令和4年4月3日定例記者会見

更新日:2022年04月14日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)湖南市発達支援システム「20周年を祝う会」の開催について

(2)湖南市地域包括支援センター支所の開設について

【発表内容】

司会 皆さんこんにちは。本日は、令和4年度初めての記者会見でございます。今年度も、何 かとお世話なりますがよろしくお願いしたいと思います。また、この記者会見の後に寄付に対する感謝状の贈呈式がございますのでよろしくお願いしたいと思います。それでは令和4年の4月の市長定例記者会見を始めさせていただきます。市長よろしくお願いします。

 

市長 皆さんご苦労さんでございます。ありがとうございます。今話がありましたように、令和4年度の体制を整えてスタートを切りました。職員の人事異動がありましたので、ご承知おき願いたいと思います。私が市長に就任させていただいて約1年半近く経ちました。市長をやらしてもらった時と同じでありまして、広域の連携と小規模多機能自治ということは、一見矛盾するようなスローガンですけども、これを目指して具体化していきたいというつもりで、今年も申し上げました。そして職員の皆さんにお願いしたのは、物事の処理について、今までの感覚を少し変えてもらってスピードアップして欲しい。少しでもええからスピードアップして欲しいということをお願いいたしました。ただこれだけでございます。資料提供のところから申し上げますので、後でご質問をお受けする中で、皆さん方がどういうふうに認識しておられるか、どこに湖南市の問題があると思っておられるかいうことを自分なりに勉強したいと思ってますのでお願いいたします。それではよろしくお願いいたします。

 

司会 そうしましたら本日提供させていただく資料について、担当より説明させていただきます。まず湖南市の発達支援システム20周年を祝う会の開催について、健康福祉部障がい福祉課からお願いします。

 

障がい福祉課課長 障がい福祉課からは、湖南市発達支援システム20周年記念事業につきまして説明させていただきます。平成14年に開始をいたしました発達支援システムが、今年度で20周年を迎えることができました。システムの立ち上がりから今日までを振り返りますとともに、これからの支援につきまして、教育ジャーナリストの品川裕香先生にご講演をいただき、関わってくださった皆さんとともに、改めて考える機会になればと思っております。開催日時は、令和4年5月13日金曜日、午後2時から会場は甲西文化ホールです。よろしくお願いします。私からは以上です。

 

司会 続きまして湖南市の地域包括支援センター支所の開設について、健康福祉部の高齢福祉課の方からお願いします。

 

高齢福祉課課長 私の方からは湖南市地域包括支援センター支所開設についてご案内させていただきます。地域包括支援センターとは、地域の高齢者の様々な困りごとに対応する総合相談窓口として、介護保険法に基づき、市町村に設置が義務づけられております。主に介護や福祉に関する相談支援、介護予防ケアプランの作成、及びケアマネジメント、高齢者に対する虐待防止や権利擁護事業などを行っております。続きまして資料の裏面をご覧ください

湖南市においてはこれまで地域包括支援センター1ヶ所を保健センター内に設置しておりましたが、近年多様化している高齢者やその家族からの様々な相談について、より一層きめ細やかに対応するため、令和4年4月1日から市内中学校区を一つの単位として、新たに4つの支所、甲西、石部、甲西北、日枝支所を開設し、地域包括支援センターの体制強化を図ります。市民の方は、お住まいの中学校区にある市町窓口に相談していただくとともに、保健センター内には地域包括支援センターには本所を置き、各支所と連携し、相談支援を行って参ります。各支所で行う主な業務については、一つ目総合相談支援業務としまして、高齢者の健康や介護に関する相談、さらに2つ目としまして、権利擁護業務、高齢者の金銭管理や虐待防止など、3つ目としまして包括的継続的ケアマネジメント支援業務、ケアマネージャーへの支援。4つ目としまして介護予防ケアマネジメントの業務。要支援事業ですとか総合事業、要介護以外の方への支援の事業も行って参ります。あと5から9までのそれぞれの事業を支所の方で行って参ります。私の方からは以上でございます。

 

司会 その他広報こんな4月号をお手元に配布しておりますのでよろしくお願いします。これらも含めまして、ご質問を受けたいと思います。よろしく願います。

 

