平成21年7月7日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

(1)湖南市障がい者就労情報センターの開設

・趣旨・目的

 湖南市で、障がい者の働くチャンスを拡大するため、企業や就労支援事業所の就労に関する情報を一元的に集約・提供し、人と仕事のマッチングなどにより、就労支援の効率化と企業の負担軽減を図ります。
 また、就労に必要な知識や地域での障がい者への理解を高めるための啓発を推進する発信基地的な役目も担います。

開所式

日時

7月23日(木曜日) 午前10時30分から

場所

湖南市役所東庁舎1階ロビー

資料提供

(1)湖南市夏まつり花火打上げ時の「願い事メッセージ」募集

趣旨・目的

8月1日(土曜日)開催の湖南市夏まつりでは、市民の皆様からの打上花火の『願い事メッセージ』を募集します。
市民参加花火として、願い事を込めて花火大会冒頭に打上げさせていただく予定です。
お名前(希望者のみ)と『願い事メッセージ』を書いた用紙を、夏まつり会場にて掲示させていただきます。(ステージでの各メッセージの紹介はありません。)

(2)湖南市平和祈念のつどいについて

日時

8月1日(土曜日) 午前10時から (受付 午前9時30分から)

場所

湖南市共同福祉施設(サンライフ甲西)2階 大ホール

概要

  1. 戦没者追悼式・戦争体験講演会
  2. 展示 甲西中学校・日枝中学校の生徒が修学旅行等で学習し感じたことの平和学習レポート・新聞等を会場内にて展示しています。
    甲西図書館では、関連行事として戦争にちなんだ展示『ボスニア・ヘルツェゴビナの子どもたちの叫び-「地雷のあしあと」原画展-』をします。
展示期間

8月8日(土曜日)から8月23日(日曜日)まで
8月29日(土曜日)から9月13日(日曜日)まで
(ただし、月曜日・火曜日は休館) 午前10時から午後6時

開催場所

湖南市立甲西図書館 2階展示コーナー

(3)湖南市文化協会サマーフェスティバルについて

日時

7月12日(日曜日) 正午から午後4時

場所

石部文化総合センター 1階ロビーおよび2階

趣旨・目的

文化協会では、毎年秋に湖南市文化祭で展示や発表を行っています。この文化祭では甲西地区と石部地区の2会場に分かれて開催しており、文化協会全体として活動発表する場として初のサマーフェスティバルを計画しました。また、体験活動を通じて、市民の皆様へ文化協会の活動をPRすることも目的としており、コーラスとピアノ・琴等、通常は別々に活動しているサークル同士の連携による体験活動も行います。

(4)栗東・湖南広域行政協議会研修会・総会について

趣旨・目的

両市の相互間の連絡調整を図り、広域行政の諸問題について調査研究し、地方自治の発展に寄与することを目的としています。

日時

7月8日(水曜日)
午後2時から 栗東・湖南広域行政協議会研修会
午後3時30分から 栗東・湖南広域行政協議会総会

場所

湖南市共同福祉施設(サンライフ甲西)

内容

栗東・湖南広域行政協議会研修会
講師 滋賀県立大学 人間看護学部教授 山田 明 氏
「新型インフルエンザ~その性質と対策~」

添付資料

発表内容

司会

これから平成21年7月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

今日は七夕ですが、本来の七夕は新暦に換算すると8月中旬で、ちょうどお盆前後となります。衆議院の解散をするのかしないのか、お盆を避けるのか避けないのか、そして内閣支持率、政党支持率ばかりがクローズアップされる毎日で、いささか厭きてまいりました。戦前の二大政党制の時代にも政友会と民政党が泥仕合を演じて国民から厭きられたことがありましたが、「国政でもう少し政策論議を深めてほしい」と短冊に書いて星に願いを込めたく思いました。しかし、今日は曇りから雨という予報ですから、天の川にすら願いを拒まれるのかと暗い思いがいたします。県では澤田副知事もお代わりになるようですが、この間サポートの心労は並大抵のことではなかっただろうと推測します。大変お疲れさまでしたとねぎらいたいと思います。

