令和4年8月2日定例記者会見

更新日:2022年08月18日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)第16回湖南市夏まつりを開催します

(2)第6回湖南市政治倫理審査会の開催について

【発表内容】

司会:皆さんこんにちは。ただいまより令和4年8月の市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長お願いします。

 

市長:はい。暑いところありがとうございます。今月の定例記者会見を始めさせていただきます。今日提供させていただく内容は2つ。1つは夏まつりと、もう1つは課題になっておりました政倫審のことでございます。まずは説明をさせていただき、それから質問をお受けするような形でお願いいたします。

 

司会:それでは本日提供させていただく資料について、担当より説明させていただきます。本日の案件は2件でございます。

まず、第16回湖南市夏まつりを開催しますということで、商工観光労政課から説明いたします

 

商工観光労政課長:第16回湖南市夏まつりを8月6土曜日に開催させていただきます。令和2年、3年の2年間は、コロナのため中止させていただいておりましたけれども、久しぶりの開催をさせていただくこととなります。本日は、湖南市三大まつり実行委員会事務局であります湖南市観光協会の会長にお越しいただいておりますので、詳細は湖南市観光協会より説明をお願いしたいと思います。

 

湖南市観光協会事務局:湖南市の観光協会でございます。今市より話がありましたけども、8月6日の、野洲川親水公園一帯を会場として、3年ぶりに夏まつりを開催いたします。コロナ禍ということでありますので、少しまつりの規模を縮小させていただきます。縮小する内容は、まずステージイベントはありません。それから模擬店ですが、模擬店の数を例年ですと90から100ぐらいの団体さんにお願いしているのですけれども、今年は36の団体さんになるということで模擬店の数も減らしております。感染対策としては、来場者の入り口を出来るだけ絞って、そこからお入りいただく。そして手指消毒、検温を徹底的にやっていこうということで呼び掛けていきます。来場者の皆様にどこまでご協力いただけるかわかりませんが、実行委員会としてはできるだけの対策に努めていきたいと思います。

また例年、櫓を組んで江州音頭をしておりますけれども、今年も引き続き実施いたします。今年は江州音頭を2つの団体に歌っていただきます。また前回2019年の夏まつりの時も開催したのですが、仮装コンテストを実施させていただきます。そのあと花火大会として20時から30分間です。例年と同規模の花火の規模で打ち上げる予定をしております。

こういった内容で、8月6日に16時から20時30分までの間開催をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

湖南市観光協会長:事務局の方から夏まつりのご案内をさせていただきましたが、この6月に前の会長からバトンを受けまして、まだ始まったばかりというところで、前会長が、ほぼほぼ練り上げていただいたこの夏まつり、コロナ禍ということでの開催につきましましても本当にいろいろ検討させていただきましたけども、市長の熱い思いもございまして、感染対策をしっかりと行いつつ、若干規模が縮小する部分は致し方ないんですけれども、2年間のブランクがございましたが本当に花火を楽しみにしていただいてる方、もちろん湖南市はご存知の通り、外国人比率も6%を越してるということで、外国人の人もこの花火を非常に楽しみにしておられるというふうに聞いております。湖南市を上げて、そしてまた、近隣の方にもぜひ楽しんでいただきたいなというふうに思っております。何度も申し上げますけども、暑さ、そしてまた感染対策と、2重苦がございますけれども、これを何とか乗り越えて、ちょっとでも楽しんでいただき、また、湖南市をPRしていきたいと思っております。

また三大まつり実行委員会としましては、この後秋そしてまた春ということで、どんどんとイベントを開催させていただきたいと思いますので、しっかりと市をピーアールしてまいります。以上です。

 

司会:続きまして湖南市の政治倫理審査会の開催についてということで、総務課より説明いたします。

 

総務部長:第6回湖南市政治倫理審査会の開催について説明をさせていただきます。日時が令和4年8月9日火曜日の午後2時30分から、湖南市共同福祉施設サンライフ甲西で、この東庁舎の敷地内、旧の国道側にございます建物の2階の大ホールで実施をさせていただきます。内容は、令和4年7月20日付で、湖南市長から審査請求がありました議員1人についての案件について審査するため開催するものでございます。審査会は、原則公開でございます。ただし、委員の3分の2以上の同意により、非公開となる場合がございます。以上でございます。

 

司会:その他、広報こなん8月号をお手元に配付しておりますのでこれらも含めまして、ご質問を受けたいと思います。挙手していただきましたら、こちらより指名させていただきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。

 