記者 本年度もどうぞよろしくお願いします。地域包括支援センターについて資料が出てましたので、これについて伺いたいと思います。4つの中学校に分けて、3つを民間、1つは、民間応募がなかったので直営という事になってます。で、市長が一般質問とか委員会で確かおっしゃってたと思うんですが、石部についても、直営ではするんだけれども、他の民間委託のところの予算と同じ予算でやるというふうに言ってました。ただ民間委託をするのは、要は直営にするよりも安いから、民間委託するということであったと思うんですけれども、人件費ぐらいしかないと、今回の委託費については聞いてはいるんですが、それで直営でする石部というのは、この予算でできるもんなんですかね。

 

健康福祉部部長 今の既設予算で対応できるものと承知しております。

 

記者 対応できるというのは正規の職員でできるということなんですかね、或いは非正規でということを考えてらっしゃるんですか。

 

高齢福祉課課長 石部支所の職員については正規職員でございます。

 

記者 同じ話についてもう1点聞きます。残りの民間委託については市長の関連の事業所が受託しています。市長にも取材しましたが、赤字覚悟ということでした。赤字覚悟という言い方で予算が少ないんですけども、これでできますかというような話をしたら、取材のときに、赤字覚悟でやると、これは議会でもそういうような話をしてるかと思うんですけれども、今回の契約は2年間です。ただ、2年後、事業の成果を考えると、一旦引き受けた場合に他の新規参入というのはなかなか考えられないと思うんですが、赤字覚悟というのは二つほど問題があるかな思ってまして、一つは、事業の継続性、その赤字でやっていけるのに、ずっとそれでやっていけるものなのかと。石部のこともあります。できれば民間でやりたいということは当然思ってらっしゃると思うんですけれども、もう一つは、2年後これができないってことになった場合に、契約金が跳ね上がるんじゃなかろうかと。特に今回の予算の内訳は2人の人件費ということであります。ただできれば、3職種ですか、全部そろえたいというのはあると思います。そういう中で、それを契機にドンと跳ね上がるでなかろうかというようなこともあるんですけれども、この辺の懸念についてはどう考えられますか。

 

市長 まずそれまでに、聞きたいねんけども、逆にね。ごっつ安いと思うねん。例えば比較して言うの悪いけどもよ。近隣でもやらはる。1支部に対する委託料というのはさ2,800万や。湖南市の場合は1支所に対してなんぼや、1,200万か。1,200万やな。石部のことを心配するまでにさ、他のとこもな。それぞれの法人にお願いするところもな。これで成り立つんかよということを聞いて欲しいねん。ほんまはさ、石部のとこだけ心配しはるのはさ、おかしいやろと。な。あるところの委員会でも言われたんやわ。これでできるんかよということを言われた人も、同じようにね。公でやるとこでこれ人件費も出へんのちゃうかって、1,200万ではな。それまでに、私は聞きたいと。皆さん方のところは、民間の法人にお願いするところについては、これ安いねこれで受けられるんですかという質問が出なかったと。で、公のところ、例えば今回は石部のエリアですが、石部エリアに対して、これ人件費も出へんやんかという質問が出たよ。それまでに、この値段でできるんかよということをまず聞いて欲しい。さっきも言うたように他市のブランチのところはさ2,800万やんか。今回、湖南市は1ブランチのところに対して1,200万しか出せへんのかよと。これで誰が手上げんのやというところに対してまず全体のことに対する質問をして欲しい。そのあとで、そのあとで加えて、今回手挙げ方式では、石部は応募なかったけども、公でできるんかいという質問をその次にして欲しい。でな、言い方悪いけども、介護保険の地域支援事業交付金ってのがあんねん。そして介護保険の地域支援事業交付金には、細かいメニューがある中で各メニューで使うことができる上限金額ってのがあるねんな。幾らか知らんけど。その数字が幾らか知らん。しかしながら、この2,800万という他市のこのブランチに関してはこれ、おそらく各センターを足すと上限を超えとんねんな。国もケチなんやわ。おそらく、この上限を超えてるんやわ。でもう1つ言わしてや、しつこいけども。要するに他市のブランチのところをさ、ブランチで支援センターのところをさ、6ヶ所考えてはんねんわ。6ヶ所な。そしたらさ、合計1億6,800万円。5ヶ所で考えたらこの金額でいったら1億4,000万円なんのよ。それに比べて湖南市は幾らで仕上げてもらおうと思ってるかいうことがあるな。ただ、職種はさ、言うようにさ3職種そろえての金額なんやな。近隣は。でも湖南市は、今回は2職種でもかまへんと。とにかく始めようやんかということを言うてるのが一つ。だから、人件費に関しても2人分のというふうに思うな。しかしながら、公のところについては、人件費2人分も出ないかもわからん。それを工夫してくれっていう話をしてる。

