令和6年8月23日定例記者会見

更新日:2024年08月26日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

【市長会見事項および資料提供】

(1)令和6年9月湖南市議会定例会提出案件

(2)湖南市市制施行20周年記念事業 銀座「しのはら」篠原武将氏監修 学校給食 特別メニューおよび実食会を実施します

(3)湖南市市制施行20 周年記念式典を開催します

令和6年9月度 定例記者会見記録

 

司会:定刻となりましたので、令和6年9月度の市長定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長、よろしくお願いいたします

 

市長:お暑うございます。皆さんご苦労様でございます。9月議会という形になりますが。いろいろ問題あると思いますが、とにかく始めさせていただいて、その都度お気づきになったことがあったら、ご質問願うという形をとらせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

司会:本日提供させていただく資料について、担当より説明させていただきます。本日の案件は3件です。はじめに「令和6年9月湖南市議会定例会提出案件」について担当より説明をいたします。

 

総務部長:それでは令和6年9月湖南市議会定例会に提出する議案についてご説明させていただきます。お手元の提出案件一覧と概要書をご覧ください。今回提出させていただく案件・議案は24件でございます。内訳といたしましては、条例の改正・廃止が4件、補正予算が5件、決算の認定が8件、人事案件が6件、その他の案件が1件、で合わせまして24件でございますが、加えまして、委任専決事項と、指定管理者制度導入施設事業概要報告書の提出がそれぞれ1件ございます。説明は以上でございます。

 

司会: 続いて「湖南市市制施行20周年記念事業銀座しのはら篠原武将氏監修 学校給食特別メニューおよび試食会を実施します」について担当よりご説明をいたします。

 

教育部次長:私の方から説明させていただきます。市制20周年記念事業といたしまして、本市教育委員会の方で実施をいたします、学校給食特別メニューについてご説明を申し上げます。市制20周年を本市が迎えるに当たりまして、市内事業者さんからの特別協賛によりまして、地場産品を使った学校給食特別メニューを実施いたします。本市の未来を担う子どもたちが、学校給食を通じて地域の皆さんが活躍する地域学習の機会ということを目的に行うものでございます。日時は令和6年10月1日湖南市合併の日でございます。時間は午前11時55分から、給食の時間としているところでございます。実施場所は市内の小中学校で、給食センターが供給をしております学校教育施設の約5400食を実施するものでございます。これに合わせまして三雲小学校において実食会を実施したいと思います。この実食会につきましては、特別協賛をいただいた事業者様と市長、教育長が子どもたちを囲んで、一緒に給食を食するというものでございます。内容につきましては特別協賛者様より寄贈いただきました地場食材を使って、湖南市ふるさと大使であります、銀座しのはら篠原武将氏にレシピを作っていただいて、特別メニューとして学校給食を提供するものでございます。特別協賛者様は市内事業者4社でございます。ここに書かれております市内唯一の近江牛の生産加工業者であります株式会社まるさん牧場様からはまるさん牧場産近江牛約221キログラム、園田商事株式会社様からは湖南市産米を約408キログラム、有限会社ティアイケイ農産様からは市内産の玉ねぎを約235キログラム、株式会社やまじょう様からは下田なすの味しば約28キログラムご提供いただいて、これでメニューを作るというものでございます。特別メニューにつきましては主な献立は牛丼でございます。それと下田なすのしば漬け和えと湖南市20周年を記念するというところから、特別給食にはそれ以外の献立も、特別なものを用意して進めていく予定でございます。なお、この実食会に取材に来ていただく記者の皆様にも試食をしていただきたいということでご準備をさせていただいておりますので、ぜひともお越しいただいて、取材をいただければというふうに思ってございます。説明は以上でございます。

 

司会:続きまして最後になります。秘書広報課から「湖南市市制施行20周年記念式典を開催します」について私の方からご説明をいたします。令和6年10月6日の日曜日、午前9時から正午にかけて、場所は甲西文化ホールで記念式典を開催をいたします。式典の内容ですが、市政にご協力をいただきました皆様に対し表彰を行う市政功労者表彰が中心の第一部、第二部では「将来に残したい湖南市の風景」子どもたちが感じる湖南市の良さを小学生に写真や映像を編集して作品を作っていただきまして、その作品を観せていただくこととなっております。この式典におきまして、司会は石部高校の放送部、式次第の表紙のデザインにつきましては甲西高校の書道部、当日は中学生に受け付けや進行などに携わっていただくことなど、全体を通じて若い人の力をお借りして式典を進めて参ります。また文化ホールでは午後3時より、びわ湖ホール声楽アンサンブルによる記念コンサートが行われます。図書館でもイベントを行っております。室内遊具キドキドという遊具を図書館の2階に設置し、小さな子どもたちが図書館内で遊んでいただける場所を提供させていただきます。また、滋賀県産まれの木製おもちゃコーナーや、しおりづくりの体験コーナー、絵本などを使ったおはなし会なども予定をしているところでございます。森北公園においては、キッチンカーや出店、あと木のキーホルダーを作ってもらえるブースを設置し、1日を通じて楽しめる場所を創出いたします。資料の最後は、旧石部町地域の湖南市出身の政治家で、元滋賀県議会議長や衆議院議員を務められました井上敬之助氏の銅像が大津市の打出浜地先、ちょうど県警本部のの前にある滋賀県の管轄する敷地内に建立されておりますが、それをこの20周年を記念しましてこの湖南市の方に移設をさせていただく準備をしております。移設場所は、一旦森北公園内に設置をさせていただき、そのお披露目も当日させていただくという予定となっております。これによりまして1世紀も前にご活躍をいただきました井上敬之助氏の功績を、ここふるさと湖南市から未来に伝えて参りたいというふうに考えております。秘書広報課からは以上でございます。3件の説明につきましては以上でございます。これより質疑の方に移らせていただきます。まず1件目「令和6年9月湖南市議会定例会提出案件」についてご質問を承ります。ご質問ございますでしょうか。よろしいですか。はい。続きまして「湖南市市制施行20周年記念事業 銀座しのはら篠原武将氏監修 学校給食特別メニューおよび試食会を実施します」についての質問を承ります。ご質問ございますでしょうか。

