第4回湖南市障がい者計画および障がい福祉計画策定委員会 会議録

更新日:2024年02月16日

第4回湖南市障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会 (第3次障がい者計画・第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画)

日時

令和5年11月30日(木曜日)午後2時~

場所

 湖南市東庁舎3階大会議室

出席者

 委員18人

 欠席4名

 

資料

会議概要

【出席委員】(18名)

太田委員長、冨田副委員長、望月委員、石川委員、山本委員、上野委員、二宮委員、福岡委員、松浦委員、平塚委員、内匠委員、鈴木委員、林委員、山中委員、下田委員、宇野委員、本谷委員、青木委員

 

【欠席委員】(4名)

樽井委員、山崎委員、赤平委員、高木委員

【次第】

1.あいさつ

2.議題

(1)湖南市障がい者施策推進協議会 意見について

(2)第3次湖南市障がい者の支援に関する基本計画(素案)について

(3)今後の策定スケジュールについて

3.その他

4.閉会

【資料】

・資料1:湖南市障がい者施策推進協議会 意見

・資料2:湖南市障がい者施策推進協議会委員質問等取りまとめシート

・資料3:第3次湖南市障がい者の支援に関する基本計画(素案)概要

・資料4:第3次湖南市障がい者の支援に関する基本計画(素案)

・資料5:第3次湖南市障がい者の支援に関する基本計画告示までの流れ

会議の経過/発言内容

事務局

第4回湖南市障がい者計画及び障がい福祉計画等策定委員会を始めさせていただきます。

委員長

この委員会も3回目を迎えました。今までいろいろな皆さんの御意見を反映しながら策定してまいりまして、来年にはパブリックコメントを出すことになります。福祉イコールその生活、皆さんの暮らしをつくっていくその計画でもあります。課題は、本当にその一人ひとりの暮らしに沿ったものにしようと思うと、本当にきりがないのですけれども、一人ひとりのその暮らしの幸せに近づく計画にできるようにと、皆さんの協力、それから活発な御意見をいただきまして、少しでもいい計画に作れたらと思いますので、本日もよろしくお願いいたします。

事務局

これにより委員会の進行につきましては、本策定委員会運営規則第5条に基づき、「委員長は会議の議長となる」と定められておりますので、委員長にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

委員長

次第の2、議題に基づき、(1)湖南市障がい者施策推進協議会意見について、事務局より説明をお願いいたします。

事務局

(資料1、資料2の説明)

委員長

御説明のありました資料1、2について、何か御意見、質問等がございましたら、よろしくお願いします。どんな内容でも構わないと思いますので、いかがでしょうか。

委員

資料1の4サービスにのらない相談を受ける窓口の設置(案内)についてというところで、これについては、またのちほどどの様に対応していくかということが示されると理解してよろしいのでしょうか。

事務局

次の部分で御説明をさせていただこうかと思っていますが、資料3の中に、重層的支援体制整備事業ということで、前回も、法律改正に伴い、障がいだけ、高齢だけ、子どもだけという形で、縦割りで相談支援を受けるのではなくて、大きく一括した相談支援体制を、今年度構築しているという説明をさせていただきましたが、そういう部分で、今後、フォローできていったらいいと考えておりまして、今、市の窓口の障がい福祉のほうでは、精神福祉の法律が変わることで、手帳をお持ちでない方についても御相談というものがあれば、積極的に受けさせていただく体制を整えておりますので、この法を改正される中で、市の全体的な取組として、進めていきたいと考えております。

委員長

サービスにならない相談を受ける窓口の設置の実態に、現時点でも、その障がい者の相談の窓口が幾つかあって、なかなかそこにつながっていかないというところもあるのと、その障がいの特性等もあって、どういう窓口を設ければ、全ての人がそこにつながっていくのかを想定して、いろいろな形の窓口をたくさん設けないことには、なかなか難しいということを考えると、その多くの方の具体的な事例を少し精査させていただいて、その方たちがどこにつながるのかというところを、どこかの場で協議することが必要だと思ってはいました。

