第19回 湖南市都市計画審議会議事録

更新日:2024年02月07日

湖南市都市計画審議会議事録(要旨)

開催日時

平成26年3月20日(木曜日) 午後2時~午後3時50分

開催場所

湖南市共同福祉施設 1階 大会議室

出席委員数

  • 委員 14名(1名欠席)
  • 事務局 4名

審議会成立報告

(条例第5条第2項)、都市政策課長

あいさつ

会長

湖南市議会議長、副議長紹介

(都市政策課長より紹介)

配布資料説明

審議

会長

 それでは審議に入りたいと思います。本日は審議議題が3つあり、はじめに大津湖南都市計画道路の変更について審議したいと考えています。それでは事務局から説明をお願いします。

審議事項

1)大津湖南都市計画道路の変更について

資料1

事務局説明
会長

 ありがとうございます。ただいまの説明に関しまして、追加説明ならびにご質問がございましたら受け賜っていきたいと思います。

委員

 この通路は基本的に歩行者専用ですが、自転車を押して向こう側へ行きたいという方への配慮というのはできるのですか。歩くことしかできないという規制などがあるのですか。

事務局

 現実的に、持ち込むことは可能かもしれませんが、基本的な規制としましては歩行者専用道路で考えています。

委員

 信楽街道踏切が閉鎖されるため、駅の南北を利用する方が自転車で渡るときはどこを通るのですか。新設される三雲駅線を通るのですか。

事務局

 基本的には、新設される三雲駅線、もしくは東側の踏切を通っていただくことになります。

委員

 自転車で南北の横断をする際、今より条件が悪くなるのではないですか。周辺住民の利便性や自転車利用者への配慮があっても悪くないとは思うのですが。

会長

 そのあたりのところは、JR間との協議になるのではないでしょうか。この間テレビで、私鉄の場合は市の条例で協議して通すようになったというところがあらわれて、非常に便利になったという報道があったぐらい、通常はないのです。自由通路の仕様については、市とJRとの協議だと思いますので、審議会での意見を踏まえ、その可能性について再検討をお願いします。現協議段階では、無理であっても他市の事例等を参考にして再度JRと協議をお願いと思います。

委員

 確か、自転車は押せば歩行者だと思うのですが。あとは、エレベーターに自転車が乗るかどうかだけ確認してもらったらと思います。乗せて上がれるのなら良いことではないでしょうか。

委員

 もう一点ですが、この図面ではあくまで階段となっています。もし自転車が通れるようになるのであるなら、階段にスロープをつければと思います。
 将来の仕様も見据えて、現段階から設計に反映される方が手戻りがないと思います。

会長

 自転車を押したら歩行者というのは違うと思います。自転車を利用可にする要望は、普通は難しいと思いますが、バリアフリーでいろんな特例を認めていますので、今回の要望についても検討をお願いします。

事務局

 確認させていただきます。計画段階で自転車の検討をさせていただきましたが、自転車を計画の中に入れれば、現在の幅員は当然大きくなり、エレベーターの規模についてもかなり大きくなりますので、このような計画で提案させていただきました。

会長

 この辺なら、草津駅などもスカイウェイは自転車は通っておりません。許可されていないということです。地方都市の場合は都市化すると自転車が多いので、今後出てくるとは思います。この件については、都市計画審議会でこのような意見がでたということで取り上げて、検討を加えていきたいと思います。

委員

 有効幅員3メートルで、計画書には幅員4メートルと書いてありますが、これはどこの幅員でしょうか。

事務局

 階段のスロープの部分です。建屋部分は入ってございません。階段部分の幅員で、いわゆる壁の外の部分です。構造物を含む幅員が4メートルです。

委員

 エレベーターの改札口を通る前と通った後の、管理責任は区別されておられるのですか。

事務局

 基本的には市が管理を行います。市の施設であるため、利用に関しては市が管理を行います。

委員

 クレーム対応などは市が行うのですか。

事務局

 エレベーター施設については市が管理させていただきます。

 委員

 エレベーターについてですが、これからお年寄りも増えてエレベーターの利用者も増えると考えるのですが、駅に入るときにエレベーターに乗って上がって、改札を通った後はエレベーターに乗ることはできないのですか。

事務局

 ホーム内から乗れば改札内のドアしか開かず、改札外なら改札外のドアしか開かないようになっています。

委員

 婦人会で石部駅のこともあるので話をしているのですが、一階に改札はできないのですか。車いすの方たちのためにも一階に一つでも改札機があれば便利かと考えるのですが。

事務局

 現在は、一階に改札がありますが、今後、橋上駅となりますので駅舎が二階となります。

委員

 便利に慣れているので、一度上がってもう一度降りなければならないというのは非常に不便に感じます。

事務局

 エレベーターを使っていただきたいと思います。

会長

 私も様々なバリアフリー検討の会議に出席しているからお話しますが、この要望は、市がお金を出したら改札口を設置しても良いとなります。多額の費用がかかると思います。JRは、このような要望に対してお金を出さないのです。