記者:夏祭りについて伺います。花火の数とですね、模擬店がどこから来るのかというのと、コンテスト、仮装のコンテストは賞金が出るそうなんですけど、幾らぐらい出るんでしょうか。

 

湖南市観光協会事務局:まず花火の数ということですけども花火の業者さんによって数え方も違うそうですけれども湖南市の場合、30分間ですので約1,000発というふうに思ってもらったらいいかと思います。それと模擬店につきましてはこの3大まつり実行委員会を構成してます観光協会と、商工会、それから工業会それぞれの会員さんに案内を出して、その会員さんの中から出店いただくということになります。

それともう1点。仮装コンテストの商品ですけども、最優秀賞が賞金1万円が1組。優秀賞が賞金5,000円を3組、そして会長賞は、友好交流都市の鳥取県北栄町さんの方からブドウを提供していただいています。一応3種類の商品ということになります。

 

司会:他どうでしょうか。

 

記者:市長にお願いします。政治倫理審査会について請求取り下げを求めたと思うんですけども今回開催に至った経緯とか、理由について教えてください。

 

市長:政倫審メンバーの、お1人が、お辞めになられましたので、その後どうしても補充しなきゃならんというところで時間が少しかかりました。

その後、水面下において議会の方にも、どうなんやということも諮りましたが、議会からの、お考えも承った結果、こういう予定通りと言うたら問題になるかもわかりませんが、粛々と、政治倫理審査会をやるということにさせていただきました。この日、最初のところだけ、ご挨拶申し上げて後は、自分の立場としては、特に余計なことを言わずに、予定通り進めさせていただこうと。後は、審査会の皆さん方にお任せする形になるというふうに思っています。以上です。

 

記者:今のに関連してなんですけれども、これ請求が出たのは、議員さんから請求が出たのは4月8日ということでよろしいでしょうか。前の議長には4月8日に提出されていて、はい。

 

総務部長:4月8日は調査請求です。議員9人から、議長に対して。5月2日に出たのは、議長から市長に対して、審査をしてくださいという。

 

記者:何で1ヶ月もかかったんでしょうか。

 

総務部長:その間に、条例を、改正等してましたので、日にちを要しました。

 

記者:それで、委員さんが辞めたのはいつですか1人が。

 

総務部長:4月ですね、4月末。

 

記者:4月末?何日?

 

総務部長:最終日の4月30日です。

 

記者:委員さんが補充されたのはいつですか。

 

総務部長:内諾を得たのが、前回も報告させていただいた7月の上旬だったと思います。正式には8月の1日に委嘱の手続きをしております。

 

記者:8月に委嘱されたということですか。

 

総務部長:はい。委嘱済みです。

 

記者:だから8月1日に委員さんとしては、全員揃ったということでしょうか。

 

総務部長:はい。そういうことです。

 

記者:その前に7月20日付で市長から審査請求を行ってるんでしょうか。

 

総務部長:そうです。これは、市長から政治倫理審査会の会長に対して、審査してくださいいう審査請求を出しております。

 

記者:この委員さんが揃っていなくても、こういう審査請求を行ったり、審査会を開催するっていうのは可能なんでしょうか。

 

総務部長:全く関係ないことだと思います。

 

記者:全く関係ないということですね。では4月に請求が出てきて、開かれるのが8月になったというのは、委員さんが1人、4月末に辞めたというのは全く関係ないということでよろしいですか。

 

市長:私から言いますわ。時間がかかったということについては、意図的に遅らせたつもりはありません。で、お1人目、お2人目というのがあって、そのあと時間がかかったのは、自分の責任やと思ってます。その後ちょっと、頭冷やそうかなという思いがあったし、いろいろありました。その後今申しましたように、政治倫理審査会のメンバーのお1人がお辞めになるという形になったので、その後にお願いしようという人を決めるのに時間がかかったということが1つ。もう1つは、議会の方において、今申しましたように、議会の方から政治倫理審査会を開くという手順はあるわけですが、その事務局をどうするかということもありましたので、条例の一部改正というものがあったので、時間がかかったこと。

それからその後、6月議会、選挙、議長が交代したこと、それから9名の中に、今度の新しい議長が判子ついてはったということで、もう1回どうやなということを、もう1回考えへんかということを言うたという時間もありました。あれやこれやということがありましたので、時間がかかったということでありますが、皆さんの、考え方、或いは気持ちというものも全然変わりませんでしたので開催まで少し時間かかりました。それは申し訳ないんですが、政治倫理審査会をやるということを決定して、今日になったということであります。