もし、何かこういうところで話をしていただくのがいいのではないのかみたいな、そんな感じのものがあれば何かありますか。

市のほうで、その窓口の設置を考えていただくというところよりは、なかなか具体的に、どういう方が、その壁があって、たどり着けないのかというところを明らかにしないと、どんな窓口を設けていいのかみたいな、実際に今、知的障がい者の相談員もいれば、身体障がいの相談員もいるし、精神障がいの相談員もおられますけど、結局そこにおられてもそこにつながらないというところは、やはり何かハードルがある。それで、市役所に何かこう敷居が高すぎてできないみたいな話もあるので、その方たちがたどり着けるためには、どんな工夫がいるのか、どこで話をすればいいのかというのは、私自身も考えて、これをどこかで話しをしなければならないとは考えていたのですけれども、もし、そんな提案が、皆さんの中でもあるのであれば、ここで参考意見みたいなもので出していただいて、それをもとに市のほうでまた考えていただければいいと思いますけれども。

委員

どこで相談するかというアイデアは持ち合わせてないのですけど、どんな人が困っているのかと考えたときに、障がいがあるってはっきりした方は、比較的相談するところというのが分かってくる。あるいは、「障がいがあります」というのがはっきりすれば、障がい福祉課に足を運ばれるのも、そんなにハードル高くないと思うのですけど、そうではなくて、ただ何となくうまくいかない、何が原因かわからないけどうまいこといかない、何かネットで調べていたら発達障がいみたいなことが出てきて、見たら「私のこと」みたいなことで気がつくという人が、どこに相談に行くかといったときに、そうした相談の場所がない。相談に行く場所がないというのは実態だと思うので、湖南市の場合、成人のそういった方の相談、特に26歳以上のそういった方の相談する場が、今はない状況ですので、そういった方、障がいがあるわけではない、障がいと決まったわけではない。そうした若者以上の人が、何でも相談できる場所というのをつくって、それを皆さんに広く知っていただくというふうにしないと、なかなか相談に行きにくいと思います。そうして、ネットで調べて「発達障がい」というキーワードが出てきた方が、おそらく電話されるとしたら、市の発達支援室か、あるいは県の私どものところ、発達障がい者支援センターに電話してきているというのが現状かと。県のほうで話を聞くようにしているのですけど、その次に聞いたあと、どこにつないでいくかといったときに、今はつなぎ先が市の中にないという、継続して相談を受けていただける場所が、湖南市にはないというのが現状だと思っています。私は、発達障がいの方のことを中心に話をさせてもらっていますが、知的障がいの方もおそらく同じなのかと。幼少期までに、検査をせずに何とかクリアしてこられた方で、大人になって、うまくいかないというような方の中には、軽度の知的障がいのある方も含まれているのではないかと考えていますので、そうした方も、相談する場所として、市の発達支援室は、幼少期から継続して、そのシステムにのっている方については、26歳を超えても対応しておりますが、26歳以上の方で、いきなりわかった方についての相談場所というのがないというところを、何とかしていかないといけないのではないかと思っています。

委員長

今後、そこについての施策等を考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

では、ほかに何かありますでしょうか。

委員

私は知的障がいの相談員をさせていただいている中で、場所の問題もありますし、同じようにさせていただいております方ともいつも話し合うのですけれども、「ないよね」という感じで言ってきてくださる方はいないです。だから、私たちがこう、どこかに出かけるではないですけれども、社協でされている、ホリデースクールのあとということでホリカフェのほうで働きかけたらどうかという話も、今、しているところです。まだ働きかけはしておりませんけれども、今後、その中へ私たちが入って行って、勉強させてもらえたらと思っております。

委員長

今日は本当にいろいろなことを考えておられているところではありますと思いますけれども、そのいろいろな方の知恵を集めていただいて、どういう形がいいのかというようなところも工夫して考えていく、それが施策の中に反映できればと思いますので、よろしくお願いいたします。

ほかには何かありますでしょうか。

委員

うちのほうも、人権相談室というのを設けまして、今、私が基本、庶務で入らせていただいているのですけれども、人権侵害だという訴えで、いわゆるボーダーの方からの相談が相当数ありまして、実際、当初その認定されてない中で、話を進めていく上でも、認定されたほうがよいだろうという形で、手帳を取得されたといらっしゃるような状況なのですけれども、その事案に関しても、当該お住まいの居住地の役所の中に、相談窓口とかがなくて、総合的な窓口しかないので、市役所庁舎の中で、例えば自治振興課であるとか、人権の担当課であるとか、当然、障がいの担当課のほうにも相談はされているのですけれども、そこを取りまとめるところがない。または、各それぞれの担当課のほうで「これは」と思っても話ができないという状況があって、そういうところを考えると、そのサービスにのらない方という点でいったときに、そういう方の話が聞けるような、確かに県内のほとんど、場所がない。大津市は、重層の窓口をつくったところがあると思うのですけれども、我々としても、そういうところがあれば、話がしやすいというのもあるので、また市民の皆さんも、そういう形でしっかりと広報をして頂けると、こういうケースはここに相談したらいいとはっきりとわかると思いますので、そこの部分を少し検討していただいたほうがいいと思います。

