令和3年1月5日定例記者会見

更新日:2022年03月04日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)湖南市公式Vtuber Minamiグッズの作成について

【発表内容】

司会:ただいまより令和3年1月度の定例記者会見を始めます。それでは市長よろしくお願いします。

 

市長:あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。まずごあいさつ申し上げるまでに、個人的なことでありますけども、先日交通事故を起こしまして、相手さんにもご迷惑をおかけしまして、申し訳なかったなと反省しております。昨日もご家族の方ともお会いしまして、本人さんも元気でおられますしよかったなと思っております。警察からは事故の後の処分について結論はまだ出ておりませんが、自分なりにこの立場にありながら事故を起こしてしまい申し訳ないと思っておりまして、この件につきましては自分なりの身の処し方があると思っております。近々、自分の処分をさせていただこうと思っており、非常にご迷惑おかけしまして申し訳なかったと思っています。

まず、コロナの件でございますが、自分の思いを言わせていただきますと、一時期と違いまして第三波ということには間違いないと思ってますが、ウイルスというものはそれなりに変異していくものでございます。変異していくのが当たり前の世界で、ウイルスの世界でございますので、例えば、どこか外国から来たものが変異していくということだけでなく、日本の国内においてのウイルスも変異していく、またもうすでに変異してるんじゃないかなというふうに思っております。ウイルスそのものが強いか弱いかはいろいろ考え方があると思いました。我々人間の側が、少し緩んできたことも確かであったと、それが仕事にいろんな形で注意はしてますが、例えば3密を避けるとか、手洗い、うがい、マスクということもありますし、いろいろあるんですけども、少し緩んだかなということ。感染のいろんな場面を見てますと、家族の中での感染が増えてきてますが、家族内感染という形になってしまうとこれはなかなか難しい局面になってくると思います。家庭の中においてもマスクをとおっしゃいますが、これを徹底できるかというと難しいと思います。そういう時期になったかなと思います。現場で見てますと、コロナのウイルスそのものの感染能力が強くなったかと、先ほど申しましたがそれはクエスチョンですけども、我々人間がどう徹底して防ぐという気持ちになるかどうかであると思います。湖南市においても今までそれほど感染される方が増えてなかったんですが、今後は家族内での感染というものも起きてくるでしょうし、いろんな場面においてさらに緊張していかなければならない局面になると思っております。

それから昨日、仕事始め式で新年の訓示をいたしました。その中で掲げましたのが地域間連携と小規模自治、湖南市は5万5000人という人口でこのコロナ禍での来年度の予算編成にかかってるわけですけども、やはり来年度の税収がどう伸びるかということについては不明な部分がありますが、その中においても今まで以上に地域間で連携というものをしなければならないと思ってます。具体的に言いますと、東向いて甲賀市、西向いていわゆる湖南エリア、それから大津、この辺とも連携していかなければならない。北を見ますと竜王町、今まで以上に地域間における連携というものを深めていって、この地域づくりもしなければならないと思います。

それともう一つはこの湖南市の中を見ますと、今までの行政の持ってる力をずっと見てますと、やっぱり落ちてきてると思います。そうしますと、さらにそれぞれの生活圏において支えていかなければならない。そうすると、地域においてそれぞれのまちを支え生きていくと、まちづくり人づくりについてそれぞれのところで助けてもらわなければならないという局面にあるという形でありますので、これを今年掲げました。こういうつもりで、いろんな局面で協力をいただきながらやっていこうというふうに思っております。

それから今申しましたが、来年度の予算編成のところが非常に怖いです。どうなるか、もちろんどれぐらい減っていくかいうことがわかりませんので、義務的経費と投資的経費というものをあえて分けるならば、投資的経費については、かなり慎重にいかなきゃならんと思っております。さらに今申しました義務的経費というところ、今まででしたら義務的経費といわれる部分についてはなかなか絞ること難しかったと思うんですが、今申しましたコロナの関係で税収がどれぐらい減っていくかいうことがわかりませんので、この義務的経費といわれるところについてももう一度洗い直しをしなければならないのではないかなと思っております。この辺で、正直申しまして難しい局面になってると思います。で、その中で、市長選に向かうにあたって、これは目標です、こういうことを公約として掲げます、と言ったことが12項目あります。その中で気持ちとしては約束したことでございますのでできるだけ早くやりたいという気持ちには変わりございませんが、先立つものが必要でありますので慎重にならざるをえないと思います。その中で、考えていこうと思います。まず、我慢しなければならないところについては、皆さん方に正直にその実態をお示ししてこの部分は我慢してください、この部分はごめんなさい、ちょっと先に延ばさせてもらいますということが出てきますので、お願いしていこうと思います。気持ちとしてはできるだけ早く実現、一つでも二つでもやりたいと思っておりますが。あとはご質問をお受けする中において、中身についてはお答えさせていただこうと思いますのでよろしくお願いいたします。以上です。