もう一つは、今まで、保健センターでやってたんやけどもこれ、人が足らんので、それぞれの法人に頼んで、派遣してもらってたんやな。市の職員だけではなかったんやな。それぞれの法人のところから、手伝ってもらってどうにかやってた。6期の計画も7期の計画もそういう形でずっと人手不足、人手不足という形で来てたわけやな。しかも北ブロックと南ブロックと二つのブロックでやってたやんな。そうすると、要するに介護保険の対象者も増えてくるし、もうこれはあかんのちゃうかなということをずっと7期の時とか前々からもずっと言い続けてきたんや。そうしたら、それぞれのところのサービスを良くするためにはどうしたらいいかという方法として、こういう形の公ということをやるだけではなしに、民間という形を頼んでいくのも時代に合ってんのとちゃうかなというふうに思ったわけ。またね、直営でやってるところは滋賀県下においては、10ヶ所、それから法人に委託してるところが、9ヶ所、だから、52%が直営で委託が48%。方向としては、それぞれの法人に委託していこうやんかという形の流れになってる。国の誘導策も公だけでやるんじゃなしに民間をできるだけ活用しながら行けやという方針やと思ってる。国の考え方としては、公では、要するに割高になるから、人件費も含めてやけども、民間委託制やという方向になってるんやというふうに思う。いいか悪いか別にしてよ。その中でやっていかなきゃならん。今申しましたように、3職種揃えるという、権利擁護のところの職員、社会福祉士のところも含めて人材をちゃんと配置しろよっていうことになってるけども、揃うのを待っていたら、いつになるかわからんという思いがあり、とにかく2職種だけでもええから始めていこうというつもりで始めると。もしもこれで、根を上げるところが出てきたら、それはそれなりに考える。それと2職種から3職種になってきたらそれは人件費のところだけでもでないやろうと、この1,200万では、しかしながらそれでもとりあえず始めてみようやんか。いつまでも待ってられへんわなというつもりで始めさしてもらいたいっちゅうのが本音。

この金額のことについては、ある会議の席上で、これやったら、石部だけのことを言うならば、これ職員の人件費も出えへんやんかという質問が出たんやわ。ここのところについても、例えば、若い人を配置して訓練するとかさ、人件費でも高い人と安い人とあるやん。あるやんか。それはそれなりに工夫していこうやんかと、とりあえず始めてみてさ。それで結果見て欲しい。サービスをどういう形で展開できるか、今までと比べて、要するにサービスを受ける側の人たちが、今よりは良くなったというふうに言うてもらわなあかんねんし、そういう形の成果が出てこなかったら、途中でまた気合い入れようかなと思ってるし、こっから行政の立場として言うならば、要するにいろんな委託料についても考え直さなきゃならない。例えば、2人の専門職から3人になってきたら、委託料も上げていかなきゃならんとも思ってる。思てんで。でもとりあえず始めさしてくださいというのが私の思い、これが本音です。以上です。

 

記者 今を受けてですね、おっしゃることは、後半の方はよくわかりました。この値段でいけるのかというふうな質問までちょっとご指定されるとは思いませんでしたけど、受託した以上はやれるということで受託されてると思うので、その質問いらないかなと思ったんですが。

 