いわゆる市外の相談窓口としても、私どもの圏域で相談を受けていますので、そういうときに、「ここに話をさせてもらったらいい」とはっきりわかる形があるほうが、その他機関で相談を受けている者からしても、湖南市に話を持って行きやすいと思いますので、そういったところを、体制整備も考えていただけるとありがたいなと思います。

委員長

事務局のほうはお返しすることはありますか。特には大丈夫ですか。

事務局

素案の39番、重層的支援体制整備事業の中で、他機関との連携もとるということがメニューに含まれておりますし、その中では、どこに相談をしてもつながるようにということで、そういうことも目指しているのですけれども、確かに市民の方にとったら、「どこに言えばいいのだろう」「私、特に高齢ではないし、高齢には言ったらだめかな」とか、そういうことも思われると思いますので、ここに相談してくださいというのが、皆さんに分かりやすいような体制をとれたらと思います。

委員長

それでは、ほかに何か御意見、御質問等ありますでしょうか。

委員

サービス調整会議のほうに、各部会への意見聴取をされたと思うのですけれども、そのことは、どこかで話というか、どのような形で計画に反映をされていくのかというところを聞かせいただきたいと思います。

事務局

次の素案のところでも、説明をさせていただく予定をしておりますが、素案の中の18ページをごらんください。

ここには、湖南市の課題ということで、まずその4つの課題、居場所づくり、それと相談支援事業、そして施設入所から施設入所者の地域移行へということと、確保の方策、これが今まで、それぞれ課題を分析して、その課題に対して、意見としてアンケート調査の意見結果、また団体ヒアリング、それと推進協議会、それとこの策定委員会、最後になりますが、サービス調整会議の意見ということで、それぞれの団体からの意見を、カテゴリー別に分けさせていただいています。

それと、あとで話をさせてもらう中にも、この本市の現状という部分の分析の中には、サービス調整会議からいただきました提言書をもとに、踏まえて記載している部分もございますので、そういったところで活用をさせていただいております。

委員長

それでは、ほかに御意見、御質問等はありますでしょうか。

委員

私は、発達で子育てをされているお母さん方の悩みとか、聞いてほしいという方がいらっしゃったら、月に1回場所を借りて、皆さんに集まって話をみんなで共有し、情報を共感、共有をさせていただく場をもっているのですけれども、そのときに、「この方は支援がどうしても必要だ」と思う方は、発達支援室に私が直接おつなぎしたりとかしています。

私は、ペアレント・メンターという研修を受けておりまして、現在、湖南市でも、五、六名ほどいるのですが、相談窓口がない。それで、来てくださるのです。そういう窓口に行くのではなくて、こうワンステップ下がったところ、身近なところから相談していただくというのは、その悩んでいる保護者も、敷居が低くていいのではないかと思うのですけれども、そのペアレント・メンターというのが、実際、活動の場がないのです。ペアレント・メンターは主に、悩んでいる保護者がいらっしゃったら、主に傾聴をするという役割をもっているのですけれども、私みたいに小学生を育てている保護者とか、成人を育てている保護者とか、いろいろな年代の保護者がいるので、それだけ幅広い方のペアレント・メンターがいるので、そういう方々が、どこかで悩みを相談できるというか、そういうところの場がもっとできてもいいのではないのかと思っているのです。

実際、香川県では、ペアレント・メンターというのは、すごく活動されていて、乳幼児健診とか、そういうところにペアレント・メンターが来て、子育てをされている方の経験を知って、そこからそのペアレント・メンターが、この方に支援が必要だと思ったら、つないでいくという、そういう活動をされているので、私はそういうことを、湖南市でもやっていけたらうれしい。ペアレント・メンターの一員として、そういうのも1つの手だと思っているのですけれども。

委員長

とりあえず相談員が今言われたペアレント・メンターがあれば、いろいろな資格とか、いろいろなことができる人たちがたくさんおられるけれども、その方たちが、しっかりと活躍するというか、生かされるようなシステムがないということです。そこの部分を、市が中心に取りまとめるというか、そこを何とかうまく、その方たちが生かせるようなシステムをつくっていただけたらというところだと思いますので、そこも、計画のほうでは、これからは施策の中に盛り込んでいけられるのであれば、そこを検討いただけたらと思います。

