令和3年11月2日定例記者会見

更新日:2021年12月03日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

【発表内容】

司会:ただいまより令和3年11月度の市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長、よろしくお願います。

 

市長:皆さんご苦労さまでございます。2つの選挙が終わりました少し疲れました。今回の記者会見は特にテーマはないんですが、どうしていこうか・・・・皆さんから逆にご質問を受ける形にしましょうか、どうしましょう。

 

司会:後で質問受けましょうか。今日は資料提供等ございませんけれども、広報こなん11月号と、湖南三山の紅葉めぐりのチラシを置かせていただいておりますのでよろしくお願いしたいと思います。では、質問がありましたら、挙手をしていただき、マイクを使用され質問をお願いします。

 

記者:2つの選挙が終わりました。市議会議員選、衆議院議員選をそれぞれ伺いたいと思うんですけど、直近の衆院選の方から伺いたいと思います。4区で、小寺さんが勝ちました。湖南市でも選挙前から、市長も小寺さんと一緒に地元歩いたりしていろいろやったと思います。結果として、湖南市の中では僅差でした。一方で、今回野党共闘ということで共産党は出ないということもあったりして、その中で自民党は、全体の票数が減ってる中で上乗せしている。共産党とくっついた立憲民主党については、上乗せはしてるけども事実上は目減りしてんのかなと。いうようなふうに思ってます。今回市長がその辺のことをどういうふうに思ってらっしゃるのかっていうのを伺えればと思います。

 

市長:正直申しまして、私としては、本来今までの、首長という立場ならば、やっぱり、言い方悪いけども、そこまで、どっちか一本のところに肩入れしなくてもええやんかというような雰囲気はあったように思います。あったように思います。しかしながら、私という人間はこういう性格でございますし、こういうもんなんです。本来は、市長ならば今申しましたようなそんなに一方に肩入れをしないこと。或いは、そこまでしてはあかんのちゃうかなあという思いの、やり方もあったと思います。今度の選挙に対しても。

しかしながら、正直申しまして、自分としては、小寺君を、諸先輩方を、出し抜いた形で、彼を立てたと。立てて、今日まできたいう立場もございましたので、ほっとけないという思いがありました。その中で、今度の選挙を一つの大きな自分にとりましては自分の選挙と同じというか、自分の選挙と同じ思いで、やらしていただきました。節度をわきまえなきゃならんという立場であるのはわかってましたけれども、あえてそれをさしていただきました。その中で、自分なりに、考えました。で、彼とも相談しまして、ほんなら、このコロナの中で、やっぱり密を避けるという中で、どうしていこうかということも考えました。

そして、やっぱりもう、もともと、分が悪い選挙。分が悪い選挙やけれども、やっぱり挑もうという思いでかかりました。そしたらもう、結論としてはやっぱり、言い方悪いけどもどぶ板選挙。どぶ板選挙で、その姿を、見せて、そこで支持を得ようということしかない。いうことで相談しまして、ほんなら、回ろうやということになりました。

それと、4区の4市2町をまとめていこう。これしかないということになりまして、言い方悪いんですけども、今先ほどから言ってますような作戦をとらせていただきました。その結果として、今回のような結果となりました。

湖南市の中においても、単純計算では、足し算だけでは物事が進まへんのわかってますが、2,500ぐらい足らんという分析の中で、何とか、五分に勝負したいという思いがありましたので、やらせていただきました。その結果としては、ご存知のとおりであります。

行政の責任者としての発言を、もう超えてるのはようわかっとるんですが、ひとりの政治家として申し上げるならば、私にとりましても、小さな一歩一歩でありましたけれども、この結果については、大きな一歩であろうというふうに思っとるわけであります。この中で、自分なりに反省するところもございますし、それなりに、きちんとしなきゃならんところもたくさん残っておりますし、やっていきます。

 

記者:続いて、関連するんですけれども、今回湖南市というか4区全体で、立憲と共産党とくっついた野党共闘という形がありました。その結果自民党が強かったんですけれども、そこ、野党共闘の方をどういうふうに評価するのかをお願いします。