委員

 ということは、エレベーターは市がお金を出すのですか。

事務局

 基本的には、市が事業主体となり、国の補助事業で道路である自由通路を整備することで駅舎が支障となり、移転補償する形となります。但し、エレベーターについてはJRも利用されるため、JRからも費用負担はしていただきます。その割合につきましては、今後の協議で決定することになります。

委員

 要望を出し、一階に改札が必要と理解が得られれば、市がお金を出して設置することも可能だということですか。

委員

 実際に、大津市でもそのような事例はありました。大津駅の話ですが、同様の要望があり改札を新しく設置したのですが、人件費が問題となっています。結局、お金の問題になってしまうが、この要望を実現することは非常に難しいのではないでしょうか。

委員

 若者の多くは、ICOCAを持って、切符を購入する必要なく、今後は改札利用のみの利用者が増加すると思います。

委員

 この問題は、最終的に施設を管理するのが、市かJRなのかという話です。

委員

 エレベーターもあることですし、よいのではないでしょうか。

会長

 他にはよろしいでしょうか。それでは、この案につきましては審議承認とし、次の議案に移りたいと考えます。

審議事項

2)大津湖南都市計画交通広場の決定について

資料2

事務局説明
会長

 ありがとうございます。ただいまの説明に関しまして、質問がございましたら受け賜っていきたいと思います。

委員

 信楽街道踏切がなくなれば、自転車は北側ばかりに置かれて、放置自転車が増えるのではないしょうか。

事務局

 北側は、駅前広場の東側に立体型の駐輪場を検討しているところです。今後は、有料の駐輪場を検討していきたいと思います。

委員

 三雲駅から出てきた交差点についてですが、旧道とどちらが優先なのでしょうか。旧道よりも広い道路になるのですか。

事務局

 今現在広い道路ですので、歩道スペースだけを東側に確保して、あとは車線を絞り込むような形となります。

委員

 どちらが優先なのですか。

事務局

 現在の規制どおりと思われます。公安委員会との協議の結果により変わる可能性もありますが、基本的には従来の規制どおりとなります。

委員

 旧東海道では頻繁に交通事故が発生しています。新道の方が広いにも関わらず優先でないため、飛び出すからです。そのあたりも十分注意し考慮していただきたいです。

委員

 南口は計画決定が済んでいるのですね。北口の都市計画決定をする必要があるのですか。駐輪場やロータリー、駐車場整備のみに、わざわざ計画決定をする必要があるのですか。

事務局

 都市計画施設の位置づけを明確にすることが本来の目的ではございますが、もうひとつは補助金を有効活用しようと考えますと、都市計画決定を行い、事業認定をいただいて事業に着手しなければなりませんので、手続きを踏んでおります。

委員

 この計画によると、三雲駅についてはあくまで南側が主となり、北側は送迎用の車が5~6台連なるくらいのものですか。連なれば動けなくなるのでは。

事務局

 送迎用の車についても、西側にパークアンドライド用の駐車場を設置し、駐車していただきます。短時間は無料にして、長時間になると有料となる駐車場を考えています。

委員

 今回の計画決定については、これで良いです。ただし、将来的な構想として、収用等の手段を用いて大規模な計画を検討しても良いのではないでしょうか。

事務局

 周り近所には人家があり、駅の整備につきましても当初よりかなり遅れている部分がございますので。

会長

 かなり本質的なご意見をいただきました。前々回も同じような意見が出たと思いますが、土地利用や全体的な調整のもとで、計画的な決定をすべきでないかという意見、これは本質的な意見だと思います。今日はちょっと緩められた意見として出てきたのが、今後の将来像も踏まえ、調査研究をして問題を出すことは可能と思います。当意見については、その次の段階で検討いただく場を設けるということでいきたいと思います。

委員

 北側の車やバスの待機スペースが狭くなると思うのですが、甲賀市などのバスについては南側に調整されるのですか。

事務局

 バスにつきましては甲賀市のバスも湖南市のバスも基本的には南側になるよう調整を図ります。

委員

 車の待機所が北側に9台、南側に18台ありますが、雨降りなどの時は皆さんがわざわざ待機所に止められるとは思えないのですが。実際にはロータリーなどに止められることが多いのではないでしょうか。待機所の車の場所にまわるようにされた方がより有効に利用できると思うのですが。

事務局

 南側はロータリーが2車線あり、基本的にはバスやタクシー乗り場でありますが、片側一車線については短時間なら止めていただいても支障ないと考えています。

会長

 滋賀県ではこのロータリーのタイプが多いです。ロータリーが渋滞した時に、危険なことが起こらないようにすることを考えていくことも必要だと思います。ただ、今言っておられたように、ゆったりと使えるようなシステムが欲しいというのも大事だと思います。そういう意見があったということも、記録していただいて、今後の都市整備事業に盛り込んでいって頂くということで、機会があればできる限りこういったご意見に取り組んでいただきたいと思います。