事務局

令和6年度からペアレント・メンターに活躍いただける場を、今、施策として形作っているところですので、また予算計上とかも含めまして、決まりましたらお知らせをさせていただけるかと思っております。

委員長

ぜひ活躍いただけたらと思います。よろしくお願いします。では、ほかに何か御意見、御質問等ありますでしょうか。よろしいでしょうか。また何かあれば、最後のほうに追加でお話しいただければと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、続きまして、(2)第3次湖南市障がい者の支援に関する基本計画(素案)について、事務局より説明をお願いいたします。

事務局

(資料3、資料4の説明)

委員長

それでは、素案について、資料3、4を用いて説明していただきましたが、このことについて、何か御意見、御質問がございましたらよろしくお願いいたします。資料が膨大で、事前にお手元にあって、なかなか目を通すのも難しかったかと思いますが、今の説明を聞いていただいて、これはどういうことなのかとか、どんなことでもいいので。

委員

資料の22ページの確保方策について、この中の下から2つ目の、「湖南市障がい者計画及び障がい福祉計画策定委員会からの意見」の中の、すごくここで引っかかったところが1つありまして、物すごい違和感があったのですが、この中の丸の真ん中の、「人材を作り出していくために、できれば普通の小中学校のところで、一緒に共に成長できる環境を学校教育の中でもつくってほしい。」と。これに引っかかりまして。「普通の小中学校」とは何なのか、「普通ではない小中学校」とあるのかというので引っかかったところなのです。ここは「小学校、中学校」でいいのではないかということなのですけど、そもそもその「普通」という言葉なのですけど、私は、いろいろなところで話をさせてもらうときに、「普通」という言葉を使わないようにしておりまして、圧倒的多数の側の人間が思っている「普通」が世の中の「普通」としてまかり通っている。私は、相談系の仕事をしている中で、ASD(自閉スペクトラム症)の人とお話をしていると、ASDの人の「普通」があるわけです。ASDの人にはASDの人の「普通」があるにもかかわらず、我々の「普通」を「普通です」と言って押し付けている状況があるのではないかというのがあって、「普通」という言葉は、私は使わない。もし使うとしたら、非常に神経を使いながら使う必要のある言葉と思いますので、ここは「小学校、中学校」と訂正をしていただきたいと思っています。

事務局

修正のほうをさせていただきます。

委員

37ページの障がい者スポーツ振興事業について、違和感があります。現在、滋賀県障がい者スポーツ大会というのは、こういう申込書があるのです。その申込書の受付期間が、県の障がい者スポーツ協会の問題もあろうかと思うのですが、要するに受付が、湖南市の場合は、湖南市健康福祉部障がい福祉課、障がい福祉係という形になっているのです。ということは、ここにあるそのスポーツ振興課というのは、介在してないのです。障がい者スポーツの振興という形で言っているのですが、県の多分、県の障がい者スポーツ協会が、昔からこの体制で申し込みを、福祉関係の部署に依頼しているということに起因していると思うのです。

ところが、今、2025年に障スポ大会があるのですが、そうやってスポーツ振興に対してやっているにもかかわらず、その窓口がいまだに福祉関係の部署になっていると。これを、ぜひ改めていただきたい。県のほうにも働きかけていただきたいと思っています。

これだとスポーツ振興にならないのです。福祉課がやっていると、ただ単なる手続きなのです。大会へ行っても、ただ見ているだけで、選手の育成だとかそういうことにあたれないのです。ですから、選手を育成するとか大会を運営するとか、それは違う組織がやっている、育成だとかそういうことについては、スポーツ振興課が当たっていかないとだめではないでしょうか。

委員長

事務局、何かありますか。今の要望について、これは、それぞれ市の中で検討していただく話だとは思いますが。

事務局

従来から、障がい福祉というだけで、全部障がいに来るというところの課題と、実は、この考え方は逆もあるのです。例えば生涯学習を進めるときに、生涯学習課が全部するのではなくて、高齢学習は高齢者というスタンスに立つと、スポーツを全部スポーツがするのかという課題もあります。ただ、スポーツのところが「障がいスポーツは関係ない」と、その考え方を僕はだめだと思っておりますので、お互いの部署が関係すると思うので。ただし、申込みの部分は、おそらく障がい者で一番声をかけやすい部署が、どうしても福祉課というところでは、申込みの人については、やむを得ないと思いますが、意識のところとか、今、国スポ・障スポの部分では、そういった意識改革をする機会ではあるということは、県にも言いたいですし、市の中でも広められたらと思います。

