令和4年5月9日定例記者会見

更新日:2022年05月30日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)図書館ホームぺージから「湖南市デジタルアーカイブ」公開中!

(2)【湖南市オリジナルストーリーの鉄拳イラスト動画】をYouTubeで配信

【発表内容】

司会:ただいまより令和4年の5月度の市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長の方からよろしくお願います。

 

市長:みなさまご苦労様でございます。ありがとうございます。長いゴールデンウィークが終わりまして、これから、どの程度コロナの陽性者が出るのかちょっと怖がっているのですが、ここ1週間か10日の間の様子を見ながら考えていかなきゃならんなというふうに思ってます。またいろいろご質問があれば、またその都度、自分なりの考えを申し上げるつもりでおりますので、始めさせていただきます。ありがとうございます。

 

司会:続きまして、本日提供させていただく資料につきまして担当より説明させていただきます。

初めに、図書館のホームページから湖南市のデジタルアーカイブ公開中ということで、図書館の方からよろしくお願います。

 

教育部部長:今日は私の方からご説明をさせていただきます。ちょっと今日のものが、デジタルアーカイブということで画面の展開ということでございますので前の方、こちらの方の画面をご覧ください。それからお手元にカラーのパンフレット2点、常楽寺、長壽寺様のことについての、資料を配らしていただいております。そこに使い方ですとか、画面のことにつきましては基本的なところを書かせていただいておりますので、併せてご覧いただければと思います。

今回湖南市デジタルアーカイブということでの事業といたしまして、湖南市地域文化資料のデジタル化事業ということを昨年度に実施させていただきました。その中で湖南市のデジタルアーカイブを作らしていただきまして、合わせてこちら置いてますパネル、それからお手元の冊子を作らせていただいて全体でご覧いただくというようなことでございます。

湖南市には、4つの国宝建造物がございまして、そのうちの3点は今回の長壽寺、常楽寺にございます。それから重要文化財につきましても、建築物、それから仏像等たくさんございます。また湖南市内には中世からずっと引き継いでいる村行事がございましてそのあり方を今に伝えるような、年中行事もたくさん残っております。そのような貴重な文化財を守りながら活用し、後世に伝えていくということのために、図書館というところで、湖南市のデジタルアーカイブを構築したというところでございます。中身といたしましては、図書館のホームページの湖南市デジタルアーカイブの画面からご覧いただきまして、パソコンだけではなく、スマホでも同じ画面の内容でございますが、ご覧いただくことができます。

前に出ておりますのは湖南市のホームページから、湖南市のデジタルアーカイブを選んでいただきましたトップの画面でございます。下にございますように、4つございまして、1つは、こちらですね石部町史通史資料編のうちの通史編をフルテキスト化したものでございます。このような形で、展開をしていきます。フルテキスト化でございますのでワード検索等から、いろんなところに飛ばしていくことができまして、このような形で展開していきます。従いまして1つキーワードを入れますとそっから、どこにどういうものが入ってるかということがわかり、そこへ実際の通史のところへ行けるというようになっております。それが1つ。

それから2つ目、3つ目が。それぞれ常楽寺と長壽寺の画面になっております。このような形で展開していくことができます。3Dのパノラマ映像になっておりますので境内を散策していただくような感覚でご覧いただくことができます。このような形で展開していただいて見ていただくことができ、説明が出ていくような形にもなっております。ちょっと通信環境が悪いものですから、展開がどうしても遅くなってしまいまして申し訳ありません。新緑の季節と、それから紅葉の季節に2回に分けて撮っておりますので両方の季節の画面を見ていただくことができるようになっております。また、建物の細部の木組み等につきましても、かなり精度の高い作りになっていることが確認していただくこともできるようになっております。

4点と申しました最後の1点が、修正会の鬼走りでございます。このような伝統行事につきましては所作、動きですとか、飾っているものを等々、それから音響も含めて、なかなか紙の媒体では、伝えにくいところもございますので、デジタルアーカイブの強みを利用して、見せるために、こういう形で提供しております。実際のその当日のことだけではございませんでして、その準備作業或いは全体を通じて、どのような位置付けの中でこの行事が行われているのかということも含めて今回デジタルアーカイブ化をさせていただきました。以上でございます。