 

市長:私は、野党共闘されてどのように進まれるんかな・・・・と思ってましたが、足し算ではないやろうなという雰囲気はあったなと思ってます。それとやっぱり、この4年間、地域との繋がりをどうしておられるんかなということに対するクエスチョンがありましたしね。共闘されたことだけをもって負けるのであれば、小寺さんが勝つのにどんな手があるやろうなあという思いを持っておりました。横目で見てましたけれども、それほど、気にはしませんでした。はい。結果が出なかったら、腹切らなあかんでって言うてました。前近代的な発言してましたけども、結果ほっとしております。

 

記者:そしたら、次に市議選を伺います。衆院選が控えてるということで、当然自民党、そして今回立憲も公認つきましたから、そこも力が入ったと思います。徳永さんも来て一緒に回ってましたので。そして蓋を開けてみたら、前回の市議選は、自民の公認には確か1人しか着いていませんでした菅沼さん、これはすごく票をとられたのですが、あれはちょっと高すぎたんで今回それが下がったのは分かりますが、全体としては自民党をその無所属として選挙に臨んだ人も含めて、よく取ったと思います。計算したら大体30%近くとってるんですね自民党関係者で落ちた人も含めて。この辺の要因っていうのはどういうことを考えてらっしゃいますかね。

 

市長:今日、記者の皆さんから、多分この話を聞かれるように思っておりました。全体にですね。今回の衆議院選挙と、今おっしゃった市議会選挙の投票率を見ますと、実は自分たちの生活に最も近いところの市議会選挙の投票率の方が悪いんですね。

今度の衆議院選挙については湖南市では、投票率が52.63%なんですね。それに比べますと、市議会選挙が50.15%なんですね。人数にしますると、1,071人、1,071人少ないんです。この直近の二つの選挙でも、今申しました衆議院選挙に行かれた人数と、市議会選挙に行かれた人数を比べますと1,071人少ないんです。で、それぞれの今回、市議会選挙に立候補された方々の、前回の票と比べますと、3,691票少ないんです。それぞれの、議員さんたちが前回取られた数字から、票から見ますると。今おっしゃったように、もうほとんどの方が減少しました。これが、市議会に対する評価だったのではないかと思います。私もこの世界に生きる1人なんですが、これは、ちょっと考えなあかんなというふうに思っていただければいいと思います。

それで、4年間に対する、首長の前任者、谷畑さんに対して、首長に対して、議会がどういうふうに向き合ったかということに対する一つの評価かな・・・・。その大きなテーマとなったのは、やっぱり、市の運営の仕方全般に対するのと同時に、やっぱり大きいと感じるのは、やっぱり、市庁舎の問題かな。庁舎の新築をめぐって、いろんな意見があったしな。そこに対して、市民さんから、プラス評価またはマイナス評価となったのは、今回の選挙の投票率に繋がったんやろうなと思ってます。これが私の、市議選の見方です。

 

記者:そのまま続きなんですけれども衆議院選のある中で自民党関係の人達の票が大分伸びたんですけど、多分市長が自民党で党籍を置いてやってるっていうのもあるんじゃなかろうかと思うんですけどそのあたりどうなんすかね。

 