(1)湖南市障がい者就労情報センターの開設

さて、本日の会見事項は「湖南市障がい者就労情報センターの開設」についてです。これは、湖南市がかねてから進めてまいりました障がいを持たれた方に対して、生涯を通じて一貫した支えを行うシステムである発達支援システムの後半部分を担うものとして設置するものです。
障がい者が自立できるところは、それを支援していくという考え方で、湖南市としてはこれまで就労支援を行ってまいりましたが、その過程で明らかになったのは、雇用する側である企業がどういう仕事を提供できるのか、雇用される側である障がい者がどういう仕事をすることができるのか、というそれぞれの情報がすれ違っていたということでした。企業が障がい者の能力を十分に知らなければ、漠然と「うちの会社では障がい者の雇用は無理」と思いこむでしょうし、障がい者の側でも「こういう仕事だったらできたのに」というものがあったとしても、その情報が届かなければアクションを起こすこともできません。一時期、求職と求人のミス・マッチがクローズアップされましたが、いわゆる雇用のミス・マッチの最たるものが障がい者雇用であるといっても過言ではありません。しかし、実は情報はハローワークにも企業にも就労移行支援事業所にも特別支援学校にも、たくさんあふれています。それを一人ひとりの“働きたい”に即して活用してこなかった側面があると気づきました。
そこで、まずは、分散しているさまざまな情報を整理し、関係機関で共有し、障がい者の就労につなげるために協働して就職のマッチングを支援するコーディネーターの存在が必要となります。今月23日に開設を予定しております「湖南市障がい者就労情報センター」は、企業と就労移行支援事業所等との橋渡しをしながら、当事者、家族、市民、企業などが一緒になって住みやすいまちづくりをしていく「地域の拠点」となると考えております。小さな一歩ですが、全国のモデルにもなる取り組みですのでよろしくお願いします。

司会

それでは、担当課から補足説明がありましたらお願いします。

産業建設部長

さきほど市長から就労情報センターの開所式についてですが、今月23日(木曜日)午前10時30分から、湖南市役所東庁舎の1階ロビーで行います。

司会

それでは資料提供のほうの説明を若干させていただきたいと思います。質問はあとから受けさせていただきます。資料提供の1点目、湖南市夏まつり時の願い事メッセージの募集についてですが、主催は湖南市夏まつり実行委員会ということです。8月1日開催の夏まつりで、市民の皆さんからの願いを込めた打ち上げ花火を上げます。このメッセージの書かれた用紙は会場に展示されるということです。詳細は別紙についていますが、一口千円で、お孫さんの誕生や結婚の周年祝いだとか、そういうメッセージを募集しており、個人・団体への中傷メッセージは受け付けできません。8月1日当時の午後4時~6時まで本部テントで受け付けいたします。問い合わせ先は夏まつり実行委員会、産業振興課商工観光担当になります。続きまして湖南市平和祈念の集いについてですが、8月1日(土曜日)午前10時から湖南市共同福祉施設(サンライフ甲西)で行います。主催は湖南市平和祈念の集い実行委員会です。内容につきましては、戦没者の追悼式と戦争体験の講演ということで、一般参加も可能です。展示につきましては甲西中学校と日枝中学校の生徒が修学旅行で学習して感じたことをレポートしたものや、新聞等を展示してあります。それと関連事業として、甲西図書館で「地雷のあしあと」という展示をしています。甲西中学校の修学旅行は沖縄方面、日枝中学校は長崎方面です。続きまして、湖南市文化協会によるサマーフェスティバルですが、これも資料を別紙つけさせていただいています。7月12日正午から午後4時まで、場所は石部文化総合センターの1階ロビーと2階で開催させていただきます。毎年秋に文化祭が開催されていますが、甲西地区と石部地区の2地区にわかれています。今回は初めてのフェスティバルですので、会場を一つにしまして開催させていただきます。4番目に栗東湖南広域行政協議会研修会・総会についてですが、これは昭和61年7月に旧石部町・栗東市に設立されており、両市相互の連絡調整を図り、広域行政の諸問題について調査研究し、地方自治の発展に寄与することを目的としています。7月8日に午後2時から研修会、3時30分から総会が開催されます。場所につきましては共同福祉施設です。研修の内容ですが、新型インフルエンザについて、滋賀県立大学人間看護学部 山田明教授から講演いただきます。それでは、ご質問などあればお受けしたいと思いますのでよろしくお願いします。

記者より質問

湖南市障がい者就労情報センターの開設について

質問:(記者)