市長 この金額に関してはね、正直言うて、もう一つ本音言うたら、めちゃくちゃ安いわけじゃないしむちゃくちゃ多いわけじゃないしな。とにかくやれと。とにかくやろうと。お前の息のかかった法人やろうと言うてしまったらそれまでやけど、これでとにかくがむしゃらに、必死でやれと。いうのが、私の考え、これでやってもらってさ、見てて、これはあんまりにもかわいそうやねと、その実績から見たらかわいそうやでっていう声が出てきたらさ、その時は考えようやんか。そんなん、やらんうちからさ、金が少ないとか絶対言うて欲しいない。そう思ってます。

 

記者 今の話で善意にとらえると、地域のために、とんとんの値段で、自分とこの事業所にこれができるだろうということで発破をかけたと。ただ、他の事業所は、特に石部を見る限り、応募がなかったということは、やっぱこの値段ではなかなか厳しいではなかろうかと。うん。だから将来的に、もしもこれも民間委託しようと思うのであれば、やっぱりこれは委託料は上げなきゃならないのかなと。それは3職種にしたときには、当然人件費1人増えますんで、それはもう当然上がると。それはいいんですが、それにプラスして、もっとどんと上げざるをえないようなことに、ならないのかなというのが一つ懸念でして、それは大丈夫なんですか。

 

市長 あのね、地域包括支援センターの、その枝をねブランチを、お受けする法人の立場としてね、本音を言うたらね、その地域包括支援センターの1支所を受け持つということでは、利益は出ないと思います。絶対出ないと思います。ここから利益を得ようとは、もう言葉悪いけども黒字出すという方向は、おそらく日本全国のそれぞれを受け取ってる法人は、考えてないんちゃうかなというふうに思ってる。思うよ。そんなん、しんどいもんこの仕事。ここまででよいという上限がないもん。それと、勤務日から言うても、勤務時間から言うてもさ、恐らくは。その地域走り回らなきゃならんし、夜も昼も関係のない事業やしさ。いろんなまち見ていかなあかん人を見ていかなあかん事業やから、これは大変やなと思ってる。とにかく何回も言うけども、始めてみないことにはわからんし、地域を知ってるとは言いながら、やっぱり、あれちゃう、地域で住んでる人たちのことを知っていかないとこの仕事はできんわ。私40数年この町にいるけども、この事業、個人的に自分が引き受けたとしたら、そりゃもう死に物狂いでやらな勤まらんわ。それぐらいの仕事だと思ってます。ただ、そこから、若干の波及効果はあると思います。地域から「あいつよくがんばりよるな」「おもしろいやつやな」と言われるような仕事の内容をしないと、この仕事は支持されない。そう思ってます。すいません。

 

記者 利益が出ないということについて無理だと思うってことはわかりました。あと始めてみないとわからないというか、やってみないとわからないということもわかりました。ということは2年後の契約料っていうのは、まだちょっとこの2年後にならんとわからんということですかね。

 

市長 本音言うたらね。さっきから言うたようにそれぞれのところ、3職種揃えられる支所もあるわけや。そこのところは、社会福祉士のところを工面できたら、入れろと言うたら、そこのところは、2職種から3職種になって動き出したとしたら、そこのところについては配慮しなきゃならんということは思ってます。ただ2職種でいく限りは、そんなに早いこと根を上げるなやという思いはしてます。

 

記者 それは2年後の先も見据えてってことですか。その次の契約も含めてのことですか。

 

市長 2年以内の間においても3職種揃えられるところがあれば、そこのところは準備整ったところから始めてもらいたいので、その時考えます。

 

記者 というのは、その人件費の分の契約料を上乗せするんですか。

 

市長 その時はその時で考えませんか。3職種揃ってんのに、1,200万以内の中でね、無理やわな誰が考えても無理やな。2職種やったらもう人件費だけではないのでさ、いろいろしんどいと思う。例えば準備等経費はいろいろありますやん。あるけども、これでやってみいひん。やってみて、早々と根を上げんといて欲しい。そんなん、そこやったら、さっきから言うてる石部で公がやるとこだけでなしに、他の、三つの支部でも、それはしんどいと思うよ。だけども、給与体系が違うやん。

 

記者 それは、わかるんです。で3職種揃ったところについては、それが本来の姿なので、それでいきたいと。そして始めてみないとわからないということもあるし、できればそういうふうにされた方がいいと思ってるので、その場合についてはまた金額については、別途考えるということでいいんですね。

