令和6年4月2日定例記者会見

更新日:2024年04月03日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項および資料提供

(1)多様な食文化に対応できるまちへ 観光協会が企画するヴィーガン導入セミナー

(2)湖南市庁舎整備計画策定業務の中間報告について

(3)災害時における動物救護活動に関する協定の締結について

令和6年4月度 定例記者会見会議録

司会:それでは定刻になりましたので、ただいまから令和6年4月度の市長定例記者会見を始めさせていただきます。初めに市長よりご挨拶よろしくお願いします。

 

市長:皆さんご苦労さんでございます。令和6年度が始まりました。平常通りで特別なことはありませんが、一日一日積み上げていって、できるだけのことをやらせてもらおうというふうに思ってる次第であります。あとはまた、ご質問いろいろお聞きになられると思います。その中でまた、お答えさせていただきます。とりあえず始めていただきたいと思います。ありがとうございます。

 

司会:それでは本日、資料提供は、次第に基づきましては2件なのですけど、それに加え、追加で資料を提出させていただいております。NPO法人日本動物介護センターと「災害時における動物救護活動に関する協定」を締結しました、というものでございます。お手元に置かせていただいております。以上、3つの案件でございます。それでは資料の1つ目、「多様な食文化に対応できるまちへヴィーガン導入セミナー開催~」について商工観光労政課の方から説明させていただきます。

 

商工観光労政課長:はい。皆様ありがとうございます。いつも観光イベント等の記事掲載をいただきましてありがとうございます。湖南市のヴィーガンについての可能性ということで、本日ヴィーガン交流セミナーにつきまして、観光協会の会長がいらっしゃっておりますので、観光協会の方からご説明させていただきます。

 

観光協会会長:どうぞよろしくお願いします。まずもって先般、3月30日「さくらまつり」と題するさくら咲く前まつりを開催させていただいて、桜がない中での開催をさせていただきました。逆に今日は、非常に見ごろというところなので、是非お仕事のついでに桜を楽しんでいただけたらと思います。

それでは今ご案内していただきましたヴィーガンというところらへんからご説明をさせていただきたいなと思います。

ご存知いただいております通り湖南市には本当にたくさんの観光資源がありますけども、それを資産に変えていこうということで、意外と観光については、下火とは言わないんですけれども、なかなか派手な活動ができていなくて、あまり良い部分を皆さんにお見せできなかったというようなところで、会長にならしていただいて、これをできるだけ資産化していこうということで、昨年から湖南市観光プロジェクトを立ち上げさせていただいて、もう一度湖南市の良いところを洗い出していこうということで始めさせていただきました。

国のいろんな事業支援を頂戴しまして、今流行りとは言わないんですけれども、インバウンドの方々が意外と少ない。皆さんご存知の通り湖南市は54,000の人口の中の約7%、滋賀県下突出した、海外の人の割合が多い、そういう都市にも関わらず、今も少ないというようなところだったんで、ここに着目してプロジェクトの中ではインバウンドで来ていただき、そういったチャレンジをしていこうと思っております。そんな中でいろいろ調べさせていただいたら、先ほど言いましたとおり湖南三山始め寺社仏閣が本当にたくさんあるんで、見ていただけることもたくさんあるというところなんですけど、さて、食事ということになると、残念ながら余りにも数が少ない。もちろん皆さんご存知いただいておりますように、何件か地元でやっていただいているところがあるんですけれども、さらにそこを突き詰めていくと意外や意外インバウンドの約20%ぐらいの方が、動物性の食事をしたくないとのことです。それを突き詰めていった中で、それだったらヴィーガンという料理に手を付けていこうと。ヴィーガンというと野菜料理というふうな括りになってしまうんで、野菜だけ食べてということでは決してなくて、ヴィーガンでない皆さんが食べていただいてもおいしい、それがヴィーガン料理の呼称なのかなと思っております。そう言った意味で、私どもに今コンサルをしていただいております方がいらっしゃって、東京の自由が丘に有名なヴィーガンのレストランがあるということを調べていただいて、そちらの下川オーナーがそれだけヴィーガンのことを一生懸命やろうというんであれば、私たちもレシピもできるだけ提供してあげますよというところまで話を進めていただきました。その流れの中で私もヴィーガンの勉強を始めたというところで、申し上げましたとおり単に野菜ではなくって、動物性を使わない。豚肉・牛肉使わないですし、魚も使わないということで出汁を取るのにもカツオを使わない。はちみつも使わない。卵も使わない。そこまで徹底しないと本物のヴィーガンじゃないと言うようなところで、特に海外の方は宗教的な部分でもそういった料理を好まれる方がおられる。ただ、全員がそうなのかと言うとそうではない。10人が来たらその中の2人が湖南市でご飯を食べられないんで、違うところに行きましょうということであれば、せっかく足を運んでいただいても、その人達がここで食事をとられず、また、短時間で帰ってしまわれるというようなことを考えますと、やはりその人達も食事を楽しんでいただける。また、湖南市は牛肉の産地でもありまして、そういった近江牛が食べられるところもあるんですけど、ヴィーガンの人はそれを食べられない。そのお店にもこれからは声掛けをして、ヴィーガンもやってもらって焼肉、また、すき焼き等もやっていただくということで、並行することで、来ていただいた皆さんが湖南市で食事を楽しんでいただけるということになると思います。そんな流れの中で今お話しさせてもらったように、じゃあヴィーガンはというところで、野菜がたっぷりなんですけど、例えばですけれども、こう言ったことで、先日も私自由が丘に食事も実際してきました。ディナーの予約をさせていただいたんですけど、本当に見た目普通の料理という感じ、ディナーの後もデザートにつきましてもこんな感じで、これも卵一切使ってないんですけど、卵を使ってないケーキっておいしくなさそうに見えるんですけど、卵を使っているかのごとく美味しい。一番わかりやすいところでは、たっぷり野菜の餡かけ醤油ラーメンですけど、これももう全くいつものラーメン。何も言われずに出されたら、普通のラーメン美味しかったなで帰ってしまうぐらいのレベルに美味しい。ヴィーガンは外国人だけなのかなというふうに思っていたら意外と愛好家の方、肉系を食べない人、意外とペット好きな人達が、全てとは言わないんですけど、比較的そういった人達がヴィーガンに対して興味を持っていただいてる。また、健康食というような意味でもヴィーガンに興味を持っていただいている。そういったことで、去年からやり始めて早速なんですけども、レストラン潮さんの方で既に白湯ラーメンを1,280円なんですけど、既にヴィーガンで始めていただいています。あくまで実験の段階ということで、写真ではお肉が乗ってるんですけど、これお肉を避けてくださいと言ったら全くヴィーガンになるというところで、このように湖南市でも1軒潮さんが始めていただいております。このレシピを広げていきたいということで彼女が持っていますけどもヴィーガン導入セミナーを4月10日、朝の9時から12時までの間、市民産業交流促進施設ここぴあで、このセミナーを開催いたします。これを機に湖南市の飲食店さんにお願いをして、すべての料理がヴィーガンではないですが、ヴィーガンのメニューも作っていただくと。それであればと言うことで、観光という面を進めながら、やはり来ていただいた人に少しでも満足していただいて帰っていただけるというようなことで、今回、ヴィーガンセミナーを始めさせていただいたというようなところです。もちろん使う食材については、できるだけ湖南市産のものということで、こちらにつきましては、いろんな農業関係の方とご相談をさせていただいて、作らせていただいてるというような現状ということで、また皆さん方も良いご意見またそう言ったお店をご存知であればご紹介いただければありがたい、ということで説明をさせていただきたいと思います。