就労支援センターですが、何人くらいの体制になりますか。またコーディネーターという役割をする人間を改めて設置されるのか、センターそのものをコーディネーターという名称にされているのかお聞きしたいのですが。

回答:(産業建設部長)

障がい者就労センターというのは、この4月から設置させていただいています。産業振興課のなかで兼務させていただいていますが、事務所も同じくなっていますので、障がい者の方々に相談に来ていただいた場合、いまの事務所が2階にありますので、非常に来訪していただきにくいということで、市役所の玄関入っていただきました左のスペースをセンターとして7月23日に開所させていただきます。コーディネーターについては既に1名配置させていただいています。

質問:(記者)

対応であるとか、そういう事務的なことは、そのコーディネーター1名がやっておられるという捉え方でよろしいでしょうか。

回答:(産業建設部長)

コーディネーター1名と職員が兼務でしていますので、その2名で今後運営していくことになります。

質問:(記者)

これは障がい者の雇用情報、ニーズであるとか、そういうのはなぜ、市レベルではともかく、県レベルや例えばいくつか県内の県域でわけて何か所かそういう役割というのはなかったのでしょうか。

回答:(産業建設部長)

福祉施策としてはあったかもしれませんが、私どもの今の就労に関しての産業振興・産業建設部門としてはなかったと思います。

質問:(記者)

4月から立ち上げられているということで、既に相談とかは何件かあったのでしょうか。

回答:(産業建設部長)

今は情報収集をさせていただいている段階です。コーディネーターが企業を訪問させていただいて、どういう受け入れ体制ができるか、どういう障がい者さんにマッチングしているかという情報を収集している段階です。既に企業何社かからは引き合いもきております。

質問:(記者)

働きたいという障がい者の方の人数は市内では何人くらいおられますか。

回答:(産業建設部長)

いま湖南市内に作業所が5か所あります。それと三雲養護学校があるのですが、そういったところから、情報センターの運営協議会というのを立ち上げさせていただいています。そういったところで作業所とか企業団体から委員さんとして出ていただいて、協議を進めています。障がい者さんとして今どれだけ働けるか、どういう企業がマッチしているかというのは、これからの問題ですので、体験学習的なこと、障がい者さんがどういう企業に適しているのかということ、情報開拓ということになりますが、そういったこともまず企業と協議しながら、どういった就労方面に適しているか、そういった紹介であったりとかをセンターが担います。

質問:(記者)

これを立ち上げるということは、働きたいという人の人数がある程度把握されているから、できるわけでしょう。さきほど市長が言われたように、企業のほうが障がい者は受けられないということはあるかもしれないが、ある程度数字を掴んでいるから作ろうという話になったわけではないのですか。

回答:(産業建設部長)

おっしゃっていただいていることは確かにそうですが、企業としてもある一定の障がい者を受け入れていくという状況はあるのですが、必ずしも障がい者誰でもオッケーというわけではございません。多分企業さんとしては、障害手帳をお持ちのかたを雇用しているということだと思います。ただ色々な障がいのかたがおられます。例えば知的障がいであるとか、心身障がい、そういうような点でマッチングするのが果たして何人おられるのかという調べが今の段階ではできていません。

質問:(記者)

障がい者のかたのなかで、働く意欲はある、ただ職がないんだというような人の数をざっとでもわかりませんか。

回答:(産業建設部長)

手持ちの資料がありませんので、後ほどお答えします。

質問:(記者)

そういうことがわかって立ち上げたのではないかと思うのですが。むやみやたらにさあ作ろうかというのはおかしいのではないですか。

回答:(産業建設部長)

記者会見が終わり次第担当に確認しますのでお待ちください。

回答:(市長)

ここにたどり着くまで長い期間がありまして、平成16年くらいからこの取り組みを始めまして、その間にフォーラムを開いたり、障がい者の雇用をいかにするか検討会をしながら最終的にこういう形にしてきました。こういう経過がありますので、平成16年から17年くらいにフォーラムしたときのアンケートですとか、そういったものは実際残っていると思いますし、それぞれのところで働いておられるかたも当然おられますので、そのなかから一つは一般職場に移行したい人については移行していく、そこまでたどり着けない人を作業所で働いていただくというような形での、作業所に仕事を探しに行くという形で二段階で障がい者の雇用確保を企業に促していこうということから始まったので、今何人いるからということで動き出したわけではないのです。

