ウツクシマツ情報局第8号

「ウツクシマツ情報局」は国の天然記念物「平松のウツクシマツ自生地」に関する情報を掲載しています。

第8号の内容は「甲西北中学校の生徒たちの作業体験」と「菩提寺北小学校の子どもたちの見学」についてです。

○平松のウツクシマツ自生地で甲西北中学校の生徒たちが作業体験をしました

2月3日（金曜日）に甲西北中学校の1年生の生徒たちが平松のウツクシマツ自生地の学習と、自生地内での作業を体験しました。

まず東庁舎の農林振興課内で農林振興課ウツクシマツ再生室の職員からウツクシマツ自生地に対する講習があり、その中で、生徒のウツクシマツ自生地に対する疑問に職員が答えました。

その後、ウツクシマツ自生地に向かい、現地の状況を見たのち、再生室の職員が定期的に実施しているウツクシマツの実生苗の発見と、発見した場合にはリボンテープを巻き、誤伐を防ぐための作業を体験しました。

生徒たちは短い時間ではありましたが、自生地地面に目をこらしながら歩き、50本以上の実生苗を見つけました。この実生苗がすべてウツクシマツになるものではありませんが、1本でも多くの実生がウツクシマツに生長することを願って、引き続き保全活動を進めます。

○平松のウツクシマツ自生地に菩提寺北小学校の子どもたちが見学に来ました

2月10日（金曜日）に菩提寺北小学校の3年生の子どもたちが平松のウツクシマツ自生地の見学に来ました。

自生地内で農林振興課ウツクシマツ再生室の職員から説明を聞いた後、職員と一緒に自生地内を見学しました。

当日はあいにくの雨模様で、また寒い天候の中での見学となり、十分な見学時間を取ることができませんでしたが、子どもたちはそんな悪天候を気にせず、

傘を差しながら自由に自生地内を見学していました。好奇心も旺盛で、再生室の職員にさまざまな質問をしていました。

なかなかウツクシマツ自生地に来る機会はないかもしれませんが、今度は好天の時にウツクシマツ自生地を訪れ、ゆっくりと観察してほしいと思います。