平成25年7月1日定例記者会見

更新日:2019年07月01日

このページは、市長定例記者会見の内容を秘書広報課でまとめたものです。

市長会見事項および資料提供

(1)心のインフラづくり事業について~序章~

(2)湖南市学校教育きらめきサポーター事業を始めます

(3)湖南市糸賀一雄生誕100年記念事業「こなん 出会いアート展」

(4)湖南市糸賀一雄生誕100年記念事業「湖南市から発信する今日的課題」

(5)市の行事予定(7月1日~8月8日)

発表内容

司会

 これから平成25年7月度の定例記者会見を始めさせていただきます。それでは市長よろしくお願いします。

市長

 先月は議会対応でいろいろとございましたが、すでに先週末に資料提供をさせていただきましたように、職員給与の削減につきましては専決処分をいたしました。このことについては、次に開かれる議会において承認をいただくべく議会のご理解を求めてまいりたいと考えております。

今月は、4日から参議院議員通常選挙が公示されますが、その一方で出張の多い月となります。明日から2日間は区長会の県外研修に同行いたしまして、静岡から山梨に向かいます。5日は道路関係で大阪へ要望活動をいたしますし、6日、7日は友好交流都市であります鳥取県北栄町にまいりまして、北栄町主催のすいか・長いも健康マラソンに参加いたします。9日、10日は上京して全国市長会の会議に出席いたしますし、11日は大津市で滋賀県市町村職員研修センターのトップセミナー、13日、14日、15日にかけては友好交流都市であります北海道比布町を訪問する予定としております。17日には大津市で滋賀県市長会議がありますし、19日には大阪市で内閣府などの主催によります子ども子育て支援制度シンポジウムにパネリストとして参加いたします。月末の29日、30日には滋賀県市長会の県外研修で長崎、佐賀方面に出張いたします。

特に、このあと担当よりご紹介がありますが、今月の資料提供には教育と福祉が中心となっています。今年度は糸賀 一雄生誕100年ですが、糸賀思想が福祉的対応の根底に教育というものを置いていたことは確かでありまして、全国的に教育現場の難しさが指摘されるなか、本市の教育現場が、包括的連携協定を締結した吉本興業や、きらめきサポーターとなる市内企業などのお支えを得ながら、発達保障を求め続けた糸賀  一雄の思いを受け継いでいくことができれば、素晴らしいことだと考えております。そうした意味で、糸賀100年にあたり、27日には記念講演会を開催いたしますが、教育現場で対話力向上や支援の具体的な取り組みが進みつつあることを、とてもうれしく思っています。

また、本日は15時30分から大津で滋賀県の糸賀 一雄生誕100年記念事業の実行委員会があり、委員として初めて出席させていただきますが、湖南市の糸賀 一雄生誕100年記念事業といたしましては、このあとご説明いたします「こなん 出会いのアート展」と記念講演会「湖南市から発信する今日的課題」以外にも、8月から9月にかけての図書館での糸賀 一雄展、9月1日に当事者・家族・市民参加型イベント、さらには記念出版などを予定しております。

最後に、今月21日には、下田学区まちづくり協議会が、水田を活用した泥のスポーツ祭典である「泥りんピック」を初めて開催します。地域おこしが着々と実を結びつつあります。ぜひPRや取材にご協力いただきますようお願いします。

司会

 資料提供について担当から説明させていただきます。

企画調整課長

 心のインフラづくり事業について~序章~について説明。

教育総務課長

 湖南市学校教育きらめきサポーター事業を始めますについて説明。

健康福祉部次長

 湖南市糸賀一雄生誕100年記念事業「こなん 出会いアート展」
湖南市糸賀一雄生誕100年記念事業「湖南市から発信する今日的課題」について説明。

司会

 それでは質疑がありましたらお願いします。

記者

 きらめきサポーターの内容について具体的にお願いします。

教育総務課長

 市内の4中学校すべてで、システムですが風力発電が400ワット、ソーラー発電が130ワットで大きさはパネルが畳1枚分の大きさで、風力発電は飛行機型のものです。それに蓄電装置と街灯が1基付いております。

記者

 いつ頃に工事されたのですか。

教育総務課長

 4月頃から順次、工事がされており、日枝中学校がこのたび完成しました。

記者

 学校のどこに設置されているんですか。

教育総務課長

 学校によって場所はいろいろです。日枝中学校は校門の横に設置しました。

記者

 その電力は学校で使うのですか。

教育総務課長

 そうです。街灯の電力として使用しますし、災害時には蓄電池がありますので非常用電源としても利用できます。

記者

 糸賀100年の記念事業でいろいろと考えておられるみたいです、メイン事業は何か考えておられるんですか。メインとしては年明けくらいなんでしょうか。

健康福祉部次長

 8月に図書館で糸賀一雄展を計画しております。8月24日から9月21日の予定です。9月1日に普段、障がい者と接する機会が少ない市民のみなさんに対して「9.1夏祭り」ということで障がいのある人もスタッフとして関わりながら、健常者、障がい者、市民が1日過ごすというイベントを総合体育館で実施する予定です。まだ詳細は決まっておりませんが。今のところそのような計画です。ただ糸賀さんの生誕が来年3月ですので、そちらに向けての行事もこれから実行委員会で検討していきたいと考えてます。