 

司会:続きまして鉄拳コラボ、「湖南市のオリジナルストーリーの鉄拳イラスト動画をユーチューブで配信」ということで、地域創生推進課の方からお願いします。

 

地域創生推進課課長:どうぞよろしくお願いします。私の方からは、「鉄拳が描くふるさと湖南市動画」が完成をしたという情報提供でございます。この動画につきましては、皆さんご承知をいただいてるかもわかりませんが、第1弾といたしまして令和2年度に、うつくし松を描いた吉本興業のぱらぱら漫画で有名な鉄拳さんに、第1弾のふるさと動画として作っていただいたというところの部分で、この令和2年度に第1弾の動画が完成したんですが、この事業につきましては、国の地方創生推進交付金の一環としまして心の健康づくりというテーマでその動画を作りました。

その動画が好評でしたので、湖南市の名所を描くだけではなくて、今度は第2弾としまして、市民の皆さんから、皆さんが思うふるさと湖南市ということでエピソードを募集し、その寄せられた7つのエピソードを湖南市地域のそれぞれの地域から、エピソードが集まってきましたので、それを元に湖南市の地域地域を描いた今回の第2弾の動画が完成したということでございます。

市民の皆さんにエピソードを募集したのは昨年度令和3年の4月から5月ということです。中学生から70代の方まで幅広くいただいたところでございます。そういったところの、それぞれの思うふるさと湖南市を、他の市民の皆さんの心の健康づくりということに生かすということで、1本の動画にまとめました。このねらいとしましては、その心の健康という部分と、シティプロモーションの一環としまして、市外の皆さんに湖南市はこういったところやということを知っていただきながら、それがまた移住定住にも繋がっていけばという思いで、湖南市のそれぞれの地域をこの中で描いていただいております。

第1弾のふるさと湖南市を描いた、鉄拳さんの動画については、YouTubeで約2万5000ビューの再生回数を記録したところであります。これにつきましては県の広報コンクールの方に応募いたしまして、動画部門で、県の最優秀賞でもあります知事賞をいただきました。現在その第1弾については、全国コンクールに出品をしているところでございます。それの第2弾が今回仕上がったということで、約6分間の動画にまとめ上げておりますので、皆さんにもご覧をいただきたいというふうに思います。で、この動画は、本日5月9日11時に公開ということで、湖南市の公式YouTubeチャンネルで発表してるほか、これの連携先であります吉本興業にも、この同時刻で公開をしているものでございます。それでは、動画の方をご覧いただきたいと思います。

~動画視聴~

今ご覧をいただきました。鉄拳さんの作風としましては、絵だけで表現をしていくというところではございますが、市民の皆さんが見たときに、見たことある場面やなというのわかるかもわかりませんが、どういうエピソードだったのかということについては、このチラシの「脚本はこちら」というQRコードを貼ってございますので、参考に見ていただきますと、またより深く思いが出てくるのかなというふうに思います。

この動画については、市民の皆さんにも、広くまたPRをしていただいて、ふるさと湖南市を今まで以上に思っていただくということで使っていきたいと思っており、学校教材にも、今後広めていきたいというふうに思います。

あわせて、移住定住の材料というところでシティプロモーションにも、広く活用して今後ずっとですね、活用して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。以上でございます。ありがとうございました。

 

司会:その他広報こなん5月号をお手元に配布しております。これらを含めましてご質問を受けたいと思います。挙手をいただきましたら、ご指名させていただきますので、マイクの方がお手元に置いてありますのでよろしくお願いと思います。

 

記者:提供資料の方で一つ教えて欲しいんですけど。デジタルアーカイブなんですが、今のところ4つなんですね。石部町誌があったら甲西町誌もあったらいいんじゃないかと思うし、湖南三山ということでは善水寺についてもあった方がいいと思うんですが、これまた作る予定とかあるんですかね。

 