市長:議員を長いことやってたら、私も議員生活あったんですけれどもその中で、やっぱり長いことやってたら批判が出てきて票が減っていくっちゅうのは、ある面で言うたら仕方がないのかなあというふうに思います。しかしながら、激励のつもりで言うのですが、それを超えて、議員としてどういう活動をしていただけるかいうところに対しての評価。その山を、やっぱり議員として超えていかなきゃならんねんやろなあというふうに思ってます。今回、言い方悪いですけど、現職であられた議員さんには押しなべて、選挙に私を使ってくださいと言っていました。上手に私を使うことによって自分にとって得やと思うんやったら使ってくれと。私を使うことによって不利になると思うんやったら、使わんといてと、どういう使い方をするかっちゅうのはそれぞれ議員さんたちで考えてくださいと言っておりました。だから、私を連れまわるというのが、それが自分にとってメリットがある、或いは印刷物をどういう形で発行するかいうところに、私との距離感を表明しながらやられる。それも一つの手やと思うので、どんな手を使われても、生田っていうやつを使っていくことがメリットになるっちゅうんやったら使ってくれということで市議会選挙に入りました。それで、上手に使わはったところ、或いは目立つように私を使われたところと、或いは目立たない使い方、いろいろあったと思いますし、或いは私という人間を使われなかった部分もあると思います。それはそれなりに皆さん方の使い方であります。私には、それ以上のものは何もありません。だから、こういう形の使い方をするでと言われたら、どうぞ、どうぞ使ってくれっていう形で行きましたので、私は、えこひいきした覚えはございません。それが例えば自民党系であろうと、向こうの、要するに、何て言うんですかね、今言われてる、党の固有名詞は出しませんが、えこひいきはしませんでした。今度の選挙前の後援活動に関しても、そういう形でやりましたので、私をどういう形で使うかっていうのは。私が思ってるわけじゃなしに、議員さんたちがどういう形で思われてたかいうことの一つが出たんちゃうかなと思います。私自身はあまり、思ってません。はい。

 

記者:それを聞いて聞こうと思ったこと思い出したんですけど。固有名詞を出すんですが、立憲民主党の奥村さんのところの出発式のときに、市長も行かれて、そこには徳永さんもいて、嘉田さんもいて、しまいにはツーショットで写真を撮ってですね、いや何でもないところで、しゃべって雑談して、人間同士だからやることあると思うんですけど、選挙を戦う場でこれはあるのかとちょっと思ったんですけど。どうですかね。

 

市長:市議会議員さんの世界においてはね、そういう国レベルの政治的な色っちゅうのはあんまり関係ないんちゃうかなあ。私は徳永さん好きですし、嘉田さん好きですし、何も別に何のこだわりもございません。

また違う世界においては、ガチンコ勝負しなきゃならんと思うんですけども、それとは違うと思いますし、地域にとっては、言葉は悪いんですけど、利用させてもらえるものは利用させてもらおうかなという思いでいくべきだと思います。そんなに市議会の場で色を出す必要はないと思ってます。

 

記者:市議選の質問は終わりまして・・・、市長からもあり・・・その前にそうだった、これ聞いてくれっていうふうに言われたので聞くんですけど、市長今さっき言われてましたけど、自身をどういうふうな使い方するかというのは、議員さんにお任せしますみたいな話がありまして、これも固有名詞を出しますけど、森さんのところからチラシが出てまして、森さんのチラシは候補者がイラストで市長が写真だったとかっていうあれだったんですけど、それはいいんですけど、その中の文面の市長の文面で、昨年の市長選挙におきましては選挙戦の先頭に立って、新市長誕生に尽力しという文面が一つあったと。他の候補のなんか支持者の方からだと思うんですけれども、13人みんなで押したのに、その森さんだけ先頭になってるのはこれどうなんだというような声があって聞いてくれみたいな話があったんでちょっと聞きますはい。

 

市長:私も聞きました。聞きました。あそこに書いてある、生田邦夫というのは、私の署名の字に間違いございませんし、森さんとの関係というのはそういう形で、非常に親しく、いろんな形で相談しながらつき合いをさせてもらってます。ただ、森さんだけに対して特別にという思いはありませんでした。だから、そういうことですので、私というものを首長に押し上げてくれはったお1人であることには間違いないと思うんですよ。

 

記者:この人を一番というふうに見える書き方は、おかしいんじゃないかなということをおっしゃっておられたのですが・・・・

 

市長:ごめんなさい。ごめんなさい。もうあの文章・・・・・ごめんなさいきちっと、チェックしてなかった。すんません。

 

記者:もう一つ、これが最後ですけど、さっきも話ありましたけど、庁舎の問題。私が春頃聞いて、市議選が終わり秋になったらとありました。庁舎の話については今後どういうふうに議会の方と話をしていくのかということを伺えればと。

 