あと、組織の中でその業務をもっていくことにつきましては、福祉部だけでは判断できないことでございますが、今の御意見を聞きながら、部署とか業務分担については、利便性などのいいところという形になってしまいますので、その部分については御了承いただきないと思います。ただし、御意見とか、思いの部分については、従来から障がい福祉が障がいだけではないし、高齢福祉は高齢だけではない。例えば、去年、前回開催したグランドゴルフでも、スポーツの部署がもつときもあれば、健康ということで、福祉でもったりもしますので、そういった部分では、かかわっていくという意識は大事だとは思っています。本当に期待に応えられればいいのですが、多分、そういう判断になっていると思っております。

委員

10ページの内容で、一番上のほうの2行、赤い字になっているところで、引っかかるところがありましたので、ここをできれば直してほしいと。「肢体不自由」の割合が最も多いことに変化はありませんが、減少傾向となっておりと書いてあるのですけど、実際に数字を見て、2018年から2022年で、その単純に変化を推移しますと、みんな数字増えているのです。実際の人数の数字として。「減少」という言葉は当てはまらないのではないかと。むしろ、内部障がいの方のほうが、この2018年から2022年で差引計算すると80名も増えているということで、こちらのほうが特筆する部分ではないかと感じたので、その辺修正できたらお願いできればなと思います。

事務局

ここの表現につきましては、今の御意見を踏まえまして、表現の仕方の検討のほうを進めさせていただきます。

委員長

それでは、ほかに何か御意見、御質問等ありますでしょうか。

委員

52ページの71番の「地域アドボケーター」とありますが、こういう役割の方がいらっしゃるということを存じ上げなかったのですけれども、既にこういう方はいらっしゃるのでしょうか。それとも、これから設置していこうということでの話なのでしょうか。

事務局

その下に書かせていただいておりますが、アドボケーターは、滋賀県の差別のない共生社会づくりの条例に規定されています地域相談員の方を指しております。これにつきましては、既に湖南市のほうでも、2名選任をさせていただいておるところで、今年度につきましては、委員長と委員にお願いしているところです。

委員長

今年からこのアドボケーターということで任命を受けまして、相談あればお受けさせていただく、いたします。

委員

2つあります。1つ目が、73ページのほうをよろしくお願いいたします。日中活動系のサービスの中の、生活介護事業に関わるところでの質問とお願いという形で言わせていただけたらと思います。現状と課題のところで、丸二つ、文面で書いていただいているとおりだと私も思っております。非常に提供事業所の方、事業所数が不足をしている現状で、なかなか卒業後の進路先の確保が喫緊の課題であるということは、これまでからの課題と同じような状況が、現在も続いているという中で、見込量の確保の方策を2つ書いていただいております。特に1つ目のほうで、事業所の安定的な運営を支援する方策について検討しますということで、これは、この計画が確定した後、検討していただくということでよろしいでしょうか。また併せて、現在検討されている内容などがありましたら教えていただけたらと思うのですが、いかがでしょうか。難しい現状であることはわかりつつの質問でありますが、もし、何かあれば教えていただきたいと思います。が1点目です。

もう一点は、15ページに戻ります。湖南市に通う特別支援教育等を利用する児童生徒数で、一番右のところですが、特別支援学校の児童生徒数のところに、小学部、中学部、高等部と、多分、これは三雲養護学校と聾話学校の生徒、児童生徒の人数かと思うのですけれども、おそらく甲南高等養護学校とか高等養護学校のほうにも、湖南市在住の方もいらっしゃると思うので、正確に数字を載せるとすると、もう少し特に高等部のほうは、人数が多くなると思いますので、また少し含んでいただけたらと思います。

委員

それでは、1点目の73ページ、生活介護のところでの見込量確保のところで、「運営を支援する方策について検討します」というところの具体的な方策について、説明ができればお願いしたいということですがいかがでしょうか。

事務局

現行では、県と共同ではありますが、こういった重度行動障がいにある方々に対しまして、さまざまな支援の一部を上乗せという形で補助事業を行っているところです。そこは、今後も継続的に県と共同で進めていきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。

新たな事業の方向性という部分につきましては、この課題という部分が、まだ今、実際、サービス料への上乗せという形で進めておりますので、そこでまた新たな課題が出てくるようであれば、そういった補助制度の見直しが必要になると考えております。