教育部部長:ありがとうございます。実は今回の事業につきましては、公益財団法人の図書館振興財団というところからの助成金をいただいております。そのいろんな打ち合わせの関係の中で、そこまですいません広げることができなかったということと、それから善水寺につきましては今、本堂の屋根がご存知いただいてるようにああいう状態でございますので、ちょっと文化庁それから県教委と今調整中でございますが、来年度以降できるだけ早い時期にその修繕をし、それから本堂自体の修繕をしていくということの中で、それが終われば、次の段階としまして、旧甲西町域のものにつきましても、旧「甲西町誌」、それから甲西町域の伝統行事等を次の段階では作っていきたいなというふうに考えてるとこでございます。以上でございます。

 

司会:他どうでしょうか。はい。

 

記者:この鉄拳の動画のことを伺ってよろしいでしょうか。いろいろと伺いたいんですけども、今回第2弾ということで、配信されたのは、5月9日本日ですが、完成したのはいつになりますでしょうか。

 

地域創生推進課課長:完成は、令和3年度事業ということで、この3月末に完成をしたということでございます。そして今回公開ということでございます。

 

記者:今回のこの第2弾の動画のタイトルとかってあるんですかね。

 

地域創生推進課課長:タイトルはこの「ふるさと湖南市の思い出があなたを元気づける」ていうのがタイトルになります。

 

記者:今回に限ったタイトルではなくても事業のタイトルとして、これが引き継がれてるってことですかね。

 

地域創生推進課課長:はい。

 

記者:ありがとうございます。あとおわかりであればで結構なんですけども、鉄拳さんが今回描かれたのは鉛筆でですか、どんなタッチでとかって、何か伺ってらっしゃいますか。

 

地域創生推進課課長:ちょっと今すぐわかりませんのですが、確認をして、また、お答えさせていただきます。

 

記者:ありがとうございます。おわかりであればで、これは全然大丈夫でして、7名の方のエピソードを今回ドッキングしたっていう形なのか、お1人のエピソードをピックアップされたのか、どういった形ですかね。

 

地域創生推進課課長:ドッキングし、一つのストーリーにまとめました。

 

記者:あくまでオリジナルストーリーということで、もう架空のまた生まれ変わらせたっていうことですよね。

 

地域創生推進課課長:そういうことです。

 

記者:わかりました。募集も、昨年4月1日から5月31日の期間ってことですけども、新たに募集したのはではなく、第1弾として募集した中で、寄せられたエピソードからまた一つ、今回選んだっていう形ですかね。

 

地域創生推進課課長:第1弾の動画の、このポスターを作成時にですね、公開にあたって第2弾を想定して、エピソードを募集していたということでございます。

 

記者:新たにではなく、募集されていたものからっていうことですか。

 

地域創生推進課課長:第1弾を見ていただいて、それぞれあなたが思うような湖南市をお聞かせくださいということでエピソード募集だけをしていたんですね。

 

記者:エピソード募集は続けてらして、第1弾の募集とはまた別の募集で今回選ばれたということでしょうか。

 

地域創生推進課課長:第1弾での募集はありませんでしたが、第1弾を公開するにあたって、動画ができましたよという完成時に、あなたのエピソードもお聞かせくださいという形で募集をしていました。その時には動画にするか、しないかというのは決まってなかったんですが、7つのよいエピソードが集まったので、これを動画にしてみようという動きになったということでございます。

 

記者:わかりました。で、先ほどお話いただいたんですけれどもこの動画をもって、どんなふうに市民の方、市外の方見てらっしゃい、見ていただきたいか改めてコメントとして伺ってよろしいですか。

 

地域創生推進課課長:まず市民の方につきましては、それぞれこのでき上がったストーリーをもとに、それぞれの思いを思っていただけるような材料に、学校でというようなことを言いましたのは、結構年配の方が昔を思ってという部分が、ストーリーとしても出てきますので、それぞれ子供たちにもそういう思いを、やっぱり思っていただけるきっかけづくりとして、併せてふるさと湖南市第1弾も合わせて見てみていただきたいんですけど、市民が思っていただく、湖南市のよいところという部分を、市外の方にも、それをPRできたらなという思いでございます。以上です。

 

記者:こちらまた報道させていただこうと思うんですけれども、動画静止画含めて、放送用に使っていいいか、ネットとかにもあげても大丈夫なんですかね。今ネットを挙げられてるのは公式のYouTubeチャンネルと吉本さんと思うんですけど私たちがあげてもいいんですかね。