市長:正直申しまして、私、この役をやらしていただくにあたってようやく1年なんですね。議員さんたちはずーっと前市長の市政の中で、ずっと議会の議員としておられました。その中で、あの人たちはあの人たちなりに、執行部から提案されたものに対する対応をされてきたんやと思います。それは、法的な手続きに基づいてやっておられるし、行政の進め方としては私は何ら間違いはなかったと思います。ただ、それを、今回私が立候補させてもらうことにあたって、ある面においては、方向を変えてしまったんやと思います。それで、実は、市役所の新築ということに対して、この間までの議員さんたちは、多くは、賛成された方なんですね。賛成されて、生田に変わったからと言うて、そしたら反対やって言えるかいうたら、市役所の新しい建て替えに賛成してきた人たちが、ひっくり返したような話になったら、ほんなら言うていけるかいうたらいけやしませんやん。彼ら、彼女たちにも立場がありますやん。それはだからこのテーマは、言葉悪いですが避けてきたというのがありますわね。

今度新しい市議会のメンバーになったから、自分としては、この市役所問題についてはどうさせてもらうかということを、今回初めて、問うていこうというふうに思ってますよ。それが12月議会なのか3月議会なのかという形になると思うんですが、自分としてはこういう形で進めさしていただきます。この1年間はこういう形で、下準備としてこういう形をしてきましたということを表明させていただく場が、おそらく出てくるというふうに思います。ただ、そう長いこと放っておけるテーマではありませんので・・・・・そう思ってます。切り口としてはですね、コロナというものが流行ったということが一つと、それと、人と人との繋がりとか行政に対する考え方っちゅうのが、この間、やっぱりコロナが流行ったということでもって、少し考え方が変わったんじゃないかなと。もっと時代の流れとしては早まっていくんじゃないかなというふうに思います。その中で、早まって、それやったら、今までみたいな大きな市役所を作る必要があるのか。そうじゃなしにさらに、いつも申し上げてます、小規模自治という形であって、さらに細かく分けていくと、細かく分けていく中においてその本庁的な、市役所がどれぐらいの規模が必要や、どれぐらいの機能が必要かということをもっぺん問うべき時代が来てるんじゃないかなというふうに思います。

では、どうするんやいうことですが、最後はね、最後はさあ、誰でもそやけど最後の決断というのは、理屈は理屈としてありながらも、最後はどっちに進むんや、新築するんか、増築するのか、補強でいくのかどうかっちゅうのは最後のところは、みなさんでも、この物を買うか買わないか我慢しようかと思うものは絶対に必要なものじゃないわけでしょ。まだ、もう少し先でもええわけでしょ。だけどここに踏み切らなきゃならんちゅうの最後の決断っていうのは、ごめん、言い方悪いけどさ、思い切って決めるところあるんとちゃうかな。それなりの理屈づけとか理由づけはあるけどもさ。と思ってるのでそこに対しては、もう正直申しますと、私は耐震補強と増築でいくという形に、理解を求めようというふうに思ってます。それを正式に表明させていただくのが12月、或いは3月かな・・・・。そうほっとけんわな。この問題はと思ってます。それまでちょっと、まとめさせてください。

 

記者:関連で、その表明の仕方が12月か3月議会かということなんですけれども、その表明の仕方として、いわゆる構想みたいのを出してきて、それを提案するということですか。

 

市長:恐らくは自分が考えてますのは、まず方向づけに対する了解を求めようと、総論的なとこですね。というふうに思ってます。でも、もうしかし自分も、もう言うてますしね。そこそこの場において、やらなきゃならんというものは何やということをずっと言うてます。言うてますので、今、先ほど来申しました、総論的なことについては申し上げます。各論的なところの具体的なことにつきましては、いろんなとこ了解を求めなあかんところがありますので、今までにもう、新築に向けて2億2、3千万使ってるとこもあるやん。使ってしまってるしさ、そういう所へのフォローも必要になるでしょう。だからそういう面も含めてやっていこうかな。

 

記者:要するに、今おっしゃられた、増築プラス耐震補強という大きな方針だけをまず提案するというような形になるんですかね。もうちょっと内容がついてくると思いますけど。それで議決を求める形になるのでしょうか。