 

記者A:市内の事業所から無償で食材を提供してもらうんですけれども、なかなか近江牛220キログラムっていうとかなり豪勢な感じがするんですが、これも含めてなんですけど全体で金額は幾らぐらいになるんでしょうか。

 

教育部次長:ご質問ありがとうございます。ちょっと今すぐにご用意がございません。すいません。また追ってお伝えをさせていただきます。よろしくお願いいたします。(総額約250万円)調べてお答えさせていただきます。1点だけいいですか。先ほどもお話を申し上げましたが、当日試食をしていただこうと思っております。是非ともこの場で、当日行っても良いなと思われる方がどれぐらいおられますか。取材してやろうとおっしゃっていただける方は後でまた言うていただいても結構です。よろしくお願いいたします。

 

司会:今の質問につきましても改めて取りまとめをさせていただきましてメールの方で皆様にお送りさせていただきます。続きまして「湖南市市制施行20周年記念式典を開催します」についてのご質問を承ります。ご質問ございますでしょうか。

 

記者A:市長にお伺いします。井上敬之助像の移設が湖南市の方にということで出てます。この移設については担当課に取材してましたけれども、市長の想いも強かったというようなことも聞きました。この移設について市長の想うところを伺えればと思います

 

市長:こういう方がね、地元出身でおられることを知らなかった。ほんまに。流れとしては自由民権運動の流れですね。県議会にいてた時から話し合いの中で、そういうプランをもあるな。何回も何回も前を通らせてもらって見てたんです。そしたらこれ、あそこにね寂しく建って、これはちょっとかわいそうやな、申し訳ないなと思って。どうやろなとずっと前から言ってて。たまたま、県議会の議長を奥村芳正君がやってたので、その時に話しを詰めました。何とかしてほしいということを頼みまして、今回了解得て。いろいろ移設にあたっての課題があるんです。誰のもんやとか、誰が管理してるとか、今までこれ作るにあたって誰が幾らお金と出さはったとか、いろいろあるんだけど、それを超えて課題を整理してなんとか移設をお願いしたいという形になりまして、実現することになりました。非常にありがたいと思います。打出浜で1人寂しく置いておくよりええんちゃうかなという風に思っております。

 

記者A:続いて、僕も像のことを知ったのが、県教委で10年前に担当しているときに、たまたま担当者に教えてもらったことがあって、あの頃はまだ確か県警本部も立ってなかったので、もうちょっと高い感じで見えたんですけれども、今は橋がかかって。普通銅像は上を見上げる形なんですけど、今、道行く人が見降ろすみたいなという形になってます。そもそもこの銅像が立ってるってことも知らない人も多いですし、この人誰やと言う人も。もう何せ建てたのが60年前の話なので、本人自身が100年前にもう亡くなっておられるということで、いろいろ伝えていくということをしていかなきゃならないかと思うんですけれども、そういったことはどういったことを考えてますか。

 

市長:今おっしゃった通り、私自身勉強不足でわからなかったです。でも何も歴史を知らない私でも、自由民権運動の板垣退助とかいろいろな歴史上の人物がいてますよね。それら一連のお仲間と言うことで1つの歴史を感じますので。自分としては地元出身者でありますし。いろいろ出てきましたね。“劇団こなんヒストリア”の作品中に出てきましたよね。この方。いろいろ湖南市との繋がりがありますので、大事に、高さも保って。今言われたように、銅像の高さが足りないですよね。それもあるので、大事にお守りさせてもらうという風に思っております。それが本音です。

 

司会:他質問ございますでしょうか。それでは案件につきましての質疑はこちらで終わらせていただきます。説明員は退室をお願いいたします。続きましてその他でのご質問を承ります。何か質問ございますでしょうか。

 

記者B:8月11日付けの京都新聞でありますが、火葬場での遺体の撮影の件。

 

司会:すいません。質問の途中なんですけども、多分その質問が集中することかと思いまして、できましたらちょっと最後に回させていただきましてその他のご質問がございましたら、先にそちらを承らさせていただこうかなと思います。質問ございますでしょうか。

 

記者A:昨日ですねメールアドレスを一斉に送ってしまったということで、ミス、まあこういうこともあるだろうということなんですが、うちの場合はいつもこの手の記事は書いているので、書いておきましたけれども。それはいいんですが、ただですね、事案の発生が概ね1ヶ月前ということです。あの程度の話なので、やっぱりその市民の皆さんには、もし公表するのであれば、すぐに出すべきであるというのが基本かと思います。何でこんなに遅くなったのでしょうか。

 

市長:決まりから言うたら11日以内に公表しないといけなかったかなと思います。今言わはるように、それがまあとにかく、わしそんなん言える立場ではないの良くわかってるんやけれども、正直言うて、またかよ、と思うな。ミスをチェックするよう指示を出して気合入れてるんやけれど、問題はあるんやろな。その問題がどこにあるのかということを十分調べて。特に、管理職がみんなおられるんやからね。ミスっていうのが起きるということを前提にして組織としてどれだけ迷惑をかけないかということをやっていかなきゃいけない。ミス0ということは考えられない。起こったとしてもすぐ対応できるという形をとるべきだというふうに思います。正直言って、管理職ももうちょっとしっかりしてもらいたいと思いますし、私も口酸っぱくして言うてるつもりであります。公表するのも早めに、多分、11日以内やとおもうんやけれども。公表しないといけない規程は規程として守っていくという形をとらせてもらおうと思ってます。おっしゃる通りやと思います。すいません。

 

記者A:今回のことについて遅くなったっていうのは、何か理由があったんですかね。

 

総合政策部次長:今回のメールアドレスの誤送信についての公表が遅くなった理由ということなんですけれども、この事案が発生した経緯ですとか、発生の要因、あと管理職、私どもも関わり等の内容につきまして、十分に精査ができていないというところで、何度か書類についてもう一度調査のし直しというようなことがございまして、その手続きにかかる時間がちょっとかかってしまったっていうところがございます。