 

司会:本日は松浦教育長が出席されてますので、教育長からもあいさつをお願いします。

 

教育長:あけましておめでとうございます。12月12日より、生田邦夫市長の任命を受けまして教育長に就任いたしました松浦加代子です。どうぞよろしくお願いします。少し挨拶の時間をいただきたいと思います。

私は湖南市において、発達支援室長、そして校長、学校教育課長を経験させていただきました。その中で、組織の長として大事にしてきたことは、3Kと言ってまして、私のいう3Kはポジティブな3Kなんですけれども、一つはまず機動力、とにかく迅速に対応するということ。そして二つは根拠を持つと、法的な根拠に照らし合わせて行動しようじゃないかと、もう一つは、こころ。これが最も大事ではないかなと考えています。学校であれば保護者なり子どもなり、そしてまた教育行政においては市民のみなさんの気持ちをおもんぱかって行動をすると。この三つのKを大事に方針としてやってまいりました。これは教育長になりましても、変わらずその方針を掲げて進めていきたいと考えています。冒頭、市長が交通事故のことでお詫びを申し上げました。被害者が中学生であったということで、教育長としまして心よりお見舞い申し上げますとともに、このことについては今一度、誰が加害者になるかは本当にわからないと。我が事として考えるように、市内の小中学校長には指示をしております。最後になりましたが、記者の皆様におかれましては学校でのいろんな行事等いつも取材に来ていただいて大変ありがたいと思います。このことについては市内小中学校を始め、情報をできるだけ提供したいと思いますので、今後も変わらず取材に来ていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 

司会:続きまして、本日提供させていただく資料について、担当より説明させていただきます。湖南市公式Vtuber Minamiグッズの作成について秘書広報課よりよろしくお願いします。

 

秘書広報課課長補佐:「湖南市公式Vtuber Minamiグッズの作成」について説明

 

司会:その他お手元に広報こなん1月号を配布させていただいております。それでは記者のみなさんからのご質問をお受けいたします。

 

記者:今年もよろしくお願いします。ちょっとさっきのグッズが気になるのですが、グッズは初めてですか。

 

秘書広報課課長補佐:一昨年15周年式典をさせていただいた時に一度トートバッグは作らせていただいていますが、こういう形でグッズ化というのは初めてになります。

 

記者:Minamiの公式グッズとしては初めてということでいいでしょうか。

 

秘書広報課課長補佐:そうですね。

 

記者:2019年度デビューで約2年間グッズを作らなかったのに、今になって作る理由は何でしょうか。

 

秘書広報課課長補佐:今まではVチューバーというところでYouTube配信で動画をさせていただいており、それも引き続きはしているんですが、今回コロナ禍で新成人の方とかも帰ってくる方、帰ってこられない方もいらっしゃるかと思うんですが、湖南市に戻ってこられる方がいらっしゃったら、また懐かしいんでいただいたりPRしていただいたり、そういったことに使っていただけるかなっていうところと、あとやはりマスクケースを作らせていただいたのは、皆様今マスクを常につけていらっしゃる状態で、食事の時であったりとか外されることもあるかと思いますので、そういった時に机の上に置くのではなくて、ちょっとケースに入れていただけるようなものを何か作成したいなというところで作らせていただきました。

 

記者:予算を教えてください。

 

秘書広報課課長補佐:経費は手元にございませんので、後ほどお知らせします。

 

記者:市長にお聞きしたいんですけども、地域間連携と小規模自治ということなんですが、この小規模自治について各地域でもっと自治を進めていきたいということで、何か新たに権限を与えたりとか仕事をお願いしたりとかそういうのは具体的に何か想定はあるのでしょうか。