 

司会:ありがとうございました。つづきまして資料2つ目、湖南市庁舎整備計画策定業務の中間報告について、総務課からよろしくお願いいたします。

 

総務部次長:皆様お疲れ様でございます。どうぞよろしくお願いいたします。お手元の資料に基づきましてご説明をさせていただきたいと思います。すいません、大変恐縮ですが座らせていただいて説明させていただきます。

今回ですね、私ども庁舎整備の基本計画を作成しております。これは令和5年から策定をし始めまして令和6年度末でですね、今年度をもってこの計画をまとめていきたいというふうに考えております。そもそも庁舎整備基本計画につきましては、平成29年11月に既にまとめたものがございます。こちらのものとですね、改めまして前回の計画では、東庁舎周辺の整備計画だけをまとめていたという形でございましたので、今回は、東庁舎周辺だけではなくて、西庁舎周辺を含めまして計画をまとめたという形でございます。お手元に資料があるかと思いますので、それに従いましてご説明させていただきます。

資料の1番、1枚目ですね、こちらをご覧いただきたいと思います。基本的な考え方について整理をさせていただきました。東庁舎周辺整備基本方針案としましては、残せるものを生かしつつ、機能を再配置した小規模多機能にふさわしい庁舎をめざしていこうと考えております。一方、西庁舎周辺におきましては住民福祉の向上や住みよい地域整備のために資するような周辺整備をしていこうと考えております。両方の庁舎周辺整備における共通事項ですけれども、2つ目、3つ目、4つ目の柱でございます。

2つ目はですね、安心安全な暮らしを支える防災性の高い庁舎をめざしていこう、また3つ目は社会情勢の変化に対応できる長寿命で柔軟性の高い庁舎をめざしていこう、4つ目は地球環境に配慮した庁舎をめざしていこう、というものでございます。これら4つの軸を設けまして、ずっとここに暮らしたいみんなで創ろうきらめき湖南をめざしていきたいと考えています。では、次のページをご覧いただきたいと思います。施設の概要と耐用年数という形で、東庁舎周辺と西庁舎周辺にそれぞれ公共施設が林立してるわけなんですけれども、これを一覧表にまとめたものでございます。赤字で示させていただいてるところが、老朽化が著しいものでございまして、建築年度が1981年以前のものを指しております。これらが旧耐震基準で整備された施設でございます。こうしたものにつきましては、近い将来耐震化を図っていったり、そう言った手立てを打たなければならないような施設でございます。今回これらの施設の統廃合を図りまして、まとめていきたいというふうに考えているところでございます。

では次のページをご覧いただきたいと思います。東庁舎周辺の整備の資料をまとめたものでございます。左側が現在の配置の状況を指しております。右側が整備後についてのイメージを指しております。現在は東庁舎の周りには、東庁舎を始め、その車庫であったり、別館棟の食堂であったり、上下水道部の施設があったりします。また、これ以外にも中央消防署であったり、社会福祉センターやサンライフ甲西が林立しているような状態であります。この中で、湖南中央消防署や社会福祉センターにつきましては、基本的には除却するというような形で考えております。東庁舎につきましては、改修をして保存し、利用していこうというような形で考えております。

