平成22年11月5日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項 要旨

(1)田村一二展について

趣旨・目的

田村一二記念館より寄託を受けた資料を紹介することによって、市民に我が国の障がい児(者)教育の先駆者である田村 一二氏の業績について認識を深めていただき、郷土に誇りをもっていただく。

期間・場所

展示期間 11月20日(土曜日)から12月26日(日曜日) 午前10時から午後6時

展示場所 湖南市立甲西図書館2階展示コーナー

内容

田村一二氏作の絵画や著書、紙芝居などの教育教材、一麦寮生が制作した粘土工作を展示する。

資料提供

(1)平成22年度市制功労者表彰式の挙行について

日時

11月13日(土曜日) 午前10時から

場所

じゅらくの里福祉パーク館

対象

自治功労 16名

(2)湖南三山(常楽寺・長寿寺・善水寺)めぐり

滋賀県内の国宝建築物22件のうち4件を擁する湖南三山(常楽寺・長寿寺・善水寺)。これら天台古刹3か寺の国宝、重要文化財の同時公開が行われます。今年で6年目を迎える開催になります。

日時

11月13日(土曜日)から30日(火曜日) 午前9時から午後4時

内容

  • ・公開期間(18日間)湖南三山をめぐる臨時バス運行
    JR石部駅起点に3か寺と、JR甲西駅と「十二坊温泉ゆらら」を経由し運行します。1DAY乗車券対応で割引特典あり。
  • ・湖南三山ご利益めぐり朱印帳プレゼント(数に限りがあります)
    (最初のお寺でご朱印料をそなえてお受けください。)

(3)第41回甲賀湖南交通安全誓いの集い

甲賀・湖南両市民が一堂に会し交通安全に功績等のある人や事業所等を表彰し、交通安全意識の高揚と交通マナーの向上を目指して開催する。

日時

11月20日(土曜日) 午後1時30分から午後4時30分

場所

湖南市民学習交流センター(サンヒルズ甲西)

(4)第27回オウム真理教(アレフ)に対する抗議行動

オウム真理教は多くの社会不安を与える事件を起こしており、今なお湖南市内に教団の幹部や出家信者が居住し、教団関連企業の事務所としても使用されている現状であり、地元住民の団結と頑強な意志を表し当該施設の立ち退きを強く求めていきます。

日時

11月28日(日曜日) 午前10時から

場所

湖南市平松(平野町内)

(5)第7回湖南市青少年育成大会

地域で子どもを健全に育む活動の輪を大きく広げていくために、湖南市青少年育成市民会議が主催し、本大会を開催する。

日時

11月23日(祝日) 午後1時30分から4時30分

場所

石部文化ホール

(6)岩根学区高齢者の方との「ふれあいサロン」

地域の80歳以上の方と岩根小学校1年生がふれあいの時間をもつことで、高齢者と関わる体験の機会とする。また、地域開放型校舎活用の試みとして、児童の学習にも効果のある取り組みとする。

日時

11月19日(金曜日) 午前10時30分から午後2時
(ふれあいサロン 午前11時30分から午後1時)

場所

岩根小学校 多目的ホール

(7)岩根小学校新体育館完成記念としての「文化のつどい」

地元で活動を続けておられる甲西ジュニアバンドと本校の卒業生でニュースキャスターとして活躍されている先輩を招き、地域あげての「つどい」を行うことで、学校を拠点とした地域づくりの一環とする。

日時

11月20日(土曜日) 午後1時30分から3時50分

場所

岩根小学校 体育館

添付資料

発表内容

司会

これから平成22年11月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

先月27日に平成23年度の予算編成方針を部内に示しました。引き続き厳しい財政運営が予想されますが、今回は一方で倹約をしながらも将来に向けた準備をしていく予算であると思っております。

今月3日に「湖南市のまちづくりを考える市民フォーラム」を開催し、200人弱の聴衆の皆さんと行政改革の必要性と市民協働、住民自治という議論を深めさせていただきましたが、終了後の楽屋では、出席者から「自画自賛じゃないですが、わかりやすいフォーラムだったですね」という声も聞かれました。これから、湖南市は市民が参画したなかで財政危機を乗り越え、将来の持続可能性を図ってまいりたいと思います。

そうしたなか、今回の予算編成方針に将来の芽出しとして準備に着手するように指示しておりますのが、石部小学校の改築事業です。旧石部町の時代から、大型車両の進入道路が整備できずに着手が先送りされてまいりましたが、岩根小学校の改築も終わり、いよいよ取り組まなければならなくなってまいりました。

