令和3年2月2日定例記者会見

更新日:2022年03月04日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)第16回湖南市美術展の開催について

令和3年2月度 定例記者会見会議録

 

司会:皆さんこんにちは。たくさんお集まりいただきましてありがとうございます。

ただいまから、令和3年2月度の市長定例記者会見を始めたいと思います。進行は中村です。はじめに市長、よろしくお願いします。

 

市長:順番が逆になるかもわかりませんが、最初に報告しないといけないことをやってもらって、後はコロナのワクチンのことも含めて報告させていただきます。

 

司会:それでは本日の資料ですが、最初に第16回湖南市美術展の開催についてでございます。生涯学習課よろしくお願いします。

 

生涯学習課担当:資料に基づき説明

 

司会:続きまして、次第には載せておりませんが、先日、資料提供をし、昨日設置いたしました新型コロナウイルスワクチン接種対策室から、現状報告をさせていただきたいと思います。

 

新型コロナウイルスワクチン接種対策室長(以下室長):この対策室は健康福祉部内に設置をしたところでございます。接種対策室設置以前から、12月に国、県の説明会を受けまして、その時点から医師会の方と協議を始めているところでございます。

先行して入ってくると言われていますファイザー社のワクチンの保管のためのディープフリーザーの設置場所につきましても決定させていただき、市内医療機関にもご協力いただくということで、設置予定の医療機関様とも協議を重ねて参りました。また、甲賀湖南医師会へも、先日、1月16日に理事会で、甲賀市とともに説明に参りました。とともに、先日、1月30日には、医師会の方への全体説明ということで保健所の方でしていただいているところでございます。

湖南市の接種方法としましては、医療機関におきます個別接種と集団接種とあわせ持った形での接種を考えているところでございます。スケジュールにつきましては、当初3月末から高齢者に接種という話でしたが、現在4月1日以降というような話もされていますが、国が示すスケジュールに合わせながら実施していきたいと考えております。

湖南市の高齢者が1万3000人ぐらいいらっしゃいますが、なるべくタイトに実施をしていきたいということで、ワクチンの供給状況にもよりますが、6週間から8週間ぐらいで2回接種を受けられるようなスケジュールでできたらと考えているところでございます。

もちろん高齢者の中には施設におられる方や、在宅で寝たきりに近い状況で家族では接種会場に連れて行けないという方もいらっしゃると思いますが、施設の方にはサテライト会場ということで出向いて行ったり、どうしても家庭でという方につきましては、今、調査をさせていただいておりますので、巡回の診療でというような形での、主治医の先生方とも協力をしていただきながらの接種を考えております。

もちろん医師会の方には、集団接種の場面でご協力をいただきたいと思っておりますので、今後スケジュールが決定していくに向かって、ご協力の方をまとめていきたいと考えているところでございます。コールセンターも市にも設置できるように準備を進めております。

また、接種の管理ということで、システムの改修や接種券の発送等につきましても、今準備を進めている状況でございます。いかんせんまだ薬事承認をされてないワクチンで、国の情報が入ってこないところがまだまだございます。薬事承認以降はどんどん情報が入ってくるかと思いますので、それに対応できるように努力を続けたいと思っているところでございます。

簡単ですが、以上でございます。

 

司会:はい、ありがとうございました。では市長、よろしいですか。

 

市長:いろんなご質問を受ける中で申し上げますが、全体としてはこの前も申し上げたかもわかりませんが、昨年の10月、11月時点において予想していたよりも第3波のコロナの流行で景気動向については厳しい見方をしております。湖南市の工業団地の各企業についても厳しく見ております。勤務体制も去年の10月ごろには2交代制と言っていたが、8時~5時、プラス夜8時までを時間外とみております。日本の大手自動車メーカーも2交代制から1交代プラス時間外に変わってきているので、景気動向については、去年より厳しく見ています。

令和3年度の予算編成においては、厳しく見ております。滋賀県の令和3年度当初予算の見込みも、税収については7%ぐらいの減収であろうというふうに見ております。しかしながら、当初予算を見てみますと、一時代前は5000億くらいであった予算が6000億くらいになって、コロナの影響に対する対策でだいたい700から1000億近い金がかかるかなというふうに思っております。

令和3年度の湖南市の当初予算も今、最終段階になっており、まだ発表できる段階ではないのですが、今週から来週にかけて詰めていこうと思っております。かなり減るという前提で進んでおります。