 

記者:お伺いしますが湖南市の政治倫理条例では、調査の請求があったときは、速やかに審査会に審査を付託しなければならないと定めていますが、4月に請求が出て、8月に第1回目を開催する、7月20日に市長から審査請求を行うというのは、条例に定めてる速やかにというのに合致してると思われますか。

 

市長:思いません。思いませんが、やむを得ない。速やかにという解釈は非常に曖昧な人によったら、速やかにというのは、数週間後であるべきやという話はあると思います。でもその理由としましては先ほど申しましたような理由がありました。条例の中には、今記者が言わはるように、速やかにという、形で、例えば3週間以内に開けとか、4週間以内に開かなきゃならんというような文言はありませんので、時間がかかったいうことであります。そういう面から言うと時間かかり過ぎたということは反省はしてますが、すいません。こうやって開くということになったということであります。そこは堪忍して欲しいと思います。

 

記者:速やかにとは思わないけどやむを得なかったと、やむを得なかったって言われますけれども、これは生田市長がこれ開くべきではないと考えていたことが大きいのではないのでしょうか。ここまで遅れたのは。

 

市長:嫌なこと聞かはんなあ。否定はしません。否定はしませんけれども、例えば、議会の中で、前もって全協開いて、どうやったんやということの説明も本人から説明もあったというふうに聞いてますし、議会の中において一般質問の中において、時間を取って、自分なりの考えを、議員さんから説明もあったということもあるし、1回目と2回目とはちょっと条件が違うように思いましたので、自分なりに、ものすごく意図を持って遅らしたというつもりはないんですが、ちょっと考えてみてくれへんかなと言うたことは、そういう思いがあったことは確かです。否定はしません。

 

記者:議員さんたちが取り下げてくれるのなら取り下げてほしかったということですよね。

 

市長:そうです。

 

記者:今回もそれはかなわずに開くっていうことに対しては、市長としては、どうなんでしょうか。市長としては、開きたくなかったという思いなのか。どういう今思いなんでしょうか。

 

市長:そこはもう聞かんといて、頼むわな。多分そういう質問しはるやろうなということは思ってたけども、後はもうこういう形で遅ればせながら開催することとなりました。事務局どうするかいう条例の一部改正ということもあったし、政治倫理審査会のメンバーがお辞めになられたということもあったし、そのあと補充のこともあったし、議会の議長も交代したということもあったし、その後、もう1回、気持ち変わりないかということの確認をする場もあったしと、いろいろあったということです。

 

記者:なるほど、ただ先ほど総務部の方も言われましたけどメンバーが欠けてても、審査会の請求。審査会の開催はできるし、それは全くなんていうか関係ないわけですから、今おっしゃってる経緯っていうのがどうなのかという。

 

市長:そりゃそうや。記者が言わはる通りね。6人のところ5人になってたってかまへんやんかって言うたら、それまで。しかしながら、それで開いたらまた皆さん方は、メンバー1人欠けてに開くんかってことにもなるでしょ。

 

記者:そんなことないのではないでしょうか。そうなんですか。

 

市長:もうそれはそれでよろしいやん。6人目のメンバー補充してやると決めたんやから。

 

総務部長:この条例ができて今回開く第6回は、議員としては3人目の件なんですけども、今回の件は、農地法違反、所得税法違反に抵触する恐れがあるというこの2つのところが、政治倫理の基準に反するっていうので、欠けてもできると先ほど申しましたけれども、弁護士に委員に入っていただいたところは、そういった専門的な知識を持って審査していただくというところで入れておりますので、特に弁護士委員が欠けた中で、審査をするというのは、審査結果としてはどうかなという思いがございます。

 

記者:今回の補充委員は、弁護士ということなんですか。

 

総務部長:そうです。

 

記者:今回は湖南市には関係のない方なんでしょうか。

 

総務部長:はい。そうです。

 

記者:では担当の総務部としては、この条例にもあるようにですね速やかに審査会に審査を付託しなければならないと定めてるんですけど、今回この4月に請求が出て8月っていうのは、総務部としては問題とは考えておられないのでしょうか。

 

総務部長:市長も申しましたように条例に反してるっていうそういうことですので、はい。

 

記者:条例に反してるとは、認識されてるわけでしょうか。

 

総務部長:はい。認識しております。

 

記者:条例に反するのは、やはりよくないと思うんですが、総務部として何か市長に申し入れはこれまでされたりとかはしてないんでしょうか。

 