 

地域創生推進課課長:はい積極的に挙げていただけると、非常に嬉しいです。助かります。よろしくお願いいたします。

 

記者:ありがとうございます。複数失礼しました。

 

司会:他どうでしょうか。

 

記者:教育長に一つ伺いたいと思います。今年5月2日は平日だったんですけど、学校休みにされました。取り組みとしてすごいいいなと思って、うちの仕事でもやってくんないかなと思ったりもしたんですけど。やるにあたってのねらい。それと課題、それはどういうとこにあったのかというのを教えていただければと思います。

 

教育長:はい。今年度のゴールデンウィークにつきまして、3連休が、5月2日を挟んで2回という休み方になると、そこで2日を休業日として、7連休とする方が児童生徒の生活リズムを崩すことなくというところで、昨年度の6月に定例教育委員会の方で提案をいたしまして、そこで教育委員さんのご意見をいただき、なおかつ各学校のまず校長会で協議をしまして、その後、各学校の学校運営協議会の理事会、或いはPTAの役員会等で、そこでも協議をいただきました。その中で1校でも、これはやはり具合悪いということであれば、実施しないことにしようと考えていたんですけれども、同意を得られましたので、できるだけ早く、保護者さんの方に、このことについては通知をしようということで、小学校一年生の入学説明会が1月から始まりましたので、そこに合わせて、休みの方を通知をさせていただきました。学童保育所も学校を臨時休業するということに合わせて、開けてもらう段取りで、そういったことで、5月2日の休みについて、各学校に何かこう保護者さんから苦情といったことは、今現在では聞いていませんし、市教委の方にもそういった声は上がっておりません。そんな状況です。

 

記者:引き続きなんですけれども、学校の授業時間の確保だとか、例えば夏休みが1日減るだとか、というところはどうなんでしょうか。あと県内ではこういうのはあんまりないんですかね。

 

教育長:県内の状況は知らないんですけれども、これに合わせまして、とにかく7日お休みが続きますので、宿題の出し方も、この長い休みを利用して、1人1台端末も持ち帰る中で、この長さを生かしてできるようなことを、宿題の方に出そうということで、校長会でも、共通理解を図りました。以上です。

 

記者:最後です。この日を何に使ってるかとかいう例えば評価をするだとか、来年度以降どうするだとかっていうのはどうでしょう。

 

教育長:来年度のカレンダーを見てますと、2日休みの、2日課業日があって、5日休みというゴールデンウィークになるなあと。さっきからカレンダーを見てるんですけれども、ちょっとどうしようかなとこれはまた、教育委員会の方で協議をしたいと思います。

 

記者:今ウクライナ情勢とかもあって、エネルギー価格が、大手、新電力含めてどこも値上げをしていますけれども、この広報にある、こななウルトラパワーの方ですね、こちらの方もう電力の融通とかでかなり大変な状況にあるかと思うんですけれどもこの春に、どれぐらい値上げがあったのかとか、後は顧客で、それによって例えば、事業所が離れるというかそういった時期に影響があったのかどうかについて教えてください。

 

司会:すみません。それはちょっと担当の方からまた説明させていただきます。他質問の方ありますでしょうか。

 

記者:市長に伺います。市長が就任からだと思いますけれども、ずっと言っておられた小規模多機能自治、これずっと言っておられます。今回の庁舎の建て替えに絡んでも、小規模多機能自治というところを見据えた上でのあり方っていうのを考えていきたいというようなこともおっしゃってました。一方で、その小規模多機能自治ってのはどういうものかというものが、まだなかなか見えてこないかなというような気がするんですけれども、地域包括支援センターの件なんかはもうその一つなのかなという気がするんですが、ただ、あれについて保健センターの絡みなので、あんまり新しい庁舎、この庁舎改築ということにはあまり絡まないかなというふうに思うんですけれども、どういったことを考えてらっしゃるのかというのを教えていただければと。

 