 

市長:その時は議決を求めない。予算等が絡むことではないので、議決を求めるということにはならんでしょう。それまでにしなあかんことがあるって、コロナのところの出口をきちっと決めて、ほんで時代がどうなっていってるのか、ほんまに行政に求められるものは何やねんなということをきちっと確認させてもらえへんかな。その後にせえへん。予算が絡むところについてはもう、後にさせてくれんないやろか。この話ぐらいは、議員さんたちも知っておられますよ。あえて表明するということでもないんちゃうかなと思いながら言ってますけど、確認をとります。

 

記者:すいません。今市長が、耐震補強プラス増築の方向で考えてらっしゃるってことで、あと以前にされた耐震の調査についてもう1回やり直すことも考えたいと、以前にお話されてましたけどそちらの方は特に実施はしてないんですよね。

 

市長:はい。あのね、耐震診断しようと思ったら、1,000万を超えて費用が要るんですよ。それももったいないと思っとるんですわ。それで、お金かからない形でね、この1年間において、要するにこの建物がもつのかもたないのかということについては、1ヶ所、2ヶ所、3ヶ所からそれぞれのいろんな考えをお聞きしました。それを発表するときはまた来ると思いますが、お金を使って、また新たに1,200万、1,300万円使って耐震診断というものをあえて出してはおりません。

 

記者:今後12月議会なりそれ以降で補強プラス増築ってことで理解が得られればそこでまた改めて、現状の耐震状況をもう一度業者に確認します。それは当然プロセスでやっていくってことですよね。

 

市長:ただ、さっきから言ってますが、耐震診断が1番に優先して判断の材料となるのですかね。もうそれよりも、判断の材料の部分があるんちゃうかな。

 

記者:特に実施を予定してるってわけじゃないですね。

 

市長:耐震診断を満たしてても時代に合わなかったら、除却してやらなきゃならんところもあるし、耐震診断という、なんかこの数字がすべてに勝るものかな・・・・。それよりも使い勝手とか時代に求められているものとか・・・・或いは例えばですよ、そこの消防本部では、女性用のトイレがない、女性用のシャワールームがない、女性用の仮眠室がないとかいうのに対する対応の方が先じゃないですかね。

それと機能性とか使い勝手とか、時代が求めてるものってのは耐震ということだけじゃないんじゃないでしょうかね。逆に皆さんにお聞きしますわ。この庁舎、感覚でよいから、ほんまにもう、ほんまにもう、ボール転がしたらコロコロ転がっていくとか、窓のサッシが、腐ってて、そっから雨漏りしててね、タオルをズーッとその付近に置いてあるとかいう市役所とちゃいますやろう。こんなん、正直申しまして、もったいないですよ。

 

記者:もう一点、増強、増築っていうのは、ちなみになんかどういった部分を、いわゆるプラスして付け加えたいと・・・・考えてらっしゃるのかお願いします。

 

市長:求められてるのは何かということでね時代とともに、そうすると、防災センターとしてはやっぱりあった方がええのかなあと、私思ってるんすよ。それで、防災センターとしては耐震基準はかなり高いですわね。だから、一般の市役所に求められてる数字が、0.75やったんじゃないかな・・・で防災拠点としては0.9です。一般の市役所に求められて0.75そこでもちがう。でもね、この機能を両方備えた同じ建物とした場合は、0.9を満たさなきゃならないという基準になりますやん。ねぇ。同じ建物にしたらね、全体が0.9満たさなきゃならんけども、それぞれ部門的な機能を持たせている建物やったら、0.9と0.75でいいわけでしょ。ずるいけどね、ずるいけど。そういうことも選択肢として考えていかなきゃならない。じゃあ、それを繋いでしもたらどうなるか・・・・それは同じ建物として扱われたら0.9満たさなきゃならんけれども、別の建物である取り扱いができるような建て方ができれば、ここはもう補強だけで0.75を満たしたらいいわけでしょう。

 

記者:一応イメージとしてはその防災センターっていうのは、その危機管理室が入るようなところなのかそれともシェルター的なものなのか・・・危機管理室の担当局が入るというイメージでしょうか。