総務部長:当然その事務方としては申しておりますけれども、それは当然市長とは、その考えは、市長の考えでありますので。

 

記者:事務方としてはどのようなことを申し上げてきたんですか市長に。

 

総務部長:速やかにということは、説明をしておりました。

 

記者:なんだけれども、でもさっきは委員がとか、弁護士がいた方がいいとかおっしゃってましたが、でも弁護士がいようが、いなかろうが速やかに開いて欲しいということを説明してるということですか。

 

総務部長:委員が欠けながら、開くのはよくないと思っております。

 

市長:これは、速やかにということ、速やかにやろうなということは意識してました。たださっきから歯切れの悪い話をしてますが、私から言うたら、確かに歯切れの悪い話ですわ。認めます歯切れ悪いということは。しかし速やかにということやから、3週間以内にあったというふうに文書で書いてあったら、絶対に守らなきゃならんっていう意識はあるけども、速やかにというものは、逆に言うと少し逃げ道もあるんやなという思いはあります。

しかしながら、今日まで遅れたことはもう堪忍しておくれというふうに申し上げているのです。

 

記者:速やかにって書いてあるのに3ヶ月4ヶ月かかってのはどうなのかってのはあるんですが、この条例を何か改正してちゃんと期限も今回のことを踏まえてですね教訓として何かそういった、条例に期限を定めるですとか、何かその再発防止のようなことを考えておられますか。

 

総務部長:特にこれ以上の規定を重ねても意味がないと思いますし。

 

記者:なぜ意味がないのでしょうか。市長がそんな期限定めてないから逃げ道があるよねっておっしゃってたので、その逃げ道っていう意味でどうなのかなと。

 

総務部長:日程の調整もございますので、そういった意味で速やかにっていうことで規定していると思っておりますので、それ以上の規定をする気はありません。

 

記者:これ以上の規定をしても意味がないというのはつまりこの条例で問題はないということなわけですね。

 

総務部長:条例の規定自体には問題がないと思っております。

 

記者:なんだけれども今回4月に請求が出て、第1回の開催が8月になったということに対しては条例違反だというふうな認識をされてるわけですね。

 

総務部長:はい。

 

記者:こういうことは、条例違反なので、今回のことは問題だなっていうご認識はあるのですか。

 

市長:ごめん。私が。

 

記者:いや、総務部に聞いてるんですよ。

 

総務部長:この6回目に限らず、第1回から第5回まで審査会されましたけれども、この条例を、これ私見ですけれども、審査会が開かれるっていう、当然規定しますけれども、審査会が開かれるっていうことがあってはならない理念の条例だと思っておりますので、条例は規定してるけれども、審査会は開かれないっていうことの方が、よいということなんです。議員、市長、副市長、教育長がそれぞれ政治倫理条例を遵守して行動すれば、審査会は開かれない方がよい、そういう条例だと思っております。

 

記者:なんだけどそういうことばかりでもないですし、なので審査会っていう制度も定めているのだと思うんですよね。その審査会をきちんと機能させるための条例でもあると思うんですけれども速やかにって書いてあったりするので、そのあたりいかがですか。

 

総務部長:市民の皆様が、疑惑を持たれた、それを解明するためには、こういった会は当然必要だと思います。

 

記者:今湖南市では市長が審査会に付託することになってるんですよね。市長が。

 

総務部長:はい。

 

記者:他の市とかでもそうなんでしょうか。

 

総務部長:他のまちは、専ら議員の行動を審査するっていう審査会がほとんどです。湖南市では、17年に制定のときからあえて議員だけではなくて、市長とか教育長とか副市長の、行動についても審査対象にしているという、そういうところで、条例の作りが他のところは、とは全く違います。

 

記者:5月の条例改正でなぜ市長になったんですか。

 

市長:これね。湖南市のやつは、議会議長が政治倫理審査会を開くという権限ありますわね。もう1つは、市長が開くという形もありますわね。で、議長が開くという権限あるのは、議員。議員の、問題があったときは、議員さんから出た場合は議長がという形であったわけですね。市民の方々から訴えがあった場合は、これは市長がやるってこう2本立てだった。2本立てであってもいいと思ってますよ。しかしながらそれの事務局。庶務を扱うところの、この政治倫理審査会の事務方は、議会議長が開いた場合は、そこの事務局をやるのは、また議会の事務局がやるんかという話になった時に、そこは一本化するというのが他の町の条例ですわ。厳密な意味から言うたら、議長が開いて招集をかけた場合は、その事務方は、市長部局の人間を使うことはできません。厳密な意味に置いたら、そこが曖昧だったから、議長が、開く場合も、その時の事務方が、市長部局の事務方を使えるようにという形をとったわけです。

