは提出案件につきまして、担当のほうから説明させていただきます。

総務課長

 お手元のほうに12月議会定例会提出案件概要書をお配りさせていただいておりますが、それに基づきまして簡単に説明させていただきます。

 まず議案数は、市長提案が条例関係が7件、その内訳としまして新規制定が1件と全部改正が1件、残りの5件が一部改正です。補正予算案が5件、それと旧慣使用権の廃止が1件、市道認定と市道の起終点の変更、これが2件、変更契約が1件です。

 まず議案第72号ですが、職員の自己啓発等休業に関する条例の制定について新規制定するものです。これについては市の職員に関するもので、自発的に職務を離れて大学院等での修学または国際貢献活動への参加を希望する職員に対し、職員の身分等を保持したまま参加ができるという旨の条例の制定です。

 次に、議案第73号湖南市防災行政無線局条例の制定については条例の全部改正でございます。防災行政無線の整備事業を実施していますが、アナログ式放送設備の一部改修と、またデジタル式の同報系の行政無線の新設に伴う条例の全部改正です。

 第74号は市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正の条例制定です。これについては、法律に伴う改正となります。株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律が施行されます。それに伴い関連用語の整備をするために行います。

 第75号は市立学校の設置に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてです。これについても、学校教育法の一部改正に伴う条例の一部改正になります。

 第76号は国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてです。国が平成21年から出産時の特定の医療事故による産科医療補償制度を導入することになっています。これに伴い、出産育児一時金を3万円引き上げるという内容の条例改正になっています。

 第77号は、道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてです。道路施行令の一部改正に伴う市の道路占用料の改定にかかる条例の一部改正です。

 第78号は障がいのある人が地域でいきいきと生活できるための自立支援に関する湖南市条例の一部を改正する条例についてです。これも学校保健法の一部改正に伴う条例の一部改正です。

 第79号は一般会計補正予算第3号です。中身は歳入・歳出ともそれぞれ1億1,670万円ほど増額し、補正後の額は187億1,215万円となります。主な内容として、歳入が地域介護・福祉空間整備交付金が5,844万円、障がい者自立支援給付費負担金が1,248万5千円、特例債が減額補正で3,740万円です。歳出が相互交流スペース整備事業2,997万8千円、高齢者福祉施設等施設整備費補助金3,000万円、税過年度還付金が1,600万円となります。

 続きまして第80号ですが、国民健康保険特別会見補正予算第2号、歳入・歳出それぞれ107万1千円を増額いたします。補正後の額は41億4,823万6千円となります。主な内容として歳入が、高齢者医療制度円滑運営事業費国庫補助金67万8千円、国保ヘルスアップ事業県補助金182万3千円、歳出が同じく国保ヘルスアップ事業県補助金182万3千円、高齢受給者負担軽減システム改修他131万6千円となります。

 第81号の公共下水道特別会計補正予算第2号は、歳入・歳出それぞれ916万5千円を増額いたします。補正後の額は40億4,938万5千円、主な内容は歳入が下水道事業債480万円、諸収入436万5千円、歳出は負担金補助及び交付金1,054万3千円、公課費が減額の325万円となります。

 第82号の介護保険特別会計補正予算第2号は、歳入・歳出にそれぞれ156万7千円を増額し、補正後の額が18億5,187万8千円となります。歳入は事務費の繰入金が156万7千円、歳出が同額で総務管理委託料です。

 第83号は上水道事業会計の補正予算です。収益的収入に350万8千円を増額しています。補正後の額が13億3,694万9千円です。主な内容は預金利息が110万6千円、貸付金利息が214万7千円、収益的支出のほうは、463万6千円を増額し、補正後の額は13億3,543万6千円。主な内容は有形固定資産減価償却費が375万円、企業債利息が減額の491万2千円、過年度損益修正損412万2千円、資本的支出のほうは、3,892万円を増額いたします。補正後の額が13億6,397万1千円、主な内容は工事請負費3,504万8千円です。

 第84号は旧慣使用権の廃止でございます。滋賀県の実施する岩根谷川補助通常砂防工事にかかる用地を市が有償譲渡するにあたり、同用地に地元区が管理する旧慣使用権が存在するため、その使用権について地方自治法の規定により廃止するという議案でございます。