また、共同福祉施設につきましては、まだ比較的新しい施設でございますので、そのまま利用していこうという形でございます。この整備後のイメージをご覧いただきますと、東庁舎は改築をするのですけども、床面積的には現庁舎では手狭な状況でございますので、別館棟を設けるという形で考えております。その別館のですね、増築棟を設ける候補地がA案、B案、C案という形で示させていただいております。A案というのが現在の湖南中央消防署が存在する場所でございます。B案がもともと給食センターが建っておりまして、今現在職員駐車場で使っている場所でございます。C案が南側の市民の皆様のご利用いただいている駐車場でございます。ただ、C案につきましては、防災マップ上50センチ以下の浸水想定区域に設定されているものですから、C案を少し下げさせていただいて、A案もしくはB案で考えていきたいと思います。

では次のページをご覧いただきたいと思います。西庁舎周辺の整備でございます。先ほどの東庁舎の整備と同様に上の左側の方が現在の状況でございます。右側が整備後の状況でございます。現在の方ですが、西庁舎を始めまして、石部文化総合センターや石部保健センター、石部軽運動場や老人福祉センターなどが林立しております。また、中央消防署の石部分署や防災センターも林立しております。この中で湖南中央消防署石部分署や石部防災センターにつきましては、比較的新しい建物でございますので残していこうという形で、それ以外の建物については老朽施設でもありますので統廃合していこうという形で考えております。整理後のイメージを言いますと、西庁舎が建っております場所につきましては、石部診療所であったり、訪問看護ステーションや発達支援センターなど、福祉に寄与するような集合施設を建てていけないか、ということを考えております。また、石部文化総合センターの建っている場所につきましては、市民向けの複合施設、また地域包括支援センターなどがあります、いわゆる小規模多機能自治センターのようなものを設けていけたらというふうに考えております。

次のページにつきましては、東庁舎の改修方法ですね。耐震化、改修方法について3案で比較検討したものでございます。3つの表のうち、一番左側につきましては耐震壁補強と言いまして、既存の東庁舎の中に壁を設けまして、窓であったり壁を補強していくという形で耐震強度を増すものでございます。真ん中の制震補強につきましては、ブレースと言いまして、いわゆる筋かいを設けまして補強を図っていくものでございます。一番右側につきましては免震補強と言うもので、建物の下部に免震装置を設けまして全体の揺れを抑えていこうというような形でございます。それぞれ工法に特性があるんですけども、耐震壁補強と制震補強につきましては期待されるIS値が0.75という形で考えておりまして、免震補強につきましては期待されるIS値は0.9相当になろうと思います。いわゆる防災庁舎、防災機能が設けられ、期待される耐震のIS値につきましては0.9相当ということでもございますので、専門家の皆さんで構成していただく外部の検討委員会に諮らしていただいたところ、免震補強が効果があると言いましょうか、整備効果があるような方法ではないかと言うようなご意見もいただいているところでございます。

では、次のページをご覧いただきたいと思います。最終ページでございますけども、概算費用を比較検討させていただきました。先ほど申し上げました耐震改修方法の1から3に加えまして、建て替え案も含めまして4つのコスト比較をさせていただきました。この資料の左上に整備床面積というところがあると思いますが、整備の面積につきましては概ね12,000平方メートル相当を考えております。その下に概算工事費がございまして、1から4番までの概算工事費を算出しております。耐震壁工法につきましては合計金額が68億。制震工法につきましては72億。免震工法につきましては76億。建て替えにつきましては89億というコストがかかると。あくまでも国土交通省が出しております標準の計算式に基づいての算出でございますので、細かな詳細検討した積み上げではないということだけご了承いただきたいと思います。これがいわゆる初期投資、イニシャルコストを指すんですけども、右側の真ん中ほどに30年間のライフサイクルコストという形で30年間のイニシャルコストとランニングコストを出しましてトータルのコスト比較をしたものでございます。こちらにつきまして先ほどと同じように1から4番までの比較を実施しております。1つ目の耐震工法につきましては129億。30年間ですね。2番目制震工法につきましては133億。3番目の免震工法につきましては137億。建て替えにつきましては102億。金額差がありますのは、1から3番までの改修方法につきましては30年後に建て替えをする、と言った費用が見込まれている、46億円の費用がかかるということでこの部分が加算されますと、建て替え工法がトータルコストでいうと安くなるんじゃないかというような形での検討結果になっております。以上簡単ではございますが全体の説明を終わらせていただくんですけども、いずれにしましても、まだ中間段階でございまして、この検討を行うに当たりまして、内部の検討委員会であったり、専門家に来ていただいての外部の検討委員会を開催して積み重ねております。また、これから前日には審議会に報告をさせていただきましたが、これから市民さん向けにもアンケート調査をさせていただいたり、また、パブリックコメント等を開催していく予定をしておりますので、色んなご意見をいただきながら最終的に進めていきたいと考えております。全体的な計画の策定期間は令和7年1月を考えておりますので、その頃までには、基本計画案をまとめていく方向で考えております。以上でございます。

 