 

記者:5月の条例改正によってですか。

 

市長:事務局を一本化することを明文したわけです。昔の条例やったら、厳密な意味から言うたら、市長部局の人間を使うということはできないと解釈しています。そう思いませんか。言うてるのは間違いないですよ。一旦まとめて、議長からこういう形で頼むわなと市長に言われた場合は、市長は市長部局の人間を使って事務局を作ってという形はできますが、この政治倫理審査会を開くのが、議長がやる場合で私が市長という立場の人間が知らんかったら、市長部局の人間を使うということはできません。ここがちょっとね、この条例においての不備があったから、ここをまず直したわけで、他の市の条例では事務局は一本です。

 

記者:湖南市の場合は、請求があった場合はもう生田市長に送付されて、そこで市長が審査会にという、こういう流れになってるってことでいいんですよね。

 

市長:今はね。うん。今はね。

 

記者:でも、そしたらなんていうんですか市長の思惑によって、こうやってまた延びたりとかすることが可能になってしまうのではないでしょうかね。市長の思惑によって、例えば市長に関係する案件とかが出てきて請求があった場合、市長が、もうこれ開きたくないなんて思ったらですよ。今回のように、延ばそうと思えばこの延ばしてしまえるっていうこともあるのではないかなって思うんですが、そのあたりはいかがなんでしょうか。

 

市長:今回は、厳密な意味で言うてね、今記者が聞かはるように。厳密な意味では、請求があってそのまま開くか開かないかの前に、そこにおいてワンクッションを置くということは、条例の文章にはないけれども、現実には起こりうると思います。あり得ると思います。

 

記者:今回では生田市長がですよ。どうしても開きたくないと思っていた場合、結局開かないということにすることは可能だったんですかね。

 

市長:それは無理でしょう。

 

記者:無理なんですか。うん。だから今回、結局開くことになったってことですかね。

 

市長:無理だったから開くっちゅうわけじゃなしに、もう1回考えてみてくれへんかということを、議会に言うのに、1件目の件について、もう1回考えてみてくれへんかということを、議会の議長に諮ったこと、考えてくれよということを言うたことは確かです。

 

記者:前の議長の時にですか。

 

市長:その時は、いやもうあかんと。議会としては予定通り開いてくれという要望が、再度来たし。もうこれは止むを得ないなと思った。そういうことを言うてもいい場は、あってもいいのと違いますか。条例というものをよくよく読んだ場合は。

 

記者:今回の開催にあたっては別に不本意ではなく、納得されておられるということなんでしょうかね。

 

市長:その理由としては自分が絡む、絡まないかじゃなしに、こないだから申しましたように、全協でやってるし、それから一般質問の前において、自分の一般質問の枠の中において自分なりの考えを、当事者から話が出たということを考えると、1回目2回目よりは、本人の考え方とかまあ、言葉悪いけど弁明と言うか聞く場もあったしなという思いはありますよ。1回目の時とは全然違いますしね。言うたらあかんのかな。

 

記者:自分が関係してるこの農地転用の問題ですけど、ご自身が関係してる土地だから、審査会で探られたくないっていうような思いはなかったということですか。

 

市長:ありません。

 

記者:全くなかったですか。

 

市長:はい。

 

記者:これまで、延びてる経緯の裏にはないということでいいんですね。

 

市長:法的に言うて、私が何かやましいことしてるか言うたらしてません。

 

記者:法的なやましいことはしてないと。

 

市長:うん。してません。

 

司会:他どうでしょうか。

 

記者:2つ聞こうと思っています。1つは、政倫審と直接ではないんですけど、関わる話で顧問弁護士さんの話ですが、今のこの人で、こんなこと言っちゃなんですけど大丈夫なんでしょうかというふうなことを、これまでちょっと、議会も含めて見て、ちょっと言いたいと思います。というのは、1つは政倫審。法的なアドバイザーとして、メンバーに入ってました。公職選挙法についてのアドバイスはありましたが、いわゆる刑事的な話であって、いわゆる民事的、出版責任のことについては、全然問うことなく話が終わりました。また政倫審に絡んで言えば、確か訴訟を起こされてるはずです。これについて、本来訴訟をされたら、顧問弁護士が対応すべきなんですけれども、顧問弁護士は、政倫審のメンバーでしたので、これはアドバイスができないはずなんですね。かなり見通しが悪い。先を見通せない。