 

市長 それは、また、市議会で図りますけど、それは許されるんちゃう。うん。と思います。

 

記者 2年後について、今後のことは、まだわからないということですか。

 

市長 まだ、まだわからない。

 

健康福祉部部長 今の件について1点補足でございますけども、あくまで委託料でございますので、利益が出るということはございません。不用額が生じれば返還ということでございます。あくまでこれ業務委託ということになります。委託料の範囲で、要は不用額が1,200万の中で不用額が生じると、例えば決算が1,100万円あったということであれば、100万は不用ですから、その不用額については返還をいただくということになりますので、この業務で利益が出るというようなことはございません。

 

司会 他、どうでしょうか。

 

記者 2点なんですけれども、ウクライナ関連で、県内でも、ウクライナからの避難者を、受け入れている自治体が出てきてますけども湖南市で在住者だったりとか、そういうようなニーズが今あるのかとかそういう話が出ているかどうかということを1点と、あと、高等専門学校誘致の件で、湖北の自治体等でも、手を挙げたいと、こういうところに定めていきたいというような発言がポロポロと出てきてますけど湖南市は、甲賀圏域ということであると思うんですけどもこの話として、今どの場所で、見定めてどういうふうな準備、地ならしをしているかということを教えてください。

 

 

市長 ごめん、ウクライナ関連ですね。

 

総務部部長 ご質問の1点目ウクライナからの避難民の要望とかそういったことは、今現在、国際協会とか通じても把握はしておりません。

 

市長 2つ目の高専のことは私から言いますね。高等専門学校の誘致というのは、そう簡単なもんでない。しかも、高等専門学校というのは、学校やけども非常に産業、経済、企業というものの協力がなければ、成り立たない。非常に企業、産業界に近いところの学校やというふうに思ってます。一首長がああやこうや言うても、あかんやろうと。

いろんな市町から高専の必要性についての発言があることは知っております。今までの高等専門学校誘致ということについて、それの必要性とか、或いは準備とか、それの中身の訴え方としては、横目では見てますけれども、それほど気にしてません。ただ一つだけ、知事選が終わった後、三日月知事がどこにするかということを表明するということでありますが、いつも言います。段取り半分やな。もともと場所をどこどこするということを決めてて、仕事に、かかってんのか、かかってへんのかいうことを、三日月知事の顔覗き込むんですけども、わかりません。わかりません。ただし県が言うてるのは、まだ学校の誘致という域を脱してません。産業界経済界、企業、それから金融界の協力というもの、そういう、後ろというか、支えがまた全然その体制ができてませんので、そういう面から言うならば、JR草津線沿いにと言うて、甲賀市と湖南市が組んで場所もおおよそ決めて、しかも、縛りのある土地の縛りを外して、しかも、いまだに民有地ではないというとこら辺を提供できると言うてる、他市町と比べると、我々の提案の方が実現性があると思いますし、提供できるっていう土地の広さも実現性がありますし、なおかつ我々が提案している中においては、学生寮をきちっと作るというスペースもあります。他の町から提案されてる土地は、まだまだ縛りがある土地ですし、なおかつ狭いです。それと今申しましたように産業界経済界からのバックアップ体制が、我々の提案の中にはできてますので、そういう面から言うならば、我々の提案以外の市町にどっかに決めはるということは、おそらくないであろう。それほど馬鹿なことは県はしないやろうな。しかし、もともと県が決めてるんやったらもうやむを得ない。こういうとこら辺に、今なってると、3月末までにという形をいろいろ県から言うてきてましたら、具体的にどういうスケジュールで進めるかいうことはまだいまだに見えてきません。きませんが、まあまあ様子見ようかな。知事選終わってからがだと思いますし、多少知事選が終わって、秋頃にずれるんかなという思いはしております。こういう思いです。

 

司会 他どうでしょうか。

 

記者 ではすいません再びお願いします。政治倫理審査会のことについて伺います。会議のことについては、審査のことですので会に聞いたらいいのでここでは聞きません。事務的なことについて聞こうと思ってます。開催に当たって、今回審査会の開催は初めてということでした。