司会:続いて最後になります。NPO法人日本動物介護センターと「災害時における動物救護活動に関する協定」を締結しました、を危機管理・防災課の方から説明させていただきます。

 

危機管理・防災課長:よろしくお願いいたします。それでは追加の資料提供ということでご説明をさせていただきます。お手元にあります、滋賀県初NPO法人日本動物介護センターと「災害時における動物救護活動に関する協定」を締結しました。先週の金曜日3月29日に東庁舎の方で締結をさせていただいたものです。こちら趣旨目的については書いている通りなんですが、近年大規模災害が発生した際に、人間だけでなく犬・猫などのペットも被災するということが常になってきております。当然近年はそのペットは家族の一員という意識も高まっておりますので、ペットに対する対策というのは、重要な課題となっております。そういった中で岐阜県岐阜市にございますNPO法人日本動物介護センターさんと、この協定を結ばせていただくことによりまして、災害が発生した時にこちらの法人施設で犬を、あるいは猫を預けるということが可能になりましたし、負傷した被災動物の応急手当の実施もご協力いただけるということで、大変ありがたい協定を結ばせていただきました。このNPO法人につきましては過去に、フジテレビの坂上どうぶつ王国、あるいは報道番組等でも理事長の山口さんと災害救助犬のじゃがいも君も出演されておりまして、知名度のあるNPO法人なのですが、能登半島地震につきましてもすぐに救助、それから対応ということで、4回現地の方へ入られております。この協定につきましては滋賀県としては初めて、全国でも関市、いなべ市に続いて3例目ということであります。こちらについて、もし、ご希望ということであれば締結式の写真等のデータをご提供できますので、是非ご活用いただければと思います。よろしくお願いいたします。

また、本日株式会社デベロップさんと「災害時における移動式宿泊施設等の提供に関する協定」ということで、トレーラーホテル、こちらの有効活用についての協定締結をさせていただきました。本日の定例記者会見の後、現地説明会がございますので、ぜひそちらの方にも足を運んでいただければと思っております。よろしくお願いいたします。以上です。

 

司会:それでは提供いたしました案件について質問を承りたいと思います。

まず、多様な食文化に対応できるまちへ観光協会が企画するヴィーガン導入セミナーについてのご質問がございましたらお願いをいたします。

 

記者A:主催は観光協会ですか。会場のキャパは。

 

観光協会会長:そうです。会場のキャパは80です。

 

司会:他にございますでしょうか。ありがとうございます。それでは、観光協会の皆様はここでご退席をお願いします。ありがとうございました。

 

観光協会会長:最後に十二坊トレイルランニングの案内を出さしていただきましたんで、もしご興味のある方、4月の21日開催、4回目させていただきますので、こちらの方もお越しいただいたらありがたいと思いますので、よろしくお願いして退出したいと思います。

 

記者B:ヴィーガンのメニューが揃った時に、一回ちょっとまとめて紹介するような形か何かしてもらえたら、私達も記事を書きやすいんですけど。

 

観光協会会長:作らせていただきたいと思います。とにかく導入セミナーという段階ですので1年ぐらいを目安にさせていただきたいと思いますので、是非ご期待いただきたいと思います。ありがとうございました。

 

司会:続きまして、湖南市庁舎整備計画策定業務の中間報告についてご質問がございますでしょうか。

 

記者A:6ページ目のですね、概算工事費について伺います。建て替えの工事費が89億になっておりますが、前回の計画では67億7,000万円だったと思います。新庁舎については。この積みあがった21億ちょっとなんですけど、これについては資材が上がったり、人件費が増えた、そういう理解でよろしいでしょうか。

 

総務部次長:はい、お見込みの通りでございます。資材高騰による影響が出るものでございます。

 

記者A:それとですね、中間報告ですので基本計画が完成するのはいつぐらいになりますでしょうか。

 

総務部次長:基本的には令和7年の1月を考えているんですけど、なるべく早めにまとめられるように考えてはおります。素案をまとめまして、その後パブリックコメントを行いたいと思いますので、できたら年内中ぐらいにはまとめさせていただいて、パブリックコメントをさしていただいて、意見徴収をさせていただいてその結果微修正とかありましたら、1月にですね、最後まとめていきたいという形で考えております。

 

記者A:庁舎の関係、ニュースレターを出してるんですが、概要版が入ってると思います。特に庁舎で、4年前か5年前か、市民さんから色んな声があったのは、お金の関係が大きかったと思います。それと同時に説明責任を果たしていないだろう、ということがありました。説明責任について今後進めていくと思うんですが、興味はお金の部分であると思いますので、きちんと知らせないと市民の皆さんアンケートで判断できないと思うのですが、そこはどうされる予定でしょうか。

 

総務部次長:あくまで今のコストについては、概算工事費を算出してその各工法の比較検討、1から4番までのその工法が、どれが一番安価でどれが効果になるのかというところの比較をしたいというような形で、国交省が出していますけど、標準的な基準単価で積算をしておりますので、例えば、これが今89億かかりますというふうに皆さんにお知らせしたところでですね、89億で考えていたんだけれども、最終的に詳細設計をまとめましたら例えばそれが100億になりましたとかいう流動性が当然ありますんで、そこに含まれる機能であったりとか、そういうことの検討はこれからしますんで、その結果出た概算工事費を皆さんにお知らせするのであれば、有効かと思うんですが、今現在で、お知らせしますとですね、それが独り歩きしてしまうような危険性もはらんでますのでそのあたりちょっと考えていきたいなと思っております。