 

市長:組織的に言いますと自治会があってまちづくり協議会っていうのがあるわけです。この辺の位置付けと言うんでしょうか役割分担について来年から少し、今まで曖昧であった部分を整理させてもらいたい。ずっと申し上げてます、同じ市における総合計画というのがあって、来年度から後期の5年間作るということでどういうまちをつくっていくか、人をつくっていくかというこれから5年間の計画が来年度から動き出すわけですが、ここも去年の暮れの12月の議会に出して議会の承認を得なければならないという、このスケジュールをあえていっぺん止めて、計画を見直させてもらいたいということを申し上げました。その中でこの地域を、人をつくっていく中で、それを担うべき行政とそれからそれを支えていただくところのいろんな組織というものがあります。組織をつくっていく中でずっと申し上げてるんですが、行政の力が少し落ちてきてるということは明らかだと思います。その中でこの地域をつくっていくうえで、それを支える役目としてはそれぞれの今まで活躍していただいた人にさらに今まで以上に力添えをいただかないとこの地域まちづくりができない。それを支える中においては、このまちを見ていただいたらよくわかりますように、ずっと記者の皆さん方にもお願いしてましたように、このまちは真ん中に野洲川があって、鉄道があって、国道、県道というものがあって、その中でもともと合併する前は村があって、そのあと甲西町があって、石部町があって、湖南市になったという歴史がございます。意図的にこのまちをつくっていかなきゃならないという部分もありますけども、自然環境を最大限に利用しながら自然環境に制限を加えられる中において人はまちを作ってきて住んできたと思ってます。要するに、まちの中心というものがあるようでない、あるいはまちの中心を作ろうとしてきたけれども作りきれなかったし、湖南市になったとしてもやっぱり地理的な条件というものは現実にあると。そうしますと、旧三雲、旧岩根、旧下田、それから旧石部という中でやっぱり生活していかなければならない。そうするとこれからは、その生活というものの中で、自分たちがどう自分たちの生活と命と暮らしを守るかというところで生きていくということも大事である。中心を作っていこうということも大事だけれども、現実に生活圏というものの中であるわけだから、それを認めながら顔の見える範囲で、息づかいの聞こえるところで、その地域で生きていかなきゃならんということだと思ってます。現在、湖南市には小学校が9校、中学校4校あるわけです。そして区自治会が43ですね。それからまちづくり協議会は7つあります。これ、皆さんがそれぞれ生活してきた思いの中で、このまちをつくっていくのにはこれで行こうというふうに決めてきたところがあるわけです。しかしながら、きちっとそれぞれが機能を果たしていただいてるかいうとそうでもない部分があるので、私としてはいずれ国が言ってるところの小規模自治という形に行かざるをえないと思います。これは例えば生活圏というのがありますが、学校区で言いますと大体中学校区で一つの範囲として、人口は1万人から1万2000人ぐらい。これが顔の見える、息遣いの聞こえるという単位であると思います。例えば石部で大体1万2000人。菩提寺のエリアにおいて、1万2000人ぐらい。それから三雲の方でおいても大体それくらい。それから団地と下田で1万ちょっと。こういう単位である、生活しておられる人、現実を重視して尊重しながら行くならばこういう形でまちづくりをする。これが国が言っている小規模自治というのに合致すると思ってます。これは何も新しいことを言っているわけではなく、国も言ってるし、このまちの生い立ちもそうだと思う。この中で、やらなければならない、生きていかなければならない単位だと思う。これが一つの考え方、これは現実に近い話だと思ってます。その中で、区自治会にお願いしていますし、まちづくり協議会にもお願いしています。今度の総合計画の後期計画に20数ヶ所余りまちづくり協議会という言葉が出てくるんです。この担い手として、行政と一緒に動いていただくまちづくり協議会というものを、もちろん区自治会もあるわけですけども、この中での位置付けを決めていって、それぞれがみんな力を合わせていかないことにはこのまちは作っていけないという思いがありますので、その線に沿って今後方向をきちっと決めたい、ここの思いがあったんです。

 

記者:わかりましたすいません勉強不足で恐縮なんですけど、まちづくり協議会っていうのを、何年までに幾つ作るとかいうのはあるんですか。

 