 

記者A:という話なんでしょうけれども、話としては極めて単純な話であるので、やっぱりその2週間ということをめざしてやってもらうのがいいのかなと思います。それとですね、報道発表の中に複数の職員でチェックするという文言がありましたと。そりゃそうだって話なんですけども、それ全部やり始めたら大変ですけども、どうすんのかなと思いますが、ただですね、というふうに書いてるのに関わらず、1回目の報道発表で間違いが3件ぐらいあってですね。ちょっと市長の言葉ではないですけれども、もうちょっときちんとしてもらった方が、それこそ複数の目、人事課も当然絡んだと思いますので、ちゃんと見ていただきたいというふうに思います。これは要望です。

 

市長:数日遅れた理由は、これを怒ったから。そんなん数から見たらだんだん減っていく、限りなくゼロに近づかなきゃならんのに、この間の事務処理ミスの数見てたら、そんなん「わかった。わかった。わかった。」と言って右から左に通すっていうような案件ではない。これはもうええ加減にしたいという思いだったので。ごめん、2~3日遅れた理由は私が作りました。

 

記者A:2~3日というか倍ほど遅れてるんですけど。やっぱり市民の皆さんの目線でやるという意味では、調査は調査としてやっといて、内容がわかってきたら公表したらいいと思います。

 

市長:すいません。

 

司会:他質問ございますでしょうか。

 

記者B:ちょっと追っかける立場なんで、確認みたいな質問ばかりで恐縮なんですけれどもお願いいたします。5月31日付けの処分の中身なんですけど、まず撮影をした方は、当時20代の男性主事ということですが、明日になっても20代、例えば30歳になるとか、そういうことはないでしょうか。

 

総合政策部次長:はい。明日の時点でも20代です。

 

記者B:主事も主事のままで。ちょっといくつか聞かせていただいてよろしいでしょうか。この方は、環境政策課の主事で現在もいらっしゃる。

 

総合政策部次長:はい。現在も変わらず環境政策課の主事です。

 

記者B:事案ですけども、今年の1月に業務のために、市浄苑を訪れたとありますが、環境政策課が行う業務というのは、例えば排ガスの検査だとか、あると思うんですが、その辺はどんな業務でしょうか。あと、1月でよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:1月に行った大気調査、ダイオキシンの調査で市浄苑を訪れたということです。

 

記者B:ダイオキシンが排出されていないかという調査ですね。わかりました。撮影をしたっていう話のほうですけれども、記事の中で確認窓と書かれてありますが、これは普通僕らも行ったことがありますけど、正面から見えないと思うんですけど、燃焼が始まると完全に閉じられます。この方は裏側っていうか、職員だけしか行けないような側からの窓、そういうところから撮影されたのですか。

 

総合政策部次長:一般の方ですとか親族の方がいらっしゃるのが表側になりまして。その裏側の職員であったりスタッフだったりが出入りするところからになります。

 

記者B:燃焼状況を見られるんですね、職員さん側は。けど、この環境政策課の方っていうのはこういう業務があるんですか。要は浄苑の方はそういうことをすると思うんだけど、なぜその確認窓を見たのか教えてください。

 

総合政策部次長:今回の場合、大気調査を行う日でありましたので、煙が上がるためには燃焼というものを確認するために確認窓をみました。

 

記者B:その時の撮影をした時の遺体の状態とか、さっきおっしゃった話でいくと炎に包まれている状態であるのか、全く燃焼が終わってないような状態だったんでしょうか。

 

総合政策部次長:撮影をしました時点では、今新聞記事の方では、遺体という言葉で記されてはあるんですけれども、ご焼骨の状態のものであります。

 

記者B:この写真は何枚撮影したのでしょうか。

 

総合政策部次長:私どもの方で確認が取れておりますのは2枚です。

 

記者B:動画はない。

 

総合政策部次長:動画はございません。

 

記者B:2枚ともLINEのグループに共有されたのですか。

 

総合政策部次長:はい。2枚とも共有されております。

 

記者B:その写真が共有されたのは知人2人だったんですが、それはさらにそこから流出というのはあるのでしょうか。

 

総合政策部次長:流出はございません。

記者B:5月に共有した人の1人が市に相談をしたということでよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:結構です。

 

記者B:それがわかった時点で、市はどういうふうに対処されたかというのをお聞かせください。

 

総合政策部次長:5月31日の会見のときにも一部お話はさせていただいておりまして重複してるところもあるんですけれども、情報提供があった内容が事実かどうかということの確認を行いまして、確認の結果をもって処分をするのかという検討に入っております。

 

記者B:その聴取に対しての男性主事の答え、答弁はどのようなものでしょうか。

 

総合政策部次長:事実につきましては、本人の記憶の範囲で誠実に答えておりまして、今回この行動を起こしたことにつきましては「思慮に欠けた行動をして大変申し訳ないと思っている。不適切な行動であり公務員としての自覚に欠けていた。今後は認識を改めたい。」という反省の弁を述べております。

 

記者B:なぜその撮影に至ったかという理由は。つまりそんなこと普通はしないですよね。家族としてでもないですから。

 

総合政策部次長:今おっしゃっていましたように、普段あまり目にするものではない、初めて中を見たということでそれに対して衝撃があり、心情的な配慮を欠いてしまったと本人から聞いております。

 

記者B:遺族に説明とか謝罪に行かれたのは市長と職員さんでしょうか。

 

総合政策部次長:市長をはじめ、本人ももちろんですし、上司に当たる者も一緒に参らせていただきました。

 

記者B:ご遺族はどのような対応というか、気持ちでいらっしゃいましたか。

 

総合政策部次長:私どもも含めてなんですけれども、こういったケースというか、あまり見聞きすることはありませんので、お相手の方ももちろんそうなんですけれども、やはり驚かれていらっしゃいました。

 

記者B:赤の他人に見せられたということへの憤りみたいなことは仰ってましたか。

 