 

記者A:さっきも申しましたように、やっぱりお金の問題というのは一番で、市民さんはそんなに使う場所ではあまりないので、そういう意味ではある程度であったとしても一定知らせるべきではないかと思うのですけどそこはどうですか。

 

総務部次長:基本的には先ほどの疑念を抱かせるような形での情報の発信の仕方というのは避けたいと思いますので、ただ、何かしらの方法でコストがかかりますよということはお知らせする必要がある。そのあたりもちょっと工夫をしながらご提供できたらなと思います。

 

記者A:基本的にこの質問は最後なんですけれども、ライフサイクルコストについて、30年後の建て替え費っていうのは46億円と言われています。これはあくまで今の代の形であって、今の情勢、30年経ったら世代が変わるんで何とかっていうのはありますが、人件費が増えたりとか資材が増えたりというのは避けられないと思いますので、これはあくまで現代のお金であって、将来的なものではないという風な理解でよろしいでしょうか。

 

総務部次長:はい、お見込みの通りでございます。

 

司会:他質問ございますでしょうか。

 

記者B:要するに年内にまとめて基本計画からはどうするんですか。今年度中にまとめるんですか。

 

総務部次長:はい、そうです。

 

記者B:いつ頃に、着工とか、完成とかされる予定なんでしょうか。

 

総務部次長:まだ、それもですね具体の工程を検討していくわけですけども、この後ですね基本設計というのを行います。その後に実施設計というのを行います。それから工事着手という運びになりますので、おそらくですが概ね5年後ぐらいに完成の見込みとなると思います。

 

記者B:実施設計は来年度ですか。

 

総務部次長:その前に基本設計があります。

 

記者B:だから実施設計は。

 

総務部次長:実施設計はその次になりますので再来年度ぐらいになります。

 

記者B:わかりました。ありがとうございます。

 

司会:他ございますでしょうか。

 

記者A:市長に伺います。概算工事費としては、これから細かい数字が出てくると思うのですが、一番安いですね、耐震工法これでも68億かかります。これは前の計画の時の67億7,000万と3,000万ほどずれています。厳しいこと言いますが、市長が就任された当時でも人件費の高騰、資材費の高騰、建築費の高騰というのは避けられないという見通しはあったので、ある程度予想がついたと思います。その中で結果的には前の計画で建てておけば、今耐震するよりも安く上がった、おそらく安くあがるだろうという状況があります。これについて聞きたいと思います。

 

市長:ちょっと時間とって話しさせてもらえる。気になることが市長になる前と、なってからと気になることが色々あります。1つはね、IS値というものが前もって知らされてた数字が0.52なんですね。それが今回調査をやり直したら、第三次の調査までやったわけですね今回。本格的にどうしても工事に入らなきゃならんつもりで。一次調査、二次調査、三次調査があるわけですが、三次調査までやったという話ですね。前は一次調査プラスちょっと、二次調査もきちっとしてませんよね。その中で全貌がわからん。今回三次調査までして0.22。0.22という数字を知らされました。これは驚きの1つ。それからね、この建物の、今現在使っているこの建物の最大の欠陥、これ見といてくださいね。横に梁があってね、本当は下まで、梁の下きちっと地中に固定されてなきゃならんのが、ないんです。ですから梁の上に建ててるので、荷がかかった時にはこの真ん中でM字型に折れる。これね、知ってる人割と少ない。知ってたけど黙ってはった。市長にならしてもらってからね、この近辺の設計事務所を回らしてもらいました。言うたらこんなん皆知っとった。このデータっていうのは、前もって情報が無かったね。