委員

 やはり、収用する気は感じられないです。もう一度、幻の絵を書いてでも汗をかこうという気がないのか、考えていただきたいです。例えば、石山駅を京阪電鉄を動かしてつなげたのは全て自分たちが整備したのです。20年、30年かけてやったのです。それぐらい、駅前広場というのは発展に必要だと考えますし、この計画では土地を収用することがないからやっているという感じがしてならないです。

会長

 非常に重要なことです。やはりこれからでも改良は考えていただくということで、とりあえずは決定ということで進めていきます。このご意見に対しては、都市全体の方向性として、次の段階で改良を考えていただくということでやっていただきたいと思います。もし、次のステップに進む段階で異議があるというようなことであるなら、審議会でまた発議していただきたいです。これは審議会の権限でもございますので、いろんなことを議論することはできるとは思います。

委員

 個人的には三雲駅より甲西駅にもっとお金をかけ、早く待機路線を造っていただきたいです。そちらに、お金をかけていただいた方が有意義なのではないでしょうか。

会長

 都市全体で、再生事業を検討するという段階は、もうすぐ来ると思います。今回の意見は、その段階で検討していただくという必要があります。バランスの問題もあるでしょうし、色々議論していただいて問題をバランス良く対応する姿勢を、言ったからにはやるというつもりでまとめていきたいと思います。こういった議論があったことだけはしっかりと記録しておいてください。第二号議案も承認したいと思います。

審議事項

3)大津湖南都市計画用途地域の変更について

資料3

事務局説明
会長

 ありがとうございます。ただいまの説明に関しまして、追加説明ならびにご質問がございましたら受け賜っていきたいと思います。

委員

 市の土地はどこまででしょうか。

事務局

 三雲畑線の東側の土地については、既存宅地、鉄道用地を除いて市の土地となります。

委員

 駅前公益施設とは具体的に市はどうされるつもりなのですか。

事務局

 市の計画としましては、土地利用としまして駅前交番施設、小型商業施設等を含めまして、民間の子育支援施設、高齢者福祉施設、医療関係、コンビニ、塾などの民間誘致を含めて、プロポーザル方式での提案をいただいて、土地利用の有効活用を進めて行きたいと思います。

委員

 売却するのですか。

事務局

 賃貸か売買かはまだ決まっていません。今後、検討していきます

委員

 老人福祉施設は、にぎわい創出としてはどうも適当とは思えないです。市の土地であるから、その計画にそった計画ができると思います。老福施設というと都市計画マスタープランともずれを感じます。

会長

 ほっておくと資産を寝かせることになりますので、現状の計画で進めるのか、この内容をもう一度検討し直して、しやすいところから順番に周知していくのが良いのではないでしょうか。資金の手当てもそうですし、そのあたりのご予定はどうなっているのでしょうか。

事務局

 現在の土地利用につきましては、委員さまからは何度か意見・質問をいただいております。まずは、用途を工業地域から近隣商業地域に変えることが一つ目のステップだと考えております。資料の7ページにつきましては、あくまでも案としての絵であり、これを行うという決定ではございません。今後、市の中で検討していきたいと考えています。地元からもご意見も踏まえ、もう少しお時間いただきたいと考えています。

委員

 個人的な意見となりますが、黄色の部分も含めて面整備を進めた方が良いと思います。せっかく種地があるのですから、それを利用した整備を進めるべきです。

委員

 南側の山の部分も含めて考えられないのでしょうか。夢のある話としてですが。

会長

 山が近くにある駅も多数存在しますので、土地利用を考えて今結論を出すわけではなく、今後継続的に検討していかなければならないと思います。本事案に関してですが、具体的な土地利用については引続き審議するという条件付きで承認するということでよろしいでしょうか。

一同

 異議なし

その他

1)   湖南市景観計画(案)について

資料4

資料4-1

資料4-2

事務局説明
委員

 景観観光客を呼ぼうと考えているのですか、集落を守ろうと考えているのですか。観光客を呼ぼうと思っているのであるなら地域の破壊です。市として何を目指し、どうしようと思っているのかを明確にした方が良いと考えます。

委員

 市内の学校で実際に色彩がどうかという建物もあります。また、自分の息子が家を建てる場合にはやはりハウスメーカーの家を建てると思います。私権を制限することですので、慎重な議論が必要でしょう。

委員

 湖南市らしい景観とはどのようなものなのか、もう少し具体的に示した方が良いと考えます。

閉会

 (建設経済部長あいさつ)

 午後3時50分終了

この記事に関するお問い合わせ先

都市建設部 都市政策課 都市計画係

電話番号:0748-71-2348

ファックス:0748-72-7964

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