今回、1回目の時に、市長が挨拶されたように、市長が招集したと思うんですけれども。

 

市長 ちょっと待ってな。そこまた問題な。

 

記者 その市長が招集したという、その根拠というのはどこにあったんですかね。というのは、条例規則にどこでもなくて、私は1回目ちょっと他の用事があって出てなかったんですけれども、市長も会議の時に、大分なんか怒ってるとは言いませんけど。

 

市長 怒ってた。

 

記者 怒ってたそうで、おかしいだろうと。開催前もそういう話をしてたという話を聞きました。そもそも仮に例えば、本来は、その会長が招集するべきで、決まってないから市長がということであるんだったら、今回は市長は、審査対象ではありませんでしたが、場合によってはそういうこともあり得るわけですし、どう考えてもおかしい。ということなのに、しかも条例規則のどこにも書いてないということもあります。本来だったら、招集前に郵便投票でも何でもいいと思うんですけど、会長を互選で選んでというふうに書いてますんで、そういうふうにした上で、会長が招集するべきだったと思います。これ一体どういうふうに、こういう経過になったんでしょう。

 

市長 自分なりの解釈を言います。自分なりの解釈ね。今言われたように、政治倫理審査審査会を開くという、いろいろありますが、政治倫理審査会を開く権限のあるのは、市長と議長。2つのルートがあると思ってます。2つのルート。この条例自体は不備です。不備です。不備なところは、2つあります。1つは、この政治倫理審査会を開く権限があるのは、市民さんから出た場合は、市長。議員さんから出たものは議長。この2つのルートがあります。それで、議長にもこの政治倫理審査会を開く権限があります。もともとそういうつもりで、2つのルートがあるというつもりでこの条例は制定されてます。ただ、ここに問題ありますのは、そうすると、何で議長開かなくて、市長が開いたんやという話になりますね。それはね。実は、ここがおかしいんですけどね。この政治倫理審査会の、会長と、副会長が、決まってなかったんやね。審査会には会長及び副会長を置くと書いてあるんですが、この政治倫理審査会を開くのに、会長副会長が決まってなかったが、会長副会長が、この政治倫理審査会を開催する権限があります。そうすると、会長副会長が決まってなかったんやから、誰も開けないやんかというところで詰まってしまいました。もう1つは、この政治倫理審査会の庶務は、政治倫理審査会に関する事務を所管する課において庶務すると書いてあるんです。そうすると、議長がこの政治倫理審査会を開いた場合は、事務方どこを使うねんっていう話になりますやん。議長は、市長部局の職員使うことできますか。使えません。あくまでも総務課の職員は市長部局の職員であって、議会の職員ではないですもん。私の解釈ですよ。合ってるとは言いません。そうしてね。押したり引いたりしている中で、もうしゃあないから、しゃあないってごめんなさい、ここから曖昧です、仕方ないからとにかく政治倫理審査会開くとこぐらいはしとくわいなと。開いて開いてね。この開き方としては非常に不足があるし、不備があるし、ここで開かないことで問題になるのはかなんので、とにかく開くから、あとはよろしく頼みますわなと言うて、席立ったんですわ。私は私の考え方です。不備があるっちゅうのはわかってるけれども、仕方がないし、いつまでたってもこんなこと言うとれへんのやったら、もうしゃあないから、とにかく声かけて、会長、副会長決めてくださいというとこまではすると。それ以上のことを私は知らんでという話ですよ。だからこの答申があったとしてもね、これ議長が受けたらよろしいよ。市長が受ける筋合いじゃないでしょう。と言うのが私の本音。以上です。

 

記者 おっしゃることはわかりましたが、おそらく、それは条例と規則の間の中での不備があるということですが、私が見る限りおそらく、その点は不備じゃないと思います。というのはですね、細かいことがいいのかな・・・。会長、副会長決定しない、ルートということがありました。市長を、市民の分は、市長に議員の分については、議員に、ちょっと違うのかなと思うんすけど、二つのルートがあるのは確かです。ただもらった分については、審査請求が受けた出てきた分については、市長に質問、議長にしても、速やかに会長に出すと。いうようなことはちゃんと書いてます。その会長が決まってないということなんですけれども、会長を決めるにあたっては、規則の方かな・・互選で決めてくださいということが書いてますが、集まって決めろということは一言も書いてません。ということは委嘱をしたのが、いつだったかなあ、1年前の1月かなんかだと思いますけれども、その時点で決めとくべきだったんではなかろうかと思います。そういう意味で事務方のミスじゃないかと思うんですけど、そこについてはいかがですか。