 第85号は市道路線の認定についてですが、新設が2路線、寄付5路線、その他15路線の計22路線の認定です。

 第86号は市道路線の変更で、起終点の変更が5路線です。

 最後の第87号ですが、湖南市公共下水道事業三雲工区管布設工事の変更契約の締結です。変更後の契約金額は2億491万9,050円、今回の増額が856万9,050円です。主な変更の内容は、想定外の地質に伴う掘削管径の変更および工法変更とです。契約の相手方は株式会社昭建甲賀支店です。

 以上、16議案が市長提案の議案概要でございます。

司会

 今提出案件の概要を説明させていただきましたが、まず条例のほうから、担当のほうから捕捉があれば順番にお願いします。

総務課長

 72号でが、これについては国のほうで地方公務員法を変えられ、また平成18年に人事院のほうでこういう提案がされています。理由としては国際化や情報化が進んでいるなかで、公務を取り巻く社会環境というのは大きく変化しています。それに伴い色々な行政課題の複雑化・高度化が顕著になっており、こういった状況に対応するため、職員に幅広い能力開発を促す必要があります。加えて職員の自発性や自主性を積極的に生かす柔軟な仕組みが必要となります。そういった観点から、大学院等で修学をする、あるいは国際貢献活動への参加を希望する職員に対して身分を残したまま休業というかたちで、参加ができるような仕組みを作ろうということで国のほうでも制定をされました。滋賀県でも昨年の12月に制定をされて今年の1月に施行をされています。そういったことから、本市においてもこうした制度を設け、職員の自発的な自己啓発や国際的な貢献活動を促すという趣旨で条例を制定するものです。

市長公室長

 担当が所用のため出席しておりませんので、わたしのほうから説明させていただきます。ご存じのように、本市では以前より防災行政無線設置に務めてまいりました。旧石部地域ではアナログ式でしたが、すべてデジタル式ということで統一いたしました。それに伴う条例があり、アナログ式の規定しかありませんでしたので、一旦全廃し、新規条例と同じように作り直すということです。

 主な業務としては、地震とか火災、台風、水害等に関する情報の伝達、気象庁が発表する重要な情報の伝達、住民の生命・財産に関わる緊急の事態の通報、国民保護法に基づく情報の伝達、滋賀県および公共機関の依頼による重要事項の伝達、その他市長が必要と認める事項となります。

 最終的には地元で活用するというようなことになろうかと思いますが、その部分についても申請等出していただき、市で許可を出すことで可能になろうかと思います。何せ頭の上で鳴るものですので、そのあたりは十分に配慮してやっていきたいと思います。条例は1月1日に施行進めています。

 なお旧石部町のアナログ式は、今現在、お悔やみの放送に地元からの強い要望で利用しています。1年間30件くらいだったと思いますが、各家庭の小型受信器を使って放送されており、これに関しては当面は生かしていくということです。なお、同報系については、この庁舎や市民学習交流センターから試験放送をさせていただきました。

総務課長

 74号も総務課の所管です。これにつきましては小泉内閣で行財政改革の一環として政府系の金融機関の改変が法律で決まり、その実施が近づいています。国民生活金融公庫とかそういった公庫がこれにあたります。

 これと市の条例との関係ですが、年次有給休暇の規程のなかに、湖南市以外の地方公共団体の職員あるいは国家公務員、またこういった公庫の職員であった人が湖南市の職員になった場合の年次有給休暇についての規定の部分があります。公庫の予算および決算に関する法律第1条に規定する公庫というのが従来から準用している部分ですが、この法律の改正によりこの部分を改正する内容です。

教育部次長

 75号の湖南市立学校の設置に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてですが、昨年学校教育法の一部改正が公布され、今年4月から施行となっています。それに伴い、市立学校設置に関する条例、市立幼稚園設置条例、市奨学資金条例の3条例を一部改正するものです。

 内容的にはこの学校教育法、根本的に章立てが変わり、以前ですと9章まであった章立てが、今回改正で13章に増やされたということで、それに伴い条番号がかなりの頻度で変わりました。その番号が市の条例に記されていますので、その条番号の変更に伴う変更ということで、3条例とも学校教育法の一部改正に伴う改正となります。

保険年金課長

 76号の湖南市の国民健康保険条例の一部改正ですが、さきほど総務課長が内容を説明しましたように出産育児一時金を3万円引き上げるということですが、この制度は国が来年の1月1日から分娩に関連して発症した重度の脳性麻痺児に対する補償の機能と、脳性麻痺の原因分析・再発防止の機能を併せ持つ制度として創設されたものです。

