昨年に比べて土地の評価額が下がっているのに、どうして毎年税金の額が上がっていくのですか?

更新日:2019年07月01日

固定資産税評価額は、3年に一度の評価替えの年に見直しています。
平成3年度評価替えまでの評価額は地価に合わせて上昇していました。仮に、評価額に税率を乗じて税額を算出しますと、税額は評価替えの年に急に上昇することとなります。これを緩和するために税額算出の基となる課税標準額を3年間かけて少しずつ上げることにより、税額がゆっくりと「評価額に税率を乗じた額」に近づくよう負担調整措置が採用されてきました。
平成6年度評価替えによる評価額は、全国統一して同水準になるよう地価公示価格の7割をめどとするよう改められ、平成3年度評価額と比較して3倍から4倍程度上昇しましたが、納税者の急激な負担増を避けるために、期間は3年間ではなく追いつくところまで従来と同様の負担調整措置が講じられることとなりました。
湖南市においては、ほとんどの土地がこの負担調整措置を行っており、評価額と課税標準額の格差によって課税標準額の上昇率が決定されています。 評価額が下落していてもその格差が縮小するだけで、税額算出の基である課税標準額は原則として上昇していきます。この結果、土地の地価が下落していても税額が上昇するのです。

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