 

市長:危機管理やろ・・・理屈には負けるもんなやっぱり、防災センターとして満たさなきゃならんねんって・・これをひっくり返すだけの理屈はないもんな。でも、市役所全体を0.9という建物を作らなくてもいい・・・って言うたら言い過ぎですが・・・・そりゃいい建物になるとは思います。もったいないな、もう、うん。

 

記者:万一の時には、危機管理を統制できるような機能をもった、そういう部分を増築するという考え方なんですかね。

 

市長:床の面積から言うたらね、そこのところは今のこの建物の中にはないですわ。そうすると床のとこだけを広げていかなきゃならんでしょうな。ということかな・・・・。でもさっきから言うてるように、私、小規模自治で、この町は4ブロックに分けてそこで、それぞれがみんな汗かきながら、町をね運営してもらうという考え方から言うておりますのが、その考えからは、それぞれの四つのところに任していった場合に、ここの、本庁としての役割は何が残されてるんやということも考えたら、もっぺん考え直す必要もあってええんちゃうかなあ。本部としては、そんなに大きなものはいらんのとちがうかなという思いはありますよ。要するに、市民の皆さんが生活をしているその地域が拠点となっていくんやから、そこを充実させるのが先ちゃうかなあ。もう正直本音を言うとここは後でもええんちゃうかなと思ってますよ。ただ、その防災センターとしての拠点としての機能は、やっぱり必要なんやろうなと。防災拠点としての本部としての拠点がいらんというとこまでは私よう言えへんもん、それは言えない。ちょっと弱いなわしもそこを言われたら、うん。それで行けるもんならそれで行かしてもらいたいなあと思ってるよ。

 

記者:それで行けるか、どうかというのは・・・いかがでしょうか。

 

市長:それでいけるような理屈はいるでしょう。多くの人たちは、もう子どもたち孫たちが出ていってしまってね。自分の今住んでるようなものと思ってへんとかいう、その人たちも、そこそこそれなりの拠点というものがあったら、ちょっと安心してもらえるかなと思ったんですよ。

自分の家を耐震診断してね自分の家を建てかえようと思ったってね、年寄り2人だけが住んでいるんです。言い方悪いけど、子どもたち孫たちが帰ってきてくれるっちゅうんだったら家に手を加えようかなと思うねん、みんな。だからみんな親と住んでくださいよ。記者のみなさんも忙しいので親ほったらかして仕事してるやろうけどさあ・・・・でもそういうことと似ているんやで。今後町を、その地域にどのように安心してもらえるか、一緒に親と住もうか、それっやったらここで住もうかなと思ってもらえるような世の中作っていくということが一番大事やと思うな。そして、親と住んだってくれ、みんな。そこ。

 

司会:他どうですか。

 

記者:関連するんですけど、石部の庁舎はどうするんですか。

 

市長:石部の庁舎はね、石部の今言うてます四つのブロックのまちづくりの一つなんですね。で、そこのところにおいてはその地域でそのまちづくりの小規模自治の中においてどうするかということを考えますが、こっからはもう、自分のまだ、プランなんですけども、そこのところの中にその地域をどういう形で運営しようかというところに、要するに地域の安心安全を確保する意味で、今言うてますが、医療とか介護とかいうことも含めての、拠点づくりだと思ってるんです。ここまではもう、私やろうと思ってるんですが、その中において地域の拠点としての中で、正直言うたら、医療も介護等も含めてその地域をどういう形で作っていくかの拠点づくりの中で、今おっしゃった西庁舎をどうするかということをやろうと考えていく。それは、すいませんもうちょっと時間くれませんか。

 

記者:東庁舎の耐震性もさることながら、西庁舎はさらに落ちるんですよね、あれ確か。かなり古いので、もう見るからに、あれはもう活用せずに、もうなしにして新しいことを考えるのか。そこ。拠点づくりしても箱は要ると思うのですが。

 