質問:(記者)

こういう計画をされているなら、さらに人数というのは把握されていると思いますが。労政の状況も変わっていますからね。離職されたり、解雇されたりということもあるし、会社も倒産されている会社もあるかもわからないし。状況も変わっていると思うのですが、また後でけっこうですので教えていただけますか。

質問:(記者)

障がい者が働きたいというニーズ、企業が雇いたいというニーズ、この調整というのは従来のハローワーク等でもやっていたということでよろしいのでしょうか。

回答:(産業建設部長)

やっておられたと思います。

質問:(記者)

それがいまいちだったので、行政としてやっていかなければいけないということですか。

回答:(産業建設部長)

結局企業さんが要求しておられる人材、そこで作業が可能かという調整が図られていなかったのではないかと思います。ですから支援センターとしては、企業に訪問してこういうふうな形の作業員さんを募集しますよ、と。その中でいまの作業所さんのほうに行ってこういう作業なら可能ですよということをマッチングする形でハローワークに紹介する、まあ仲立ちみたいな形になります。ですからセンターが直接雇用するわけではありません。

質問:(記者)

それはもちろんでしょうけれど、要するにハローワーク等従来のやり方でマッチングが上手くいかないというのは情報のやり取りが上手くいかないということもあるかもわかりませんが、そもそもニーズの種類が違うという現実があると思うんです。企業側が求めているものと、例えば障がいがあるかたの目的というところで、「こういう仕事がやりたい」というニーズが、もともと違うという、要するにすり合わせとしての歩み寄れない部分というのがあると思うんですけれど、そうすると、例えば情報をすり合わせるというのは相当専門的なやり取りができないと設置する価値がないかと思いますが、それができるということでしょうか。

回答:(産業建設部長)

それをやっていかないといけないと思います。

質問:(記者)

障がい者を雇用した場合、補助金が企業に出るというのは今でもあるのですか。一人あたりいくら出るんでしょうか。

回答:(産業建設部長)

企業にいくら出るのかは把握していないのですが。さきほど、質問のありました雇用希望者の人数について、説明させていただきます。

回答:(障がい者就労情報センター担当)

市内に5か所の作業所があります。そのなかで就労移行支援ということで、めどは来年4月もしくは秋ということで区切っているものがあるのですが、各作業所で5名から6名程度、移行支援を希望しているかたがおられます。

質問:(記者)

養護学校もですか。

回答:(障がい者就労情報センター担当)

養護学校では1名です。

質問:(記者)

これは4月から企業が受け入れましょうという話は何社くらい出ているのですか。

回答:(障がい者就労情報センター担当)

4月から交渉させていただいて、雇用されたかたが1名です。いま現在雇用してもよいという企業は3,4社あります。

質問:(記者)

マッチングがうまくいくかはこれからの話ですしね。

湖南市夏まつり花火打上げ時の「願い事メッセージ」募集について

質問:(記者)

夏まつりのメッセージについてですが、夏まつりそのものの資料はありませんか。

回答:(産業建設部長)

このあと用意させていただきます。夏まつりの資料としてはどのようなものが必要ですか。

質問:(記者)

内容がなにもわからないので。花火だけですか。どこで花火があがるのかもわかりませんし。

回答:(産業建設部長)

後ほど資料を用意します。

市道南部中央線開通式について

質問:(記者)

広報に載っていますが、道路が完成するのがわかっているのであれば、その資料も出していただきたいのですが。

回答:(秘書広報課長)

また用意させていただきます。

質問:(記者)

1号バイパスはいつ栗東まで延びるんですか。

回答:(産業建設部長)

現在、菩提寺から栗東までの間ができていません。野洲川の橋を渡って現国道1号までが24年度、栗東地先まで抜けるのが26年度ということで国土交通省のほうから聞いています。

質問:(記者)

石部と菩提寺の間の橋(中郡橋)の渋滞がかなり解消されるのですか。

回答:(産業建設部長)

効果を期待しています。

司会

ほかにございませんか。では、ほかに質問が無いようでございますので、これで記者会見を終わらせていただきます。

次回の定例記者会見は、8月4日(火曜日)午前11時からこの会場で実施させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 秘書広報課 秘書係

電話番号:0748-71-2314

ファックス:0748-72-1467

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