総合政策部次長:やはり、まず、日数が少したっているとはいうものの、お身内の方のご不幸の中での今回の事案というところで、写真の内容もそうなんですけれども、やはり、SNS上ということで、どれだけに広がっているのかっていうこともやはりご心配はされておられましたので、そこにつきましては特に情報が他に広がっていないかというところは確実に調査というか確認し、出てないというところを確実なものにしているところです。

 

記者B:名前も入っていた。掲載されていたという話しでしたが、これはお苗字だけで、湖南市とかまちの名前も入っていたのでしょうか。

 

総合政策部次長:苗字だけです。

 

司会:他質問ございますでしょうか。

 

記者C:共通するところもありますが確認させてください。まず2枚の写真というのは遺骨が映っていたということでよろしいでしょうか、ということと、写された対象の方というのは湖南市民の方で良いかどうか。それと、その謝罪に行かれたということなんですけれども、謝罪をされた対象の方というのは血縁関係にある肉親というか、遺族という表現でよろしいでしょうかということです。それとあとスマホで撮影されたということですけども、これは私用の個人のスマホで、全部で2枚撮影して、2枚とも共有して、知人は2人、共有した対象は2人でいいかということを確認させてください。

 

総合政策部次長:すいませんちょっとお答えが前後するかもわからないんですけれども、撮影したスマートフォンは個人の所有のものになります。枚数が2枚でご焼骨と燃焼の一部炎が写っておりました。

 

記者C:ご質問ありましたけどいわゆる遺体が写っていたということではない理解でよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:はい。拝見した限りでは、ご焼骨の状態だと認識しております。

 

記者C:その方は市民の方でよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:はい。

 

記者C:市長並びに謝罪に行かれたのは、ご遺族に謝罪に行かれたということでよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:はい。

 

記者C:これ懲戒処分のときには、この詳細をつまびらかにされていなかった。その理由っていうのが、どういうところにあるのかということと、あと新聞記事の方にはですね被害者と約束しているので、公表できないということを書かれてるのですけれども、この件を公表しないで欲しいと先方から話があったのか、市側がちょっとこういうことなので、こういうことが起きてしまうので、有り体にしたくないので、公表しなくていいですねというふうに、市側からお願いしたのか。これはどういった経緯でこの約束がなされて、なぜ公表されなかったのかそこを教えてください。

 

総合政策部次長:お相手の方とのお話の中で、写真が他に出ていないかというようなご心配というのもございましたので、その公表に関しまして、どういったものが写っていたとか、そういったことに配慮すべきというような市サイドにも思いがありまして、そのあたりはご遺族のご意向に沿うべきだという判断をしたんですけれども、相手の方につきましては誰、どの写真かという特定をされることがないようにというところを強く希望されてまして、あと具体的にどういったことが起こったのかということも触れないで欲しいというようなご意向がある中で、お約束と今一般的に申し上げてますのは、被写体が何であるかということが判明しないようにするということをお約束させていただいて、こちらからご提供させていただくのは「不必要な写真を撮った」という形で公表をするということで、お相手様との合意ができているということになります。

 

記者C:ただその市のは、当時の発表を見ても、詳細が明らかにされていらっしゃらないので、そもそもそれが不必要なのかどうかの判断をしかねます。別のご質問でもありましたけれども、基本的に市民が見てもですね、これ一体何のことなのか。市から何を説明しようとしてるのかってのはやっぱりわからないと思うんです。まさに市民目線とお話ありましたけど、市側の論理だけで何か言えませんという話になってしまった原因っていうのはどういったことになるとお考えですか。

 

総合政策部次長:不必要な写真というご説明をさせていただいたんですけれども、不必要といいますのは業務上、本来のダイオキシンの大気調査を行う中で燃焼の確認が必要であるけれども、画像での記録は必要でないというところで不必要というような説明にはさせていただいております。原因というところなんですけれども。

 

副市長:すいません。よろしいでしょうか。当時、内部では公表すべきという話をしておりました。すべて。その中で相手方の強いご意向があったということで、その中では、具体の中身、あまり申し上げることは適切ではないかもしれませんけども、親族というようなキーワードも出て参りました。つまりは誰であるか特定されることがないようにっていうのはもちろんあるんですけども、その強い口調の中で、ご意向の中で、その内容を咀嚼しますと、第三者から「あんたのとこちゃうか。」と詮索を受けることも苦痛だというような捉え方をしましたので、近隣住民ですとか、或いはその方の親族ですとかから詮索をされることは、その方のですね、ご遺族の権利利害を害するんじゃないかと、そう判断したということです。

 

記者C:謝罪に行かれたのはご親族ということでよろしいでしょうか。

 

副市長:家族です。

 

記者C:写真なんですけど1枚はご焼骨、もう1つは炎とご焼骨が一緒に写っているということでよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:ご焼骨と炎が写っている写真になります。

 

記者C:1枚にそれが写っているということですね。わかりました。最後に市長すいません。この件を受けまして、まずは再発防止含めて今のお受け止めと、今後の対応を教えていただきますでしょうか。

 

市長:もう、最初この話を受けたときに、よう理解できなかった。処分や記者会見、情報公開請求などいろいろな手続きにそれぞれすごい問題が含まれてるな。事案に対する理解力が正直申しますと、私にはそれほどなかった。軽くあしらうというつもりはなかったけれども、初めての経験なので、お詫びに行ったときも、情報公開請求、その後いろいろ対応する中で、そういう非常に根っこの深い問題が、情報の扱い方、それからどの時点において、これはそういうこととは関係なく、公表するにあたっての努力をしなきゃならない責任がやっぱり我々の側にあるとか。さっき言ってますけどそういう理解力が、正直言って、わかりませんでした。そこまでそんなないし。これを現実にどういう問題が、一番最初からどういうとこら辺、どうなってるかっていうことを理解できなかった。初めてのケースでありましたので。今として、思うことは、言わはる通りやな、根っこにあるものはそんなに軽く扱えるものではないし。情報というものに対する取り扱いについて我々反省せなあかんことはたくさんあるんやなということ。それから処分の問題。いろいろ今までの事案を調べてやってるのやけれども、受けとめ方もいろいろあるんだなというふうに思いますので、これは今回終わったわけじゃないので、さらに、どこに問題あったかっていうことを調べて、職員一同、正直言ってもうちょっと勉強しなあかんなということは思い続けて。今回これですべて終わりじゃないので、自分なりに反省してるところでありますが。とにかく初めてのケースだったので。よくわからない。この世界で仕事をさせてもらってるとは言いながら、そういうのはわからない。理解するのはとても悪いから、何でも聞いた。これはあかんと思って。先ほどお話ありましたよね。おうちに伺って、申し訳ありませんでしたって言って頭下げた。これは本音ですわ。まだ未だにね、ごめん。「お前理解してへんのか。」と言われたら全部理解できてない。悪いなと思いながらね。検証しなきゃならんし。学習しなければならない1人のメンバーであるということを、私も含めてその責任を果たさないといけない。これは自分の思いであります。

