平成21年2月23日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

(1)平成21年(2009年)度当初予算の概要について

予算規模

 一般会計 187億7,600万円 (対前年度比 1.8%)
 特別会計 113億1,114万円 (対前年度比 -1.8%)
 企業会計 22億4,555万円 (対前年度比 -16.3%)
 合計 323億3,269万円 (対前年度比 -1.0%)

(2)平成21年3月議会定例会提出議案の概要

 35議案

  • 条例の制定 9件(新規2件、改正7件)
  • 補正予算 7件
  • 契約 4件
  • 当初予算 10件
  • その他 5件

 報告 1件(委任専決処分事項)

(3)湖南市の未来を考えるシンポジウムの開催について

 国の3か年プログラムとして滋賀大学が実施する「地域活性化プランナーの学び直し教育」において、本市職員も参加して本市をモデルケースとして財政状況と健全化策について研究がなされた。この貴重な研究の成果を広く市民のかたがたに知っていただき、共に本市の未来について考えていただく場として開催する。
 3月7日(土曜日) 午後2時~4時30分
 湖南市市民学習交流センター本館多目的ホール(湖南市西峰町1番地1)

(4)「ことばの宝石箱」(湖南市版音読集)の発行について

 音読は基本的な言語力の育成に効果があることなどから、授業や学級会活動、また家庭学習で活用できる音読集を発行し、児童・生徒に4月に配布。
 発行部数:4,000部
 配布対象:小学校3年生から中学校1年生の約3,000人
 作成経費:65万円

資料提供

(1)第1回湖南市シルバーまつり

 会員手づくりの手芸・木工品の展示や竹細工などの体験。各種模擬店あり。

日時

 3月21日(土曜日) 午前10時から午後3時

場所

 シルバー人材センター本所(総合体育館西側:湖南市夏見)

(2)湖南ロータリークラブ創立20周年記念事業

 創立20周年記念事業として、「地域にきらめきを!花と人つながる心によろこびを」をテーマに、県立近江学園で子どもたちや職員、ボランティアのかたがたと一緒に花壇の設置など花と緑の事業を行う。

日時

 3月20日(金曜日) 午前9時から午後0時30分

場所

 滋賀県立近江学園

内容

 花壇設置、花ポット作成、散水栓設置、餅つき

参加者

 県立近江学園児童・職員、ボーイスカウト・ガールスカウト、スポーツ少年団、日赤奉仕団、湖南ロータリークラブ会員など

資料提供

発表内容

司会

これから平成21年3月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

本日の定例記者会見は、まだ2月ではありますが、市議会の日程の関係上、3月度ということで前倒してお願いしております。
本日の記者会見での話題提供は4件です。

(1)平成21年(2009年)度当初予算の概要について

まずは来年度当初予算案についてです。平成21年度当初予算案につきましては、本日議会へ提案をしたところです。報道陣への資料提供が議会提案と同時となり大変ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

さて、世界的な景気悪化に伴い、製造業を中心とする本市においては、市財政の根幹である市税の大幅な減収を見込まざるを得ず、非常に厳しい予算編成となりました。

本市は湖南工業団地などの第2次産業を主力としておりますが、他市のように大型ショッピングモールの進出もなく、法人市民税収が23.9パーセントも落ち込むほか、国庫支出金、県支出金の削減など、予算編成に苦慮いたしました。