市長:まちづくり協議会は現状で七つあります。小学校は九校区、中学校は四校区あります。それぞれ考えて小学校区は大体6000人から7000人。私ここにおいていろんなそれぞれの単位で、やっていくのには少しそれだけのパワーがあるかなと思ったら、ちょっとない。学校区でいうと中学校区だけで、やっぱり現実に近い数だと思っております。急には無理ですが、皆さん方とともにまちをつくっていく中で、いずれ大体そういう単位に落ち着くんじゃないかなというふうに思っています。だから、一気には無理だと思いますが。ずっとこの間、市長にならせていただいてからいろんな地域を回る中で一つは、まちづくりにあたってもちろん行政は精一杯やりますけど、それの一緒に動いてもらう単位としてずっと各地域を回りそれぞれのお考えもお聞きしました。できるところから始めていこうかなと思ってます。

 

記者:またこれも素人考えなんですけど、これをまちづくり協議会でみんなでやっていこうってその呼びかけだけで何とかなるもんですか。制度化とかそういう新たなルールを作るというのは。

 

市長:まちづくり条例はありますし、今までやってこられた10年来の歴史があるわけです。その中で、やっぱりここはちょっと手直しした方がいいんじゃないか、あるいはこっちの方のまちづくり協議会のお考えとこっちの方の考えと違うところもあります。全部が全部合わせなきゃならないとは思いません。それぞれの発展してきた歴史があるわけです。皆さんのお考えもあるし、その中におけるパワーもあるわけです。それはそれなりに尊重しながらですね、地域で考えていこうと思いますが、ある程度の方向だけは合わせておきたい。あとはそれぞれ構成メンバーの人たちがそれぞれ考えていただくことになると思います。あくまでも、お互いがそれぞれの場所に置いて考えていくということですので、ある面においては協調し過ぎたらあかんのですが、それぞれが自主的な思いで作っていくものだと思っております。何から何まで行政が指導してあるいは指示してがんじがらめにするものではないと思います。

 

記者:先ほど市長が冒頭でお話された事故の件で、ご自身なりの身の処し方を考えたいという話なんですけど、具体的には減給処分ですとかを考えてらっしゃるのか、またそれ以降車を使った出退勤は今後も変わらず続けるおつもりなのか、今後どういった考えで行かれるのかについて教えてください。

 

市長:まず事故については自分の責任だと思って深く反省しております。ただ市の行政の責任者としての身の処し方があると思います。警察の方から具体的に処分がされると思いますが、それとは別に自分のこの行政組織の長としての責任のとり方があると思いますし、これは自分なりの身の処し方ですので早急に、実は考えはあるんですけども、もうちょっと先に自分なりに身の処し方をお示ししようと思っています。それから今後の車の運転についてですが、事故に関しましては自分のうかつでございまして、自分の責任であって、責任を感じております。その後周りからも運転するなという言われました。家から登庁するについては歩いてくるのですが、実際は今朝、正直申しまして病院に行きました。病院に行って、昨晩の状況や救急の状況など報告を受けました。そこからまた庁舎に車で来ました。まだ決めかねているんですが、組織と相談して全面的に改めていかなきゃならんというふうに思っております。

 

記者:今の件に関連してお伺いしたいんですけれども、今生田さんが自分がうかつだったっていうお話をされてましたが、どういった点で、例えば前方不注意だったとかどういうふうにうかつだったと思われてるのかっていうのと、あともう1点近々に身の処し方について発表したいということでしたが、いつどういうタイミングで発表されるのかお聞きします。

 

市長:事故の原因は前方不注意につきます。変わるとは思っていません。もうとにかく、私の責任です。それにつきます。それから、もう一つの身の処し方の時期です。すみませんこれももうちょっとだけ待ってくれませんか。恥ずかしい話ですけれども、警察からどういう形で交通事故違反という形で出るか出ないかは別にして、自分なりの身の処し方っていうものがあると思ってますが、正直こういう場合はどうすればいいかそれぞれの担当に聞いてます。今までのこの市の前例を参考にしながら、結局は自分で自分の処分するわけですから、それはそれなりに厳しくするのが当たり前だと思っておりますが、とにかく今調べ中ですのでもうちょっとだけお待ち願いたいと思います。処し方については、市議会に諮って議会のご了解をいただいてという形になると思います。