 

 

記者C:わからないとおっしゃってるのはその情報の扱い方がわからないということなのか、この問題の問題が何かわからないということですか。

 

市長:1つはね何が起きたかわからん。それからそのあとの、この件についての情報の扱い方についてわからない。そういうことなんやな。軽く思ってたわけじゃないんですよ。ないんですけれども。やっぱり、人間としてやらなきゃならんこと、必要なこと。法律は法律。条例は条例。しかしながら人の道としてどうなんやということも含めてね、自分なりに未だに反省しなきゃならんと思ってます。今後残された課題はあると思ってます。

 

記者C:先ほどおっしゃいましたけどご本人、職員一同、特に問題があった中反省をして、研修を含めて、こういった再発防止策をしたいという理解でよろしいですか。

 

市長:はい。

 

司会:他質問ございますでしょうか。

 

記者B:1点だけ。人の道としてという言葉がございましたけれども、もし私の家族が同じ立場だったらどうだろうと思います。やっぱり僕も信じられない話だったので、びっくりしましたけれども。人の道として、人間としてしてはならないことであるというご理解、ご発言だったと理解してよろしいでしょうか。

 

市長:はい。

 

記者D:今お答えになったところの、もう少し確認になるんですけれども、当該の主事の方が行かれるダイオキシン調査というのは、主事の方はこれが初めての浄苑への調査の仕事だったということでよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:はい。調査に関しては初めて当日立ち会いをしたということになります。

 

記者D:このダイオキシンの大気調査というのは、環境政策課としてはどれぐらいの頻度で、そちら現場の方に行かれてるものでしょうか。

 

総合政策部次長:年に1回の調査になります。

 

記者D:年に1回、大体今回1月ということで調査を毎年それぐらいの時期に、どなたかが、現場に行って調査をしているということで、今回その主事の方がそれを初めて担当されたという、そういう形でしょうか。

 

総合政策部次長:すいません。他の年が何月頃に調査されたっていうのはちょっと確認しないとわからないんですけれども、年に1回ということで聞き取っております。

 

記者D:この際その調査に関しては、環境政策課の担当者としてはこの主事の方がお1人で行かれたということになるんでしょうか。

 

総合政策部次長:職員は2名で行っております。

 

記者D:2名で行っていて、もう片方の1人の方はその撮影に関しては、その時点では承知していなかったということなんでしょうか。

 

総合政策部次長:はい。別の場所で作業をしており、その場にいなかったという整理になります。

 

記者D:わかりましたありがとうございます。それから、この内容が、5月に相談から発覚して、その後、市長を始め、本人関係者と謝罪に訪れたということですが、これの時期と、あと実際に謝罪に行った方の、市長他の立場、上司と先ほどおっしゃいましたけども、課長なのか部長なのか、そのあたりの具体的な肩書きの方を教えていただけますか。

 

総合政策部次長:謝罪にお伺いしましたのが、5月20日。お伺いしました上司といいますのは、部長級になります。

 

記者D:部長級というのは環境政策課の上というと、何部なんですか。

 

総合政策部次長:環境経済部の部長と全人事を司っております総合政策部の部長になります。

 

記者D:環境経済部と総合政策部の部長と市長と本人主事の4人ということでよろしいですか。

 

総合政策部次長:はい。

 

記者D:謝罪に関しては遺族の方、その後の取り扱いに関してはある程度あったとはいえ、その時点で謝罪を受け入れたということでよろしかったですか。

 

総合政策部次長:はい。謝罪を伺いさせていただいたときには、謝罪は受けましたというお言葉をいただいております。

 

記者D:わかりました。それから当該写真の2枚なんですけれども、これはもう現在も全てその主事の方或いはLINEグループであったり、そのクラウドであったりってところすべて削除されたということでよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:すべて削除されております。

 

記者D:確認済みということですね。

 

総合政策部次長:はい。確認済みです。

 

記者D:わかりました。ありがとうございます。

 

司会:他質問ございますでしょうか。

 

記者A:処分なんですけれども、減給6ヶ月です。10分の1。ところがですね、誰に聞いても、隣の甲賀市の職員さんも管理職さんにも聞いたりだとか、行政経験者にも聞きましたし、真山先生もそうでしたけれども、停職または免職であろうということを言ってました。極めて甘いと私は思いますが、この判断の経緯というのはどういったことがでしょうか。

 

総合政策部次長:この職員の処分に当たりましては「湖南市職員の懲戒処分の指針」に基づきまして、行為の内容ですとか、職員の職責、あと社会的影響などを総合的に考慮して決定をしているものです。また他の市などでのこういった近しいと思われる処分例ですとか、過去の湖南市における処分歴との比較、参考にした上での決定というところになります。

 

