平成31年第1回湖南市臨時教育委員会 会議録

更新日:2019年07月01日

開催日時

平成31年3月8日(金曜日) 午後3時から4時まで

開催場所

湖南市役所西庁舎2階教育委員会室

会議に付した案件

日程第1 議案第10号   

湖南市教育委員会平成30年度末小中学校管理職の任命について

日程第2 議案第11号   

平成31年度教科書採択に係る第二採択地区独自調査観点について

会議に出席した委員

教育委員 4名

会議に欠席した委員

教育委員 1名

会議に出席した事務局職員

7人

会議を傍聴した人

なし

 

 

日程第1議案第10号 湖南市教育委員会平成30年度末小中学校管理職の任命について

提出資料に基づき議案第10号、湖南市教育委員会平成30年度末小中学校管理職の任命について説明する。

 

非公開

 

 

質疑、意見等

谷口教育長

審議結果につきまして異議なしと認め、議案第10号について可決することとしてよろしいですか。

各委員

全員異議なし

谷口教育長

異議なしと認め、議案第10号を可決いたします。

 

 

日程第2議案第11号 平成31年度教科書採択に係る第二採択地区独自調査観点について

提出資料に基づき議案第11号、平成31年度教科書採択に係る第二採択地区独自調査観点について説明する。

公立の各小中学校で使用する教科用図書の採択については、義務教育小学校教科用図書の無償措置に関する法律の規定により採択地区協議会が設置されております。この協議会で行われた教科用図書選定の結果に基づいて、各市町で年度ごとに採択することになっています。第1回目の協議会で各市教育委員会の思いも反映してほしいという意見をいただきましたので、今年度採択では中学校道徳において、第二採択地区の独自観点を盛り込みました。具体的には、小学校からのつながり考え、平成29年に採択された小学校のものをベースに、県教育委員会から出されている研究調査の内容を踏まえ「多様性の尊重」「人権尊重」「世界平和」「いじめ」といった内容を追加しております。

それに伴い、平成30年度小学校道徳で取り入れた各市の意見を、平成32年度の第二採択地区独自調査観点案に反映させたものを資料22ページにつけています。資料21ページには、平成30年度使用教科用図書調査研究観点を載せており、この内容に中学校道徳での独自観点を盛り込んで栗東市より提案がありました。4番、「現代的な課題などを題材とし、児童が問題意識をもって考えられるように工夫・配慮がされているか」の観点について、内容が追加されております。これについてご意見等ございましたら、その意見を集約し協議会へ提出したいと考えております。

次年度は小学校教科用図書全教科の採択の年です。道徳以外の教科については、平成26年度の採択用の資料を付けております。平成26年度の観点については、第二採択地区の独自観点が盛り込まれていませんが、各教育委員会の意見を反映させてほしいという意見がございましたので、小学校全教科についても第二採択地区の独自観点を追加していく方向で動いております。しかしながら、全ての教科に教科それぞれ観点を設けることは非常に難しいため、「子どもたちにとって見やすく、いかに使いやすいか」といった内容を盛り込むことで、全教科共通の独自観点を入れてはどうかという意見がございました。こちらについても教育委員の皆さまの意見を頂戴したいと思っております。報告様式の中に意見を記入いただき、ファックスで結構ですので、14日(木曜日)までに私までお知らせいただけたらと思います。

以上でございます。

質疑、意見等

谷口教育長

 資料21ページにも第二採択地区独自観点が含まれていますよね。私と岩城委員が当初に意見を伝えていますし、その内容についても再度協議会へ伝えていただきたいと思います。

 教科書採択の流れをお話しますと、滋賀県から送られてくる調査研究観点を見て、教科書調査研究員を各市から出し、湖南6市6人ずつでグループをつくり、国語の研究・算数の研究等教科それぞれに教科書の研究を行います。研究観点とは、この研究時に使用する観点になります。研究後には、教科用図書調査研究委員会から調査結果があがってきますが、これまでは、研究員が十分研究した後に湖南市の意見をお話しておりました。それでは何も変わらないので、当初の調査研究観点に湖南市独自観点を入れてほしいと伝え、それが実現したのが30年度小学校道徳になります。その際に、各教育委員会からも意見があれば出してほしいと伝え、事務局にて資料にある独自観点を作成いただきました。

 ですが道徳だけであればこれで問題ありませんが、国語・算数といった全教科について道徳同様に独自観点を考えることは難しいため、全教科共通の観点を入れたらどうかということになりました。せっかくですので、私の意見もお話させていただきます。

 小学校全教科共通については、原案は「子どもたちにとって見やすく、使いやすいか」とありますが、これは教科書の内容に関わらない観点であり、あまり必要ないと思います。教科構造は、国語・算数・理科・社会すべて1年から6年まで縦に積み上げていきます。ですので、共通の観点を示すのであれば、教科構造を横に貫くような観点を書くべきだと思います。例えば、人権の観点や平和の観点、国際協調等、これらの教育は各教科を横に貫いている構造です。縦と横で学習教科が成立しているので、共通項目にはこの横に貫くような観点を書くべきだと考えています。

岩城委員

 理科・社会・国語あたりはまだわかりますが、算数も含めて共通の観点というのは、なかなか難しいですね。

谷口教育長

幾つかの教科をピックアップした方が分かりやすいかもしれないですね。

岩城委員

 共通にしていくべき教科、特殊な教科があり、これらすべてを盛り込む共通観点は非常に難しいですが、道徳の観点に示されている「多様性の尊重」「人権尊重」「世界平和」「いじめ」のうち、「多様性の尊重」は他の教科でも共通して考えてもらわないといけないことだとは思います。

谷口教育長

 やはり、社会や国語、保健における性教育、理科の自然環境問題、音楽における歌がより注目されますね。

岩城委員

 ジェンダーの問題は、人間の多様な生き方を認めるということになりますので、多様性の問題ですよね。男性だけで考えるといった一元的な考え方は良くないですし、「多様性の尊重」は全教科に共通する観点に入れていいのではないでしょうか。

谷口教育長

道徳の独自観点にある「多様性の尊重」「人権尊重」は全教科共通観点にすべきだということですね。

岩城委員

そうですね。昨年の道徳ではいじめ問題ばかり非常に意識されていましたしね。

谷口教育長

持って帰っていただかなくても、こちらで意見をお伺いしましょうか。伊藤委員、何かございますか。

伊藤委員

 滋賀県ですし、環境問題を軸にしてもいいかと思います。社会問題も環境との関わりがありますので。

岩城委員

少なくとも今お話したような問題を研究員の方々には意識しながら調査してほしいと思います。これまで評価の半分は、文字の大きさや教科書の大きさ等の話題ばかりでしたので。

谷口教育長

 次は「重さ」の話題が出てくると思います。現在ランドセルの中身を減らす方向にむかっていますので、軽いという理由だけで採択されることがあってはいけないですね。

岩城委員

教科は全部で何教科なのですか。

事務局

14教科程度だと思います。

谷口教育長

 全教科8社ずつあることを考えると大変ですね。では、本日この場で出た意見を事務局でまとめていただき、提出いただきますようお願いします。

事務局

追加でお気づきのことがありましたら14日(木曜日)までにファクスしていただいたらと思います。

谷口教育長

 他に何かありますか。審議結果につきまして異議なしと認め、議案第11号について可決することとしてよろしいですか。

各委員

全員異議なし

谷口教育長

異議なしと認め、議案第11号を可決いたします。

 

 

その他

特になし

 

 

閉会   午後4時00分

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