お約束した12項目の公約の中で実現できるもの、できないものを見直ししております。

約束したことについてはできる限り、その緒に就きたいと思っています。それの何分の1になるかもわかりませんが、とにかく始めたいという思いで、財政担当の職員には、「約束事やからちょっとでも始めたい。何とかしてくれ」というふうに言っております。見直しをかけながら、今までの義務的経費と言われるところも折り込みながら、なおかつ次の時代の準備をしていかなければならないというのと、自分としては約束したことは少しずつでもしなければいけないと思っています。

それと、他のところに対しての約束事がございます。例えば、子ども対応のところにおいては、民営化に移った保育所などそこの老朽化による建て直しなどいろんなことがありますが、これは外に対する約束事ですので守っていかなければならないということであります。だから、(市役所の)中においては、我慢できるところは我慢していかなきゃならないのではないかなというふうに思っております。

先ほどから話にありましたが、新型コロナのワクチンの接種のところでありますが、湖南市にとりましては、第2グループが第1グループにあります。すなわち、医療関係者とか介護関係者とかいうのは県が預かっているところでありまして、国が言うてますように、県が預かっているところが2月の下旬から始めるというふうに言っており、実際にはここからスタートだと思います。

湖南市にとりましては、個別接種・集団接種を4月頭からがスタートになるのですが、しかしながら動きとしては2月の末の第1グループのところからの体制だというふうに思っています。そのあとは第3グループの一般の湖南市民に対する注射がそのあとに来ます。努力目標じゃなく、先ほど室長から決意表明がありましたが、6週間から8週間で1万3000人の高齢者に2回接種すると、「努力します」ではなく「やる」という固い決意表明でございます。ここをマスコミの皆さん書いてくださいね。6週間から8週間で1万3000人を2回やり切るから2万6000回、何が何でもやらなきゃならない。だから個別接種、集団接種、施設、家庭と動かせない人については、こちらからから出向くということです。この体制で休みなしでいくという思いです。それに合わせて、現場も動いてもらうために必死で準備してもらいます。

きちんと予約制度が整ったら現場はついていけると思います。この予約を隙間を作らず決められた数をきちんと毎日毎日非常事態だと思って注射していくということです。こういう体制で行きます。

 

司会:ありがとうございました。それではお手元にあります広報2月号を含めまして、全体として質問をお受けしたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

記者:ワクチンの件ですが、集団接種の会場はもうお決まりでしょうか。

 

室長:集団接種は市の総合体育館を予定しております。

記者:体育館ですと、アナフィラキシーへの対応がすぐにできないのではないかと思いますが。

 

室長:集団接種の会場につきましては、今後医師会の先生と協議する中で、ショックの対応についても検討していきたいと思っております。

 

記者:病院などの施設での集団接種は今のところ想定されてないということですね。

 

室長:一応4医療機関っていうのを最初に選定をしてあり、1医療機関はその中でも、接種数はかなり多くなりますので、個別接種でありますが、集団接種に近いような人数の方に接種していただく予定をしております。

 

記者:ドクターやナースでないと注射できないと思いますが、人手は十分確保できていますか。

 

室長:今はまだ十分というところまでは行っておりません。今後の調整の中で、医師会の先生方にも、所属の委員の看護師さんにお願いできるとか、市の職員でカバーするとか考えております。具体的には、今、川崎市や練馬区モデルを示してもらっているが、どれぐらいいるのかっていうのももう少し検証が必要かなと思っておりますので、まだはっきりしたことは決定しておりません。

 

司会:他いかがでしょうか。

 

市長:今のところ7割の人がお受けになるかなと想定していますが、できる限り受けてほしい。季節型のインフルエンザのワクチンよりは、効果があるというのが一般的なとらまえ方と思っています。

それから、体育館で集団接種したらアナフィラキシーが心配とのことについて、そこの対応の仕方というのは確かにあると思います。それであれば医療機関で接種したほうが、例えば調子が悪くなった時や気分が悪くなったときに、パルスオキシメーターで酸素濃度が落ちてきたらすぐ酸素入れたら少し楽になるとか、点滴して血圧が下がるのを予防するなどいろんなことがあると思います。医療機関で行うほうが大事に至らないということはあると思います。それはそれとして4ヶ所で受けてもらう中でやっていこうと。