記者A:日本全国どこを見てもですね、こういうような内容の不祥事があったかというと、私はもう30年近く記者やってますけど、おそらくないだろうと思うので、その処分例とか、処分歴とか、全く参考にならないと思いますが、どうなんでしょう。その上で聞きます。あの後に副市長からも話を聞きました。発表の時にもありましたが、秘密漏えいに準ずるということでの処分であるということでありました。ちなみに秘密漏洩を見てみると、条項が出てきましたが秘密漏えいは停職とか免職ということです。この分類が多いんで実際のとこよくわかんない部分もあるんですが、これを準ずるから減給に下げるというような文言があります。しかしですね、こんな類例がないものに対して、準じるから下げるということがおかしいのであって、似たようなものはそれしかないだろうということであるのであれば、さらにですね、そこからもう1つ考えて、準ずるから下げるのではなくて、同じような取り扱いにする。さらにですね盗撮でもあるんですねこれ。亡くなってはいますけれども、もともと人であった方でありますし、遺族の方がそれだけ怒るということであるのであれば、他の記者からの話もありましたけども、自分の身に置き換えたらどうなのかということを考えたら、絶対許せないことです。ていうことを考えたときに、そのあたりの検討は一体どういうふうになっていたのか。そこを教えてください。

 

総合政策部次長:処分の決定に際しましては、本当に今ご指摘がありましたように、様々な方面から検討の方をいたしました。その中で軽いっていうような印象が持たれる方が多いというのは承知をしておりますけれども、先ほどと繰り返しになって申し訳ないんですけれども、職責であったり、社会的影響と総合的な判断ということで、類似案件っていうのが、非常に近いものが見当たらない、おっしゃいますように。ですので撮影行為の部分をとってみたりですとか、SNSの投稿をとってみたりですとか、いろいろ部分的な、参考ということにしかならなかったんですけれども、他市町の例を見まして重過ぎず軽過ぎず、適切な処分ということを下していると認識はしております。

 

記者A:言いますけれども秘密漏えいというのは停職か免職で、盗撮も停職か免職なんですね。それを下げる判断じゃないと思うんですけれども。一体何をもってこれだけ下げたんでしょうか。今総合的に判断してるということがありましたが、社会的影響という意味であれば甚大です。完全に湖南市の市役所の権威というか信頼とかいうものは失墜したと思います。ということを考えたら、やっぱりこれはもっと厳しくすべきではなかったかというふうに思うんですが。だからその細かいところですよね。一体何がどうなってるのかどうかというところがわからないです。実は情報公開で、懲戒審査委員会の議事録を請求しました。

ところが、肝心な委員の部分の説明とかは全部黒塗りになってて、全くわからないと。これはちょっとまけてやろうかみたいなことがあったとしてもおかしくないんじゃないかどうか疑ってるんですね。だからそこを説明してよというふうに言っております。もう1つ言うと、要するに、湖南市の懲戒審査委員会に関わった皆さん或いは人事課は総合政策部の人間以外はみんなこれ甘いだろうというふうに言うてるわけですよ。僕が取材する限りは。何か不祥事があったら当たり前ですけどどこの役所でもそうですけれども、それは市役所に限らず、警察でもそうですし、検察、裁判所でもそうなんですけども厳正処分するということを必ず言うわけなんですけど、これ本当に厳正に処分されたのかということが、これはもうブラックボックスなんですね。そこの細かいところを教えていただきたいというわけです。もしなんでしたら、事務方ではなかなか難しいと思いますので懲戒審査委員会の委員長の副市長から説明していただけたらと思います。

 

副市長:まず懲戒審査委員会の中では、確かに盗撮行為ということについても触れられていたように思っております。その中でですね、今回の不祥事は苗字と撮影した画像ですね、苗字と画像を入手して、グループLINEに掲載ということで、これは業務上知ることができた秘密を漏らしたということが秘密漏洩に近いのではないかという判断がまずありました。秘密漏洩に関しては、おっしゃる通りでありまして、懲戒免職・停職、このあたりが標準例では予定されている処分となるわけですけれども、先ほど職員からも説明ございました、この秘密を漏洩した、或いは情報漏洩した、他自治体等の処分事例を参考としながら、適切に判断、意見を整理したということであります。その中において、参考とした処分例ですけども、例えばこれは自治体ではございませんが、警察で捜査資料を漏えいしたという案件において、例えばこれは戒告というような処分になっていたりとか、或いは某市の課長がアルバイトに応募されてきた方の履歴書を撮影して、それをグループLINE、同僚や友人に漏えいしたということで、減給6ヶ月というような処分になっていたりとか、そういった様々な事例を参考としながら、意見として整理したということでございます。

 

記者A:ではこの処分内容については問題なかったということでいいんでしょうか。つまり同じことがあった場合に、この程度の処分に済ませると湖南市は、ということでよろしいでしょうか。

 

総合政策部次長:今後、処分をするような案件が発生した場合でも、今回と同様に、過去に湖南市においてどういった処分を決定してきたかっていうことは当然参考にして決めていくことになりますので、今回の事案と将来何か起こったときそのときの事案との比較というのは当然していくもので、これも基準の1つとなっていきます。

 

記者A:もう1つ、この件については最後にしますが、基準を見たときに結構細かく基準が書かれてるんですねこれ。類型によって、業務や業務外、それにも関わらずどれにも当てはまらないと。想定外であると。想定もしなかったような不祥事が起こると、誰もが衝撃を受けたということで考えるんだったら、やっぱり極めて甚大だと思うんですけれども。ですから皆さんここに今回厳しく質問してるかと思うんですけれども、社会的っていうのはつまりそういうことだと思うんですがそこの部分の考慮がなかったんですか。

 

総合政策部次長:今、確かにおっしゃいますように「湖南市の処分の指針」の中でぴったり合致するものっていうのはありませんでした。そうですね。あとこういった事案が起こってくるに当たりましてもう少し前まではSNSっていうことは想定できなかったとか、もう本当にいろんなケースがどんどん増えていっているという状態の中で、以前作ったものをそのまま適用するっていうことができないケースっていうのが、特に今回のようなことが起こってきているというふうに認識はしております。ただこの中で、先ほどお話がありました通り、例えば、盗撮行為という項目ですと通常衣服で隠されている下着もしくは身体を盗撮し、というような文言が含まれていることから、こういったところに合致しないであるとか、一見今おっしゃいましたように盗撮ではないかっていうことは、疑ってかかるっていうところはもちろん考えられることですし、その辺りも会議の中で審議したところではありますが、一致しないっていうところも多いというところで、いろんなケースというか指針に記されてあります標準例を照らし合わせて総合的に判断をしたということになります。