市長:いつも言うてますように、甲西町と石部町が合併して湖南市になりましたわね。なって、ほんなら、それで、よかったのかどうかいうことが、或いは行政サービスが良くなったのかということがやっぱり、そろそろ考える時期かなあと。いうことやと思います。それで、その間、行政の力としては、良くなってんのか、強まってんのか弱くなったのかということがあると思います。そのときに、私の考えとしては行政の力としてはやっぱり弱ってきたと。なかなか、やっぱり地域田舎の5万5000人ぐらいの町が、どう時代に思うた状態で生き残っていけるかいうことについては、非常にしんどい状況だと思います。

一つは、矛盾するような言い方なんですけども、力がなくなってきたがゆえに、その地域地域において連携しなきゃならん。湖南市だけじゃなしに、近隣の町と、連携していかなきゃならん。ということが一つ。

今言いました矛盾するような話ですが、一方、逆の方向から見ると、力が弱ってきてるので、それぞれの生活してるところにおいて、どう行政サービスを維持するか。或いは、また違った意味での要望が出てきて、今までとは違った形の行政サービスを展開しなきゃならんって言ったときに、その今まで以上にきめ細やかさが要求されるであろう。行政の力としては弱って来てるのに、さらに細かな要望に対してこたえていくということが求められる。

そうしたときに、一方では求められるものは増える。複雑化してるという状況の中で、ここにおいても、よく使われる言葉としては、スクラップアンドビルドだと思ってます。何から何まで答えられないけれどもとにかく持ちこたえていかなきゃならん。いう中で、その中で発想としては出てきたんやと思います。

小規模多機能自治というのは大体、小さかったら小学校区を単位にしてとか言いますが大体、中学校区単位かなあと思っております。感覚です。特に湖南市としての、もう町の前の村とは言いませんが町のときの状況の中で残ってる、そういう、まちづくりっていうか村づくりという形が残されてるのが、やっぱり中学校区単位であろうということ。それを、ベースにして考えていこうと。

もう一つは反省の材料の一つなんですけども、旧甲西町の時になった、甲西町の町の中心ができたか言うたら中心ができなかったと。湖南市になって、だったら町の中心ができたかと言うたら、そうでもない。結局は、それぞれの生活圏において、そこにどういう行政サービスを展開するかということを考えたときには、やっぱり、中学校区単位ぐらいが一番いいやろうというふうに思って、小規模多機能自治という形を提案しているということです。今までの反省のもとに、言葉悪いんですけども、決して成長していくという形はもうもはや望めない。むしろ、撤退っちゅうか、撤退ですね。という局面の中で、どう持ちこたえていくかという形で考えていくということです。それが、簡単に言うたら、2つあるものは、1つにすると。2つあるものは、原則的には1つにして辛抱していくというのが、大きな原則だと思って、その中で、市役所の機能も求められるものを変えていかなきゃならない。だからコロナの関係が、加わりましたので、さらにコロナというものが時代の移り変わりを激しく早くしたということは間違いないと思いますね。

ICT化、それから、働き方においてもテレワークという形になってきましたしね。人の移動も変わりましたわね。最低限の移動で済むのであれば、それもよしと。それに合った形の、行政サービスはどうしたらいいのかなということを考えていくとなると、今先ほど、京都新聞記者さんがおっしゃったように、今度の計画の中においては、新しい市役所庁舎をどうするかということ。一つにまとめていく、最低限のものでいいんじゃないかな、コンパクトなものでいいんじゃないかな。今申しましたように、ここまで来る必要のないものが必要でないということで、非常にシンプルに考えるべきだと。

だから、市役所も一つ、コンパクト。お金のかからん形で、それを言い方悪いですが集中と分散ですね。そこを、小規模多機能ということで、まちづくり協議会を中心に考えてはいるんですけど、7つからさらに、中学校区単位の4つに、集約化していくというこの一連の行政のスリム化ということ。スリム化ということを十分考えながら行くという中にあるというふうに思ってます。ここ、ようやく、まちづくり協議会、それから区自治会との関係もいろいろ、できる限り、その地域地域においてのいろんな人的な資源とか、マンパワーも違いますので、でこぼこあるんですけれども、できるだけ意思統一しながら、目的は2つに絞ってます。コンパクトな行政サービスを各地域において展開するということ。それから、災害時の対応、それから、高齢の人たちどうするかいうこと。この辺に絞って、まちをつくっていかなきゃならんということだと思う。すべてが、今言わはったように、全部繋がってるんやと思います。