予算総額は、一般会計で187億7600万円と平成20年度対比1.8パーセント増の前年度並みとなっておりますが、借換債を差し引きますと1.3%減となっています。

主要な点に触れさせていただきますと、緊急雇用対策臨時職員経費1200万円、総合計画後期基本計画作成経費644万9千円、草津線複線化促進期成同盟会負担金334万5千円、地域まちづくり交付金3953万6千円、(仮称)三雲地域福祉交流センター整備事業2億9507万1千円、住居表示整備事業713万7千円、乳幼児医療費無料化(小中学入院医療費無料化)813万円、発達障害者ケアマネジメント支援事業37万円、菩提寺学童保育所増築931万5千円、市制5周年事業210万8千円、甲西橋架替え事業7億2310万4千円、三雲駅周辺整備事業2億1122万8千円、甲西駅周辺整備事業2億884万4千円、市営住宅整備事業1614万8千円、障害者就労情報センター開設費201万円、甲西南部地区農業農村整備事業1億8994万7千円、里山エリア再生事業974万3千円、岩根小学校校舎等改築・大規模改造事業15億125万3千円、三雲小学校校舎耐震補強事業9435万5千円、水戸小学校校舎等耐震補強事業1億4389万5千円、石部小学校改築・耐震補強・大規模改造事業250万円、甲西中学校改築事業300万円、学校図書館支援センター推進事業369万5千円、日本語初期指導教室運営経費784万6千円、ウツクシマツ保護事業104万4千円、ユニバーサルデザイン化整備事業440万円などとなっております。

特別会計につきましては、7会計で113億1114万円となり、平成20年度対比1.8パーセントの減、企業会計につきましては、2会計で22億4555万円となり、平成20年度対比16.3パーセントの減となり、全体では合計323億3269万円で、平成20年度対比1パーセント減となっております。

(2)平成21年3月議会定例会提出議案の概要

次に、本日午前に招集いたしました市議会3月定例会に提出いたしました議案の概要について申し上げます。提案いたしましたのは35件で、内訳としては条例が新規制定2件、改正7件の計9件。平成20年度補正予算が7件、変更契約の締結が4件、平成20年度当初予算が10件、その他5件となっております。

このうち、条例案件に関しましては、主なものといたしまして、既存の市立公民館をまちづくりの拠点として活用できるようコミュニティ施設「まちづくりセンター」に移行するための議案第2号「湖南市まちづくりセンター条例」を提案いたします。また、組織機構の見直しとしての議案第4号「湖南市事務分掌条例」の一部改正、第4期介護保険事業計画による低所得者配慮等保険料の基準額引き下げを行う議案第10号「湖南市介護保険条例」の一部改正などがございます。

特に、乳幼児医療費無料化につきましては、1月28日の市議会臨時会における全会一致の決議を重視し、子育て世代への経済的支援として当分の間実施することとし、小学校就学前の乳幼児の自己負担金の全額と小中学生の入院費の完全無料化を図りますとともに、その財源として市単独老人福祉医療費助成の68歳69歳対象者について医療保険制度との整合を図り廃止する議案第9号「湖南市福祉医療費助成条例および湖南市老人福祉医療費助成条例」の一部改正で対応することとしております。

補正予算につきましては、一般会計として定額給付金給付事業や子育て応援特別手当交付金支給事業、地域活性化・生活対策臨時交付金などが主なものとなっており、財源の一部として財政調整基金を3200万円取り崩すこととしております。

契約変更は、甲西橋架替え事業、三雲駅周辺整備事業、(仮称)三雲石部連絡道路および岩根小学校耐震改築・大規模改造工事にそれぞれ伴うものです。

平成21年度当初予算については、すでに述べたとおりです。

(3)湖南市の未来を考えるシンポジウムの開催について

次に、「湖南市の未来を考えるシンポジウムの開催について」ですが、本市は滋賀大学と平成19年7月13日に「協力に関する協定」を締結しております。その一環として、滋賀大学が実施する「地域活性化プランナーの学び直し塾」に昨年から職員を参加させております。昨年の職員は他市を事例とした行政改革についての研究をしておりましたが、本年度は本市をモデルケースとして財政健全化についての研究をしてまいりました。

「学び直し塾」としての発表の場は、今月28日に安土町の文芸セミナリヨで開催されますが、折角の研究内容ですし、市民の皆さんに広く市の財政状況を知っていただく絶好の機会でもあろうと考え、本市として独自にこの研究内容を市民に発表する場を設け、市民の皆さんと情報を共有し、市の未来をともに考える場としていきたいと考えております。