2つ目。決定的に弱い。この梁の下の荷がかかるところが地中までに支えていなきゃならない。できてない。これがIS値を下げていた1つの大きな理由。これ2つ目。それから前任は、私も一旦立ち止まると言いましたが、現実には前任が立ち止まってくれてます。私がくるまでに2億3,000万既に使っております。しかしながら、立ち止まってくれました。彼も立ち止まって、次の市長にバトンタッチいただき、時間をいただきまして、検討した結果が、今申しました金額の再確認でございます。細かい事は言いませんが、新しいものを建てるよりは、耐震補強する方が、どうや、これぐらいの金額で済むなということが分かります。しかしながら、これをずっと、その後の維持管理するライフサイクルコストというものも含めて考えると、そうでもないなということが分かります。人件費の高騰、材料費の高騰がありますが、仕方がない言うたら怒られますが、受け止めます。この間他の市役所で建て直したところ、耐震補強をしたところも含めて結構皆さん苦労してます。その苦労は付きまとうと。今の値段、これ数字は粗々で出してますが、それで収まるとは思えません。この数字は粗々ですので、この精度の低い数字を見せることは、非常に危険ではあります。言うてたのとまた違うやんかと怒られてしまう。1つの要因になってしまう。しかし示さなきゃならん。値上がりの傾向が収まるとは思いません。と言うことを考えると、正直数字は示しておくべきだと思います。値上げという形になってくる。工期も遅れるやろう。もう一つね。財源確保。今の予定から言うと令和8年までは今の計画を進めるという形でありますが、合併特例債のおおよその返すお金の目途がつくのが、令和8年、9年。ちょっと肩の荷が軽くなるのが令和9年。そうすると、その後は少し、「ん、いけるかな?」という思いがします。とりあえず、今私が4年間約束させてもらいましたことについては、自分の任期内にできる限りおよそ方向を見せるように示していこうと。ですから、令和6年度の1月までというのは、スケジュール的にあると言いながら、自分の気持ちとしましては、自分の首がまだ繋がってる間、今年の10月末までには方向を示し、どうこうするかということをきちっとすべきだと私は思っております。これはまだ皆には言ってませんが、それが筋の示し方だと思っております。それをやろう。ただ、今回もう1つは、東庁舎の問題は入れてたんですが、ここに床面積のとこに12,000平方メートルって書いてます。西庁舎がどういう形で一本化、東、西を一本化するということが、これも前の時に示されていません。これも併せて、この10月までに示して全部を見せて、このぐらいかかりますということを見せて、「さて、皆さんどうですか?」ということを示すべき責任が私には、そこまでの仕事をまずやらなきゃならんと思っております。申しましたとおり、IS値が0.22は応えましたわ。ほんまに応えますな。彦根がね、やり直す時、0.3ちょっとですね。あれもしんどがってましたわ。0.6という一つの基準があって、0.52と示された時は、「あ、まだいけるかな?」というのは内心思いましたけれども、0.22はキツイですな。ただ、まあそんなこと言うてられませんので、今の技術力でどこまでいけるかということを考えながら、ほんまに時代は進歩してますので。基本的には2つあるものは1つ、合併して20年ですからね。前へ進む話しをしたいと思っています。後ろ向きの話しはしません。考えは、考えの中に入れますが、2つあるものは1つ、ほんまの意味での石部と甲西が1つになって、前へ進むという姿を見せようという思いであります。それをどういう形で表そうかということは私の責任やと思っています。かなり怒られますやろな。石部の人達から。聞く耳持たんって言われますけどね、聞いて欲しいんですな。ほんまに今回応えましたわ。しかし、進まなきゃならんので、進みます。進まなかったら湖南市良うならん。そういう意味ではありますやん。市役所の問題、庁舎の問題首突っ込んだら首飛ぶで、病院問題首突っ込んだら首飛ぶで。ごみ処理問題首突っ込んだら首飛ぶで。首差し出すことによって、それで、という世間があるんですよ。もうちょっと時間がありますので皆さんと相談しながらやらせてもらいたいと思います。以上です。よろしいですか。

 

記者A:ありがとうございました。今のお話しの中で次は次長に伺いたいのですけど、市長の話しの中でこれで収まるとは思わないというようなこともありました。その通りで今でこれぐらいの乖離がありますから、4年後ぐらいに建てるとなると同じぐらいの期間があって、もしかすると同じぐらいのパーセンテージで上昇してしまう可能性があるということですか。可能性ですけど。

 

総務部次長:そうですね。

 

記者A:ありがとうございました。

 

市長:状況がどうなるかやな。日本が安くなることはない。だから分散と集中やな。4つのブロックに、小規模多機能自治のところにどれだけ持っていけるか。どれだけ機能を、建物的ではないですよ。機能を持っていくことで床面積が変わってくると思いますので。そこはまた、説得していかんとならん。これもしんどいな、正直。と思います。泣き言言うてられへんので進めます。

 

司会:他質問はございますでしょうか。

 

記者C:よろしくお願いします。ちょっと基本的な質問をさせていただいて申し訳ないんですけれども、今回数字、概算で費用が上がっている中で、今回建て替えということで89億円という中で、30年後に建て替える費用が46億円というふうに少なくなっているのはどういう整理になっているのでしょうか。

 

総務部次長:4番の建て替えにつきましては、床面積12,000平方メートルの部分を示しております。なので89億円なのですけど、この30年後の46億円につきましては、増築棟の分の建て替え費用というふうに考えておりますので、耐震補強棟、左上のところに表がありまして、増築棟と耐震補強棟というのがありまして、この耐震補強棟5,899平方メートルに対する建て替え費用が46億円という形で考えております。

 

記者C:ということは、耐震補強された場合は30年後も引き続き使用するという形、耐震補強した本庁舎はそのまま使うということ、増築棟のみ建て替えということで良かったですか。

 

総務部次長:いえ、逆です。増築棟はそのまま使う。耐震補強棟は建て替えるということです。

 

記者C:わかりました。ありがとうございます。

 

司会:他ございますでしょうか。ございませんか。では最後になります。資料の3つ目の「NPO法人日本動物介護センターと災害時における動物救護活動に関する協定」を締結しましたにつきましてご質問ございましたらお願いいたします。

 

記者D:先ほどお話の中で、この協定が滋賀県下初で他県自治体も含めて3例目と言うことですが、協定内容として湖南市独自のものと言うか、新しい試みというものがもしあれば教えていただけたらと思います。

 

危機管理・防災課長:お答えします。協定内容につきましては、先に協定を締結されております関市、いなべ市さんのものを参考にさせていただまして、やはり本市でも必要とする部分でしたので、特別新たなという部分はございません。

 

記者D:ありがとうございます。

 