 

記者A:この撮影って要するに命そのものが辱しめを受けたということじゃないかなと私は思いまして、そういう意味では、パンツとか下着とかを撮影するよりひどいと思いますが、湖南市の判断はそういうことだというのはよくわかりました。その上で職員も同じところで働いてるということなんですけれども、それはいかがなものなんでしょうか。というのはですね、この懲戒審査委員会の議事録を読むと、この職員の話として写真を共有した知人に注意され、納得いかなかったというような文言があります。そのあとに、掻い摘まむと大騒ぎになって反省したというような形になっています。ということは、この人これ大騒ぎになったから今反省したようにみえてますけど、一体何が悪かったのかということが本当にわかっているのかってのは極めて疑問ですよね。そういう意味ではもう厳しく研修を受けたりだとか、そうした尊厳だとか、いろんな体制だとか、今更ですけどそういう教育を受けさせるべきだと私は思ったりもするんですけれども、そういう意味でも停職にすべきではなかったかというふうに思います。そこの点、そういった研修とかはどうなってるんでしょうか。

 

総合政策部次長:研修につきましては、これは被処分者のみならず、当然全職員も今同様にコンプライアンス研修を今月末に実施いたします。また被処分者に対しましては、現在定期的に上司による面談というのを行っているところであります。その中で、この件に関しての本人の理解ですとか反省度というのを確認をしているということになります。

 

記者A:次に行きます。私情報公開請求してこの前追及しましたけれども、1回出してもらった時に人事課はですね、本来情報公開請求の窓口と話をした上で公開するということなんですが、それをしなかったと。具体的に言うとその黒塗りした上で、話し合いをして出したと。これはですね市規則に違反してるわけですよね。運用として。それは厳しく抗議しましたが、2回目も同じような運用でした。本来ですねこの行政規則っていうのは、情実とか政治的な意図、こういったものを廃棄するためにあるんであって、極めて恣意的なやり方であると、これ不適切だと思いますが、その経緯を教えてください。特にこの点ではですね、20代の主事さんがこういうものを撮影したというよりも、組織でやってることですから、極めて重いと思います。むしろこっちの方か問題だと私は思っていますがとにかくその経緯について教えてください。

 

総合政策部次長:今回の情報公開請求で黒塗りで協議をしたということにつきましては、今回の事案に関しましては相手方からは可能な限り事実を公表しないで欲しいという、強いご要望がありました。その中で市内部におきましても、事実を知っている人数は少なくするべきだという配慮から、総務課に合議をする際にも黒塗りで合議を行ったという経過になります。こちらはおっしゃいます通り、総合政策部の方でこの状態で確認をしてもらうっていうことで進めさせていただきました。

 

記者A:それは市の規則に反してるところでよろしいですよね。

 

副市長:今説明された通りだとは思いますけども、やっぱり事務をどう処理するのかという、決まりがある中でそれに従わなかったというのは、これは事実だと思っております。これ場合によってはですね、これまでにはこういった黒塗りでの協議を行ったことはないと総務課からは聞いておりますけども、行ったことがないっていうか、ルールに従っていないわけだから、本来であれば総務課もそれは認めないという対応をとるべきであると思っております。それがなされなかったということであって、ここはもう極めて不適切であってどういった経過の中で、今説明ありましたけども、ここはしっかりと検証をしてですね、再発防止に努めていくべきであると考えております。これはややもいたしますと、例えばこうしたやり方がですね、こういう事例なら、いいだろうということで行われてしまえば、これは市民の皆様への市民の利益が損なわれるということに繋がりますので、ここについては、しっかりと検証して参りたいと考えております。

 

記者A:わかりました。今回ですね私不服申し立てを3回請求しています。そのうち、黒塗りで人事課と総務課と最初にやりましたが、それを抗議した上で、なお、同じ対応をしてますんで、再度抗議してやっと普段通りの元に戻りました。市役所内にはいろんな情報があって、他の職員には知られたくないという情報が多分あると思います。しかし、そういうことも含めてこれまですべて担当者で見せて、しかも職員は当たり前だけど守秘義務がありますので、言いませんよねそんなの。そこを信頼できないんだったら、システム回っていきませんので、極めて不適切だったと思いますが、1回目2回目、決裁も入ってると思います。一体これを無視したってこの判断は誰がしたんですか。

 

総合政策部次長:黒塗りの状態で決裁をまわすということにつきましては総合政策部内で一旦この形で合議をしてもらいたいということで、総務課の方にはお話をさせていただいております。

 

記者A:わかりました。今回ですね市規則を無視した上で、しかも2度に重ねてやってるわけなんですね。これこそまさに処分ものだと私は思いますが、今検証していくというふうに副市長から言葉もありましたが、これは処分対象になるんでしょうか。

 

副市長:そこも含めてしっかりと検証していくということになります。

 

記者A:あと2つあります。3回目になったときに、それでも黒塗りが続いてましたが、委員さんの話はともかくとして、事実としてあったのは、個人が特定されると。その職員の個人が特定されるという身内の論理です。ただ業務内であるんであれば、その懲戒処分っていうのは業務が絡んで行うことがほとんどですので、職務権限と切っても切れないですし、そういうことをしてると、どんどん隠すことが増えてくると思うんですが、そこについてはどう考えてますか。

 

総合政策部次長:今回の懲戒処分における被処分者につきましては、公務員という立場ではございますが、被処分者が懲戒処分を受けた事実というのは公務執行に関して非違行為があったということを示しているものにはなるんですけれども、公務員の立場を離れた個人としての尊厳や、今後の社会的評価を低下させる性質を有するということも考えられますことから、指示に関する性質の面も含むという判断の方もしております。

 