日時は3月7日(土曜日)の14時からで、市民学習交流センター本館で開催します。滋賀大学学び直し塾NPMグループの協力を得まして研究内容を説明していただいた後で、市内のさまざまな立場の方に参加していただき、滋賀大学の山崎教授をコーディネーターにパネルディスカッションをしてまいることとしております。

(4)「ことばの宝石箱」の発行について

最後に「ことばの宝石箱の発行について」ですが、教育委員会で大変楽しい音読集を作っていただきました。NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」という番組が人気ですが、昔から学校で暗記をしていたような調子の良い文章や、子どもたちに世代を超えた共通知識として知っておいてほしいような文章を音読集というかたちでまとめていただいたことはとても良かったと思います。また、後半には、市内の句碑などから松尾芭蕉をはじめとしたいろいろなことばが取り上げられており、湖南市の子どもたちが大人になったときに改めてこの音読集で学んだことの意義を感じるのではないかと思っております。4月に市内の小学3年生から中学1年生に配布する予定としております。

3月の予定としては、1日(日曜日)には湖南市を主会場に、湖南広域と甲賀広域の消防本部合同の相互応援ブロック訓練が朝から実施されます。また、14日(土曜日)には、市内5番目の設立となります三雲まちづくり協議会設立総会が中央公民館で、15日(日曜日)には、高い評価を得ております甲西ジュニアバンドの定期演奏会が市民学習交流センターで開催されます。20日(金曜日)から21日(土曜日)にかけては、湖南ロータリークラブの創立20周年が祝われますし、同じ21日には湖南市シルバー人材センターで第1回シルバーまつりが開催されます。

司会

それでは、担当のほうから順番に説明させていただきます。順序が入れ替わりますが、先に2番目の平成21年3月議会定例会提出議案の概要から説明させていただきます。

総務課長

議案は35議案でございます。条例の制定は、新規2件、改正7件、補正予算7件、変更契約が4件、21年度当初予算が10件、その他が5件でございます。内訳は市道の認定等が3件、旧慣使用権の廃止が1件、定款の変更が1件と委任専決処分の報告が1件でございます。

お手元に提出案件の概要書をお配りさせていただいております。わたしのほうからは新規条例の制定等につきまして、主なものについて簡単に説明させていただきます。

(以下、平成21年3月議会定例会提出案件概要書にそって説明)

司会

次に1番目の平成21年度当初予算の概要について、企画財政課長のほうから説明をさせていただきます。

企画財政課長

お手元の平成21年度当初予算の概要という冊子の6ページをご覧ください。

平成21年度一般会計および特別会計当初予算の規模につきましては、先ほど市長が申しましたように、一般会計は187億7600万円ということで、前年度1.8パーセントの増となっております。ただ、追加でお配りさせていただきました平成21年度一般会計予算の概要という資料に載せさせていただいておりますように、今申しました予算規模のなかには借換債を含んでおりますので、借換債を除いた実質的な予算規模は178億7400万円で、20年度の額と比較すると21年度は2億3950万円、1.3パーセントの減になります。

次に、特別会計につきましては、土地取得事業特別会計は平成20年度をもって廃止となっております。以下、特別会計7会計の合計で、113億1114万2千円ということで、前年度に比べて2億1313万2千円の減となっております。これは先ほど申し上げました土地取得事業特別会計の廃止による減となっております。

企業会計につきましては、訪問看護ステーション事業と水道事業会計それぞれ合わせまして、歳出ベースで22億4554万5千円ということで、4億3695万9千円、16.3パーセントの減となっています。