司会:他ございますでしょうか。ございませんか。では、提供いたしました資料についてはこちらで終わらせていただきたいと思います。説明員の方につきましては退席をお願いいたします。

それでは、その他の質疑に移らせていただきます。何でも結構でございます。質問がございましたら挙手でお願いします。

 

記者A:旧町の市道について、登記をしないまま市道に使っているというケースがあることがわかりました。35年間登記をやっていないということです。疑問としてミスをして、手続きをしなかったのは旧町の担当者だと思うのですが、35年間やってなくて今の段階での登記ということで、事務処理ミスの報告をする案件だと思うのですがどうでしょうか。

 

都市建設部長:この件につきましては、当時、35年程前、平成元年度に実施した事業でございます。当時は事業の整備を優先にということで進めて参りました関係上、どうしても登記が、後回しになっていた状況がございます。そうした中で、そういう引き継ぎがどこかの時点で止まってしまったということで、現在配置されてる職員においても、こういう事象があったということの引き継ぎがされてなかったと、こういうことになっております。これについて事務処理ミスというご指摘ですが、この場合どうするのかということを含めまして、人事課と現在調整中でございます。

 

記者A:新聞記事の最後なのですが土地の欄に残金の処理の仕方について、契約書に記載されています。一部地権者についての事なんですけれども、市役所の説明というか言い分が、顧問弁護士と相談した結論として、売買契約書がある以上契約書内容のとおり実際あったとみなされる、とあるのですが、これっておかしな話で、契約書っていうのは、近い未来か遠い未来かわかりませんが、先のことについて、未来についての約束を交わすということですので、売買契約書があるからと言って実施されたとみなされる、というのはかなり無理があるのではないかと思います。この理由で納得できるかというのは、私が当事者だとしても納得できるものではありません。今登記について迷惑をかけているということでもあるし、証拠が出せない、本来であれば売買の場合買った方が証明しなければならないと思うんですが、証明できない以上は市役所の方で何らかの形でお金を渡すと言うことが必要ではないかと思うんですがどうでしょうか。

 

都市建設部長:今の質問にお答えいたします。この言われている方につきましては、この170メートルという整備路線の中で唯一、宅地を所有されている方だというふうに認識をしております。この方とのお話をさせていただいてる中で、当然過去の事象ということでなかなか本市といたしましても、当時の請求書等であったりとか支払ったという証明自体、そのような書類を探し出せませんでした。そういうことから、目いっぱい探した中で、決算書がございます。決算書について、計算書の中身について、トータル金額と土地の用地買収の一覧との合計が整合するので、おそらく払っているであろうということの説明をさせていただいたつもりでございます。その中で、決算書を出してくれと言われた話の中で、この場で本市から出すということはなかなか難しいので、情報公開請求等のお願いをしたいということのやりとりをした、そのとらまえ方が、本人さんで証明をすべきやというふうにうちの市から言われたというふうにとられたのかなというふうに思っております。最後に残りの3割の部分につきましては、通常契約をして、それから登記を終わってから3割を払うというような契約書になっているのですが、公図訂正、今回の場合ですと公図混乱が原因ということでその当年度では公図訂正ができないとなりますと、そういうことを理由に固定資産の減免の手続きをする代わりに残金を支払います、という形で進んでいたんじゃないかな。それも残っている資料がございませんので、言った言わんの話しになりますし、そこらへんの改めての調査を含めまして対応を考えていきたいと思います。

 

記者A:わかりました。湖南市の市議さんに相談したところ市役所の対応はあり得ない、ということでした。証明すべきは誠実に市役所であるということでした。それと同時に30年前の話しですので、職員さんが、当時の人が存命であれば、それで聞いてわかるのではないかということも言ってましたので。もし払わないと言うんだったら、今の払わない理由が、「であろう」だとか「あるはずだ」、これでは納得しないと思うので、きちんとやっていただけたらと思います。

 

司会:他質問はございますでしょうか。

 

記者A:市長にお答え願います。甲賀消防の件が一応決着を見ました。消防長の処分それから次長級職員の処分ということになっています。かなり重たい処分になりました。市長の説明で言ってたのは、全容がわかれば自分の責任を考えるということも言っておられました。その責任について、管理者でありますけど、責任をとるのかというのが、よくわからないのですが、そういうことがあれば教えていただけたらと思います。

 

市長:今、あれはまだ続いている進行中の話でありまして、ここで自分が最終的な結論を「こうです」と言える時期でもないし、自分としてはもうちょっと考えて、もうちょっとそれぞれ相談しながら、結論めいたことはもうちょっと先までかかるんじゃないかなと思っています。ちょっと今この時点において、自分がどういう形で、自らの責任の取り方しなきゃならんのかということについては、ちょっと時間もらえませんか。

 

記者A:はい。もちろん。もう一つ甲賀消防の関係で、私は当日の会見出ていなかったのですが、後で資料で処分内容を見ました。組合の方で上手く説明ができないということで、2回会見があったという話しを聞きました。そのうえでなんですけど、消防長の処分については、いわゆる不当行為についての内容はちょっと理由づけが甘いのではなかろうかというふうに思っています。要するに、その処分に当たるだけの事案になってないのではなかろうかと思います。3つほど言うと問題になっている業務区分、これは容認したということになっています。容認したということで処分対象になっています。普通実行した人を処分したうえで、容認した人あるいは管理の責任のある人を処分ならわかります。ところがその実行者がいないのにこの人だけに責任を負わせるのはまさにスケープゴートではないかということは1つ思いました。