 

市長 私から言うわ。わしな。これな、言われる通りさ、この審査会を立ち上げた時、委員のメンバー決めたけど、その時に会長、副会長決めておかなきゃならんかったんやと私も思いますよ。そやけども、決めてなかったんや。それはあかんやろうとは思ってます。だからもしも会長を決めていたとしたらね。要するに議長から、こういう形やから開いてくださいということを言うて、会長が審査会を開いたらええねん。これが一つ。しかしながらそのルートであったとしても、そうだったとしても庶務、事務方は誰するんやっちゅう問題残りまっせ。

 

記者 事務方については、ルートは決まってるけれども、それはあくまでルートにすぎませんので、あくまでそれは何だったかな、調査請求権ということで権利のことについて書いてるだけで、手続き論に過ぎないので、別に議長の要するに例えば議会事務局とか持つ必要はないと思います。

 

市長 それは記者さんの考えや。

 

記者 いやそういうふうに書いてますこれ。

 

市長 いや、そんなことない。そんなことないで。あくまで市長部局の職員は、議会の議長の権限は及ばない。

 

記者 そもそも、この政治倫理審査会というのが、湖南市の場合は常設です。常にあるという常設です。常にあります。ということは、常設で必ず担うところの部署があるはずです。当たり前ですけど。それは、総務課だろうと私は思っています。

 

市長 あるけども、原則論として、議会事務局の職員を使ったらよろしいやん。そこのメンバーがいないわけじゃないんやから、議長はあくまでも議会事務局の職員しか使えない。

 

記者 これがですね、他市のように、臨時にできるというのであるんだったら、多分できるんだったらその論理は通用すると思います。ただし、湖南市の場合は常設です。常にあるということなんで、その常設についても、それが、もしも事務方が、一方は議会事務局、一方は総務課というふうになったら、政治倫理審査会の方が混乱するはずです。必ず、そこ面倒を見るというのが普通の行政だと思います。

 

市長 私が言いたいのは、要するに議長に議員さんから、こういう形で開いてくださいと言って議員さんから問題提起があってな、その議長が市長に一回振るというワンクッションが、この条例の中にあったらええけども、議長から市長に振るというワンクッションがこの条例の中にないねん。他の市町見てたら、議長から市長にワンクッションそこのところワンクッション条例の中に入っとんねん。口頭でもええし書類でもええから、市長に振るという所、その条文がない限りは、あくまでも議長は議長や、そのルートは2つある。こういう解釈。

 

記者 あくまで手続きの話なので、むしろその市長の方に振ったら、市長の裁量で、その届け出をどうするかというふうに決められます。で、湖南市の場合は完全第三者委員会の形で取ってますから、本来は極力、それこそ利害関係者的な人は排除したいはずです。それがこの条例等規則の趣旨だと、よく読み込んだら読めます。なので、次回、議会事務局だとか総務課だとか、それぞれに分かれるのはおかしいと思うんですが、ちょっと事務方の方から説明してもらえませんか。

 

市長 ごめん言い方は悪いけどな。事務方に答えてもらいたいと思うけどな。その考え方も一つの理屈として当たってると思う。わしもそれを認めてるねん。しかしながら、原則としてはこの条例を作ったときに、ルート2つやということでな、議長から市長に振るということはな、想定せずに、この条例を作った。議長が開く、或いは市長が開くという2つのルートを作ってあって、他の市町は議長というものに、書類が来たとしてもそれを市長に振るというところのワンクッションがあんねんけど、それはないのよ。不備と言うたら不備やけども、あえて2つのルートを残すというつもりで、それを市長に振らないで、議長は議長としてこの審査会を開くというルートを残さはった。残さはったというよりも、2つのルートがあるという形でこんな条例を作ってあるんや。そういうこと。だからいろいろ言いかけたら、いろんなところにおいて問題点をこの条例自体がある。だから私は議長には、これすかっとしようやと言いました。今後ともこの審査会を開くということになった場合のことあるから早急にこの審査条例を、この条例を一遍やり直して検討しようやということは申し出てあります。