記者A:他市ではですね所属課を出してるところもありますので、今後についてはちょっと考えていただけたらというふうに思います。最後です。市長に聞きます。今回すごい大きな問題がありました。浄苑で撮影したことについては、極めて個人的な問題です。これについてはその個人についてきちんと対応していくということが、組織でやっていけば良いと思います。ただ、その後にいろんな情報隠そうとしたというのは、これはもう組織的な問題だと思っています。一体どこにあるんだろうとずっと考えてました。で、これは市長に問いますが、生田市長が就任してですね、コロナワクチンの針刺し事故、これを隠したことがありました。処分のことで言うんだったら、自身の政治資金問題も、本来政治的な問題に責任をとるべきなのに、公務員基準に当てはめた処分。自ら処分という形でした。言ってはなんですけれども、それとですね、これは市役所が関係ありませんが、ご自身の自民党、無所属でたったんですが、3、4ヶ月で復党をすると。その間、甲西支部長も、離党してるのにやっているというようなこともありました。思うんですけれども、要するに、市長が就任当初に私の背中を、みたいな話がありましたが、失礼ながら、ご自身が絡むことに関して、これまでいろいろ対応が甘かったのではなかろうかと。そういったものが、市役所全体にこう伝播してるんじゃないかなというような危惧を私は持っています。市長はどういうふうにお考えでしょうか。

 

市長:そういう見方があるのやなという風に思っています。そういうご意見があるということを受けとめてやっていかなきゃならんと思っておるんですが。先ほど申し上げましたように、この問題は、取り扱いについても、正直言うて、物事慎重にいかなきゃならんなというのと同時に、市役所の組織をどの形で立て直すかということの責任はやっぱりあるんやなと。みんなが言うのは、私は非常に、ルーズで甘いんかな。きつくするだけが全てではないのはわかっているけれど、やはりそれはそれなりの組織としての対応の仕方が集めてわかってるけれども、やっぱりそれはそれなりの組織の対応の仕方があるべきやなと思っています。もう一遍考え直し、事務の対応の仕方も含めてでございますけれども、それと幹部の連中に対しても、ただただ1つの組織としての行動をとるために、どうするかということを研修するし、ほんまに腹割って喋って体制を建て直さないことには市民のみなさんに申し訳ないなと思っておりますので。そこのところはこれで解決するわけではないので。重々わかっておりますけれども。あかんとこはあかん。お詫びするとこはお詫びしながら、進めていかなきゃならん。難しいな。難しいな。正直言うて難しい。そう思ってます。すいません、答えにならんけれども。言葉悪いけれどもさ、二度と起こらんように。二度と起こらんように。ありきたりの言葉ですけど体制の強化やな。やっていかなきゃならん。その体制の強化っちゅうの中身が何かっていうことをいろいろ考えて。みんな心を1つにしてやっていかなきゃならんと思います。これしか答えはないわ。すいません。

 

司会:他質問ございますでしょうか。

 

記者E:ちょっと1つ気になったんですけど、遺族の方との約束があったっていうふうに、さっき言っておられましたけど、今になって公表されてるのは、遺族の方々の承諾が今は不要なんでしょうか。

 

総合政策部次長:以前に公表していなかった以降にお相手の方から承諾を得ております。

 

記者E:どの辺で承諾を得たのでしょうか。

 

総合政策部次長:8月上旬ですね。

 

記者E:他社に書かれたって言ったら悪いんですけど、先に情報が出た時私「電話ではちょっとこの件に関しては」みたいなことを対応されたんですけども、それは何ででしょうか。今日公表しようと思ってたってことですかね。もう8月上旬に承諾を得てるなら別にその時に答えていただいて良かったのではないですか。

 

総合政策部次長:新聞報道があった後に、おそらく直後にご連絡をいただいてたのかと思うんですけれども、一旦市の方針として公表しないという決定をしておりまして、ご本人さんの承諾が得られたけれども、その後、市としてどういうどのような対応をしていくかっていうところの協議の方を進めている途中でありました。申し訳ありませんでした。

 

記者E:承諾は今は得てるってことで大丈夫ですか。

 

副市長:もう少し正確に申し上げますと先ほどの説明があったわけですけども、最初は、相手方のやっぱり強いご意向があったと。もう1つは、被処分者が特定されないように。この2つ。その中で相手方が了解をされた。ただし、職員が特定されないようにというのが残るということであるんです。この報道が、なされたわけですけれども、これは記者さんの取材、それから我々が公開した資料の中身等を使われて、記事にされたとは思っているんですけれども、その時点で、周知の事実になったわけですね。我々はこれを事実かと聞かれたときに、事実でないといえるものはございません。そうすると、それが広く皆さんご覧になったということで、そこで要は個人を特定されるっていう、そういう、理由が変わったということではないかというふうに私は判断しております。

 

記者F:冒頭にですね市長は、人の道としてどうなのかというお話がありましたけれども、ご遺族に謝罪されたということですが、今改めて、ご遺族に関して、どのように思ってらっしゃるのか詳しく聞かせてください。

 

市長:正直申しまして、私どもに、今後改めてやらなきゃならん課題は残されてるというふうに思ってます。それをもって、償わなければならないことがたくさんあるんじゃないかなというふうに思います。何せよう理解できなかった。もう今はそれはそれなりの思いですけど。本当に悪いですけれども、ただ、あかんところはあかん、ひたすらお詫びするしかないなという風に思っております。今も思っております。今後この組織を、どういう形で立て直すのかって、お許し願うしかないなと思っております。非常にしんどいですけどね。そう思ってやっていこうという風に思っております。

 

司会:他よろしいですか。ありがとうございます。それでは市長定例記者会見の方を閉じさせていただきます。なお次回の定例記者会見ですけれども、10月1日の火曜日いつも11時から開催させていただいてる時間につきましては、先ほどの資料提供にもございました通り、牛丼の実食会の方を12時近くの時間で開催させていただきたいと考えておりますので少し時間を早めさせていただきまして、午前10時30分から開催の方をさしていただきたいと思います。また改めてご案内の方させていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。本日はどうもありがとうございました。

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