石部は東海道五十三次の51番目の宿場町であり、歴史と伝統のあるまちですので、できれば木をふんだんに使った学校として改築したいと考えております。そのための市民の皆さんとの意見交換を来年度からはじめていきたいと思います。ただし、先ほども申しましたとおり、大型車両の進入道路の用地買収の進み具合によっては、現地改築だけでなく場所を移転することも含めて、幅広い視点から検討を進めてまいりたいと思います。

1 田村一二展について

本日の話題提供は1件、『田村一二展』の開催についてです。

この『田村一二展』は市立甲西図書館の2階展示コーナーで開催いたしますが、今年度から図書館の役割を見直したうえで、新たな取り組みとして実施されるもののひとつです。

今年度から、図書館に「地域まちづくりの拠点として、地域コミュニティ情報の収集、交流、発信をする」役割を持たせまして、「市民や地域に開かれたまちづくりに貢献できる図書館運営の展開」を進めてまいりました。これまでのように図書を整備して貸し出したり、コンサートをしたりするというだけではなく、「新しい公共」を担うためのプラットホームとして構築し直してきたところです。

そうしたなか、今月20日から来月26日まで『田村一二展』を開催することとしておりますが、故 田村 一二氏は、故 糸賀 一雄氏、故 池田 太郎氏らと県立近江学園を創設し、わが国障がい者福祉の先駆者のひとりであります。

今、アールブリュッドのような障がい者アートが注目されており、今回パリに送られた63人の芸術家の作品のうち、5人が湖南市の芸術家で全国で一番多いということも、人のあるべき姿に着目し、一人ひとりの能力を引き出して共存していこうという故田村氏の先駆的な取り組みがあったればこそであるといえます。

「田村一二記念館」ではこれまで多才な故 田村 一二氏の資料を収集してこられましたが、このたび記念館側から資料の寄託の申し出があり、図書館で受け入れ、整理展示することなどを通じて、障がい者教育の先駆者としての故 田村 一二氏の業績を顕彰していこうとするものです。

将来的には、故 糸賀 一雄氏や故 池田 太郎氏の資料などとも連携することにより、わが国の障がい福祉の歴史、思想的源流の研究にもつなげていくことができることから、福祉分野においては全国的に影響を与える取り組みに広がっていくと考えております。

司会

それでは担当のほうから「田村一二展」について説明をお願いします。

図書館

開催要項に趣旨が載せてございます。今回、寄付の申し出があり、受け入れるということで、展示を兼ねてということです。展示期間中に田村 一二作、伊丹万作シナリオ、稲垣 浩監督の作品でございます「手をつなぐ子等」の映画会を開催させていただきます。

司会

つづきまして、資料提供でございますが、まず初めに「平成22年度市制功労者表彰式の挙行について」でございますが、平成17年度から毎年開催させていただいております。日時については、11月13日土曜日の午前10時からじゅらくの里福祉パーク館で開催させていただきます。今回の対象は自治功労の16名でございます。開催場所につきましては、長寿寺の近くでございまして、湖南三山の開催される日にさせていただきました。今回対象になりますのが、固定資産評価審査委員会委員さん、区長さん、消防団員さん、健康推進員さん、体育指導委員さんの方でございます。

2番目の「湖南三山(常楽寺・長寿寺・善水寺)めぐり」ですが、これは天台古刹3か寺の国宝、重要文化財の同時公開が行われ、今年で6年目の開催となります。日時につきましては、11月13日から30日までの18日間でございます。臨時バスの運行を行いまして、JR石部駅を起点に3か寺と、JR甲西駅と「十二坊温泉ゆらら」を経由する運行でございます。当日の1DAY乗車券対応の割引特典もございます。

3番目の「第41回甲賀湖南交通安全誓いの集い」でございます。甲賀・湖南の両市民が一堂に会し交通安全意識の高揚と交通マナーの向上を目指して開催するものでございます。参加者は300人の予定で、主催は甲賀湖南交通安全協会・甲賀湖南安全運転管理者協会それから甲賀警察署でございます。後援に甲賀市さんと湖南市がさせていただいております。日時は11月20日、午後1時30分から4時30分までの間でございます。内容につきましては、交通安全に功績にある方の表彰と、アトラクションといたしまして講演と児童園児による演技がございます。

4番目の「第27回オウム真理教(アレフ)に対する抗議行動」でございます。日時は11月28日の日曜日、午前10時からいつもの平松地先で開催をされます。

5番目の「第7回湖南市青少年育成大会」でございます。地域で子どもを健全に育む活動の輪を大きく広げていくということで、実行委員会で市内の中学生の手作りの大会でございます。