もう1つ、議会の一般質問で、議員が、今広報担当と印刷業者がもめてる件について、こういうトラブルが今後ないように、どうしたらいいかというような質問が確かありました。その中で「顧問弁護士によると・・・・」という話でありましたが、その中に、「個々のトラブルは個々なので・・・・」みたいな、そういうようなアドバイスがあったということなんですが、ただそのトラブルがないようにするために、どういうふうにするのかっていうふうに法的な責任が問題ないように、一般的に落とし込み、アドバイスするのが顧問弁護士さんの仕事だと、私は聞きながら思ったんですけれども。

 

市長:まず政倫審5回やってますわね。全部でね。5回で5回あった中において、2人の議員さんの案件とか事案について、政倫審をやってるということがありますわね。確かに、どうやねんという訴えが監査委員の方に出てて、そのあと、これについてはいかがなものかという形で、手順からいうと、監査委員会に、異議申し立てして、あかなんだらその次の手順として、そういう手順を踏んでおられるということは承知しておりますし、この件については、自分なりに解釈、解釈というか自分なりの考えも申し上げましたし、監査委員会がどういうお考えであって、これを却下されたかいうことも、文章もちゃんと見ました。その後の対応として、個人的に対応するのか、そうじゃなくて、湖南市の市長としてどう対応するんかということとかいろいろありますが、そこのところについては、8月末までに結論出せという形になってますので今考え中であります。

入札の件もよくよく聞いてみると、いろいろ食い違いもあったなというふうに思ってるから、一面的には、そういう意見もあるなあ。こっちから見たらこういう意見もあるなという形になるので、これも解決に向けて、動いたので、問題は問題として、こういう問題が起きたんやなあと、こういうとこら辺においての食い違いがあったんやなということは自分なりに解釈してますので、こういうことがもう2度と起きんようにしようなという思いはしてます。ただ、先ほど言われたように顧問弁護士さんというのは、今1人か2人かな1事務所か。弁護士さんはいろいろありますやん。ということやと思ってますし、自分なりに、いろいろこう重なってくると、個人的にも自分も、いろいろ裁判も、受けたし、やったという立場から言うと、確かにいろんな方がおられます。それについてどうこういうことは、この場においてちょっと発言はしません。すんません。

 

記者:もう1点、以前質問した中で、病院の理事長職。これは辞めようかと思って考えているという話がありました。いやところがですね、最近ちょっと小耳に挟んだところによると、理事長職はそのままで、今院長もされていると。さらに忙しくなってるんではなかろうかと思うんですけれども、これは辞めるつもりはなかったということなんでしょうか。

 

市長:いろんなテクニックやと思います。やめるに近づいてるんやと思ってます。ただ法的に言うと別に問題ないのかなということは思ってます。ただ、そこの問題じゃなしに、どうなんやということは考えてますし、今言いましたように、自分としては副院長として2人立ててますので、現場においての問題は起きてないと思いますし、むしろ、彼らがやってることにおいて別に問題ないしそれも了解のもとにやってると。だから、監督官庁の方においてもこういう形でという形も了解を得ながらやってるということであります。

 

記者:関連です。昨年はコロナ禍にあって、ワクチン打つ事業がありました。市長が経営してる病院でも、率先的に打っていたかと思います。それがすべてかどうかはわかりませんが、昨年度の事業報告書を見ていると、事業利益、これが8,000万円ほど上がっていまして、これはおそらく、結構な数がワクチンの部分が占めるのではなかろうかと思っています。で、特にやっぱり市長であって、病院理事長っていうのは、コロナ禍と言う特殊な状況ですけれども、こういうことがあった場合に、特にワクチン接種会場の看板を早めに出したりとかですね、最初に湖南市に来たワクチン用冷蔵庫を市長の病院に置いたりとかっていうこともある中で、極めて誤解を与えるのではなかろうかと。要するに市長だから、そういうことをできるのではなかろうかと。市長の病院は、総合病院ですから、そこに最初に冷蔵庫を置くというのは、わからないわけじゃないんですけれども、こういう中では、理事長職については、もう早めにお辞めになられた方がと思うんですけど、どうでしょうか。

 