以上、すべての会計をトータルしますと、323億3268万7千円ということで、3億1409万1千円、1.0パーセントの減という予算規模となっています。

次に、資料の8ページに一般会計当初予算の概要ということで、主な歳入・歳出の増減を掲載しておりますので、こちらをご覧ください。

市税については、前年度当初予算と比べると1億2611万4千円、1.4パーセントの減と見込んでおります。その他増減の大きい項目を申し上げますと、地方交付税は7億7000万円と前年度の8億8300万円から1億1300万円、12.8パーセントの減と見込んでおります。国庫支出金は2億4733万8千円、17.5パーセントの減となっておりますが、これは三雲駅前、甲西駅前それぞれの駅前整備事業にかかる国庫支出金の減額による減となっています。また、県支出金につきましては、県の更なる見直し等による一部交付金化の影響はございますが、トータルでは1295万1千円、1.4パーセントの増を見込んでおります。

その他、市債については、48億970万円、前年度38億3700万円と比べると9億7270万円、25.4パーセントの増と見かけ上相当大きくなっておりますが、この中には先ほど申しました借換債9億200万円も含んでおります。ですから、先ほど追加でお配りしました平成21年度一般会計予算の概要の資料の一番下をご覧いただきますとお分かりいただけると思いますが、借換債と臨時財政対策債を除いた実質的な事業に当たる建設地方債の発行額は、21年度は31億770万円と前年度の29億1450万円から1億9320万円、6.6パーセントの増を見込んでおります。

次に9ページの歳出の目的別で増減の目立ったところを申し上げますと、総務費で2億9594万9千円の減となっておりますが、これは先ほど申し上げました土地取得事業特別会計への繰り出し金が丸々減となっておりますので、その分の影響で12.1パーセントの減となっています。民生費では、2億1818万3千円の増になっておりますが、これは21年度に仮称三雲地域福祉交流センターの整備事業を行いますので、それにより5.3パーセントの増となっております。土木費は、1億3809万4千円の減となっておりますが、甲西橋の整備事業等で増額にはなっておりますが、三雲駅、甲西駅両駅前の整備事業等の減額により、全体では5.0パーセントの減となっております。その他、消防費は2億9655万4千円、32.5パーセントと大きく減となっておりますが、20年度に行政防災無線の整備事業に要した経費がまるまる減となったものです。次に教育費につきましては、6億9097万5千円の増となっておりますが、これは継続事業の岩根小学校改築・大規模改造事業と、来年度から始める三雲小学校と水戸小学校の校舎の耐震補強事業の経費が必要となるため大きな伸びとなっています。公債費につきましては、5億6000万円ほどの伸びとなっております。これは、借換債の増によるものです。

次に、11ページをご覧ください。市税の内訳について、大きな増減の項目について説明いたしますと、所得割については、21年度29億2600万円、前年度28億4400万円と8400万円、2.9パーセントの増となっております。ただ、3月補正後の20年度の予算額は29億4900万円となっていますので、3月補正後と比べると2300万円、0.8パーセントの減を見込んでおります。次に法人税割についてですが、21年度6億2200万円、前年度は8億6900万円と2億4700万円、28.4パーセントの減となっております。次に固定資産税の家屋でございますが、21年度16億7700万円、3300万円の減を見込んでおります。また償却資産につきましては、14億4000万円、前年度13億8000万円、6000万円の増となっておりますが、これも20年度3月補正後の償却資産の予算額と同額を見込んでおります。

以上、税全体では、89億2948万4千円と、当初予算ベースで比べると、1億2611万4千円、1.4パーセントの減となっていますが、3月補正後の予算額と比べると2億7301万4千円、3.0パーセントの減を見込んでおります。

次に12ページの基金の状況でございますが、20年度末の残高は、財政調整基金が4億4956万2千円、基金全体で26億9981万9千円を見込んでおりますが、来年度当初予算で財政調整基金1億4000万円を取り崩しておりますので、21年度末の見込額では、財政調整基金3億1206万2千円、また基金全体では27億4590万7千円としております。

