令和4年8月29日定例記者会見

更新日:2022年09月07日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)令和4年9月湖南市議会定例会提出案件

【発表内容】

司会:皆さんこんにちは。時間となりましたのでただいまより9月度の市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長の方からよろしくお願いします。

 

市長:みなさんありがとうございます。市議会も9月議会の準備をしております。後でまた説明をさせていただきますが、ちょっとだけ話がそれるかもわかりませんが、先日国の財務省に行きまして話をしてきました。国も予算編成にかかっておられましたので、「どういう方針で、国は来年度の予算考えているのか」という質問しましたところ、人口減少これにどう対応していくかいうことやと言うてました。具体的に教えてえなと問いましたら、まずは防衛費というとこら辺、それから2つ目は、コロナの対応に対して、そろそろどうするかということを考えなきゃならんねやということ。3つ目は、物価高についてどうするかということ。4つ目は少子高齢対策に対してどうするかということ。そして、5つ目は、グリーン政策。これについて来年度の予算を考えてるんだと、一番頭が痛いのは防衛費やという話がありました。そうでっしゃろなという話をして参りました。この辺のことを考えて、小さな町とは言いながら、この湖南市としてどう考えていくかということを考えようと思ってます。コロナに対する対応については、ずっと一貫して申し上げてますが、国からは嫌われておりましたが、コロナ対する対応を市としてどう考えるかいうことの意見は言い続けようと思ってます。それからある面においては物価高のところも、湖南市に対してもいろいろ影響をおよぼしてきましたので、考えていかなきゃならんと思ってます。それから少子高齢社会のところについては、引き続き、地域間競争になりますが、湖南市として人口できるだけ減らないようにする。どういうふうに対応していくかということを考えていこうかというふうに思っております。この辺を考えながら、湖南市としましても来年度の令和5年度の予算編成にかかっていくという状況でございます。

その中で令和4年も半年が終わりますので、残り半分の令和4年度についても、どうするかいうこと、引き続き考えていきますが、令和4年度の残りの後半と、令和5年度の予算というものについて、一体として考えていきたいというふうに思っております。この辺の考えでございます。

あと、いろんなことご質問ございましたら、自分なりの考えを申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

司会:続きまして本日提供させていただく費用について担当より説明をいたします。令和4年の9月の湖南市議会の定例会の提出案件について、よろしくお願いします。

 

総務部長: 9月市議会定例会に提出する案件について、ご説明をさせていただきます。資料の方は、提出案件の一覧で、続きまして、提出案件の概要書をつけております。

まず一覧の方をご覧をいただきたいと思います。今回の提出いたします議案は29議案でございます。内訳といたしましては、条例の改正が8件、補正予算が6件、決算の認定が8件。人事案件が3種類で7件となってございます。提案の内容について若干触れさせていただきます。

まず、概要書の方の議案第39号、湖南市コミュニティセンター条例等の一部を改正する条例の制定についてをご覧ください。公共施設の使用料見直しをし、受益者負担で適正使用料の適正化を実施することとしており従来から、5年に1度の料金改定をしておりました。来年4月からの使用料の改定について、所要の改正を行いたいと思っております。内容としましては、使用料の方は、近隣の市町の状況を鑑みまして、それと均衡するように、料金の値上げをする。ただ管理費用に対して、はるかに使用料収入が少ないのですけれども、一足飛びに、管理収入に見合うように上げることができないので、最大50%の値上げをするということを決めております。市内の各施設ほぼすべてについて、料金の値上げとともに、各種団体の利用形態による減免の見直しもしたいと思っております。現在、施設管理費が1年に4億1,000万かかってますが、そのうち減免後の使用料の収入は約2,300万。この改定によりまして、900万上げて3,200万にしたいと考えております。平均として約40%ほど、施設利用者には負担増を求めたいと思っております。

次に、議案第43号、湖南市湖国十二坊の森条例の一部を改正する条例の制定について。こちらの方も、施設の管理費用がかかっておりますので、それに見合うように、料金改定をしていきたいと。内容としましては主なところ、浴室のところ、大人が600円となっているところを800円に、あと、主なものとしては定期券の廃止、それと今いただいておりませんけれども、休憩室の使用料の廃止ということでございます。

続いて、第47号令和4年度湖南市一般会計補正予算第5号について、詳しく説明をしたいと思います。概要書をご覧ください。歳入歳出それぞれ6億7,823万円を追加し、補正後の額をそれぞれ226億6,650万円とするものでございます。歳入予算案の主な補正内容としましては、普通交付税が確定しましたので、普通交付税2億5,100万8,000円増額。土地売り払い収入とは、三雲駅南側の周辺の土地。市用地が売れましたので7,350万円。財政調整基金繰入金の方は、3億1,109万9,000円を繰り戻しをしたいと思います。繰越金の方は7億6,952万1,000円となります。歳出予算の主な補正内容としましては、原油価格高騰に伴う各公共施設への電気代不足分として、光熱水費が2,204万5,000円。指定管理料が354万4,000円。