市長:あのね、皆さん。別の話やけどね。コロナ病棟というものがあるわけですね。コロナ患者の入院を扱ってるところ。これはベッド空けといて、幾らかになるということがあるわけですね。実際に仕事してなかったとしてもです。言葉悪いけどね。ベッドを確保するという形において、コロナの補助金をもらってるわけです。補助金をね。甲賀病院は14億。野洲病院は14億、済生会は14億。県立総合病院や大津市民病院にっなたら、さらに大きな額もらうという仕組み。私は、仕事をして、それに対する対価をもらうということについては、それはそれでいいと思ってますが、この仕組みというものを、2類から5類相当に、5類にという形の動きというのはあることは確かなんですが、それとは別に、こういう仕組みをいつまで続けるんやということは思ってます。だから、今ワクチンの接種についての費用はどうやと言うたら、正直申しまして、集団接種会場において、コロナのワクチンを打つ金額よりは、それぞれの民間とまでは言いませんが、個別接種のところにおいてワクチンを接種する方が、どっちが割高になってんのやと言うたら・・・・そういうことなんです。民間にとっては決して、いい仕事ではないんです。いい仕事じゃないって言い方悪いけども、それでもやらなきゃならんと思ってやってることは確かです。私ね1人当たりね、幾らになるんかということを計算したことがございます。そしたら、個別接種で各診療所或いは病院とかでやってる方が割安なんです。だから経営者目線で見れば・・ええことない・・・ということに話は尽きると思っといてください。

 

記者:もう1つ、いい仕事でないということですが、就労の対価としてお金もらってるっていうのもそれは真っ当だと思います。ベッドを空けといて補助金もらってるというのとはまた違うと思うんですけれども。それは市民の皆さんにはよくわからない。やっぱり利益誘導とかですね、8,000万円って結構大きな額なんで、やっぱり市民に誤解を与えるのではなかろうかというところがあるので。おそらくあれだけ大きな病院ですから、しっかりとされたスタッフさんもいるだろうし、そもそも理事長職を務められる人が、他にもいるのではなかろうかと思います。だからもう、やはり、市民の誤解を生まないためには、やめてしまった方がいいかと思うんですけどどうでしょう。

 

市長:記者がおっしゃってる意味はよくよくわかってます。そういうお考えの方もおられるということは、よくわかっております。しかしながら、開き直りの発言と思われるかもしれませんが、法人がこの地域においてその役割を果たすということから言うならば、記者が言われた考え方もあるやろうなということは承知の上で、役割を果たしていかなきゃならんということも思ってます。結構、結構、我慢して、辛抱しながら、みんなにも、しんどい思いさせながら、いろいろご批判はあるかもわかりませんが、この地域における役割を果たそうというつもりはしております。それ以上のものでもありません。はい。

 

記者:関連でもう1つ、確認ですけど理事長職を辞めようという話を前にしてましたが、その気持ちは今もありますか。

 

市長:あります。

 

記者:最後にもう1つ。7月に参院選知事選がありました。参院選に絡んで、市長自民党ということで、小鑓さんかなりの大差って言っていいと思うんですけども勝ちました。湖南市についても、今回、立憲から出てる田島さんは、湖南市でも票が大分開きました。それについてですね、特に湖南市ていうのは、リベラル層が多いみたいな話が前からありました。その結果、前の秋の衆院選時にはそれが出たかなと思うんですけれども、今回ここまで開いたのは、これどういうふうに考えてるのか。これだけ、自民の票と立憲の票と開いたというのが、どういうふうに考えてるのかというのを教えてください。

 

市長:自民党の票の次に、維新でしたね。その次に立憲があった。票が出なかったなというふうに思ってます。私は隠すこともなく、自民党という形を名乗っております。それも含めて自分というものを、さらけ出しながらやってます。大阪へ行きますとね、首長は全部維新の会、維新の会、維新の会で登録しとって、それ以外のところでどうなってんのや思ったら無所属やねんな。滋賀県においても、首長やらしてもらいながら自民党というふうに名乗ってる或いは他の党を名乗って、「この党にいてますねん。」っていうふうになってるのは私ぐらいのもんかな。私はこういう人間でありますので、その自民党の方針に従うというつもりはありますが、滋賀県における自民党は、私の言うこと聞いてくれよと思っております。だから口出しもします。県全体の自民党の動きも口出ししてます。あっちやこっちで私は言いたいことを言います。それが、自分の政治姿勢やし、生きざまやと思っております。それを含めて、どう評価していただくかということでありますし、先ほど記者がおっしゃいましたけども、立憲民主党がどうだこうじゃなしに、目的を達するために支持されつつあるんだなと。この町においても、少し流れは変わってきたかなという思いはします。この流れをさらに来年の地方選挙において、きちっとしなきゃならんと思いますし、今のところ、私自身自民党という形を、決して無所属ということを言おうというつもりはありません。