それで、できるだけ絞って我慢しなきゃならんとこは我慢しながら、進むという方向で、それほど時間はないのわかってますが、十分、理解してもらって動かなきゃならんと思いますので、十分注意しながら進んでいこうと。ざっとした話はこういうことです。

 

記者:それを受けて、もうちょっとだけ。おっしゃることすごくよくわかります。その上で中学校単位で行政サービスを展開っていうのと、行政のスリム化ということが相反することになるのかなという気がします。まちづくり協議会を4つに集約してという話もありましたけれども、市役所に、住民が来ようと思ったらやっぱり1階のところがやっぱり多いかと思うんですけれども、特に個人情報を扱うようなケースが非常に多いかなと。それをこのまちづくり協議会に任すというのが、なかなか難しいものがあるかもしれないと思うと、ある程度支所的な機能を持たせなきゃなんないかなというようなことも考えるんですが、その辺はまだこれからの検討なんですけど、そうするとやっぱり職員さんが増えるということで、スリム化というころかはまた反するということになります。その辺はどういうふうに考えてらっしゃいますかね今の時点で。

 

市長:いやその通りだと思いますよ。矛盾するんやと思います。まちづくり協議会というものが、どういうもんやいうたらこれは、ほんま言うたら、組織されたものではなしに、ある面においたらボランティアなんですね、まちづくり協議会というのを本当はね。組織された部分と、組織されない部分というのはあるんですね。だからそこのそれぞれの地域においての考え方も違うし、何というか進み具合も違うし、今言わはったように、民間に、或いはそのボランティアのところに個人情報を出せるんかということありますわね。それものすごくよくわkるんですわ。それはおそらく今、日本全国において悩んでるとこやと思いますよ。そやけども進まなきゃならないし、ある程度個人のそういう情報というものの管理というものはあるけども、あえて言うならば、災害時にどう救い出すんやいうことから言うと、個人、いろんな持ってる権利というものをある程度しぼめてでも、やっぱり命、守るというところに集中しなきゃならんのじゃないかなあと。そういう思いがしますし、そこらのことやね、難しいなあと思って、言うてながらね。総論的には、これでいいけどもさあ、なってきたらどないすんねんなということになるのもわかりますね。もうほんまに悩んでるんですよ。難しいです。はい。

 

司会:他、どうでしょうかご質問ありますでしょうか。

 

記者:政治倫理審査会が終わりまして、真山会長が総括をしてました。その中でもうちの報道を受けてということだと思うんですけれども、委員の人事は慎重にして欲しいと。おそらく顧問弁護士を入れることはそもそもよろしくないということだというふうにニュアンスとして受け取ってるんですけれども、顧問弁護士の方を外してまた違う弁護士の方を入れるとかってそういう考え方ってある、ありますかね。特にないですか。

 

市長:政治倫理審査会の話ね。すいません。ちょっとお聞きになられた質問とは若干ちょっと違った角度からなんですけども、政治倫理審査会の報告は、4月22日に受け取りました。受け取りました。それから、湖南市における政治倫理審査条例それから施行規則についての、矛盾するというか、ちょっとやりにくいなというところについては条例改正において、修正、という形をとらせてもらいました。で、政治倫理審査会の森議員とそれから大島議員に対する、報告っちゅうか、答申は、受け取りまして中身も読ませていただきました。自分の感想をどこまで言うてええのかなという思いはあるんですが、その結果として、質問された中にはないんですが、十分、形としては頭冷やせよと。それぞれにここに関わったとは言いませんけれども、それぞれの関係の人たちは、頭冷やして考えるよということともう一つは、政治倫理審査会というものの限界が、やっぱり見せられたんやと思ってます。