それと、概要書に書いてありますが、これは全く別で、新型コロナウイルスワクチン住民接種事業令和3年度の精算による、国庫補助金負担金の返還額が1,941万3,000円。

それと、地方債の繰上償還等を、利率見直しによる償還として4,373万5,000円。それと、財政調整調整基金を積み立てとして、4億4,000万。

それと、先ほどの土地売り払い収入を、公共公益施設等整備基金への積み立てとして7,350万円計上させていただいております。

また、補正内容の特徴的な事業について5点、引き続き説明さしていただきます。こちらは資料は用意してございませんので、口頭で申します。

1点、小規模多機能自治に係る行政事務量調査委託費として330万円計上をしました。

これは、小規模多機能自治を進めるにあたり必要となる行政事務量の調査を実施する費用でございます。

2点目は、子宮頚癌ワクチンの予防接種に関する事業として、59万7,000円を計上しました。内訳としては、子宮頸がんワクチンを過去に接種差し控えという期間が長うございましたが、その接種機会を逃した年齢層の方への、接種勧奨通知として11万8,000円。もう1点は、差し控え期間中にワクチンを接種された方への償還。その費用助成として、47万9,000円等を上げさしていただきました。

3点目は、入院病床を持つ市内医療機関3機関への補助金として、636万円を計上しました。内容としては物価高の負担軽減として、入院病床のある市内医療機関3機関に対して、1床あたり2万円×318床として、補助金を支給したいと思います。

4点目が、農業用灯油等高騰対策支援事業費補助金として387万3,000円を計上しました。これは、米、麦、大豆、野菜等を生産・販売する認定農業者等に対して、農業経費にかかる動力光熱費の高騰分を補助金で支援したいと思います。内容としては、10アール当たり、1,000円で、対象は3万8,730アール。こちらの方は、コロナの補助金を全額あてがって支給したいと思います。

5点目が、ウツクシマツ苗畑造成工事として262万9,000円を上げさしていただきました。これは平松のウツクシマツ自生地の近隣の民地の立木を伐採後に盛土を行い、ウツクシマツの苗畑として活用すべく、その土地の造成工事をするということで、その工事費でございます。以上が、議案第47号一般会計補正予算の主な内容でございます。以上でございます。

 

司会:すでに提供させていただいているのですが資料として、机の上に置かせていただいております。9月7日の地域おこし協力隊の退任式の開催の案内でございます。資料提供は以上でございます。

それではここでご質問を受けたいと思いますので、挙手していただきますようよろしくお願いしたいと思います。誰からでも結構ですけど。

 

記者:ゆららのことについて伺います。いわゆる入湯料になるのかな。温泉入るのに200円アップ、これまで600円だったのが800円になりまして、3割以上の負担増になります。公的機関がやっている施設なんですが、周辺の似たような施設を見ていると、甲賀市内の入浴施設だったかな、これ平日750円で、それを上回ってくる価格設定になるんですけれども、もちろん公的機関がやっているということで民営圧迫とかそういうのもあると思うんですが、それにしてもちょっと高くはないかと思うんですけれども。その辺は、何でプラス200円。100円じゃなくて。いかがでしょうか。

 

司会:ちょっと今、担当がおりませんので、後程回答させてもらいます。

 

記者:今度は一般会計からなんですけれども、今の話の中で上がらなかった部分で、説明資料を見てたら、甲西文化ホールの駐車場を直すんですかね。その中で新型コロナワクチンの接種会場の予定というふうになってるんですけれども、今までのサンヒルズでは駄目なんですか。

もう一つ、ワクチンは、4回目接種になってますけれども、2回目3回目4回目になるに従ってだんだんと減ってきているんですけれども、こういう中、新しい会場を設ける必要があるのかなというふうに思うんですが、説明資料の11ページですね。

 

総務部長:今、今質問ありました新型コロナウイルスワクチンの接種会場についてですけれども、甲西文化ホールは、従来の市民学習交流センターと併用ということでございます。あくまでも主会場は、市民学習交流センター。接種者対象者が多くいらっしゃいますので、甲西文化ホールを使うと。そのために、甲西文化ホールの所要の改修をしたいという、そういうことでございます。

 