 

記者:確認です。自民党として称されてます。いや、そこに批判することは全然ないんですけど。今の話だと、要するに自分が市長となって、議員さんでも自民党増えてきてますんで、そういうのもあって大分流れが変わってきていると。このリベラルの湖南市でもそういう解釈でいいですか。

 

市長:自民党というのはね。その時その時ね、良いと思ったら全部取り込みながら、成長したと思いますが、そんなんきちっとした組織ではないです。そんなんちゃいますって。だから、おもろいとこもあるし、間違った時もあるし、いろんなことあります。それでも、こんなもんかなと思ってます。頑張っていきます。隠すことなくやります。

 

司会:他にありますか。

 

記者:今ちょうど自民の話出たので、安倍元首相の銃撃事件で9月に国葬されるという運びになりましたけども、市長さんとしては、自民関係者として、国葬賛否両論ありますけどどういうふうに思ってらっしゃるか教えてください。

 

市長:きついこと聞かはんな。いろんな見方があるやろうし、自分としては、一緒に飯食ったこともあるし、お考えを聞いたこともあるし、それはそれなりの人物であったので、もったいないなあということは思ってます。

それで、国葬についてどうこうということについては、それは、予想として半分ぐらいは反対者あるやろなということは思ってます。そんなもんやろうな。そんなもんやろというふうに思います。でも自分としては国葬がされようがされまいが、そんなことは関係なしに、まとまった形のお葬式というものがなされるんやったら参加します。そういうつもりです。

 

記者:国葬への賛否としての意見はありませんか。

 

市長:ないなあ。こんなことでぐちゃぐちゃ言うてるのは、あんまりよろしくないなあと思いますよ。

 

記者:今、安倍元首相の話が出たんでちょっとお伺いをしたいんですが、今旧統一教会と政治家の関連が、いろいろ問題になったりもしてますが、湖南市のイベントですとか生田市長自身で何かこう協会と関わりがあったりっていうのはありますか。

 

市長:選挙になればね。どなたにも愛想を振りまいて、ありがとうございます。ありがとうございますって言うて行くもんですやん。最後は電信柱にでも頭下げるっちゅうのが選挙ですやん。そういう関係から言うたら、目の前におられる方、写真撮った方も、この人はどういう人でどういう目的を持ってきておられるかいうことなんかいちいち調べませんよ。

そんなもんやって選挙って。ええか悪いか別にして、そういうもんと思います。それから、何か政経パーティーでどうやこうやって言われるけど、それをたどって行ったら、そういう団体の人であったとかいうふうに言わはりますけども、私から見たら、調べられへんのちゃうかなあ、きちっとは。例えば1万円のパーティー券を何枚か購入してくれはった人がおられたとしても、その人がどういう、団体に属した人かということは、全部調べてませんよ。そんなん無理。団体名を書かへんしね。個人名ぐらい、或いは個人名も書かないという場合は結構あるしわからん。そう思います。だから、例えば宗教と政治との話がありますが、大体しかしね、宗教と政治を分けてどうやこうやっていうのは、それは建前でしょう。本音のとこから言うたら、分けられるもんではないでしょう。そう思いませんか。皆さんそんなとこで生活してないし、そんなとこで生きてないんじゃないですか。だから、政治よりも、宗教的なものをさらに、人間の心の中を見たらもっと深いところにあるんじゃないですか。それを分けるということ自体が、何か最近の皆さんの、建前論、建前論という形になってるんじゃないですか。そう思ってます。

 

記者:今の話を総合すると、政治と宗教をなかなか分けられるもんでもないし、選挙になったら誰が来るかもわからないし、いちいちチェックしてないけれども、統一協会とかそれに関する団体に対しては、特に何か頼んだりとか、そういうことはしてないということでいいですか。

 

市長:そんなん。例えば自分、どなたが選挙の応援に来てくれはったか。ワーワーっていう中においては、わからへん。顔見知りでない人もおられるから、それは無理やなと思ってますよ。

 

記者:いや、自分が直接、選対でもいいんですけれども、統一教会とかその関連の団体に何か頼んだりとかそういうのは特にないということでいいでしょうか。

 

市長:私はね、宗教的なことは・・・私はごめんなさい。嫌いだとは言いませんけども、嫌いな人間ですので私は関係ありません。

 

司会:それでは市長の定例記者会見を閉じさせていただきます。ありがとうございました。