 

司会:他、いかがでしょうか。

 

記者:事故のことが出たので、ちょっと先にそちらから幾つかありますが、事故については警察にも取材したんですけれども、お互いの不注意ということもあったりして、何で起こったわからないぐらいの事故だったので、運転すれば誰でも事故起こすと思います。私も起こしたこともありますし、市長が責任を感じておられるのは別にして、誰にでもあることなんですけども、一つ思うのはそもそもその時間なんでそこにいたんだということなんですが、先ほども話に出てますが病院理事長、病院に行かれてて報告を受けていたということで、おそらくまだ理事をつづけておられるんだと思うんですけど、そもそも立候補会見のときに辞めると、私の病院のスタッフはすごい優秀なんで大丈夫だと、立候補会見のときに理事長職はどうするんですかと聞いたらどっちも辞めるという話が出てたはずなんですが、いつまで続ける予定なんですか。

 

市長:辞めるとは。

 

記者:病院の方ですね、理事長職を続けていると市の方では聞いたんですけど私。医療法人は続けておられると聞いたんですが、市長職に集中した方がいいんじゃないかというふうに思うんですけど。

 

市長:社会福祉法人としては、その社会福祉というものの、団体と市の行政との関係は非常に深いですわね。委託をお受けするという事業とかいろいろありますが、だからその辺については去年、私は社会福祉法人からは全部降りまして関係がなくなりました。医療法人と市の行政との関係というものは、法的に言うと医療法人の理事長を続けて市長を続けるということについて、法的に触れるかと言ったらそれはないんじゃないかと。但し、気持ちとして社会福祉法人は今申しましたとおり降りましたが、医療法人の理事長をやめるということを検討しましたが、実際には今現在もどうしようかと思っておりますし、今現在医療法人の理事長職は降りておりません。だから法的に言うと降りなあかんのかなという思いと同時に迷ってるのは確かです。それは、現場において診療という部門について私はタッチしなくてもいけるということになっておりますが、要するに法人としての形としては今現在、まだ私は法人の理事長をやっております。検討はしておりますが。

 

記者:立候補会見のときに、兼業規定に引っかかるからっていう話の前提はあったんですけど、辞めるというふうに言われてまだ続けてるのでどうしたのかなと思った話ですね。確かに具体的に生田病院と市の取引がおそらくないので、兼業規定には全然引っかからないんでそれはそうなんですけれども。ただ、前の一般質問で市議から総合計画の前期計画の評価を聞かれました。その時にちょっと待ってくれって話があって、いま後期計画をやってるからという話がありました。私が思うに、そもそも後期計画を考えるということは、前期計画の評価があってこそではなかろうかと思います。理事長職してる暇があるのであれば、朝から病院行ってる暇があるのであれば、その前期計画の評価を急いでやるということが大事だったのではなかろうかと思うので、どうなんだろうと思ったんですが、そのへんはどうなんでしょうか。

 

市長:その話と今の話とまた別の要素じゃないですか。前期計画というものに対する評価はしてますし、この辺については今度の議会において今年度中に後期計画を作らなければならないという原則的な縛りがあるということについてはよく把握しておりますし了解しております。ですから、この3月までに今年度中に後期計画を作り上げてもちろん市議会の承認をいただいて作り上げてしまうと、そしてこれから5年の計画に行くということについては承知しておりますし遅れてるとは思いません。余裕を持って昨年の12月議会に出すというスケジュールはありましたが、余裕を持って言っておられたし、この3月までに仕上げたらいいということでありますし、その中身については何で待ってくれと言うかという理由も四つほど言いましたし、そのことについては検討しておりますし、今度の議会の中に提出できるように準備してますから、このスケジュールの組み方でいいと思っております。

 

記者:いや、後期計画については市長が変わったのでそれはもう当然変わるだろうということはもう重々承知しています。私が聞いてるのは、前期計画の評価をお願いしますと言った時に、いやそれは変化球な質問だなということを言ってまだしてないとおっしゃったのですが、その時は就任から1ヶ月経っていて、無投票当選から2ヶ月経っているということを思えば、早急に後期計画を立てなきゃならないというのはわかってる話であるので、評価をきちんとすべきだろうと思うんですけど、一般質問の答弁ではその暇がないという確かそういう話だったと思うんですが。