次に18ページからは各部ごとの主な事業を掲載させていただいております。
総務部では、市制5周年事業として市歌の制作等、三雲地域福祉交流センターの整備事業に2億9507万円を計上させていただいております。市民生活部では、乳幼児の無料化、小中学生入院の無料化による福祉医療で813万円を計上しております。健康福祉部では、学童保育所整備事業として菩提寺学童保育所の増築事業として931万5千円、水戸学区の増築事業で63万円を計上しております。また、市制5周年事業としてラジオ体操の開催で57万4千円を計上しております。産業建設部では、平成18年度から実施している継続事業の甲西橋架け替え事業に、21年度は7億2310万4千円を計上しております。また、新規事業として、橋梁点検調査業務に400万円を計上させていただいております。継続事業である三雲駅周辺整備事業、甲西駅周辺整備事業、それぞれ2億1100万円、2億800万円を計上させていただいております。市営住宅の整備事業として、東寺団地建替事業設計業務委託に1614万円を計上させていただいております。教育部では、昨年度からの継続事業である岩根小学校校舎等改築・大規模改造事業に15億125万円を計上しております。また新規事業としまして、三雲小学校校舎の耐震補強事業9435万円、水戸小学校校舎の耐震補強事業1億4389万円をそれぞれ計上しております。また、仮称菩提寺コミュニティセンター整備事業として建設計画地の確定業務委託に678万円を計上いたしております。地域調整局の予算といたしまして、ユニバーサルデザイン化整備事業として、西庁舎のトイレ改修工事440万円を計上しております。以上、各部課の主要事業につきましては、14ページから市の総合計画に基づく6つの大きな柱に基づき分けて再度掲載しております。

司会

次に、湖南市の未来を考えるシンポジウムの開催について総務課から説明いたします。

総務課長

冒頭市長が申し上げましたとおりでございますが、特に湖南市の財政状況、また健全化策についての現状ということで、従来こうしたことにつきましては、行政の内部でいろいろ議論をさせていただき、行政内部の中でとどまることが多かったわけでございますが、今回、若い職員がグループで考えてくれた案につきまして、広く市民の皆様に知っていただいて、共に湖南市の未来づくりについて考えていただくという趣旨でシンポジウムを開催させていただきました。

当日は市民のかたはじめ、約300人近いかたにご参加いただけると見込んでおります。報道機関のかたがたもぜひお越しいただき取材をしていただければと思います。

司会

次に4番目の「ことばの宝石箱」の発行について担当から説明をお願いします。

教育研究所担当

お手元に「ことばの宝石箱」という冊子をお配りさせていただいておりますが、もともと声を出して音読をするということは非常に脳の活性化につながり、学習指導要領でも、音読を取り入れる、あるいは古典の暗唱を推奨するというように改訂されています。こうしたことから、教育委員会教育研究所では、「ことばの宝石箱(音読集湖南市版)」の作成を企画いたしました。

市内の小学校3年生から中学校1年生約3000人に来年度配布する予定ですが、教室に置いておいて、担任の先生が「今日は5ページを読んでみよう」とかというかたちで、個人に配布するのではなく、学校の授業の中で、あるいは宿題で「今日は家に持って帰って読んできなさい」「ちょっと覚えてみよう」などとチャレンジをさせながら、古典やよい資料に触れさせたいと考えています。

フルカラーでこれだけ多くのページをさいたものは、おそらくこれが初めてではないかと思っております。特にPRさせていただきたいのは、先般ご紹介させていただきました「湖南市の小さな詩人たち事業」の最優秀作品と優秀作品も最初のページのほうに掲載させていただいております。第2点目としましては、湖南市には和歌や俳句の石碑がたくさん残っています。それらを地図付きで紹介することによって、子どもたちに覚えてもらって後々まで伝えていけるようにと企画しました。3点目として、湖南市には小学校の教科書にも掲載されている野呂昶(のろさかん)先生がおられます。その先生の詩も掲載しています。また、あとがきも野呂先生にお願いして、どのようにこの冊子を子どもたちに活用してほしいかを書いていただきました。