だから、医療機関の良さ、強みというものを生かしながらとは思いますが、しかしそれだけでは、決められた、自分たちが目標としている期間中に全部注射が終わるということは無理なのです。どこかで集団接種をせざるをえない。その時は十分注意しながら、酸素を準備しておくとか、点滴がすぐできるようルートをきちんとしておくとか、あるいは状態が医療機関に運ばなければならなくなったときの搬送体制を整えておくとか、これからしていかなければならないと思います。

それはそれとしてしますが、できるだけ短期間に、1万3000人を2回して、2万6000回を注射していく中で、試行錯誤しながら進んでいかざるをえないだろうと思っています。

国も昨日言っていたことと今日言っていることが違ったり、情報も不足しています。みんながイライラした中で現場も準備しろと言われていますが、医療機関においても2月の末から始まるわけですけが何も決まってないし、医療機関は県の預かりとは言うものの結局は県は配るのが精一杯でしょう。あとは誰がするかと言えば、結局は第2グループ・第3グループとするメンバーと変わらんわけでしょう。マスコミの皆さん方が「どうやねん?」と思われると同時に、行政も苛立つし、担当もイライラする。もう少しきちんと決めてほしいなという思いはやっぱりあります。しかし、決められる準備、或いは予想されるいろんなトラブルを想定しながら、最大限準備していき、今話していることも2、3日経てばもう少し精度が高まるような話になるかもわかりませんが、とにかく今は行政として今できる準備をする。

それから注射する側の準備、協力体制を整えていくということをしていこうというふうに思っております。土曜も日曜もなしで、みんなに協力してもらってやりきるしかないと言わざるを得ないと思っています。

 

司会:ご質問いかがでしょうか。

 

記者:4月から高齢者のワクチンが始まるということですが、4月の間は冷蔵庫は4つ全部そろいますか。

 

室長:フリーザーは、湖南市に2月4月5月6月で4台入ります。2月に1台入ってきます。

 

記者:高齢者が4月から始めて8週間ということは、途中で3台になるみたいな形になるのですかね。1万3000人の7割で1万人として、2ヶ月で2万人になりますが、土日もするのですか。

 

室長:市長はそう申しておりますが、それは今後詰めていきたいと思います。

 

記者:土日したとしても、おそらく7割として1日300人ぐらいは必要で、そうすると大分、数多いかなと思うのですが。土日はやらない場合は、1日400人くらい。全員想定だったら、600人ぐらいになるのですが、打てるんですか。

 

室長:国の方も人口10万単位で1日600人ぐらい打てる感じでおっしゃられていますので、湖南市は5万人なので300人というのは、国が想定している範囲なのかなと思っています。それはもう努力しかないかなというふうには考えています。

 

市長:1日300人だけなら、医療機関4か所、それから集団接種。やっぱり300人はいかないとあかんな。

 

室長:フリーザーが1台2月に入ってきてスタートになりますが、あとサテライト会場や外に持ち出すのが3か所、医療機関3か所と集団とというふうな形で今考えています。

 

市長:非常事態なので医師会の先生方にも協力してもらって、やるというつもりでいきます。やってみて、できなかったらどこでできなかったかを途中で一度見直しをかける。皆さん方も気がついたところがあればまた教えてほしい。

 

室長:今年度、インフルエンザの予防接種で1診療所あたり100人ぐらいが接種していただいたという実績もございます。確かに予診票を書いていただくにあたっての時間がかかるということで、今回、川崎市のモデルで予診票を郵送できるようにというふうに国も変えてきているので、その分の時間短縮は見込まれるかなと考えています。

それと、医師会の先生のご協力の中で、主治医の先生が診療の中で患者さんの相談に乗っていただいて「ワクチンを打っても大丈夫」と言っていただくとご本人さんも安心して受けていただけるという方向に動くのではないかなと思っています。できるだけ会場で、「私はこうやねんけど打ってもいいかな」みたいな相談がないような形での接種に臨めるといいなというふうには考えているところです。

 

記者:先ほど税収に関して言っていましたが、湖南市は工業団地があり工場関係が多いので、そこの税収がかなり大きいと思うのですが、一方で稼働がかなり下がっている中で、結局のところ市税はどの程度落ち込む見込みですか。

 

市長:具体的な数字はまだわからないが、私の感覚で言うと、工業団地に入っている企業は第三次産業じゃないので、そういう面から言うと、今年の計画、来年の計画というのを持っておられて、そのあとの計画に影響してくるだろうと思っている。だから少し第三次産業とは違うと思っています。それから、今言いましたように、長期計画を持っておられるので、しっかりしてはるなと思っています。