11月23日の午後1時30分から4時30分まで、場所は石部文化ホールで開催されます。

6番目の「岩根学区高齢者の方との『ふれあいサロン』」でございます。岩根学区は6区ございますが、80歳以上の方を対象に、演芸やおしゃべりを通しまして、コミュニケーションを図ってもらうものでございます。特に一人暮らしのかたや家に閉じこもりがちなかたがたにも外に出てもらう機会をつくるということを目的にされます。日時は11月19日の午前10寺30分から午後2時までの間でございます。場所は市立岩根小学校の2階多目的ホールで、岩根小学校は地域開放型校舎ということでこの学校を活用されます。内容につきましては、血圧の測定や園児の遊戯そして小学生一年生と80歳以上のお年寄りの人とのおしゃべりタイムとか、昔遊びをされます。介護予防・健康づくりのお話もされます。80歳以上ということで今のところ70人程度の出席になっております。主催が民生委員児童委員協議会岩根学区、岩根会館運営協議会、岩根地域改善促進協議会でございます。

7番目の「岩根小学校新体育館完成記念としての『文化のつどい』」でございます。完成を記念致しまして、地元の甲西ジュニアバンドと本校の卒業生であります日本テレビのニュースキャスターをお招き致しまして講演されるということでございます。日時は11月20日の午後1時30分から3時50分まで、場所は岩根小学校の体育館でございます。資料提供は以上でございます。質疑などがございましたらよろしくお願いします。

記者

展示のことですが、「新しい公共」を担うためのプラットホームとしての構築ということですが、具体的に今までどのようなことをしてきたのか、開催してきたのか教えてください。

図書館

甲西図書館の展示は大きく2つのパターンで、一つは地元の文化協会に加盟しているサークルの活動を紹介する、それともう一つは、より近くで良いものを見せる展示、それは色々な収集されている方の物をお借りしたり、何々賞をとられるくらいの人の立派な作品をお借りしてきて展示をする、そういった2つの方向性で進めていましたが、今年からより地域に開かれた地域の紹介というかたちで、いま第1弾で14日まで下田地域でフリーペーパーを出されておりますが、その地域紙の展示をしております。第2弾ということになります。地域のかたをより知っていただこうということで、石部で、今年に高校生で漫画の賞に入ったかたの活動紹介をしました。より身近なところで大々的な、お金を賭けてということはできませんが、話題提供をしようと考えております。

記者

どのようなきっかけがあって、今年度からこのようなすることになったのですか。図書館に求められるものが変わってきたのか、改革していかなければならなくなってきたのか、そのあたりを教えてください。

教育部理事

石部図書館が今年度で20年、昨年で甲西図書館が20年になります。図書館のありかたとして、利用されているかたがたはたくさんおられ、リピーターも多いが、もう少し広く身近なものにしていきたい、図書館に足を運んでいない人にいかに足を運んでいただくのか、今年の人事の組織再編のなかでも、より地域に根ざして地域に貢献する、まちづくりに貢献する図書館づくりをめざすという市の方向もあり、今年度から2ヵ年にわたりいろいろ試行しているところです。

特にまちから話題を集め、できるだけ企画展などで地域に返していきたい。今、まちづくり協議会が立ち上がっていますが、そういった地域に根ざした活動の支援ができたらとさまざまな分野で試行しているのが現状です。

市長からありましたように、本を貸し出したり、コンサートをしているだけではなく、コンサートにつきましてもプロのかたに来ていただくだけのことでしたが、今年度からは甲西吹奏楽団のジュニアバンドを招待し、プロと子どもたちがふれあえる機会を設けたり、今度12月にはペルーの音楽でコンサートを予定していますが、市内在住のペルーの家族を招待して地域との関わりももっていきたいと思っております。

今までの20年間もありますが、もう少し地域に根ざした図書館を目指していこうと、そういった部分の課題に取り組んでいきたいと思っています。

記者

田村一二記念館の寄付ですが、記念館に置いたままですか、展示の期間だけ移動されるのですか、また資料としては約160点ですが、展示のあとは記念館に返すのですか。

図書館

市の方で預かっております。記念館というのは建物ではく、名称が記念館ということでございます。

記者

寄託を受けたのはいつですか。

図書館

今年の9月2日です。

記者

資料は160点ですべてですか。

図書館

まだ、増えていくと思います。場所が明確になりますと、今まで自宅などで保存状態が悪いなかで、今後記念館のかたもまた声をかけられて集められることもありますので、増える可能性があります。

教育部理事

先ほどの質問に関連するのですが、この4月から図書館の職員と人事交流をしています。今説明しておりますのは学芸員です。図書館の対応のなかで司書も学芸員も一緒に仕事をしていくことになります。学芸員がいるので作品などを預かることができます。そのようなメリットも生かしていこうと考えております。

司会

よろしいでしょうか。次回の定例記者会見は11月30日(火曜日)午後2時から開催いたしますのでよろしくお願いします。それでは記者会見を閉じさせていただきます。ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策部 秘書広報課 秘書係

電話番号:0748-71-2314

ファックス:0748-72-1467

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