記者:医療機関での個別接種が大分広まったんじゃないかと、3回目接種の時に広がったんじゃないかと思うんですけど、それでは間に合わないというような判断なんでしょうか。6医療機関が12医療機関になったんじゃなかったかな。

 

総務部長:2回目3回目の接種は、副反応が怖いので、接種を控えられたっていう方もおられますけれども、今回はまたワクチンの種類も変わって5回目接種、基本的に4回目と違って、医療従事者とか60歳以上とかそういう制限ではないので、対象者が4回目より多くなりますので、会場も多く用意したいというところでございます。

 

記者:3回目の時に増やしましたよね、あれ確か医療機関を。3回目で60%なんで、5回目はおそらく、それよりは伸びないような気がするんですけれども、それでも必要なんですかね。いやもう批判してるとかではなく、率直な疑問なんですけど。

 

総務部長:甲西文化ホールを併用すると言いましたのは、市民学習交流センターだけではなくて、選択肢を増やすということです。市の西部の方にもアクセスしやすいっていう、そういったところも考えてのことでございます。コミュニティバスの発着点でもありますことから、アクセスがしやすいポイントを増やすということでございます。

 

記者:個別接種で生田病院も、石部医療センターもあるような気がしますが、これは、もうこれで結構です。

もう一つ、市内の医療機関への補助金、3医療機関はいずれも民間なんですけど、民間は民間の力でやるというのが、基本だと思うんですけど、そこで、この補助金が必要な理由って何なんでしょうね。

 

健康福祉部長:6月議会のときには、まず介護と障がいの分野について、助成する予算を挙げさせていただいたんですけれども、それは4月末に、財務省の方に、介護の全国団体が助けて欲しいという要望書を出されています。その時点では、医療の方については、そういったアクションがなされていなかったんですけども、6月23日、これ6月議会中でございますが、4病院団体協議会の方が、経産省大臣の方にですね、実際にこの光熱費について、助けて欲しいという要望が出されています。このことを受けて医療機関についても、やはり相当逼迫していらっしゃる。これは介護と同様に同じ公定価格の中で運営する団体になりますから、その中で経営ということを考えると、相当苦しい状況があるのかなということを考慮いたしまして、介護から遅れることとなったのですが、同様に助成をさせていただこうと、こういうことでございます。

 

記者:今の関連でもう一つ、市の単費でやるんですね一般財源で。

 

健康福祉部長:実は地方創生の臨時交付金、物価高騰の対策分ですけれども、これについては6月補正の段階で割り当て額の全額を充当しておりますので、一旦は一般財源で措置させていただいて、万一、6月補正で、補正いたしましたその交付金を財源にした取組残が生じるようなことがあれば、そこから取り込みたいということは考えております。

 

記者:でも、逆に言うと残がなければ、もう一般財源でやるしかないということなんですが、毎度同じような指摘をするんですけれども、生田病院が入っているんですけれども、これはいるんでしょうか市長。生田病院もその中に入ってまして。何かまた言うのも口幅ったいですけども何か利益誘導みたいにとられるのではなかろうかと。これ国や県からの財源が出るんだったら話は別だと思うんですけど、どうなんでしょうね。

 

市長:記者の皆様がおっしゃるように、自分のところに利益誘導にならないようにやってまいります。まず、介護と障がい者のところにおいての支援をやりました。その次は、農業者へ向け燃料費にかかる支援は、一方では1リットル当たり35円というのは、一応国においてもやられます。各市町において枝分かれしたところに対する燃料費の値上がりに対する対策はしようと。あるいは運送業者に対する支援についてもすべきだと。その後になるが、入院病床を持つそれぞれの病院について、24時間365日動かしているという中で、どれだけ値上がりしてるんやということを調べた結果においてかなり厳しいと言うことがわかりましたので、そこに対する支援をということで入っております。先ほどの説明にもあったように、交付金が少し残ってくるんじゃないかなと思っておりますので、そこの所においてということであります。一般財源に喰いこんでまで何かしようという気持ちはありません。そこについては、節度をわきまえてやらなければいけないということは私も重々承知しておるつもりであります。あと、いろいろな業界から、それぞれの申し出を受けておりますので、それについては、コロナ関係や物価対策の関係で余ってきた中でつかわしてもらおうかと言う風に思っております。少しずつ余ってくる部分があると思っておりますので、それをかき集めて対応していこうかなと思っております。