 

総務部長:普通ですと大体、市税全体で86億前後で推移しているのですが、今年度の決算見込みも含めまして今調整段階に入っており減収は避けられないと見ております。いつも比較しているのがリーマンショックの時で、7億から9億ぐらい減収したということもありますので、その辺りも参考にしながら最終の調整をしているところでございます。

 

記者:具体的な数字はまだ言えないと思いますが、リーマンショックの時と比べてどうでしょうか。もっと厳しそうですか。

 

総務部長:その見込みが非常に難しくて、まだ見込めず今苦慮しているところでもございます。

 

記者:美術展は優秀賞とかあるんですよね。

 

担当:市長賞、議長賞、教育長賞があり、改めて資料提供します。

 

司会:他の方はいかがでしょうか。

 

市長:いつも厳しい記事を書いていただいて励みにしていますが、このコロナのワクチンをどこよりもきちんとやりたいと思っている。こういう立場でもあり、こういう性格でもあり、また、前はそういう仕事もしていたので、分かっている世界の話なので、他の市よりうまく進んでいたらよくがんばってるという記事を書いてもらえないかな。

 

記者:ウツクシマツの植栽はいつから始める予定か決まりましたか。

 

市長:補正をつけていただいたので、2月にウツクシマツとウツクシマツでないものを合わせて枯れた5本を切り出します。切り出す過程の中で、自然災害だったのか人災だったのかを確認します。3月には再生計画の中には、自然に生えてきたものを育てるところ、平松で育てた3年もの、4年ものを戻すところ、県が預かっているものもあります。それを3月中やりたいと思っています。その周りに自生地として決められた外にヒノキが枯れかかったところや、日陰などがあるので、周りの整備も整えていきたいと思っています。毎年30本、40本ずつ増やしていきたいと思っています。

 

記者:ウツクシマツの関係で、自然災害か人災かというのは、有識者委員会でさらに追及していくということですか。

 

市長:そうではないです。偉い先生や専門家、国や県などそれぞれ言われることが違うと思う。それぞれ、尊重はしているけれども、やっぱりどこかに問題あったと思っています。

 

記者:人災と言われる根拠は。

 

市長:それは切り出した松を調べたら分かる。策定委員会でも認められている。プランにも入っているのでします。

 

記者:プランはもう決まっているのでしょうか。

 

市長:現在パブリックコメント中です。

 

記者:たたき台はできているのですね。レクチャーをしていただいてはないですよね。

 

市長:素案はできています。それを前倒しで、冬場にしないとダメなこともあるし、今このチャンスを逃したら1年遅れになってしまうので前倒しでやっている。資料は出します。

 

記者:計画については、説明いただく場が必要なんじゃないかと思うのですが。

 

市長:説明する場を作ります。

 

記者:議会には報告はできているのですか。

 

市長:議会には予算を認めていただいたときに前倒しにすることやあらましの報告は終わっています。

 

司会:ほか、いかがでしょうか。

 

記者:生田先生がドクターでいらっしゃるのでお聞きしたいのですが、今度のワクチンはRNAに直接作用する史上初のワクチンと聞いています。安全性なり、効果や副作用などはどのように見ておられますか。

 

市長:ワクチン作る手法としては、3通りぐらいあると思います。今おっしゃったようにRNAのところの一部だけを取り出すという方法だと思います。全く違う遺伝子じゃなく一部という形ですので、毒性というものについては比較的少ないと私は思っております。

アレルギー反応としても出てくるのは、例えば、かゆさ、痛さ、これはどのワクチンを打っても或いはワクチンでなくても同じと思います。

あとは、納得してもらって了解してもらって精神的にも落ち着いた状態でするということも一つの大きな要素だと思っています。もともと注射が怖いという人は必ず注射の後、いろんな訴えが出ます。そこをどれだけ安静を保ちながらリラックスしながら打つかということが大事。

それから、呼吸の状態は、やっぱりそれはそれなりに注意していかなければならないから、酸素濃度が落ちないようにしないといけない。会場に酸素ボンベを置いておくとかいうことは必要だと思う。また、血圧が下がった時に点滴して輸液しながら血圧が下がるのを予防するなどの対応をすれば、今度のワクチンについては私は大きな障がいは起きないと思っています。

 

司会:以上を持ちまして本日の記者会見は終了します。なお、次回の定例記者会見は、2月16日11時からこの会場で行います。

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