市長:今おっしゃったことですが、さっきもちらっと言ったけども、時代にふさわしい使い勝手の建物かどうかいうことがあります。耐震ということはあるけども、ほんまに使い勝手のいい、ほんまにコンパクトで機能性があるという見地に立った場合、何をそこに置いてサービスを展開するかということを考えた上で、それにふさわしい、建物が必要になったら、その事業に必要なハードとして建物を考えますわね。建物先にありきじゃないですから、そこにおいてどんなサービスを展開するかということが決まらんことには、今の話にはいかない。だから、その中においては自分としては、今言うてるようなサービスが全部展開できるものを入れ込んだ形における建物だというふうに思ってます。

 

記者:なんでしつこく聞くかっていうと、湖南市は最大震度6というふうに言われてるんですが、最大震度6で、東庁舎わかりませんけど、西は、感覚的に発言なんですが、あれは潰れるんじゃないかと思うんですけど大丈夫かなと思ってね。

 

市長:今おっしゃったように、向こうの方が古いですやんか。西の方が古いです。で見るからに、西の方が、正直言って、大丈夫かよと思うような建物です。ね。こっちはまだ頑丈に見える雰囲気ははあります。せやけどもまあまああれは手つけなきゃならんのですが、今申しましたように順番としては、それぞれの拠点の四つの、どういう機能を果たしてもらうかどういうサービスを展開してもらうかというのが、恐らくはですよ、恐らくは、この東庁舎のこれを決めるまでに決めなきゃならんことでしょう。

四つのそれぞれの地域がどういうサービスを展開してもらうということを決めていく中でね。その中で西庁舎をどうするかということがあるでしょう。

 

記者:まだ、保留ということでしょうか。

 

市長:まだです。そんなんねえ。こっからは、悪いけど、地域にはがんばってもらおうと思ってます私。まちづくりはその地域に住んでる人たちにがんばってもらうねん。だから、今までみたいな動き方ではあかんねん。そこに対して、例えば区自治会とかまち協の中心の人たちがどういう形で気持ちが変わっていただくかというところをお願いすることになるねん。今まで通りはあかんねん。そこなんです。だから、イベントとか祭りとかなんやらセレモニーをやってるという、そういうのだけでまちづくりをやってるやってると言うのじゃなしに、日常的に365日動いてもらうという形の地域づくりやねん。その中においては先ほど言いました、医療のところも、介護のところも、地域の中の移動ということも含めてやってもらいたいねん。結構厳しいねん私は、地域に求めてることは、だから行政に求めるものが多いんやったら、逆に私としては、地域にも動いてもらいたいという要望が強いねん私は、まちづくりは楽な道と違いますよ。その根底に何があるかといったら、行政はできるだけコンパクトなものにするねん、力も弱ってきとんねん。そこ。

 

記者:どういうふうにまちづくりを展開していくかということを決めたうえで西庁舎をどのようにするかを決めるということで、西庁舎の取扱いについては保留であるということでよろしかったでしょうか。

 

市長:はい。それで結構です。

 

司会:他ありますか。

 

記者:なんか先ほど12月議会でですね、この庁舎の耐震補強と増築方針で行くっていうのを表明されるということだったんですけれども、それに対する議員さんたちの反応っていうか、意見、議決とか予算関連の議決とかそういったものを聞く機会っていうのはいつごろと考えてるんですか。

 

市長:行政の進み方としては、予算が提案されて初めてそこから議論ですわね。ただ総論的なところについて、予算が絡まないところにおける方針というのを、了解を求めるという形はおそらく、執行部と、議会の中においては、しゃべっていって、了解を求めるというこういう方向でいきますということは言いますけれども、具体的なところは、どこで出していこうかな。だから12月表明して方向づけして、3月、質問をお受けするという形になってくるんちゃうかなあ。まだしかしあれですよ。まだ新築、ありきのとこで賛成されたという、においはまだ残ってますよ議会に、そんなん180度転換するということに対して、どういうふうに総括していくのか議員さんたち・・・・ちょっと時間かけてええんちゃう。この間賛成しとったやないかと言われるで議員さん。彼らも苦しいで。

 

