平成22年9月1日定例記者会見

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

議案16件と認定10件

• 条例の制定 2件（改正2件）
• 補正予算 8件
• 委員の選任 3件
• 委員の任命 1件
• 旧慣使用権の廃止 1件
• 計画の改定 1件
• 決算の認定 10件

市民が広くスポーツに親しみ、自らの健康・体力づくりに対する意識を高め、健全で明るく、心豊かな市民の育成に寄与するために開催。

リレー競技、各種団体競技、オープン競技、地区対抗団体競技・リレー競技の13種目

9月26日（日曜日）午前8時30分から 小雨決行

野洲川親水公園多目的運動広場（湖南市夏見）

これから平成22年9月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

今月は市議会9月定例会がありますので、少し早い定例記者会見となりました。

梅雨明け以来、暑い日が続いておりまして、湖南市内での熱中症の救急搬送は昨日現在で42人となっております。一方で高齢者問題がクローズアップされておりますが、先月28日から30日までの3日間開催されました日本シニアソフトボール滋賀湖南大会には、多くの高齢者が参加され、はつらつとしたプレーを展開されました。開会式には川端 達夫文部科学大臣もお見えになり、「党内がゴタゴタしている中、お越しいただきありがとうございます」という“チョイ悪オヤジ”からの声援を受けておられました。

さて、今朝の報道からいくつかお話ししますと、その民主党の代表選挙が始まりました。今朝の『スーパーモーニング』では「天命」ということを言っていましたが、まさに今の政治に携わる者は、天命を感じて責任を持って真面目に取り組むべきだと思います。地方は疲弊しておりますので、国の責務として経済政策・景気対策の舵取りをブレずにしっかりとしていただきたいと思います。

また、関西広域連合に関する記事が新聞に載っておりました。先月の定例記者会見では県政の見える化ということで、県と市町の対話の場を設けるとことは好ましいと嘉田県政を評価させていただきました。しかし、知事が重要な問題に関する県市町の対話を約束したにもかかわらず、一月も経たないうちに、市町にはひとことの断りもなく、新たに屋根の上に屋根をかけるかたちで地方自治の枠組みを大きく変える話を、県だけで一方的に進めるというのは、県内市町に対して大変失礼だし、約束を平気で反故にする不誠実さと不透明さに悲しさを感じます。毎回同じことですが、今回も「時間がない」ということが理由だと思います。これまで新幹線新駅問題も造林公社問題もダム問題もRD問題も乳幼児医療費削減問題も補助金削減問題もそして今回の基本構想改定についても、いずれも「時間が迫っている」ということで最後は事務方のやっつけ仕事になってしまってきました。課題を提示しているのは県側なのに、それまで一体何の議論を重ねてきたのか、議論をする時間はこれまで十分にあったのではないかと思いますが、今回も民主的な議論の積み重ねを放り捨てたまま、他の府県が待てないからという「時間切れ」の理由にならない理由で県民との対話を回避しようとしているように思えます。知事選後に一部の新聞が「女帝」という懸念を間接的に伝えておりましたが、民主主義は手続きであり結果ではありませんので、県民置き去りで県が果たすべき責任を広域連合に投げて終わりとならないよう、マスコミの皆さんにはしっかりと監視をお願いしたいと思います。

あわせて、いまだに知事と市町長の会議がセッティングされないようですが、各市町とも間もなく予算編成時期を迎えますので、予算編成に着手してからの会議になれば、またぞろ毎年のように県の一方的な提案と市町の猛反発という不毛な対立になるのではないかと、今から嫌気がさしております。一方で、今朝報じられておりました県と市の税の共同徴収の取り組みは評価できることだと思います。

本日の定例会見には、2件をお示ししております。

そのうち、明後日9月3日に招集いたします湖南市議会9月定例会に提出する案件は、議案16件と決算認定です。内訳は、条例改正が2件、補正予算が8件、人事案件が4件、その他2件、そして一般会計、特別会計、企業会計をあわせて10会計分の平成21年度決算を提出いたします。

条例改正のなかで、議案第55号の湖南市財政調整基金条例の一部改正については、現行条例では決算で剰余金が生まれた場合にはその半分しか基金に積み立てられないと規定されておりますが、これを半分以上積み立てることができると改正しまして、剰余金を無理に歳出に回すことなく、いざという場合に備えて基金を柔軟に蓄えることができるようにしようとするものです。小さな改正ですが、次の世代にツケを回さないための取り組みの一つとなります。