その結果、5月、5月2日付かな。5月2日付で、実は、議長から、新しい条例改正にになったその条例改正になったものに基づいて、議長から私の方に、政治倫理審査会を開いてという要望が出ました。出ました。受け取りました。受け取りました。受け取った場合は速やかに、政治倫理審査会を開くという形が条例だと思って、しなきゃならんというのは思うんですが、ずうっと言い続けてるところがあります。1件目、2件目もそうですし、今度の3件目もそうですが、果たしてこれでええのかよということを議会にも問うてますし、議長には何遍も何遍も何遍も申し上げております。それで、ほんまによう考えたんかよということを議会に問うてます。1回目2回目は7人が判子ついておられます。3回目は9人判子ついておられます。これは皆さんご存知ですけれども、果たしてこれでええのかなということ。あんまり先走ったこと言いませんけれども、警察ではないですし、それほど、それほどと言い方悪いんですけども、政治倫理審査会というのは一つの、それほど権限が持ってるわけではありませんし、1回目2回目の結論を見ても、限界やなというふうに思ってます。警察ではありませんし、今回の3回目についても、正直申しまして、こんなことばっかりしててええのかな。1回目、今申しました2回目も7人の議員さん。3回目も9人の議員さんであります。私としては、速やかに、政治倫理審査会を開くという、義務はあるように思いますが、何月何日までに開けということは書いてありませんので、自分なりに判断しますし、議長にも。もう1回話をするつもりですし、それが越権行為かと言われたら越権行為になるかもわかりませんが、これでええのかなということ。もう1回議員の皆さんに問うてみたいということをまず思ってます。流れはそこです。ですから、受け取りましたが、3件目を受け取りましたら、政治倫理審査会を招集させてもらうというつもりは今のところありません。そこに至るまでに、しなきゃならんことがあると思ってますので、皆さん方は「速やかに開かなきゃならん、お前義務あるやろ」とおっしゃいますが、考えます。それともう1つ、先ほどおっしゃったように、私の件で、聞いてはるんやと思うんですけども、1つの考え方としては、確かに、あるやろうなと思ってます。ただ、直接の当事者ではないということ。それからそれなりに、中において考えていただいたということですので、私としては、一つの考え方としては、承っておきますが、あれはあれで、いいかなというふうに思ってます。ですから、そんなに、ごめんなさい、今の問題。あの委員さんがどうやこうやということについては、ちょっと違った面で私見てましたので、すいません。審査された中において、直接の審査をする項目ではないかもわかりませんが、私は、あれはあれでひとつの解釈であるというふうに思って受けとめております。これが結論です。

 

記者:とりあえず顧問弁護士さんの件は変えるつもりはないということでいいですよね。

 

市長:はい。

 

記者:わかりました。それと、市長ご自身でおっしゃいましたけど、政治倫理審査会の請求が出てきましたが、招集するつもりはないと言い切ってましたが、条例では招集しなければならないと。ならない義務ですんで、そうすると思い切り条例違反にはなるんですけど、それでももう出さないと。今のところ、

 

市長:速やかにと書かれてあるんです。何日以内と書いてないわね。この間もろたばっかりやから。それをどうするかっちゅうのは、速やかにのまだ範囲内だと私は解釈しとる。

 

記者:なるほど。将来的には出すということですか。

 

市長:考え中。

 

記者:ほう。

 

市長:そんなんさ。今すぐ、速やかにというところで受け取って、そのまま私なりの考えでずっと言い続けてる部分があるので、議長に対して議会に対して、そこのところで自分が納得して、そうやなと思わん限りは、速やかにという範囲内という形で解釈している。今この時点でよ。皆さんがこの時点で今のこの時点においてと言われる限り、この時点において何を考えてんかと言わはったら、招集しない。それまでにやらなきゃならんことがある。

 

記者:要するに出さずに、引っ込めるなら引っ込めてもらって、議会内でちゃんと解決しなさいというふうに、市長の方から働きかけるということでいいですか。

 

市長:そうです。

 

記者:わかりました。

 

市長:問題ある行動であることはわかってるんですよ、私も。せやけども、そやけどもそれでええのかな・・・議員さんたちに聞きたい。こんなこと繰り返してることが議員の仕事かよ。そう思ってる。これが私の本音。

 

司会:以上をもちまして市長定例記者会見を閉じさせていただきます。次回の定例記者会見につきましては6月2日を予定しておりますのでよろしくお願いしたいと思います。本日は大変ありがとうございました。