もう一つは、ホースを破損した際にお金を払わしたという件です。これも私把握はしているのですが、中身については弁護士が強く勧めたのでやった、ということです。これも消防長決裁をとりましたけれども、担当が危機管理課長か消防総務課長、これが責任者でやっているはずなのに、この辺の話しが全然上がってきてないということが気になります。

最後。次長級署長を登用していた責任があるということですが、当時そもそもハラスメントの相談が一切なくてですね、そこで処分が出てないのにも関わらず、処分とかが出てましたら今回の処分という理由もわかるのですけど、そういうことはなくて、隠したまま、触れないまま、わからないまま、それを後から処分するのはかなり難しい、問題ではなかろうかというふうに思います。処分については市長が最終決裁者だと思いますので、そこについてどういうふうに考えておられるかお答えください。

 

市長:1つの報告を受け取って組織として決定されたことだから、自分としてはその決定に従わなければならないという思いはあります。ただね、本音に近いところを言わせていただくと、これ、ワクチンの接種するかしないかということについて『などの』調査なんですね。限定された中で、コロナというものが流行った段階においての、ある意味言うたら切り取った部分、そこの部分のところだけの処分なんですね。そこに至るまでの歴史、あるいは人間関係、それから組織の組み方とか、そこにいるものに対するそこのところまでほんまは、考えなきゃならんのかもわかりません。しかしながら、調査委員会にお願いしたのは、コロナのワクチン接種拒否者などに対するという形の限定された中での、期間的にも限定された。その中身を検討するのもある程度こう限定されていたから、そこの窓口から、怒られるかもしれんけど、1つの窓口の中から覗いて、わかる範囲内での結論ですね。その窓口が非常に広い窓口から、歴史とか、いろんな人間関係とか、そこに至るまでのいろんな思い、もろもろの件についての検討はなされる組織ではないんですね。その限定がある中、「判断してください」と私どもがお願いしたのも非常に申し訳なかったんですけども。その結論についての限界はあると思ってます。しかしながら、1つの結論をつけなきゃならん。組織としての決定をしなきゃならんということから言うならば、先ほど言われたことも私も、申し訳ない部分もあるなという思いもあります。ただ、私今日この記者会見の中で、言うべき、あるいは言うて良い範囲を超えての発言は、歯切れ悪いですけど、控えさせてもらおうかなと思ってます。枠の中で、調査も非常に限られた中でしていただいたということに対しては感謝してます。一定の結論をつけなきゃならなかったということ。それに対して、それぞれの人達が、いろいろな、腹の中においてはいろんな思いがありながらも、今後はどうなるかわかりませんよ。まだ確定されてるわけじゃないという部分もりますが、それでも、それでもそういう形で、まだ結論はつかないとは言いながら受け入れて、1つの限定された中における結論というものをつけなきゃならんと言う。非常に苦しい中身、ここに携わった者たちが思ってるということは思います。いろんなことがあります。まだまだ先が続きますけれども。まだ救済の問題もありますわね。そこらのところ、一定の時間をいただきたいと思います。それをもって、記者Aさんが言わはることに対する答えを出していきたいというふうに思いますので、今日のところは、この辺かな。ほんまに歯切れの悪い話しなんですけど、もうちょっと時間いただきたいと思います。

 

記者A:聞きたいのは消防長の処分、これは妥当性があるのかどうなのか、というところです。というのは、処分の原稿を書く時は、だいたい処分内容が明らかなんですよね。今回はかなりぼやけている部分があります。市長もそうだろうと思ってると思うんですが、というのはやっぱりこれが先例になります。というのは、行政としてその後でひっくり返されるような可能性があるということは、処分を下すということは、行政として極めてまずいと私は思います。処分を免れることもないとも思ってはいますが、そもそも中身自体の精査が十分足りてないのに、処分をするっていうのは、年度末があるから無理くりやったような気がしてて、問題があるのではないかということです。そういうことを踏まえて、処分は妥当であったかだけ教えていただきたいと思います。これで終わります。

 

市長:組織の決定でありますし、1つの方向をつけていただいたということについては、いろいろな批判は承知してますが、こういう形で、せざるをえなかったという、ここに携わった者達の苦しみもありますし、両方の悩みも色々ありますが。色々あります。ほんまにあるんですわ。それが、どっかで申しましたけれども、マスコミの皆様方にもお願いしました。奥行きのある分析、奥行きのある記事をお願いしたいと言うた、そこに尽きるんですけれども。非常に苦しいです。特に長い間一緒に仕事してきたメンバーですので、自分としては非常に苦しい流れを受けとめての決断だと思います。何遍も申します。もう少し私に時間をいただいて、いずれ、結論というものも、一定の結論付けなきゃならんといことも事実ですので、つけさせてもらおうと思っていますが、今日のところはご容赦願いたいと思います。

 

司会:他質問はございますでしょうか。はい。それでは、令和6年4月の市長定例記者会見を閉じさせて頂きたいと思います。次回は5月7日火曜日11時を予定しておりますので、またご出席のほどよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 秘書広報課

電話番号:0748-71-2314

ファックス:0748-72-1467

メールフォームでのお問い合わせ