もう一点、15ページの御指摘をいただきました高等部の生徒数を、支援学級の生徒数の把握にありますが、今、いただいたそういった御意見を踏まえて、もう少し調査範囲を広げた形で、反映する形で考えたいと思います。

委員

最初の1つ目の質問のほうです。今年度も、三雲養護学校の高等部から、この生活介護事業を希望する高3生が何名かおります。希望される事業所に、実習をお願いさせていただいて、何とかうまく卒業後の地域移行が進むように取り組んでいるのですけれども、やはり非常に人手不足や、いろいろな状況の中で、事業所の運営が非常に厳しいのを、ひしひしと感じておりまして、学校としては、非常に実習をお願いすることが、心苦しいというのを感じながら、ただ、委員長が冒頭おっしゃったように、一人ひとりの暮らしの幸せにつながるような計画という意味では、高等部を卒業した後、いよいよ地域生活が始まる段で、ここでこの事業所で頑張っていくのだということを、しっかり見通しをもたせて卒業させていきたいと思っていますので、何とか事業所の方の安定的な運営を支援する方策について、具体的に考えていただけると非常にありがたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

委員長

私からも切によろしくお願いします。

それでは、ほかについて何か御意見、御質問等おありでしょうか。

委員

今日、最初のところで、その制度になかなかのっからない方の受け皿みたいな窓口みたいな話があったと思うのですけれども、一応この改訂版に組み込まれるということになるのでしょうか。もし組み込まれるとしたら、例えば、42ページのこの重層的支援体制整備事業みたいなところに入っていくのか、それとも今回は検討中で難しいみたいなことなのでしょうか。

事務局

この39番の重層的支援体制の整備事業の説明にも、「属性を問わない相談支援」ということで、まだ始まっておらず、今年度は準備段階ということで、実際、動かしていくといろいろな課題が出てくるかと思いますが、今、この場でいただいた御意見は、実現できるように、障がい福祉のほうからも、この全体的な会議の中ではお話をさせていただいて、断らない相談窓口ということで、いろいろな相談でも気軽にしていただけるような湖南市の重層的な支援体制を整えていきたいと考えております。

委員

先ほどから話が出ていたように、例えば手帳をとるまでには至らないけれども、知的に少ししんどいなみたいな感じ、ただそういう方というのは、そういうふうに見られたくないという思いもあって、非常に難しいところもあるとは思うのですけれども、そういう方が非常に登場しやすい場所、例えば生活困窮の場面であるとか、その保育児支援が必要なケースや、そういう方々が登場しやすいようなところと、重層支援ということなので、とりわけそういうところと、連携を密にしていただければなと思います。

委員長

資料1のところにもありました、「サービスにのらない」、重層支援のところで、2番のところです。「一般的に誰もが意識できるようにしていかなければならないと思う。」ということで、「市民に浸透させていくには、わかりやすい言葉に置き変えてはどうか。」と。例えば「みんなの居場所」などが書いてあります。当然、重層的支援体制整備事業で、その名前自体が、一般の市民の方に理解できるかというのは、なかなか難しくて、福祉に携わっている職員すら、この「重層的支援体制整備」とは何ですかと聞かれるぐらいですので、なかなか難しい言い回しだと思いますので、一般の人たちに広く理解できるような、そういうネーミングも必要だとは思いますので、その辺も含めて御検討いただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

それと、今日出していただいた4のほうに、いろいろ数字が織り込まれていますが、この数字は、まだ細かく精査して正しく変更するところも幾つかあるということを伺っています。これについては、この場で、この数字が確実なものかどうかというところは、全て確認できるものではないですので、事務局のほうに一任しておいていただいて、最終的にはしっかりと正しい数字をはめ込んでパブリックコメント等に出していただくということになりますので、その辺については御理解をいただけたらと思いますので、よろしくお願いします。

では、ほか御意見、御質問等よろしいでしょうか。

委員

44ページの下のほう49番、50番あたりで、「人材確保」「人材育成」「人材定着」という言葉が出てきています。これは、ほかのところの31ページのところでも、13番の障がい児保育事業の中では、いわゆる「保育士・教諭の配置に努めます」と、人材の話が出てくるのですけれども、具体的にそのどういった不足があって、どういうふうに確保していくのか。あるいは定着されていくのか。こういったことの方向性がはっきり出ないような感じに見受けられる。できれば、「ここが重点だ」みたいなところがあれば、それを載せればいいのではないかと感じますけど、どうでしょうか。