記者:確かに機能とかねそういうことも大事だと思うんですけど耐震の問題ってのもやっぱり重要なものなので、そこまで先延ばし先延ばしにしても、あれっていうのもあると思うんですよ。なんかそういうスピード感についてどう思ってらっしゃるのか

 

市長:ごめん。わからへんねんけどな。オオカミが来る!オオカミが来る!オオカミが来る!という狼少年はな私は大っ嫌いやねん。今ね、お金は使ってへんけどさ、この建物がもつかもたへんか一言で言うてくれ言うてな。水面下でさ、やってるんやけど、この建物が崩壊するってことが、グシャーと崩れるのと違うって。少しさ、亀裂が入るとかいう形は、あるやろうけどもさ、0.3以下の建物とな、0.3以上の建物なら持ちこたえ形の違うと思うんです。みんな言うけども。0.3と0.52の建物とでは全然違うと思うんです。ましてや、この建物をよく見てみるとどうでしょうか。だから、耐震診断が満たしてないやんか満たしてないやんということで課題はあるけどもこの建物。それよりも時代にふさわしい使い勝手の建物かどうかというとこら辺も私、大きな要素のひとつだと思ってる。もうちょっと待ってえなあ。国もさ。今浮き足立っててさあ、合併特例債絡みのいろんな話にさ、予定通りにビシャーッと切ってしまうでっていうようなことをするでしょうか・・・・。

 

記者:確認ですが、表明って12月にされるんですか、先ほど12月か3月かってことをおっしゃっておられましたが・・・・

 

市長:どっちにするかはさあ、ちょっと相談するわ、議員さんたちとも、それまで待って、あんまり書かんといてよ。議会より先に、新聞記者のみんなにしゃべってるやんけ。お前議会優先ちゃうんかというふうに言われてしまうしな。でも、新しい議会になるのを待ってるのは待ってました。

最後観光関係の宣伝しといてください。

 

環境経済部長:環境経済部の加藤と申します。少しお時間いただきまして説明をさせていただきます。私からは3件照会させていただきます。湖南三山の紅葉めぐりが11月10日から11月30日まで開催いたします。これについては、パンフレットをお手元に置かせていただいております。お食事処なども中に記されておりますので、この時期ならではの三山の美しい紅葉を見ていただければうれしく思います。

そして、次に弥平激辛パスポート、11月1日から2月28日まで開催されます。これは弥平トウガラシを材料に使用された食事を食べていただくためのパスポートを持っていただき、指定された店舗にいっていただき食事をしていただければ、スタンプを押してもらえます。そしてこのスタンプの数によって抽選で賞品があたるというイベントです。商品はキャンプ用品などありますので、ぜひともパスポートをご利用いただきキャンペーン店にご来場いただきたいと思います。

以上この2件については、いずれも湖南市の観光協会を中心に展開していただいております。

最後に、こにゃん街道ドライブスタンプラリーっていうのも開催しております。これは、主催は、こにゃん街道観光振興協議会がされておられまして、信楽町観光協会、そして竜王町の観光協会と一緒になって、ドライブをしてスタンプラリーをしていただくというようなイベントをさせていただいております。

これ以外にも先月Win×Winキャンペーンを開始させていただきました。今現在、17店舗に参加していただいております。すこし寂しいですがもっともっと宣伝させていただき進めて行きたいと思っています。

また滋賀県安心安全店舗認証制度、10月の会見時には、湖南市内の登録店舗は50店舗ほどでしたが、今現在85店舗に増えました。皆さん自主的にやっていただいておりますので、コロナウイルス感染症下の経済活動の出口戦略のひとつとして大分皆さんにがんばっていただいておりますので、Win×Winキャンペンーンももっと浸透していきたいと思っております。私からは以上でございます。

いろいろイベントを企画をしておりますので、湖南市は熱くがんばっていることを機会があれば発信してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

司会:それでは、これを持ちまして市長定例記者会見を閉じさせていただきます。なお次回の定例記者会見につきましては11月24日に開催を予定しておりますのでよろしくお願いいたします。本日は大変ありがとうございました。