 

記者 いや、むしろその方がおかしくなると思いますが、いや、事務方の理解もそれでいいんですか。事務方にというふうに聞きました。

 

総務課課長 ただいまの市長の方から説明いたしました通り、条例と規則について、不整合な点がございますことから、改正が必要であるとは考えております。今回、案件が提出されたことで、不具合について、気づくタイミングとしてありましたので、条例は改正を進めていきたいと考えております。またこの開催の権限、について、今ご質問ございましたように、今ある中で、このような開催の方法をとらせていただきましたが、今後、もう、いろんな解釈ができないようにルートっていうのを明確にしていきたいと考えております。以上でございます。

 

記者 ちょっと時間も時間なんでもう1個だけ。すいません。顧問弁護士が委員会の中に入ってました。これ入っても構わないっていうふうに、最初に決定したのは誰だったんでしょう。

 

総務課課長 顧問弁護士が政治倫理審査会の方のメンバーに入るということで、事務局と顧問弁護士とで当初にご相談をさせていただいたという経緯がございますが、この件につきましても、記者とは、4時間近くお話し合いを重ねさせていただきましたが、その内容のお返事としては、今も変わっておりません。今回、提出されております案件につきましては、審査案件がいずれも議員に対する案件でございますことから、市長部局の顧問弁護士が審査することは問題がないと認識しております。この件につきまして、新聞報道後にはなるんですけれども、審査会の中でも協議を行いまして、問題はないと判断をされているところでございます。以上でございます。

 

記者 答えになってません。最終決定したのは誰かと聞いてます。教えてください。

 

総務課課長 最終的には審査会の方で諮らせてもらってますので審査会で決定をしております。

 

記者 いや決めたそれを、最終諮ったというのは、この前の第4回目だったはずです。第1回目にそれはなかったはずです。第1回目から参加したそこを決定したの誰かと聞いてます。

 

総務課課長 第1回目、会議の中で、議題として挙げたものではございません。会議開催前に委員の方と相談をさせていただいております。

 

記者 要するに決定したのは市の方で決めたんですか、顧問弁護士が決めたんですか。

 

総務課課長 相談をさせていただきました。

 

記者 誰が決めたんですか。要するに顧問弁護士は市が決めたというふうに言ってるんですけれども。

 

総務課課長 それで結構です。

 

司会 他の質問はございますでしょうか。

 

市長 あの越権行為であるということは、よくわかってんねんけども、議長には、この問題を取り上げるということに対して、一回よく考えてくれということを言いました。それから、この前の議会が終わった後も、果たしてこういう形で、言い方悪いけど議員同士の中において、やり合うというのがいいのかどうかいうこと。果たして本来、これでええのかなということを考えてくれへんかなということ。でしゃばった形ではあると思いながらも言いました。本来市議会としてやるべきことを他にもいっぱいあんのちゃうかなということを申しいれました。条例の不備なところを直そうやんかということを、これも言いました。それともう一つは、こういう形で市議会の中において、いがみ合いみたいな形になってること自体が、よろしくない。これは市長としては越権行為だと言われるのは承知の上で言いました。今でもその考えを持っております。こういう中で、警察として、この問題についての結論が出ました。そういう問題は、警察の考え方は警察の考えとして受け入れていかなきゃならんですけども、それとは別のところで政治倫理審査会というものが、どれだけの拘束力とか、どれだけの権限と、どれだけの納得度と言うのでしょうか、あるのかなということに対しては、私は私なりの考えがあります。1つの考え方がすべてではないというふうに思いますし、そこは非常に慎重に、皆さん方にお願いしたいんですけども非常に慎重にお願いしたい。というふうに思っとります。以上です。

 

司会 そうしましたら以上もちまして、定例記者会見を閉じさせていただきます。この後、寄付の贈呈式がありますので、よろしくお願いしたいと思います。本日はありがとうございました。