議案第57号の一般会計補正予算案では、大きなものとして市内水戸小学校の児童増加を見越した校舎の増築工事を計上しております。現在、水戸小学校においては体育館の耐震補強工事を行っておりますが、それと並行して、校舎の増築工事を行うための予算計上です。

議案第70号の湖南水道広域圏に係る広域水道整備計画改定への同意については、南部、甲賀および中部の各水道を接続し、一体的に運用しようとする計画に対する滋賀県知事への同意ですが、湖南市が所属します南部水道においては、水道料金の高い甲賀水道や中部水道と経営統合しますと水道料金が値上がりしてしまうため、これまで折衝を続けるなかで、現状より値上げしないという滋賀県企業庁の確約が得られたことから同意するものです。水道事業については、「安全、安定、安価」が原則でありまして、安全な水質、安定的な水量、そして蛇口をひねる人の視点に立った給水価格の設定が県企業庁には常に求められております。

平成21年度決算といたしましては、他市と同様、市税が全体で対前年比7.7%の減となりましたが、なかでも法人市民税につきましては48.7%、ほぼ半減という厳しい状態となっております。その他の詳細は担当より説明があります。

2点目は湖南市民スポーツカーニバルについてですが、9月26日（日曜日）午前8時半から市内野洲川親水公園で開催する予定としております。

それでは担当のほうから平成22年9月湖南市議会定例会提出案件概要について説明をお願いします。

本件の提出案件につきましては、議案16件と認定10件でございます。提出案件概要書により説明させていただきます。（添付資料：湖南市議会定例会）

つづきまして、平成21年度決算の概要について説明をお願いします。

記者会見資料の「平成21年度決算の概要より抜粋」により説明させていただきます。（添付資料：平成21年度決算の概要より抜粋）

つづきまして、第6回湖南市民スポーツカーニバルの開催について担当から説明させていただきます。

第6回湖南市民スポーツカーニバルの開催ということで、説明をさせていただきます。毎年開催させていただいておりますスポーツカーニバルでございます。趣旨内容につきましては、市民が広くスポーツに親しみ、自らの健康・体力づくりに対する意識を高め、健全で明るく、心豊かな市民の育成に寄与するために開催するものでございます。この大会につきましては、市の委託を受けまして主管が湖南市体育協会より開催をしていただくことになっています。競技につきましては、昨年とほぼ同様でございます。地区対抗でない種目がリレー競技、各種団体競技、オープン競技で5種目それに地区対抗得点種目がリレー競技、団体競技で8種目でございます。全体で13種目の競技になります。開催日時につきましては、9月26日の日曜日、午前8時30分から開催させていただきます。なお、雨天順延はいたしません。場所につきましては、湖南市夏見の野洲川親水公園の多目的運動広場で開催させていただきます。

本日の案件は以上でございます。質疑などがありましたらよろしくお願いします。

議会の日程はどのようになっていますか。

日程でございますが、これから配布させていただきます。

議案のなかで水戸小学校の増築について、人口増ということですが、今の状況はどのようになっていますか、また、規模はどのくらいで工事はいつ完了しますか。

今は400人余りですが、周辺で住宅の開発がされており、これからの予想としては平成26年には500人を超えるであろうということで、教室が足らなくなりますので、規模としては6教室の増築を予定しています。2階建て1棟でございます。

決算の財政基金の積立金2億8千万円とお聞きしましたが、これは今度の条例改正をして行うのですか。

そのとおりです。前の条例が2分の1相当ということで、表現が分かりにくい表現であったので、今回条例改正してより積み上げやすくするため、以前では4億3千万の2分の1で2億2千万になりますが、今回は2億8千万ということになります。

議案第69号の旧慣使用権のことでお聞きしたいのですが。

旧の村中（集落所有で管理されている土地）の名義で所有権登記されている土地のことで、今回は地元区が旧慣使用権として集落の土地として使用していた部分を、市の道路用地の一部にするため3．3平方メートルを廃止するものです。

議案は3日の日に一括して上程されますか。

そのとおりでございます。

よろしいでしょうか。次回の定例記者会見については10月6日（水曜日）午前11時からこの会場でさせていただきます。それでは記者会見を閉じさせていただきます。ありがとうございました。