 湖南市の国保で年間100人の赤ちゃんが生まれますが、そういったことで出産時の医療事故で脳性麻痺になった子どもに、医師の過失にかかわらず補償金3千万円支払うという制度ができたわけです。この制度に加入する医療機関が分娩料に上乗せしてくるということで、現行35万円の出産育児一時金を38万円に引き上げられます。

 今、滋賀県内にいわゆるお産ができる施設が50ありますが、病院・診療所で41、助産所で9となっています。47の機関がこの制度に加入しており、この制度に加入している施設で出産をして、脳性麻痺の子どもが生まれた場合に補償金が出るということで、京都とかではもう100パーセントになっていますので、100パーセントにほぼなるものだと思っています。すべての分娩機関が加入していただく必要があり、そうでないと補償されるべき脳性麻痺の補償を受けることができないということになります。いま現在94パーセントの滋賀県内の医療機関が加入されている状況であります。

産業建設部長

 77号は道路法施行令の一部改正ということで、国で占用の制度が変わりましたので、それに伴い湖南市道路占用料徴収条例の一部を改正させていただきました。金額については、国に準じた金額で上げさせていただきました。

学校教育課長

 この議案78号については、平成18年6月に条例制定したものですが、国で学校保健法が学校保健安全法に変わったという経緯があり、中身は障がい児等にかかる就学前健康診断というものとなっています。

司会

 以上、条例のほう、資料不足で大変申し訳ございませんが、説明をさせていただきました。もし何か質問がございましたら、お受けしたいと思います。

市長公室長

 ございませんでしたら、部長のほうから、今日議運がありましたので、文書がまとまっておりませんので、口頭で日程だけ説明させていただきます。またデータができ次第ファックスで流させていただきます。

総務部長

 議運が午後1時30分からあり、日程が決まりました。11月25日から12月16日となります。11月25日に午前9時30分から全協を行い、10時から本会議となります。

 まず前回と違うのが、初日は提案説明のみということで、最初に市長の2期目にあたっての所信表明があり、さきほど申し上げました議案の72号から87号まで提案説明がされます。そしてその市長の所信表明について各会派から代表質問というかたちで行われます。それについては順序が決まっており、一番に公明党、次が共産党、それから湖南クラブ、新政会、会派輝と、この順番で代表質問がされます。

 これは一般質問と違って、市長の所信表明についてのものになります。5人、5会派からの質疑があります。それから12月2日の本会議で、代表質問の質疑応答が行われます。それから委員会提案、委員会付託についてはさきほど申し上げました72号と73号、ですから職員の自己啓発と防災行政無線、85号の市道路線認定と86号の市道変更、これについては委員会付託、72号、73号については総務、85号、86号についは産建の委員会で付託されます。
 どうしてもこの質疑が終わらないかもしれませんので、時間を10時からということで本会議を予定しています。12月4日、5日は各委員会が行われます。8日、9日休会になっています。10日から総務等の委員長報告、また請願とかあるわけでございますが、その請願意見書の議決、委員長報告が10日終日と11日の午後になるかもわかりませんが、今回一般質問が16人出ておりますので、11日は2人、12日は5人、15日は5人、16日の最終日は4人ということで計16人になります。ペーパにつきましては議会事務局のほうからでき次第提供いたします。
 失礼しました。休会は8、9、10になります。委員長さんに報告をまとめていただく時間が必要ですので。

司会

 今までのところでご質問がありましたらお受けします。日程の件と議案書の件については、後日また連絡させていただきたいと思います。今までの議会定例会に関係するご質問等ございませんか。
 それでは資料提供でございますが、「ORIGAMIによる日系移民の生活と文化展」について、資料は後ろのほうに付けさせていただいています。今年は日本人がブラジルに移住して100周年です。それに合わせ、ORIGAMIによる日系移民の生活と文化展を甲西図書館の2階の展示コーナーで開催をされます。日時は12月6日から21日です。
 それからもう1点は、12月20日の上映会です。「子どもたちの百年 ブラジルに渡った少年少女は、今!」というタイトルで、時間は10時30分からと午後2時から、午後4時からとなります。これは1931年から36年の間に家族と共に日本からブラジルへ移住した、当時の8歳から14歳の子ども達のその後を追ったドキュメンタリーで、53分の上映です。場所は、同じく甲西図書館の2階視聴覚室で行われます。展示、上映とも入場は無料です。

 次回の定例記者会見ですが、年明けの1月9日(金曜日)午前11時から予定をさせていただいておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 では、ほかに質問が無いようでございますので、これで記者会見を終わらせていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

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