委員長

課題みたいなものも、ここに落とし込む必要がある、落とし込めばどうかということですか。事務局、いかがでしょうか。要は、どういう人材が不足していて、どういうところでその確保が必要には、なぜ必要なのかみたいなところがここに書かれればいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

事務局

今、お話し御指摘いただきましたこの事業に関しまして、例えば49番、人材、福祉人材の確保事業について、ここで示している内容は、この事業の説明をするもので、どの部分についても、そういった統一を図っておりますので、今いただいた御意見は、取組の方向性等でお示しをさせていただくほうがよいと考えます。

この人材を確保する部分につきましては、今、例えばサービス調整会議であったり、いろいろなところからいただいています中の表現を分析したとしても、その突っ込んだ何が問題で、例えば賃金が低いからとか、そういう部分での、が具体化して提言書の中に上がってきたわけではなく、大きく人材を確保していく必要があったり、一旦確保した人を、別のところの転職を防ぐために定着していくこと。それと、今いらっしゃる方々の専門性を高めるという、この3つの部分に対する取組が必要だということは、提言書の中には書かれておりますが、そこから突っ込んで、なぜその人材確保のその根本的な問題の部分までは、今回の資料の中からは出てこなかったので、ここに書いていくことが、もし何かここであれば、逆にお示しいただけたら、ここに落とし込むことは可能だと思いますが。

委員長

18ページの「次なるステップに向けた計画課題」のところに、とりあえずはその課題があって、例えば22ページのところでは、4番、確保方策についてということで、人材が確保している、行動障害のところなどの場合には、強度行動障害に対応できるスキルをもつ人員の配置が必要であると書いてありますが、要はこういう内容が、このつばさプランの中には組み込まれるのですよね。それで、この計画のところを見て、皆さんがここを課題と見て、そこにつながるかどうかというところだと思いますが。私が話しているこの課題が、今日のこちらのほうにもリンクされているとより分かりやすいということになるのですか。

委員

60ページ以降は、実際の計画、実施計画の数字ですよね。障がい福祉計画と、あと障がい児福祉計画、この中に実数字が入ってきているので、実際に人材育成がこの辺は何か入ってないような感じなので、そこら辺のところが、できたらそのどこかに見えてきたらいいと感じながら言わせてもらったのですけれども。

委員長

具体的な人数が書かれてないので分かりにくいということですか。

委員

私も人数はどうなっているかそれは分かりません。ただ、どっちの方向に、どの辺の部分を強化しなければならない。人材育成と人材確保という意味で。どういう方向の、どういう分野の方々を確保しなければならないのか、そういったものが見えてきたら、もう少し動きやすいのではないかと感じましたので、言わせてもらったのですけど。

委員長

もう少し細かくして、どういう分野の、どういう人材が不足しているのか、定着していないのかというところが分かるように。

委員

簡単に言うと、毎度毎度、頭を悩ませている、人材確保をするのに悩ましているところはどこなのかというところだと思います。それがなければ、別に問題ないと思うのですけど、人材育成という部分については、永遠の課題だと思いますので、人材確保、それをとりあえず育てることだと、確保するところ、ここのところを、おそらくもう毎度頭を悩ませているところが一番のターゲットなのかと感じるのですけど。

委員長

なかなか私がまとめきれないところがあるので。その課題が多いというのは分かってはいるのですけれども。

事務局

この取組の方向性の中に、もう少しその人材に確保が必要であるという喫緊の課題の部分を、こちらの部分から抜粋するというか引き出してくる形で取組の方向性のほうに載せさせていただくような形を検討するのでよろしいでしょうか。

委員

はい。

事務局

実施計画のほうにつきましては、基本的に障がい者・障がい児のサービスの見込量を規定するものでございますので、そこで人材の確保の数を出すとか、そういう部分には少し視点が違いますので、そこに落とし込むことは難しいかと思います。

ただ、44ページのこの施策の部分の中に、課題として落とし込み、そして、43ページのこの各領域における人材不足を解消するため、人材確保やスキルアップ、専門性の向上に努め、障がいのある人への新体制をより強化しますという、ここの方向性のところに、もう少し具体性をもたせるということでよろしいでしょうか。43ページの取組の方向性の丸の4つ目になりますが。