それから文化ホールの件についての質問がありました。あれでよかったかな。付け足さんでよかったかな。物足りないという顔ですが。あのねサンヒルズでやっていた。4回目のワクチン5回目のワクチンとあり、これがいつまで続くんやと言うことがあります。ずっとサンヒルズでやっていたのですが、いつまでもいつまでもそこでという訳にはいかないやろうと思っています。使う頻度から言うたら、確かに文化ホールでの接種は今までないわけですから、ここで新たにしようとしています。サンヒルズでも他事業で利用できるよう、出来る限り支障をきたさないように考えようやないかということからの発想の始まりでした。言い方が悪くなるかもしれませんが、そこの費用を使わせてもらって、何等かの形で接種会場として必要な修繕を行っていくといものです。

あとは「ゆらら」に対する質問ですが、担当お願いします。

 

環境経済部長:十二坊温泉ゆららの入浴料200円の値上げの理由としまして、この6月に、施設使用料の適正化指針というものがありまして、こちらの方が改訂されまして、それにより改定させていただくところとなったわけであります。指針に従って、管理運営経費とか、施設の稼働率などから、当初は大体1.5倍を目途に値上げするというような形をとらしていただく予定しておりました。十二坊温泉ゆららについては、現状600円の入浴料になっており、これの1.5倍となると900円となってしまいますので、近隣の、同じような入浴施設の状況を見ると、かなり高くなってしまいます。そこで800円にさせていただいたというところでございます。以上でございます。

 

記者:せっかく応えてもらったので、ゆららの利用客って年間どのぐらいいるんですか。

 

環境経済部長:約15万人前後でしたが、今のコロナ禍によりまして、13万人ぐらいにまでになっております。ただコロナの出口が見えればまた徐々に上がっていくかと考えております。

 

記者:開業当初から何年かは、確か20万人ぐらい来られてたと思うんですよ。そして15万人までとなり大分落ちました。コロナが収まれば、もう一遍戻ってくるっていう期待はあるんですけれども、一方でこの値段になってくると、場所も、失礼ながら気軽に行ける場所ではないし、甲賀市の中心部の方が行きやすかったりするし、値段も安いとなるとなかなか競争力という点で厳しいんじゃないかと思うんですけどそこ大丈夫なんすかね。

 

環境経済部長:確かにおっしゃる通りかと思われます。ただ、値段だけではなくて、あともう少しサービスとかそういうもので、集客をさせていただきたいなというふうには思っているところでございます。

 

記者:今せっかくサービスという話が出てきたので、細かい話ですが聞きたいんですけれども、明日の新聞でちょっと出す予定ですけれど朝国しょうがの収穫が始まりました。それを使って生姜湯をやりますと。いい話だなと思って見てたら、甲賀市の入浴施設でやると。いや、そういうふうな地元で採ったものなんだから、地元でやろうよというふうに思うわけなんですけれども、話を担当課に聞いたら、ゆららに断られたって話なんですよね。その連携とかっていうのは、指定管理で観光協会が持ってると思うんですけれども、そこの連携とかっていうのはきちんとできてるんですかね。サービスを向上するぞと市から言ったとしてもその指定管理者が動かなかったら動かないみたいなことになりかねない。今回もそうだと思うんですけれども。そこはどうなんでしょう。

 

環境経済部長:正直なところ、今の生姜湯の話なんですが、つい先日聞いたところでございまして、なぜ断ったのかっていうのを今問い合わせているところでございます。実際、確かに地元のですので水口の方でするよりも、湖南市でするのが本来だと思うんですけれども、その辺どういった流れでこういうふうになったのかちょっと今まだわかりかねるところがございますので、早急にその辺の話確認し、可能であれば、やっていきたいなというふうには思っておるところでございます。

 

市長:こっから本音に近いとこですけども、今度指定管理者制度に基づいて、それぞれお願いしてるところに対する見直しが、これ始まってるわけですね。来年度から、それぞれ、今やっていただいてるところ、新たにまた管理者に加わりたいというところも結構おられますので、私、結構商売人ですので、そこで何とか、それなりのビジネスというものを考えると、もちろん、先ほどの質問に繋がることなんですけども、そこそこサービスの中身がよくならなあかんやろと。そうしないとお客さん減るわけね。お客さんを増やして何ぼの話であります。ですからそういう面から言うと、ひと工夫しよったなあと来年度にかけて指定管理者が、ここは同じとこやな、ここは違うところやなと、じゃあ何を目的として変わったのか、或いは、ここはそれなりの条件出しとったんやなというふうに皆さんが思ってもらえて、サービスの質が良くなる。お客さんも増えるという状態に繋がるように考えております。

ちょっと今私、そこまでしか言えへんので。思いがあって、来年度に向かって準備をしております。以上でございます。

 

司会:他、どうでしょうか。ないようでしたら、市長の定例記者会見を閉じさせていただきます。次回は、10月4日を予定しておりますので、よろしくお願いします。本日ありがとうございました。