最後に、24年も昔のことになりますが、甲西高校が甲子園に出場して話題になりました。そのときに、阿久悠さんが詩を新聞に載せております。それも掲載させていただいております。

司会

それでは、本日の資料提供でございますが、第1回の湖南市シルバーまつりが3月21日にシルバー人材センター本所で開催されます。また、湖南市ロータリークラブ創立20周年記念事業が3月20日に県立近江学園で開催されます。

それでは、ご質問などあればお受けしたいと思いますのでよろしくお願いします。

記者より質問

平成21年度当初予算について

質問:(記者)

歳入不足のお金はどうして調達されたかたちとなっていますか。

回答:(企画財政課長)

財政調整基金1億4000万円の取り崩しと、土地取得事業特別会計への繰り出し金がなくなったことによる支出減の分で補っています。

質問:(記者)

主要事業の緊急雇用対策臨時職員経費として1200万円が計上されていますが、何人分の経費となりますか。

回答:(企画財政課長)

13名分です。

質問:(記者)

雇用の期間はいつからいつまでですか。

回答:(企画財政課長)

4月から半年の予定です。

質問:(記者)

子どもの福祉医療の無料化は4月からですか。

回答:(市民生活部次長)

老人は8月1日から、乳幼児は10月1日からとなります。

質問:(記者)

福祉医療の無料化の当面の間とはどれくらいの期間ですか。

回答:(市民生活部次長)

県の制度の関係もあり、ここで具体的にいつまでということはお答えできません。県制度の状況や本市の財政状況などを勘案して考えていきたいと思っています。

質問:(記者)

具体的な時期は言えないのですか。

回答:(市長)

言えないのではなく、湖南市としては県に対して県が主体となる制度に作り替えてほしいということを申し入れております。そのなかで県が無体な対応をしてきましたら、そのときには考え直さなければならないという意味での当分の間ということです。今年度までの対応としては、県が一部負担金を導入した分については、湖南市はこれまでカバーせずに市民の皆さんにご負担をいただいていたということですが、これだけの経済情勢が厳しいなかでもございますので、議会の決議もございまして、踏み出させていただくというかたちになってまいりました。そのために、前に出ますけれども、県がきちんと制度的に担保していただかなければ続けられない制度だと思っておりますので、その点について当分の間という担保と言いますか、市の思いを述べさせていただいているところです。

質問:(記者)

市債発行額の伸びが大きくなっていますが、その理由はなんですか。

回答:(企画財政課長)

昨年あたりから合併特例債を利用した事業が本格化してきたということが発行の大きな要因と考えております。

質問:(記者)

市税の個人市民税が2.8パーセント伸びていますが、この理由はなんですか。

回答:(企画財政課長)

先ほども説明させていただきましたが、9000万円のうち所得割が8200万円伸びているようなかたちになっていますが、21年度の当初予算と20年度の当初予算を比べると8200万円の伸びとなります。20年度の3月補正後の額で申しますと29億4900万円で、それと20年度の当初予算と比べると逆に2300万円の減となります。今年度の決算見込額と比べると、0.8パーセントほどの減となる見込みです。

質問:(記者)

減になる理由は、やはり景気が悪いということですか。

回答:(企画財政課長)

来年度の所得割を3月補正後の予算と比べて0.8パーセントの減と見込んでいるのは、景気低迷を受けて所得が伸びないということを見込んだものです。ただし、住民税の場合は所得税と違い、その課税ベースが1年前の所得に対して住民税は課税されるため、住民税の影響が出てくるのは1年遅れくらいのタイムラグが出てくると考えられます。そのため、所得割については21年度よりも22年度のほうが落ちる可能性があるのではないかと思っております。

司会

ほかにございませんか。では、ほかに質問が無いようでございますので、これで記者会見を終わらせていただきます。

次回の定例記者会見は、4月3日(金曜日)午前11時からこの会場で実施させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

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