人材育成というのは、非常に重要な課題でずっと言われていますが、正式に言うと、おそらくどの事業が何人足りないではなくて、福祉事業所については、人がうまいことでやりくりをしながら運営をしていただいているところがあって、おそらくサービス全体で、人の不足があるときもありますし、特定相談支援事業で人が足りないというのは、実態はあるのですが、その数字の把握という形では、まず把握ができていないので、目標の中で、どの事業に人を増やすというのは、なかなか難しいと思います。

特に、事業所の利用者数が、年々変わっており、サービスの使われるのが変わっていくと、どこの部分で人が足りないということもあるのですが、全体的に福祉のところで、今、就職される方が少ないですし、福祉のところに応募されてくる方が非常に少ないので、そこをこれから見直していかなければならないというレベルで、まだ目標をつくらせていただいているので、実際には、ずっと人材の課題は上がっているのですけど、今そこを落とせるのは難しいのが現状でございますので、言葉のところで、担当とは協議させていただくということで御了承いただきたいと思います。

委員長

41ページの相談支援員の計画相談員の数ですけど、21という数字がクリアされていてということで、令和8年度が25人という数字があるのですが、これは、常勤換算での人数でいくのであるのか、相談を結局は兼務されていて、実際にその十分な相談のケースをもっているかというと、なかなか地域の方の相談には至ってないところが多いと思うので、ただ単に登録だけの数字だけでいくと、相談員がいかにもしっかりと確保できていますみたいに見えるのですけど、その辺を、実態がここに反映されているのかどうかというのは、確認したいのですけれども。

事務局

実はこの計画を25にもってきたときに、各相談員の数を調べさせていただいたときに、本来なら専属で25を確保すべきですが、この数は兼務を合わせての数となっています。将来的には、専属でこの相談支援員の数という形に、いずれ改める必要があると、担当レベルでは考えておりますが、今回、見直しに当たりますので、数字だけの見直しということで、将来的な目標を設定いたしました。

委員長

誤解がないようにというか、「たくさんいる」みたいに思われると、困るところあるので、その辺を、次のところのときには考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

事務局

今回、皆さんに郵送で送らせていただいた時点で、調整中ということで、赤丸の部分も大変多かったかと思います。皆様には、できるだけ、この校正の部分で、こういった校正が正しいかということを、早くお示ししたかったので送らせていただいて、その後、できるだけ数字の部分、分かる部分を反映したものを、現在の資料として、今日お手元のほうに置かせていただきました。ただ、まだ一部、多岐にわたって確認しなければいけない数字もございまして、いまだ黒丸の部分もございます。

それと、精神手帳の部分につきましては、2年間という有期の手帳の特性と、かつ切れても6カ月間、さかのぼって有効期限が認められるという、少し特殊な制度がございまして、いろいろな県から出ている数字、4月から出る数字にばらつきがございますのが現状です。市のほうでは、一定、考え方もまとめまして、ここに最終的に精神手帳の数を、最終案として載せていきたいと思いますので、少し数字が、今後、パブリックコメントの際には、変動するということを御了承いただきたいと思います。

委員長

皆さん、御了承のほうをよろしくお願いいたします。

それでは、ほかに何か御意見、御質問等ありますでしょうか。御発言いただいてない方もよろしいですか。

それでは、ないようですので、続きまして(3)今後のスケジュールについて、事務局より説明をお願いいたします。

事務局

(資料5の説明)

委員長

それでは、今の件について、何か御意見、御質問がございましたらよろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。

事務局

(次回の策定委員会の説明)

委員長

それでは、これをもちまして、議事が全て終了いたしましたので、進行を事務局のほうにお返しいたします。

事務局

それでは、最後に、副委員長に閉会の御挨拶をお願いいたします。

副委員長

先ほど、事務局のほうから説明がありましたように、この後、資料をもう一回確認し、今の意見を盛り込んだものを、議会、また全体委員会のほうにかけて、その後、パブリックコメントということで、詰めたスケジュールの中で動いてもらうことになります。

委員の皆さんにおいては、おそらくこのパブリックコメントの内容を、もう一回見ていただいて、逆にそのコメントという形で、また皆さんの意見を、再度反映をしていってもらって、その見直しで、今の形が、もう一歩二歩進んだ完成に近づいたものにできたらと思っておりますので、今後も引き続き、よろしくお願いしたいと思います。

また、2月9日が、最後の策定委員会になるということで、最後は、22人全員そろって、こちらに参加をしていただきまして、御意見をいただけたらと思います。

 

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