記者

 県の実行委員会との関係はどうなっているのですか。

健康福祉部次長

 湖南市は昨年の9月27日に委員会を立ち上げて3月にプレ事業を開催しました。県よりも先に進んでいて、また県は組織が大きいので調整するというのが難しいので独自に進めており、特に調整はせずに進んでおります。

市長

 湖南市の実行委員会の委員の方が何人かが県の委員会と重なっておりますので県の実行委員会の状況は十分に承知していますので、できるだけ重ならないように配慮しながら進めております。県の方は組織が大きすぎて物事を決めるのに時間がかかっていますから先に進めさせていただいているという状況です。実際の展示とかになりますと展示物が同じものになりますので、そこら辺の調整をしっかりとしていかなければならないと思っております。

記者

 先日の専決処分に絡んだ積み残しの部分についてはどうですか。

市長

 積み残しというのは、5月7日の臨時議会と6月の定例会に提出しました、ひとつは議員報酬の引き上げ条例案、それから職員の給与ならびに三役の給与、職員の手当の削減条例案とさらには、議発議案で出てきました議員の報酬の削減条例案、この3つの条例案についてのお尋ねだと思います。でその中の真ん中に申しました職員の給与の削減条例案については、議会において地域経済への影響があるということを理由に否決をいただいたものでした。ただ、本日づけで政府が給与の実態調査を予定していることから本日現在の職員の給与のラスパイレス指数がおそらく今後のさまざまな交付金等の算定における指標になってくる可能性が極めて高いということから、また、26日の否決でしたので、営業日としては27日、28日の2日間しかありませんでしたから、臨時議会を招集する暇がありませんでしたのでやむをえず給与の本体部分、月額のみに限って専決処分をさせていただきました。ですから地域経済に配慮いたしまして手当の部分については、専決の中には含めないということです。ラスパイレス指数に関わるところだけ最小限の専決をさせていただきました。この内容については職員組合とも合意済みです。内容について、今後、議会に対しては議会を開いたときに承認を求めるという手順が残っております。先ほどの積み残しというお話ですが、議員の報酬に関わる2議案、そして三役の給与削減に関する該当部分については、それぞれ否決のまま置いておりますので、三役の報酬については、これは次の議会に削減という形でお諮りしていきたいと考えています。議員の報酬につきましては、今後、議会と調整をしながらタイミングを見て考えていく必要があるかと考えています。

記者

 とりあえず市長と副市長と教育長の10パーセントカットを出されるということですか。

市長

 職員の給与をカットしている以上、上に立つものも当然必要になってこようかと思いますので、この点について議会に否決をされましたから、議会に否決された条例そのものを専決承認することは望ましくないと思いますので、緊急やむをえないというところでラスパイレス指数に関する部分だけを専決させていただいたということでございます。

記者

 この専決処分というのは例えばですが、議員の報酬は取り扱えないんですか。

市長

 それは好ましくないと思います。

記者

 臨時議会を今月中に。

市長

 するかどうかは議会と協議をしながら、そのタイミングが合えば見計らっていきたいということでして、難しければ仕方ないところもあろうかと思います。職員の給与については専決によって効果が出ていますので、承認、不承認については次の議会で行っていただく行為だと理解しています。

記者

 専決処分に対して承認、これが不承認になればどうなるのですか。

市長

 不承認の場合、その復元について努めなければならない。ということですので元の条例に戻す条例を提案してく形になるかと思われます。

記者

 また否決される可能性あるんですか。

市長

 不承認ですか。不承認になった場合は元の給与条例に戻す改正条例を提案する形になります。これは地方自治法の改正の中で盛り込まれたものでして、鹿児島県の方で専決処分を乱発したことが以前にあったことを防止する観点から専決承認が不承認になった場合の改正案に盛り込んで国会がまとめたというものです。ですから議員報酬については専決するということは実務上ありえないと思っております。少なくとも議員の身分に関することは自律性ということが大事だと思いますので、今回の6月議会において議員の身分について議論する土壌が十分にできてきたと思いますので議会で適切に対処していただくことを期待しております。

司会者

 その他何か質問はありますか。

記者

 今日の3時45分に中学校に行こうかと思っているんですが、この発電システムを見ることはできるんですか。

教育長

 はい。

司会者

 他に何かありますか。なければこれで終了します。次の定例記者会見については、8月8日(木曜日)午前11時からこの会場でさせていただきます。

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