 

市長:今度の2月から3月にかけての議会の中に提出させていただいて、議員の皆様にも了承を得た中において、3月末までに後期計画を作り上げていきます。議会の承認をいただくというところまで、私なりに言うと予定通りのスケジュールでいけると思います。今申しましたように、4月からこの目標に向かっていこうというふうに思っています。ただね、何度も申しますが計画というものを作って、これで行こうと意思統一するというのは、文章としてこの後期計画の冊子ができるということも大事ですが、その中においてそれに関わる皆さん方の協力と意思統一できるかということが問題であります。大きな問題は先ほど言いましたように、これの展開するにあたって行政の意思統一とそれを担う、一端といいましょうか大きな部分を担っていただくところの自治会とまちづくり協議会の皆さん方と心を一つにするという作業が必要であったと思っています。その作業に時間がかかったと思います。言葉だけあるいは文章としての問題だけではなく、そういう総合計画の後期の計画を作るということは、皆さんこれで意思統一できましたなということで心を合わすことが大事であると思いますから、それの作業に今時間がかかったということでありまして、おおよそできていると思ってますし、年度内に仕上がると思います。

 

記者:いや、後期計画が遅れることについて私は何の問題にもしてません。そりゃあ市長が代わって計画も変われば、そういうすり合わせも当然あるだろうと。来年から話なんで、最悪3月末までできればいいわけですから、何の問題もないと思ってます。僕が言いたいのは、一般質問時に前期を評価してないと、時間がないというふうに言ってたんですけど、時間がないんだったらそれは作ったらいいじゃないかと。理事長職なんかしてる場合じゃないと思うんですけどどうですかということを聞きたかった。

 

市長:今の質問で時間がないというのと理事長職をやってるのということを比べるということ自体、比べるのはもちろん当然かもわかりませんがこれを同じところで比べるということではむしろないんじゃないでしょうか。私としては手順を踏んで、それぞれの地域を回りながらそれぞれの人に出会いながらこの中身を検討し、それぞれの人たちに了解を得ながら今日まで進んできたと思いますので、手順的にあるいはスケジュールが遅れた原因が、私が理事長やってたということと直接的には繋がらないと思っています。

 

記者:質問の意図が何かわかってもらえないような感じなんでもういいんですが、もう一つ、事故に絡んで議会が30分遅れました。それ自体仕方がないと思うんですけれども、それこそ誰しも何があるかわかりませんので、事故に限らずあの程度で済んでよかったんですけど、あの程度ですまないケースもあると。失礼ながらお年もお年ですので、ということを考えると、そろそろ副市長、職務代理者が必要かと思うんですが、いつになったら決まるのかと思うんですけどどうですかね。

 

市長:副市長は置いた方がいいっていうのは置かねばならんというふうに思ってることには間違いございません。置くつもりあります。

 

記者:事故の話はこの辺までで、教育長が就任されまして取材では何度かさせていただいて、取材対応だけでも能力の高さもすごくわかりますし、その現場経験も業績も高いですし、前教育長から継続性ということを考えても人材としてはなるほどなと思ったんですけど、市長は何をもって松浦さんにお願いされたんですか。

 

市長:いろんな方から、ご推薦がございましたことと、自分なりに判断しました。自分の今までの人生の経験と、自分なりに人を見てきた中で自分で決めました。根性と面白さ、あとは自分の勘もです。

 

司会:他、よろしいでしょうか。

 

記者:事故の関係に戻りますけど、そもそも立候補の表明の際に医療法人社団の理事長、それから社会福祉法人の理事長、これをちゃんと辞めるということは言われたんですか。

 

市長:社会福祉法人は今、先ほど申しましたように、行政と非常に関連が深いですから、これについては辞めなきゃならんという思いがありました。委託関係において、絶対に福祉法人は辞めなきゃならんという思いがあったことは確かです。医療法人については、辞めたほうがいいのかなという思いもありましたが、いまだにやめてないということは、自分がだめだと思います。ここにおいて医療法人の理事長も辞めるのかということをご質問された、考え中ということしか申し上げられません。

 

記者:いえ、そうすると立候補の際に明確に両方とも辞めるという発言はあったのですか。

 

市長:その時のご質問の中に医療法人の理事長も辞めるんかっていうご質問ありましたか。

 

記者:私が質問して、法に触れるから両方とも辞めるとおっしゃいました。

 

記者:あまりご記憶にないですか。

 

市長:社会福祉法人は委託事業もあるし辞めなければならないと強く思っていました。

 

記者:思ってたのは思ってたということですね。社会福祉法人の方はいつ辞められたのですか。

 

市長:手続き的には社会福祉法人の理事長を降りたのは去年の11月の理事会で辞表を出して、承認されたのは去年の暮れの社会福祉法人の役員会で正式に認められました。

 

記者:辞められたのは11月なんですか。

 

市長:そうです。

 

記者:ということは事故の前なんですね。いくつも社会福祉法人の方にいろんな事業体がぶら下がってますけれども、社会福祉法人近江和順会の理事長さんだったってことでよろしいですかね。ここを11月に辞められ理事会の承認を得ている。医療法人社団美松会の方ですか、生田病院、こちらの方の理事長は今考え中ということで、ただ法的には問題なかろうけれども道義的にということですか。検討する理由ってのはなんですか。その結論は市長のタイミングで結構だと思いますが。

 

市長:医療法人の理事長を辞めるということについては、正直言いますと医療法人の理事長と社会福祉法人の理事長を兼ねてずっと経営運営をしてきました。それはそんなに皆さんもご承知のごとく楽な経営ではないと思います。民間の医療法人を経営するのがそれほど楽な時代ではないと思いますね。実際にそれぞれの病院で言えば成り立っている、どうにか成り立ってるというところを見ていただいたら、そんなに楽なもんじゃない、そこに病院があったら成り立つという時代ではなりません。公に関する病院が何ゆえにあれだけ赤字を出してきてという形になってるかいうことを考えたら、病院経営はなおかつ民間の医療法人で経営するというものが、それほど楽なことじゃないです。その中において自分に能力があるとは思いませんが、その地域とその地域に住んでる人との繋がりによって成り立ってると思います。それでない限りは病院がそこにあるから、あるいはカルテがそこにあるから、そこに医者がいるから、そこに医療スタッフがいるから成り立つというものではないと。こういう中にいるとそこで繋がりというものが必要だと思いますしそれなりの工夫も必要だと思います。ですから、何度も言いますが自分に能力があるとは思いません。しかしながら、その地域とこの地域で住んでる人たちとの繋がりがあるから、支えてもらってるから成り立ってるんだというここの部分は忘れてませんのでもうちょっと待ってくれませんか。

 

記者:待ちますけど、辞める辞めないの結論はもう市長のタイミングに任せますけども、どういう事情で辞めることを今お考えなんですかということを聞いているのですが。

 

市長:主だった職員たちの、地域と地域に住んでる人たちの繋がりというものが今まで以上に強くなった段階だろうなと思います。なってるとは言いながら自分から見たら十分とは思えないということがあり、経営というより要するにその地域に住んでる人たちとの繋がりが強まっていったら、おのずと経営は成り立つと思いますよ。そういうもんじゃないでしょうか。特別に経営手腕っていうのは経営能力もいらないんじゃないでしょうか。私はその地域と繋がったら経営はおのずと成り立つと思います。

 

記者:今実際に地域との繋がりもあって、市長としては理事長の職をどうするかというお考えをし始めたわけですが、これがこの事故があったからですか、法的には問題なかろうというお考えだと思いますが。

 

市長:事故があったからということは関係ありません。ずっと考えてますよ。年齢も考えています。体力も落ちてますよ。若い時に比べたら、今現在の生活から言ったら落ちてます。ですが、医療分野でまだちょっとでも間に合うようなことがあればさせてもらわないといけないのかなと思います。

 

記者:そうすると年齢とか体力の面を考えるとそろそろ引き際かなと思うけれども、地域とのつながりがあるからということですか。

 

市長:言い方は悪いですが、この市長という仕事をお受けした段階においては、これを全うしなきゃならんというふうに思います。しかしながら何十年となくずっと仕事の現場にいましたし、365日現場にいた人間からしたら、この市長という役目をいずれ降ろさせてもらう時期が来るとしても、最終的にはやっぱり現場で死にたい。このまちから、「変わったやつやったなあ、しかしおもろいやつやったなあ、結局何にも残さずに現場で死によった」と言われる人生でありたいなと思っています。そういう面から言うと、皆さんから見たら二足のわらじを履いとるなと思われるかもわかりませんが、私から見たらこのまちに世話になったし、自分にとっては、二足というよりもやっぱり一足かなと思います。ようやく、自分の死に方というものをそろそろ考える歳になってるなあということを思ってます。ただ皆さんに迷惑かけないようにしようと、この市長がやらせていただいた限りは全力でやらなきゃならんと自分なりに自覚しております。

 

司会:他、よろしいですか。

 

記者:改めてになるんですけども、市長として新年を迎えられて決意なり抱負なりを教えていただきたいのと、あと2021年をどういう年にしたいなと思われているか改めてお願いします。

 

市長:いつも思ってるんですけども、私の人生の中でいろいろ今まで転々としてます。このまちに来て40数年で自分の人生で一番長いんですね、1ヶ所に落ち着いたのが。このまちでお世話になったという思いはずっと持ち続けてます。このまちのこともよくわかるし、このまちに住んでる人たちもよくわかるし、一番最初はよそ者扱いされたけれども、もうよそ者と言う人ももうないし、方言丸出しで生きてたってそれなりに認めていただける時代になったので、ちょっとでもお返ししないと悪いなと思いながらやっております。で、たちまちは合併する前からずっと抱えてる問題は未だにまだ解決できてない部分があるんですね。それは先ほど言いましたように地理的な条件、地理的な制約、いろんな条件があると思います。それはある意味で言うと定めかもわかりませんが、そのまちの中に住んでる者たちが力を合わせて工夫したら、ちょっとは住みやすくなる、ちょっとはましになるということがまだあると思ってます。それを少しでもいいからさせてもらえたらなという思いでずっといます。だから今年どういう形にしようかなと思ってるのは、実際にはスタートを切るのは来年度の予算にどう表せていくかということだと、それがスタートだと思ってます。ただその中においてコロナがこういう形で広まってしまって思ってる通りに動けないこの悔しさがあります。本当のことを言えば、もうちょっと何とか示したいな、もうちょっと表したいなということがありながらコロナというものがあるがゆえに、動きを止められてる部分があるし、先立つものも見えません。見えないけれども、その中において何か工夫したいなというふうに思います。何回も申しますが、非常に格差が広がってしまったこの世の中、日本の社会の中において、この格差が広がったということを認めてその中において少しでも行政として何ができるのかなということを思ってます。ただ目標としては、どんな経済状況になろうとも、先頭切って走れる人あるいはそこそこ収入が維持できる人はいいですが、そうじゃない部分、どうしても満足にいかない人については行政がやっぱり支えなければならないところもあると思ってます。その役目が行政だと思ってますので、このまちを読みながら、少しでも手助けをさせてもらえたらなと思います。そして、何かしたいなと思ってるんですけどね。少しずつ進んでみてまた考える。また一歩前へ進んでまた考える。何もしないうちからああだこうだ、駄目だこれは駄目なんだ、これはできない理由はなんだということで話が少し進んでみて、しくじることもあるし、失敗もあるし方向転換をしなければならないこともあるけれどもそれでも一歩前へ行きたい、こういう思いで今年もおります。

 

教育長:すいません、聞かれてもいないんですけども、先ほど市長は根性とおっしゃいましたけど、11月7日に市長就任されて、そのときにお声をかけていただいた中その後何度かお話をさせていただいていまして、そこで私が主張させていただいたことは、私が目指す教育はとにかく義務教育終了後も自死しない人を育てたいんだと、全国学力学習状況調査の結果に一喜一憂するそういった教育ではなくて、やっぱり人生100年時代どんな生き方をするのかどんな生かされ方をするのか、その土台となるところを育むのも湖南市教育なんだと、それを目指したいんですと、谷口前教育長の示された方針を継承し、そしてまた発展すること、それが私の願いです。それでどうでしょうかということで、何回も市長とお話をさせていただいて、教育はもう松浦頑張ってくれということで、それで任命されるのならお願いしますという形で、その中で根性あるやつやなと思っていただけたのではないかなとそんなふうに思います。

 

司会:他よろしいでしょうか。ないようでしたら、市長定例記者会見を閉じさせていただきます。ありがとうございました。

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